[308] 裁判記録を読んで 投稿者:大阪の人 投稿日:01/05/31(Thu) 18:20
猛獣さん、こんにちわ

裁判資料の収集おつかれさまです。
ただ、明け渡し訴訟の資料だと、会館側の申し立て理由ばかりが
強調されます。事件の根本を問うには、同じく67年3月の時点の
仮処分命令からの、双方の主張と、それを判断した司法側の決定
とを時系列で追う必要があると思います。

とりわけ、猛獣さんが知りたい、当方も知りたい肝心の点は
「暴力」であります。暴力沙汰に関して、責任の所在はどこにあるか
ということ、また当時あるいはその後の「*年史」だとかの年表で
事実をねつ造していたのはどちらの側か、ということです。
事実の経過がつごうがわるい側が、自らの史実をねつ造します。

しかし、今回の資料も有益です。
いろいろ、るる会館側は理由を述べていますが、これがほぼ全面
的に覆って最後には「和解」で「解決金」を支払い、暴力沙汰に

| 原告は、原告管理下の、善隣学生会館内でおきた暴力事件について、
|管理者として遺憾の意を表する。

と認めざるを得なくなりました。
『日中友好運動五十年』とかが、本件をはしょって記述しているのは
往生際が悪いというか、反省が足りないというか、大人げない、と
いうことが(他でもない)猛獣さんの執念の資料収集作業の成果として
白日の下にさらされたわけで、これは当方のような者がいいたてるよりも
何倍も説得力があると言えます。

|(6) 東京・飯田橋にあった「善隣学生会館」は中国人の学生寮だったが分裂前の
|日中友好協会は同会館内に事務所を設けていた。日共系と訣別し日中友好協会
|(正統)を旗上げした日中友好・中国支持派が混乱を避けるために事務所を移した
|のちも、日共系が引き続き同会館内に事務所を置いていたため、中国人学生たち
|が「会館は日中友好のために使用するものである」として、反中国・反日中友好に
|転じた日共系に対し、立ち退きを要求、紛争が生じていた。六七年二月二八日、
|日共系が民主青年同盟などの青年を動員して中国人学生を襲撃し、多数の負傷者
|を出す事件を引き起こした。これに対して日中友好協会(正統)や国際貿易促進
|協会など日中友好諸団体も、多数の人びとを動員して中国人学生を守る態勢を
|とったことから、この事件は日中友好と反中国・反友好の鋭い対立を象徴する
|出来事となった。やがて日共系は同会館から退去した。

↑ほら、「出来事となった。やがて」と間の問題点をはしょっているでしょ?
都合の悪いことはほうかむり。暴力沙汰を会館が遺憾の意まで表明しているのにね。
この本は2000年春の刊行になるものです。驚くばかりのいいつくろい。

これが暴力沙汰に無関係な第三者、単なる間借り人同士のトラブルという
事ではなくて中島健蔵氏らの会館理事会側は暴力事件について、暴力集団を
不法に寝泊まりさせたり(「若い眼でみた文化大革命」を見よ)友好協会
への迫害や暴力沙汰を容認、鼓舞してきたことが、不当であり、これを
不当だとして謝罪を盛ることを条件として、(もちろん解決金も加えて)
はじめて、会館側の実質全面敗北で和解に至ったということでありました。
そもそもは「不当に占拠しているからでていけ」なのに、結論の和解では
「暴力行為への遺憾」に言及し、解決金を支払わされる始末。このお粗末。

十代であった猛獣さんたちを適当にタブラカすぐらいのヨタは放言できても
裁判所で白黒つける段になると、さすがに結論はこのようになってしまう。
あとは、ひたすら、猛獣さんたちには、わからないように伏せるばかり。
これが文革追従者たちの組織のやり方でありました。

ところで
当方が#296番で書きました批判に、答えてくださってありがとうございます。
モノは申して見るものだと、コレスポンダンスが多少なりとも成立した気
が致します。「批判に答える」とは今回のような新資料の収集でありまして
「言い返し」型の”罵トリック”ではけしてない、ということであります。

|オーディエンスの皆さん、この猛獣文士さんの態度を
|どうお読みになりますか。全体に当方の議論を揚げ足をとる戦法で返して
|いるだけでありまして、議論を深める気が見受けられません。また当方
|の書いたものの引用ばかり長く、自ら何かを解明する積もりもない。もはや
|HP主旨の67年春の真実は果たして?という態度からどこまで転落した
|か、お化粧がはげちゃったかが浮き彫りであります。
|
|猛獣さんたち寮生の主張なるものは、だいたいこのBBSの経過のような
|経過を辿り、無意味な雑言を投げ付けるだけ投げ付けた後に散り散りに
|なり、腰砕け、竜頭蛇尾に終わるようです。最初はいさましく、誠実そ
|うなんですけれども、現実の社会問題全般に渡る問題解決能力に欠けて
|いまして、ものの役に立たないということが惜しい点です。

今後も、当初のHPのご主旨を竜頭蛇尾に終わらせないようにご活躍される
事を期待します。

[309] はじめまして 投稿者:傍観者(初代) 投稿日:01/06/03(Sun) 01:11
 この掲示板では初めて発言いたします。傍観者(初代)と申します。
ちょっと奇妙なハンドル名ですが、これは某掲示板で使っていたものです。
そこで猛獣文士さんとも知り合い、多少のやりとりをしました。ここも開設
以来興味深く拝見しておりましたが、昨年秋くらいから仕事が猛烈に忙しく
なって書き込みできませんでした。いま、ちょっと余裕ができましたので
書き込みする次第です。もっとも、たいしたことは書けませんが。

>
> 十代であった猛獣さんたちを適当にタブラカすぐらいのヨタは放言できても
> 裁判所で白黒つける段になると、さすがに結論はこのようになってしまう。
> あとは、ひたすら、猛獣さんたちには、わからないように伏せるばかり。
> これが文革追従者たちの組織のやり方でありました。

 この書き込みをした「大阪の人」さんは、書き込み内容から推測するに日本
共産党に好意的なようです。それに対して、猛獣文士さんは日本共産党に否定
的なようです。
 それぞれの立場からのやりとりがここで延々となされてきたわけですが、どう
もお二人とも重大なことを見落としているように思います。

 それは、善隣学生会館事件があった67年2、3月は、日本共産党といわゆる中国派
との分裂から数ヶ月しかたっておらず、いわゆる中国派の人々の大部分はほんの数
ヶ月前までは日本共産党員だったことです。
 大阪の人さんの言う「文革追従者たちの組織のやり方」は突然形成されたのでは
なく、日共党員時代の作風を引き継いでいるとみるべきでしょう。

 私は文革派の人々とも接したことがありますが、当時(七十年代)から嫌悪感を
覚えました。林彪事件を経て、文革の破産がすでに明確になっているのに、それを
なんとか隠蔽しようとしていることが、はっきりわかりました。
 と同時に、日共系の人とも別の場で関係を持ちましたが、こちらも好きになれま
せんでした。
 当時も今も、私は日共系と中国派は五十歩百歩だと思っています。

 
> 今後も、当初のHPのご主旨を竜頭蛇尾に終わらせないようにご活躍される
> 事を期待します。

 私も同感です。仕事は今も忙しく定期的に書き込みできるかどうかわかりません
が、覗いてはいます。

 ところで、川上徹『査問』はもうお読みになりましたか。>猛獣文士さん

[316] Re: はじめまして 投稿者:大阪の人 投稿日:01/06/09(Sat) 04:21
re:309
傍観者(初代)さん、こんにちわ

某BBSの猛獣さんとのやりとりは拝見させて頂きました。

| この書き込みをした「大阪の人」さんは、書き込み内容から推測するに日本
|共産党に好意的なようです。それに対して、猛獣文士さんは日本共産党に否定
|的なようです。
| それぞれの立場からのやりとりがここで延々となされてきたわけですが、ど
|うもお二人とも重大なことを見落としているように思います。
| それは、善隣学生会館事件があった67年2、3月は、日本共産党といわゆる中
|国派との分裂から数ヶ月しかたっておらず、いわゆる中国派の人々の大部分は
|ほんの数ヶ月前までは日本共産党員だったことです。
| 大阪の人さんの言う「文革追従者たちの組織のやり方」は突然形成されたの
|ではなく、日共党員時代の作風を引き継いでいるとみるべきでしょう。

磁石に砂鉄が吸い寄せられるごとく、おもしろい人士が文革に吸い寄せられて
行ったという見方もできます(笑)。

| 私は文革派の人々とも接したことがありますが、当時(七十年代)から嫌悪
|感を覚えました。林彪事件を経て、文革の破産がすでに明確になっているのに、
|それをなんとか隠蔽しようとしていることが、はっきりわかりました。
| と同時に、日共系の人とも別の場で関係を持ちましたが、こちらも好きにな
|れませんでした。
| 当時も今も、私は日共系と中国派は五十歩百歩だと思っています。

傍観者(初代)さんにも、納得される党に日本共産党もいずれは成長するで
しょう。それはそうと、一つ感じた事があります。傍観者(初代)さんは
「日共系」「中国派」の対立を見ておられて、これは猛獣さんの図式である
「寮生」対「日本共産党」よりも、リアルな日本の60年代70年代の現状であっ
たと思います。

しかしながら、ここは「中国党・政府」の、丸ごと文革に奪権された状態の
誤った路線、政策と、日本共産党との対立図式が、やはり正しいと思う。事
を国内的に絞って見られるのは当方と見方が一番違う所です。まあ文革追従
者たちはなかなか本音として「自分たちは中国党政府から金もらって指導も
受けて動いている」なんて口にはださないのですが。それが通らないと何故
1998年に両党合意して、これで関係正常化で、中日友好協会とも関係がつき
すぱっと話が通るのかがわからなくなるからです。

またこの中国党・政府からの干渉という行為を見ないと、やはり両成敗的
に「おあいこ」となります。98年合意は「おあいこ」ではありません。
猛獣さんのご努力でほりあてられた、立ち退き訴訟の「和解」の件でも
当方の管見では「おあいこ」というような和解内容とはとてもいえないもの
でありました。西武の社長の堤氏が1966年の両党会談の決裂を日本党の
自主性の発露であることと見て、それが日本の知識人の中での文革への
総崩れにならないで済んだ、ある種の歯止めとなったというような話をどこ
かで書いていました。

また、文革派として狭義に言えるのは、どこまででしょうか。日本社会党の
路線は、二股にソ連とも通じて、両者から資金提供を受けて運営されていま
したし、「造反団」なんていって、ピュアな文革派の内部でも、なかなか
一本化はしないで、あれこれあったようです(これは日中出版が友好協会
と離れていったのとはだいぶ意味が違います)。

|> 今後も、当初のHPのご主旨を竜頭蛇尾に終わらせないようにご活躍される
|> 事を期待します。
| 私も同感です。

猛獣さんは、ここにいたく傍観者(初代)さんの批判を見ているようです。
この経過は当方にも興味深いものです。あるパターンをえがいていて。

|しかしながら、猛獣文士さんの上の書き込みを読んでいると、初めから
|第一のケースすなわち日共は間違っていたが結論として猛獣文士さんの
|頭のなかにあるようです。これは、「このページの趣旨」とも違うので
|はないでしょうか。
| ついでに書くと、大阪の人さんは第二のケースが正しい、という予断
|があるようです。私自身の現在の立場は、第三のケースでしょうか。

そうですね。ただ猛獣さんと傍観者(初代)さんとは、結論を先にご自身
で納得されている点は共通なさっておいでです。当方はもしも日本共産党
に何か欠点があれば、それは知りたいと思っています。ただし何でもかん
でも悪口の言い合いをするつもりでこのBBSに首をつっこんでいるわけ
ではありません。60年代後半から始まり、結局98年まで続いたこの一連の
経過の中で、日本党はどのように1)困難を克服してきたか2)当時はそ
れほど明確でなかった路線や方針があきらかになってきた事3)悪かった
点、それがどのように克服されてきたか、等に、どちらかというと興味が
あります。当方が猛獣さんに反論でしているのは、どれも未だ些末な枝葉
の議論でありまして、本式に何か日本党側が自省を迫られるような課題や
事件は、まだ猛獣さんからは教えて貰っていません。

| ここで強調しておきたいことは、猛獣文士さんと大阪の人さんの対立
|の基調となっている「文革派」「日共系」の対立は今日ではもはや無意
|味であり、現実もそのように進んでいるということです。

現実にそのように進んでいるのは当方が、第一回目の書き込みから指摘し
ていることなのですが、猛獣さんはいつごろこの件をご認識なさったので
しょうか。システムの不具合のせいで、消えてしまった項目も含めて
数十回1998年の両党合意の件を書き込んで、猛獣さんも、これを見つけて
ウェブにも載せて下さった後なんですけれども。

ただし「日共系」「文革派」の対立(衝突)は遠い昔の事ではありますが
有象無象の日本共産党と対立する側からの宣伝材料としては、これを逆に
「日本共産党は毛沢東の文革と同根の暴力主義だ」なりという宣伝は今も
たくさん流されます。猛獣さんの書き込みようも、まるで昨日今日の事件
であるかのように、「日共の暴力」と主張しておいでです。

ちなみに猛獣さんのこれまでの議論からは、日本人全員がある種の「反中
国」の拝外主義にを昔から帯びていて、その典型的な現れとして日本党の
この事件での「暴力」があると。そしてこの日本党の「暴力」を追及する
事から始まらねば、たとえば彼としては都知事の「三国人発言」なんかの
批判には向かえない、串刺しに批判するつもりだけれども、まずは第一撃
として何よりも日本共産党と叩くのだと。このようなご意見ではなかろう
かと思います。

|過去ログに、華青闘が中核派と同席した云々という書き込みが
|ありましたので、触れておきます)

訣別の言葉だとしながら「暴力主義の非難」も「精算」もなされないまま
まさに71年ごろに「同席」するのは、どちらが「暴力」かというときの
有力な証拠としてあげました。別に同席した事を許せないということでは
ありません。華青闘が暴力主義をとるならば、これは必然だと思います。

| たとえば、長い間「文革派」の拠点研究所であった(社)中国研究所
|でも、現在では日共系の代表的学者の一人である丸山昇氏(中国現代文
|学研究、東大名誉教授)が所員となっています。他にも日共系所員がい
|るようです。もちろん、九十年代に入ってからの参加です。

ほう。これは新発見。知りませんでした。

[319] 大阪の人さんへのお答え 投稿者:傍観者(初代) 投稿日:01/06/09(Sat) 12:15
 大阪の人さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
 お答えすべき点もあるので、私の考えを書いておきます。

>| 大阪の人さんの言う「文革追従者たちの組織のやり方」は突然形成されたの
>|ではなく、日共党員時代の作風を引き継いでいるとみるべきでしょう。
>磁石に砂鉄が吸い寄せられるごとく、おもしろい人士が文革に吸い寄せられて
>行ったという見方もできます(笑)。

 文革派の人々は、自分の日共党員時代についてまず完全といっていいほど自己批判
していません。これは、同じ日共除名・離党組でも安東仁兵衛氏らいわゆる構革派が、
自己の日共党員時代の路線、運動スタイルを文章で振り返り自己反省、自己批判して
いるのと大きな違いです。また日本共産党の文革派(日共用語でいう盲従派)批判も、
私の知る限りでは、日共党員時代の彼らの活動については批判していません。
 文革派の運動スタイルは日本共産党員時代に形成された、と私が判断するゆえん
です。


>しかしながら、ここは「中国党・政府」の、丸ごと文革に奪権された状態の
>誤った路線、政策と、日本共産党との対立図式が、やはり正しいと思う。事
>を国内的に絞って見られるのは当方と見方が一番違う所です。まあ文革追従
>者たちはなかなか本音として「自分たちは中国党政府から金もらって指導も
>受けて動いている」なんて口にはださないのですが。

 中国共産党の干渉の問題について。私が、日本共産党の(日本の)文革派批
判で一番なじめないのがこの部分です。盲従派・盲従分子という呼称もそうで
す。

 六六・七年当時の中国共産党は、北京を世界革命の中心にしようと考えてい
ました。これは、公式文献にも記されています。だから、中共が各国に自己の
考えを信奉する勢力を作り出そうとしたことは、事実でしょう。
 しかし、そのような中共の働きかけに応じた人々はあくまで自己の判断で応
じたのであって、盲従というようなものとは性格が違うと思います。
 
 金の問題ですが、「中国党政府から金もらって・・」という証拠があるので
しょうか。また「党政府から金をもらう」というのはどういうことでしょうか。

 戦後、多くの日本の青年がフルブライト奨学金でアメリカ留学しました。その
多くは、帰国後親米派になりました(小田実のような反米になったのもいますが)
が、誰も彼らはアメリカから金をもらった、とは言いません。
 同様に、中国政府の奨学金で中国留学する人は、今日でも私の周囲にたくさん
います。中国政府または中国の大学などの費用負担で中国訪問した学者もいくら
でもいます。彼らも「中国から金をもらった」ということになるのでしょうか。

 中国派の人たちが中国に無料招待されたり、中国滞在中の小遣い銭をもらった
りした程度のことはあるでしょう。しかし、これは決裂以前の日本共産党も同じ
ことでしょう。この掲示板で話題になった宮本顕治氏の「中国大名旅行」も、少
なくとも中国国内費用は中国側負担であった筈です。宮本氏は「中国から金をも
らっていた」ことになるのでしょうか。

 もちろん、「文革派」が経営する商社などが中国から優待されていたこと、そ
のような商社がいわゆる中国派党派に政治献金していたことはあったでしょう。こ
れは、文革派の人たちも、必ずしも否定しませんでした。しかし、これは日本企業
が日本の政治勢力を支援することであって、「中国から金をもらう」とはまったく
違います。

 文革中から、日本の「中国派」はさまざまに分裂します。もし彼らがほんとうに
中国に盲従し中国からの金を主要な活動源にしていたら、中国党政府の鶴の一声で
簡単に統一できた筈です。実際はなかなかそうならず、中国党政府も彼らには手を
焼いていました。
 また、文革終結後に、最大の中国派であった日本共産党(左派)は、あっさりと
アルバニア派に転換してしまいます。もし日本共産党(左派)が真に盲従であり中
国党政府の金に依拠していたのなら、あのようにあっさりと方向転換できない筈で
す。これは、彼らがそれなりに自主的に「中国派」になり、さらにやはり自主的に
「アルバニア派」になった証拠ではないでしょうか。

 大阪の人さんの論理でいけば、日共左派がアルバニア派になったのは、アルバニ
ア党政府から中国以上に金を貰えることになったからだ、ということになります。
大阪の人さんは、何かそのような証拠をお持ちでしょうか。私の知る限りでは、日本
共産党ですらそのような主張はしていませんが。

 結局のところ、中国派が中国党政府から金をもらっていた、というのは、具体的
な根拠がなく、昨年の反共選挙ビラと同様のデマ宣伝であると私は考えています。
大阪の人さんが真に革新統一戦線の形成を望むのなら、このようなデマ宣伝をまず
辞めるべきです。
 もし、大阪の人さんが、明確な根拠を示せないまま、相変わらず中国派は中国から
金をもらっていた、と主張するなら、それは大阪の人さんが日本共産党に盲従している
なによりの証拠となるでしょう。

>西武の社長の堤氏が1966年の両党会談の決裂を日本党の自主性の発露であること
>と見て、それが日本の知識人の中での文革への総崩れにならないで済んだ、ある
>種の歯止めとなったというような話をどこかで書いていました。

 堤氏のこの文章は読んでいませんが、ある程度はそういうことは言えるでしょう。
私が同時に残念に思うのは、文革を批判した日共系知識人の少なくない人が、六六
年以前はたいてい今日では目もあてられないような中国礼賛をしていることです。た
とえば、一千数百万の餓死者を出したと言われる大躍進についてです。日本共産党や
その翼下の人が、六六年以前から「自主独立」であれば、どれほどよかっただろうと
思います。

 ついでに書いておくと、かつての文革派でも、今日では中国の否定面を鋭く批判する
人もたくさんいます。ある人が、日共系と文革派の違いは、六六年に自主独立になった
か七六年になったかの違い、と言っていました。私もこの意見に賛成です。

>また、文革派として狭義に言えるのは、どこまででしょうか。日本社会党の
>路線は、二股にソ連とも通じて、両者から資金提供を受けて運営されていま
>したし、・・・

 「文革派の範囲」はなかなか難しい問題です。今の私の考えでは、次の四つです。
一、日本共産党の除名・離党組
二、ML派、京浜安保共闘など新左翼系で文革路線に共鳴したグルーブ
三、旧日本社会党の一部
四、以上の各種政治勢力に属さない無党派・小グループの文革支持派

 私は、日本の文革派は中国への盲従ではなくそれなりに自主的独立的に形成されたと
考えているので(中国の働きかけをまったく否定するわけではありませんが)、その中
心も一つではないと認識しています。この四つが複雑にからまりあっているのでしょう。

 旧社会党がソ連・中国の両方から金をもらって運営されていた、というのは初耳です。
こういうデマを書くのは本当におやめになったほうがいいと思います。

>傍観者(初代)さんにも、納得される党に日本共産党もいずれは成長するで
>しょう。

 そうなることを、右傾化が音をたてて進む日本への歯止めのためにも心から
期待します。私も、自治体首長選などでは共産党系候補者に投票したことも
あります。もっとも、上のようなデマを平気でとばしているようでは、なお道
遠しの感が強いのですが。

[323] Re: 大阪の人さんへのお答え 投稿者:大阪の人 投稿日:01/06/13(Wed) 18:19
傍観者(初代)さん、こんにちわ
当方の用意が不足しておりまして、お答えとしては部分的なものに
なってしまいますが、今わかっているものと、即答できるものだけ
ご質問に答えさせていただきます。尚、これはHPの趣旨からは
だいぶ離れた、ごくごく些末な枝葉の部分でありまして、それが
本道からそれているのは、なりゆきでありまして、傍観者(初代)
さんのせいでもないし、猛獣さんにはすまない事ですが、この項だけ
お許し下さい。

|同じ日共除名・離党組でも安東仁兵衛氏らいわゆる構革派が、
|自己の日共党員時代の路線、運動スタイルを文章で振り返り
|自己反省、自己批判しているのと大きな違いです。

安藤仁兵衛氏の事は、よく知りません。もうしわけない。
また、文革派の日本人が、反省や自己批判をしない、というのは
彼らの思考パターンがそうさせたのでありまして、おくとして
このBBSでも何度か触れていますが、「日中友好裏面史」に於きまして
「3年守り抜く」の橋爪氏は大躍進の頃北京に呼ばれて、「人民が
苦労しているのもつゆ知らず、豪華な食事と酒でもてなされ、躍進
ばなしに拍手していた自分」を反省的に回想している箇所が見えました。

私見ですが、日本共産党にとり、この政権党とのつきあい方を考え直す
一番のきっかけはルーマニア党チャウシェスク政権との関係からではないか
と考えます。

チャウシェスク=宮本という個人名で、核兵器廃絶と覇権主義反対で
共同声明を発していました。ところで、89年ごろからルーマニアが
日本社会党を美化したりし始めた、と赤旗は報じ始めます。そして
社会党美化や、その直後の天安門事件を中国政府を擁護した事に関して、
ルーマニアの態度を批判します。その直後にこの政権は崩壊してしまいます。
そして崩壊後に世界であきらかになったのは、エイズの蔓延であったり
孤児の大量発生であったり、”ルーマニアの妖精”と言われたコマネチ
氏がチャウシェスク氏の息子に暴行されていたり、ひどい人民抑圧の
専制政治体制であったという事実です。共同声明の内容としましては
核兵器廃絶の課題や覇権主義に反対する課題というのは今も意義ある
話ではありますが、また崩壊直前には(単に理屈をつけるための口実
だったかどうかは不明ですが)社会党美化や中国の第二天安門事件
擁護に関しては真っ向批判していたものの、それでも相手の内政があれ
だけひどいものであったということを見抜けなかった。これは【先駆性】
として褒められたことではありません。66年までの中国とのつきあい方
も本質的にはこれと同然であります。

こうして、傍観者(初代)さんのご指摘のように、中国共産党と仲良く
していた時代の事を日本共産党側が反省的に自己批判したということは、
多少はあるにせよ、それ自体がだいぶ歴史が下って後の事であります。

しかしながら、友好関係にある党と親しくする、というときに、相手
の国を革命路線をどうこうというとか、共同声明で日本共産党打倒を
呼号するとか、そういうのは干渉であります。日本共産党と中国共産党
との会談で、ソ連党を共同批判しろとした毛沢東氏に宮本氏らが従う
事を拒否したのはまさにこの第三者への共同行動であるからだと宮本氏
は書いています。

|私の知る限りでは、日共党員時代の彼らの活動については批判していません。

典型的な例としまして、西沢隆二(ぬやまひろし)氏がどのような経過
で除名されたかという話は、論文に残っています。「西沢隆二の詩と真実」
だったかな。従い、日本共産党時代の彼らを批判していない、ということは
ありません。「文革礼賛者たちの節操」は宮森氏の個人著作ですが、これには
他の人物、除名者の党員時代の事が実録として結構書かれています。(左派)
代表の福田正義氏に至っては、(左派)内で内紛があり、暴露されるまで
「古くからの裏切り者」であった事を隠して日本共産党に潜入し、(左派)
として中国党政府に取り入り、しつづけていたのだと。しかし国会議員であった
西沢隆二氏などは国民との関係有権者との関係で説明せねばならない責任が生じ
ますから触れるにせよ、そうでない「文革派」に関して、その党内でのありかた
を公表してまで殊更論争するかというと、それはしない。大人の判断です。

| 中国共産党の干渉の問題について。私が、日本共産党の(日本の)文革派批
|判で一番なじめないのがこの部分です。盲従派・盲従分子という呼称もそうで
|す。
| 六六・七年当時の中国共産党は、北京を世界革命の中心にしようと考えてい
|ました。これは、公式文献にも記されています。だから、中共が各国に自己の
|考えを信奉する勢力を作り出そうとしたことは、事実でしょう。
| しかし、そのような中共の働きかけに応じた人々はあくまで自己の判断で応
|じたのであって、盲従というようなものとは性格が違うと思います。

うーむ。当方としましては、趙安博氏や周恩来氏の発言も重要です。また猛獣
さんご自身が今まさに明らかにしようとしている華僑への中国党政府からの
工作という点から見ても、これをよけて話はできません。とりわけ猛獣さんが
主張されていることは、当時まったく日本国内では知られていなかった重要な
証言に充ちていて私は非常に関心をもって注目しています。従い、「自主的に
中国派、文革派になっていった」人もいれば、中国党政府から指示をうけたり
北京放送や人民日報に愛国華僑と呼ばれて舞い上がったした人がいたということ
北京空港まで出向き、赤旗特派員や日本党代表をどつきまわすのにわざわざ
かけつけた日本人もいたということ、これらが組合わさり、オールスターズ
(混成軍)であったと思います。「文革派」に自主的になった日本人だけが
日本共産党と対決していたわけではない、という事はこれで証明されます。

それから「文化大革命簡史」という中国共産党の文献の翻訳で知ったことです
が「盲従」という語は、中国共産党内では特有のタームであったようです。
同文同種の漢字文化ということで、語感の違いがむしろ気が付かない。
多少とも内実を知っていた日本党の側からのレッテルとしては、これは非常に
理にかなった語であったろうと思います。「文革派」内部の分裂の件ですが
これは中国の文化大革命そのものが「革命委員会」と「造反団」だとか各派閥
が「武闘」しあうというような、本来的に彼らの論理に根ざした事ではないで
しょうか。”実権派と名指しされた者もまた主観的には熱烈な毛沢東思想の支持
者であった”というような話は枚挙にいとまがありません。
また中国政府の豹変する政策に付いてゆけずに混乱するというのも「外国頼み
の日本に根のない勢力の証明」だとの主張は当方には非常にわかりよい、すっき
りした表現と思います。また、その豹変した中国政府党の政策に、刻々と追従
してゆく節度のなさは、それはそれで非難されるべきだしそうでなかった
(左派)などは、日本党と別れ対立していた土台を失ったのにそれでも
日本共産党憎しという部分だけは忘れずに頑張っていました。

ちなみに何を豹変と非難するかというと、72年の国交回復交渉の頃から中国
党政府、あるいは軍幹部から「日米安保条約はビンのふただから構わない
むしろ軍事費も増やしたらどうか」という話が伝わってきました。こうした
事を第二の局面の中国からの内政干渉だと見るわけです(今は「外国軍の
駐留(安保の事をさす)はよいとは思わない」というような正常な立場に
中国政府も戻りましたし、今度は干渉にならないように、「思わない」と
だけ指摘するようになりました。これは日本の軍事同盟をみる【認識が正し】
く改まったばかりでなく、批判の【節度に於いても正しい】態度といえます)。

”東京に手をのばして、犬の頭を殴ってやる”なんてね・・・

今の猛獣さんは、むしろ67年ごろの中国政府・党の指示や影響に固守して
おられて、江沢民指導部の党政府の98年合意に「合意は合意としてよいこと」
等とおっしゃいますものの、少し距離を置くスタンスのようです。当方が
「勝ち組」*だと猛獣さんを指摘するのはここです。
*(南米などの入植者日本人の狂信的な日本帝国主義礼賛者。「負け組」の入
植者にテロ行為も働いたらしい)

| 金の問題ですが、「中国党政府から金もらって・・」という証拠があるので
|しょうか。

日中友好新聞縮刷版に、この67年春ごろの衝突事件のさなかに、突然
(誤ってでしょう)フラン紙幣で振り込みがあったという確認の電話が
着たという報があります。こうした振り込みは外国からですよね。

|また「党政府から金をもらう」というのはどういうことでしょうか。

日本共産党を打倒する、という目的と意図で資金を貰うということです。
フルブライト等奨学金や、国賓として招いた際の供応とは性格が異なります。
ただ、国賓として招くだとかそういう事は政権党として向こうの事情で
しているわけで、これをうまうまと全面的に「ごっつぁんです」と頂くの
は日本共産党としていましめるように、最近なったばかりのようですが。

|彼らも「中国から金をもらった」ということになるのでしょうか。
| 中国派の人たちが中国に無料招待されたり、中国滞在中の小遣い銭をもらった
|りした程度のことはあるでしょう。しかし、これは決裂以前の日本共産党も同じ
|ことでしょう。この掲示板で話題になった宮本顕治氏の「中国大名旅行」も、少
|なくとも中国国内費用は中国側負担であった筈です。宮本氏は「中国から金をも
|らっていた」ことになるのでしょうか。

この傍観者(初代)さんのご指摘は当然です。そしておそまきではあります
が90年代に入りまして日本共産党はこれを克服した、というのが私の認識です。

[324] Re^2: 大阪の人さんへのお答え 投稿者:大阪の人 投稿日:01/06/13(Wed) 18:21
傍観者(初代)さん、少し長くなりましたので、分けます。
今しばらくおついあい下さい。

| もちろん、「文革派」が経営する商社などが中国から優待されていたこと、そ
|のような商社がいわゆる中国派党派に政治献金していたことはあったでしょう。こ
|れは、文革派の人たちも、必ずしも否定しませんでした。しかし、これは日本企業
|が日本の政治勢力を支援することであって、「中国から金をもらう」とはまったく
|違います。

これは、重大な認識の相違です。今現在、日本共産党はそのような友好商社に
よって献金なんて方式は拒否しています。「企業団体献金」のたぐいです。
社民党も「企業献金の禁止」を公式には主張しています。まさしくこれが
外国勢力からの干渉です。こんな事をしなければ財政がやってゆけない組織
なんて非難されて当然と思います。KSDもロッキードも追及できないじゃ
ないでしょうか。

| 大阪の人さんの論理でいけば、日共左派がアルバニア派になったのは、
|アルバニア党政府から中国以上に金を貰えることになったからだ、という
|ことになります。大阪の人さんは、何かそのような証拠をお持ちでしょう
|か。私の知る限りでは、日本共産党ですらそのような主張はしていませんが。

たしかに。アルバニアが(左派)に資金を出した証拠はありませんね。
あのころの(左派)はどのようにして喰っていたのでしょうか?
但し、(左派)が大幅に勢力を減らし、72年以降の中国党政府の政策に
忠実に従っていた組織が(左派)の代わりに台頭してきます。この勢力は
そしたらどうして(左派)に取って代わって力を発揮できたのでしょうか。
毛沢東仕込みの人民戦争に勝利したのでしょうか。日本国民にト小平氏の
訴えかけが浸透したというのでしょうか。この世代交代が発生するのも
資金の流れがどのように動いているかと関連すると私は見ます。それが
日本労働者党であり、日本労働党でありました。

また、不破氏らが中国党と会談するために予備会談したりした中で中国党
側からコメントあったのは、「90年代に入ってそれらの党との資金面での
関係は途切れた」という事でした。不破氏はいろんな所でこの話をして
います。

| 結局のところ、中国派が中国党政府から金をもらっていた、というのは、具体的
|な根拠がなく、昨年の反共選挙ビラと同様のデマ宣伝であると私は考えています。

再度申します。「友好商社からのピンハネを除く」ならば、それはおっしゃる
とおりでしょう。しかしこれは自主的財源とは申せません。

それと「中国共産党との新しい関係」のパンフは是非手にとってご覧に
なることをお勧めします。中国党の中連部の部長の面前で不破氏は内政
干渉の件を何度も指摘し、部長さんは黙ってこれを拝聴し、中国党の
最高レベルまでこれを伝達しています。合意の内容も「3,中国側は、
60年代の国際環境と、「文化大革命」などの影響を受け、両党関係に
おいて、党間関係の4原則、とくに内部問題不干渉の原則にあいいれない
やり方をとったことについて真剣な総括と是正の措置をおこなった。
日本側は中国側の誠意ある態度を肯定的に評価した」とあります。

これをみないでは本質に迫れません。実は当方は猛獣さんをマル共ウェブ
で見たときにすでにこれを知っていた。このパンフなり赤旗記事なり
の分だけ、「一日の長」があっただけなのですが、以後猛獣さんの
議論とは、(ライフワークにされている猛獣さんであるのに)一歩も
ひかず、真っ向勝負できたわけです。

「文革派」と「日本共産党」との、セクト主義者同士のあらそい、と
するのは、少なくともこの公式な両党合意をふまえた議論ではないと
思います。

| 堤氏のこの文章は読んでいませんが、ある程度はそういうことは言えるでしょう。
|私が同時に残念に思うのは、文革を批判した日共系知識人の少なくない人が、六六
|年以前はたいてい今日では目もあてられないような中国礼賛をしていることです。た
|とえば、一千数百万の餓死者を出したと言われる大躍進についてです。日本共産党や
|その翼下の人が、六六年以前から「自主独立」であれば、どれほどよかっただろうと
|思います。

これは、ある種の「修正的歴史観」ではないでしょうか。ないものねだりと
いうか。先ほどからのいろんな論を踏まえて申し上げたいのですが、理想に
そう状態から出発することはないでしょう。走りながら考えてゆく事もある
でしょう。その中で、戦後の日本に於いてはこの自主性というのは大きな課
題です。危惧されている日本の右傾化も、一方で大きな事ではありますが、
右翼らしさの核心の自主性に関しては、まったくと言っていいほどダメです。
「ノーと言える日本」なんて本はでていますが、「横田を返せ」だって取り
下げしまう「右翼」では、その本質に於いて重大な躓きがあると思います。
おそらく戦後右翼はどこも、アメリカに刃向かえません。

| ついでに書いておくと、かつての文革派でも、今日では中国の否定面を鋭く批判する
|人もたくさんいます。ある人が、日共系と文革派の違いは、六六年に自主独立になった
|か七六年になったかの違い、と言っていました。私もこの意見に賛成です。

いつ自主性を獲得しようと、自主独立の路線になるのはよいことです。
ただし、「3つ子の魂」ではありませんが反共だけはしっかりと忘れない。
自民党とも癒着して、反共包囲網を作るなんて(日本労働党など)いかがな
ものでしょうか。中国を鋭く批判する一方で自民党政府に対抗しないでいる
ならば、それは無意味です。安保条約反対の課題が(辛うじて60年代のうち
は主張していたのが)、なげすてられています。

| 旧社会党がソ連・中国の両方から金をもらって運営されていた、というのは初耳です。
|こういうデマを書くのは本当におやめになったほうがいいと思います。

中央公論社の新書で(書名どわすれ)ありました。著者は(どわすれ)別に
日本共産党側の人ではなさそうです。また不破氏が言明して
います。ソ連の封印されていた文書の中からでてきたそうです。「われわれ
の中国派から友好商社を通じて資金を貰っているが、それも細ってきた」とか
月々何千万円の赤字がある、とか、資金を貰う側ですから財政報告しています。

何度も触れていますが、ソ連のキヨスクのような所、アエロフロートのような
交通機関やホテルのサービスに供せられる新聞の中に「社会新報」があったそう
です。丸ごと買い取って、捨てるのも惜しいので、キヨスクなどに置いたので
しょう。これは「新聞を買った」行為でありまして、これなら、他の一般の商
行為と同然で、これを干渉や資金調達というのは「セクト主義」でしょうか。

猛獣さんにむしろ聞いてみたいです。ソ連に対抗するのだというのが当時の
「4つの敵」規定の最大の眼目で、71年以降はアメリカに対抗するのはなくて
も「対ソ」対抗だけはゆるがせにしないというのがその骨子であったはずです。
それをキヨスクで売るのだと大量に丸がかえで機関誌を買って貰うだとか
対ソにも友好商社があって、そこを通じてピンハネだとか、そうした資金を
受けていたとするならば、それは「ソ連に通じた裏切り者」でしょうか。それ
とも「一般の商行為の範囲であり、それは許される」のでしょうか。そして
後者であるとするのならば、それさえしなかった日本共産党を「敵」とした
あの「4つの敵」はどう体面を保つのかと。

|もっとも、上のようなデマを平気でとばしているようでは、なお道
|遠しの感が強いのですが。

デマかデマでないか、は、今しばらく保留されたらいかがでしょうか。
当方は、どちらかというと、核マルや中核より日本社会党に詳しいです。

[325] ソ連共産党文書の件で 投稿者:大阪の人 投稿日:01/06/14(Thu) 01:18
不破哲三「現代史の中で日本共産党を考える」P123
|第三の角度 どんな大国の横暴も認めない自主独立の党
|
|第三に私が自己紹介したのは、日本共産党は、どんな大国の横暴も認めない
|自主独立の党だという問題でした。
|実際、政党をみる場合、外国勢力に従属しないということは、その党が国民
|的な基盤をもつかどうかの決定的な試金石ともいうべき問題であります。
|
|覇権主義とのたたかい 「オール与党」は外国勢力の内政干渉に批判の声一
|つあげなかった。
|
|戦後の日本では、そのことが二つの面から試されました。一つは「社会主義」
|の看板をかかげた覇権主義の勢力-ソ連とか中国とか北朝鮮とか、こういう
|勢力が日本の革新運動、民主運動にくりかえし干渉を加えてきた、なかでも
|自主独立の日本共産党をひっくりかえしてやろう、それで日本の革新運動を、
|自分のいいなりの応援団にしようとの思惑で攻撃をくわえてきた問題です。
|これにたいして、日本共産党はどんな干渉の攻撃にも正面から反撃し、これ
|をうちやぶってきました。いま、日本の革新、民主、平和運動には世界から
|信頼がよせられています。そして、8月の広島、長崎の大会は、平和運動の
|文字通り国際的な中心の一つとしての役割を果たしつつあります。この信頼
|の根拠も、日本の革新運動、民主運動がどんな外国の干渉にも屈しないとい
|う自主独立の態度を堅持してきたところにあるのです。
|ところが、「オール与党」の諸勢力は、選挙などのときには、ソ連問題、中
|国問題を日本共産党や革新勢力への攻撃の材料に使うことには、きわめて熱
|心です。しかし、現実にソ連や中国が日本に内政干渉の暴挙に出てきたとき
|には、これとまったくたたかおうとしない。日本共産党以外には、この不当
|な攻撃にたいして内政干渉だといって、批判の声をあげる党がただひとつも
|なかったということは、残念ながら日本の政党の深刻な現実であります。
|それどころか、社会党のように、ソ連の時も中国のときも北朝鮮の時も、す
|べての干渉攻撃にさいして、いつでも干渉の「同盟軍」という恥ずべき役割
|をはたした政党がありました。ほかの党も多かれ少なかれ応援団の役割をは
|たしてきました。
|
|外国のヒモツキ資金も- ソ連秘密文書には、社会党の資金援助要請を語る
|無数の記録が
|
|しかも、外国からの秘密資金に非常に弱いというのも、これらの政党の共通
|の弱点であります。米国のCIAのカネが流れたとか、ソ連の秘密資金が流
|れたとか、自民党、社会党にまつわる報道はずいぶんありました。
|私自身、ソ連共産党の秘密文書を研究したとき、社会党への財政援助、貿易
|援助にまつわる文書が何十通とあるのを見て、ことの深刻さにあらためてお
|どろきました。そのなかには社会党と旧ソ連共産党との資金関係が、実にな
|まなましい言葉で書かれています。たとえば、これは67年9月の文書です
|が、ソ連共産党の国際部が中央委員会にだした一つの報告書がありました。
|それを見ると、「日本社会党の新指導部が、ソ連共産党中央委員会に社会党
|に経済援助を要請してきた」とあります。そして、その交渉の代表団を送っ
|てきた。社会党中央執行委員会の財務委員長が団長で、国際部のコワレンコ
|という干渉の立て役者の一人と会談をやったわけです。会談の席で、社会党
|代表が何を言ったかというと、わが党は負債は8億円、利子だけで一日27
|万円、毎年の財政赤字が4千万円に達していると、内情をさらけだして訴え
|るのです。おまけに、党中央の決定で中国派の活動家がやっている対中国貿
|易もだんだん収益が減っているから、党財政はいよいよ悪化している、なん
|とか助けてくれないかという、卑屈なお願いの交渉です。こんな記録が無数
|にあるわけで、社会党が独立主権という精神がいかに欠如している政党かと
|いうことをさらけだした文書でした。
|こういうこともふくめ、ソ連、中国、北朝鮮などからの干渉に直面したとき、
|自主独立の党としての値打ちを実証したのは、日本の政党の中で日本共産党
|だけでした。
|
|日米関係-独立・主権の精神を欠いた「オール与党」の異常さ
|
|独立主権の精神の欠如は、もう一つの問題、日本の運命にかかわる日米関係
|にいっそう露骨にあらわれています。(後略)1995年8月1日『赤旗』
(7月29日党創立記念集会での発言)1999年8月刊のブックレットより

これは、出所をあきらかにできない反共チラシのような、いい加減な言明
でしょうか? デマの類だとする傍観者(初代)さんの根拠を伺いたい。
旧社会党の後継である国会議員たちは、これを知らないで見過ごしたのか
どうかは知りません。もちろん中国の政府党の外交エスタブリッシュメント
はこれはチェックしているでしょう。ソ連は崩壊しましたしソ連共産党側
の責任ある立場の人は、もうコメントはしないでしょうが。

ちなみに当方はこれ以外にも何種類かの別々の本でこの手の話を読んでいます。
解放同盟の大阪府連の上田卓三氏(元日本共産党員)(社会党代議士)も
ソ連KGBからエージェントとしてコードネームを拝領していたとか。
上田氏は、この資金を受けていた話を全面否定するために弁解したような
本も書いています事を添えておきます(古本屋で見たことあり)。否定し
ちゃってもソ連の封印文書が後から解禁になれば、覆うべくもないけど。

「資金援助はたしかにあったかもしれないが、それを殊更いいたてるのは
敵を利するセクト主義だ」なりと、おっしゃるのでしょうか。

[327] 旧社会党と外国資金の件 投稿者:傍観者(初代) 投稿日:01/06/15(Fri) 13:00
 大阪の人さん、コメントありがとうございます。仕事の都合などもあり、
今回はこの会議室の趣旨からは脇筋にあたる社会党と外国資金の問題に絞っ
てお答えいたします。本筋の、日本共産党と中国の関係については明日以降
お答えいたします。主宰者の猛獣文士さんには申し訳ありませんが、ご了解
ください。

 最初にお断りしておきます。私は、日本社会党というすでに消滅した政党、特
にその中央本部について全面的に擁護しなければならない立場にありません。ま
た社会党中央の内部事情を知りうる立場にもありません。以下の記述は、革新統一
戦線の形成を望んでいる一市民としてのものです。

>| 旧社会党がソ連・中国の両方から金をもらって運営されていた、というの
>は初耳です。|こういうデマを書くのは本当におやめになったほうがいいと思
>います。
>中央公論社の新書で(書名どわすれ)ありました。著者は(どわすれ)別に
>日本共産党側の人ではなさそうです。

 名越健郎『クレムリン秘密文書は語る:闇の日ソ関係史』(中公新書 一九九四)
ですね。この本は、私も出た時に買って読みました。
 いま手元に本が無いのですが、確かに大阪の人さんが言われるようなことが書い
てあった記憶があります。と同時に私が記憶しているのは、この本は日本共産党関係
にも一章を割いて、旧ソ連共産党と日本共産党の資金関係についていろいろ言及して
いることです。名越氏のこの本の旧社会党関係の記述が正しいとすれば、同時に共産
党関係の記述も正しいということになりますね。

 日本共産党は、ソ連関係の資金については、当時の党責任者(中央委員会議長)で
あった野坂参三に責任をなすりつけ、野坂氏が私的に着服したことにしてしまいまし
た。野坂氏が高齢で充分な反論をする能力がないこと、彼に替わって反論すべき夫人
も逝去し子供もいないことを利用したものです。記述してあった金額は、個人で使うに
は多額であったと記憶しているのですが、野坂氏が仮に着服したとして何に使ったのか、
共産党の報告はそれには触れていなかった(触れられなかった)筈です。

 これ以上の証拠は一般人の手元にはないので、追及はひとまず終わりましたが、こん
な処理は汚職発覚後の役所の「真相究明」と同じで、本当に人を納得させるものではあ
りません。真に人を納得させるものにしようとするなら、党外の第三者を入れた委員会
でやるべきです。

>何度も触れていますが、ソ連のキヨスクのような所、アエロフロートのような
>交通機関やホテルのサービスに供せられる新聞の中に「社会新報」があったそう
>です。丸ごと買い取って、捨てるのも惜しいので、キヨスクなどに置いたので
>しょう。

 キヨスクというのは、ものを売るところですね。旧ソ連の旅行機関は社会党に代わっ
て社会新報を売っていたわけで、これは当時の社会党とソ連の親密さを示すものには
なっても、とがめられるべきものだとは思えません。
 仮に旧ソ連のどこかの機関が社会新報を大量に買い取っていたとしましょう。私は社
会新報を定期購読していましたが、七十年代当時は週二回刊で一ヶ月三百円だった筈で
す。社会新報の発行部数は、七十年代の最高時には公称五十万部であったと記憶してい
ます。
 その中で、仮に月数千部ソ連が買っていたとして、社会党財政に占める割合はいかほど
のものでしょうか。微々たるものにすぎなかった筈です。これをもって社会党財政がソ連
の援助で「運営されていた」ということはできません。

 次に不破哲三氏の本の引用についてです。

 不破氏の引用は、ソ連共産党文書の全文ではなくごく一部ですね。このような引用の
仕方はフェアではなく、必ずしも信用できません。つい最近の田中真紀子外相の例もあ
りますが、この種の文書・発言は全体をみなければなりません。

 次に不破氏が言及している例は、一九六七年のことです。六七年といえば、宮本氏の
「中国大名旅行」からほんの三、四年後のことです。六十年代当時は社・共ともに外国
とのつきあいにまだそれほど潔癖ではなく、不破氏に揚げ足をとられるようなことを言
った社会党幹部がいたのかもしれません。

 ただ、社会党という政党は、私も多少内情を知っている人と接する機会がありました
が、金銭面などである種の不明朗な側面が一部にあったことも事実です。社会党という
政党は共産党とは異なり、派閥・分派もあり(必ずしも悪いこととは思いません)、財
政面でも議員・労組に依拠する割合が強く、その真の姿は党の公式資料からはみえてき
ません。
 言い換えれば、社会党中央の財政だけが社会党運動の財政ではありません。社会党中
央周辺の集団・個人を含めた社会党運動総体の資金面がどうだったか、その全体像はも
はや誰にもわからないでしょう。

 しかしまた、社会党中央の財政は政治資金規正法などに基づきそれなりに適正に運営
されていたことも恐らく事実でしょう。社会党の財政がソ連・中国の両方からの金で運
営されていた(ソ連・中国の資金援助に日常的に依拠していた)という大阪の人さんの
発言は、やはりデマと言われても仕方ないでしょう。政党の公式財政書類は関係官庁
(現、総務省?)にいけば今でも読める筈です。

 なお、社会党は旧ソ連文書の問題が明らかになった時、ソ連から資金援助を受けたこ
とを明確に否定しています。朝日新聞記事データーベースから関係記事を引用しておき
ます。

「村山富市首相(社会党委員長)は、同じ記事で『社会党はソ連から秘密の資金援助を
得ていた』と報道されたことについて、十一日の衆院予算委員会で『改革』の山岡賢次
氏(新生)の質問に答え、『そういう事実はない、と明確に党から報告を受けている』
と述べた。」(朝日新聞 1994.10.11夕刊)

 また、さまざまなマイナス面をかかえつつも、相対的には社会党は日本の勤労諸階層
の利益を代表する政党であり、その政策は共産党と比べて相対的には正しかったと私は
思います。これが、戦後の一時期を除いて、一貫して社会党が共産党を上回る支持を得
ていた理由でしょう。
 社会党崩壊後、共産党は一時は「雨宿り現象」で票を伸ばしましたが、社民党が社会
党の後継政党として認知されてくると、昨年の総選挙ではブロックによっては社民党票
が共産党票を上回りました。今年の参院選では、総得票数でも社民党は共産党を上回る
かもしれません。もちろん、結果はふたをあけてみなければわかりませんが。

>旧社会党の後継である国会議員たちは、これを知らないで見過ごしたのかどうかは知り
>ません。

 知らないで見過ごしていると思います。現在の社民党の国会議員に不破氏の本に書いて
あることを問いただしても、「それは社会党のこと。私たちとは関係ない」という答えが
返ってくるだけでしょう。現在の社民党国会議員の過半数は、社民党になってから議員に
なった人たちです。
 それでも、たとえば大阪の人さんのように明らかに共産党系とわかる人がしつこく旧社
会党のことを問いただしたら、それなら共産党の過去はどうだったんだ、と逆襲されるか
もしれません

 それから、念のために述べておきます。旧社会党の財政に不明朗な点が一部にあった
からといって、共産党の人たちがそれをビラなどにして社民党攻撃をしても効果がある
でしょうか。結果はまったく逆効果で、「雨宿り現象」で共産党に来ている旧社会党支
持者は共産党から離れていくだけでしょう。もちろん、共産党は賢明にもそんなことは
していないわけですが。
 そのほか、旧社会党系政党として、小さな党ですが、新社会党というのもあります。
大阪の人さんというハンドル名から思うに、大阪の人さんは少し前の大阪府知事選で
新社会党が府知事選で共産党系候補を推薦・応援したことをご存じでしょう。
 
 共産党がいま一番考えるべきことは、どうしたら旧社会党系政党と共闘できるか、では
ないでしょうか。

 これも念のために述べておきます。社会党という戦後政治で大きな位置を占めた政党
の暗部を研究することは、重要なことです。ですから、私は大阪の人さんがこの問題を
取り上げること自体には反対しません。しかし、それは充分な資料吟味をおこない、ま
ず社会党自体の資料で研究を始めなければならないでしょう。それをせず、単に他党
(共産党)の資料だけで社会党の否定的側面を語ったつもりになっていたら、それはセ
クト主義と呼ばれても仕方ないでしょう。

 これで、この問題について一通りお答えしたと思います。本筋の問題は、別にお答え
します。

[328] 私の感想 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/06/16(Sat) 16:58
傍観者(初代)さん、

大変、説得力のある書き込みで、私はすっかり感心し、納得してしまいまいた。大阪さんがこれで、
納得するかどうかは分かりませんが(多分、納得しないでしょう)。

また、いろいろな書き込みを、書いてください。期待しています。

[329] Re: 私の感想 投稿者:傍観者(初代) 投稿日:01/06/17(Sun) 10:23
 猛獣文士さん

> 大変、説得力のある書き込みで、私はすっかり感心し、納得してしまいまいた。

 暖かいコメントありがとうございます。猛獣文士さんにこう言っていただけるとうれしいです。

 本筋の件ですが、実は大阪の人さんへの直接のご返事としては、もうあまり書く必要がありま
せん。大阪の人さんも、六十年代の日共の外国政権党とのつきあい方に問題があったことは認め
ているし、「認識の相違」部分は明確な資料なしにこれ以上議論しても同じ議論の繰り返しにな
るだけです。あとは、ひとまず読む人の判断に任せるべきでしょう。

 大阪の人さんが挙げている日共関係の資料は、昔読んだものもあれば未読のままのものもあり
ます。これらをきちんと読んで大阪の人さんと議論したい気もしますが、今は「民主書店」など
へ行って資料を入手する時間の余裕がありません。

 大阪の人さんの「経過のまとめ」にも、私としては口をはさみたい部分がいくつもありますが、
これも今はちょっと時間がとれません。

 そういうわけで、大阪の人さんなどが私の書き込みにまた直接反応すれば別ですが、私として
は、少し書き込みに間をおきたいと思います。よろしくご了解ください。ここの掲示板自体はこ
れからも定期的に覗きますので、議論の一層の発展を祈念します。

[310] Re: はじめまして 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/06/03(Sun) 03:18
>  ところで、川上徹『査問』はもうお読みになりましたか。>猛獣文士さん


傍観者(初代)さん、こんにちは、

某掲示板では、いろいろ教えてもらいました。1967年5〜6月の早稲田大学新聞は、国会図書館で
3時間ほど調べましたが、「宮崎君」の記事は見つかりませんでした。

川上徹氏の「査問」は勿論ずっと前に読みましたが、善隣学生会館事件に関する記述は、本当に
一行だけでした。しかし、全体としては、60年代後半から70年代にかけて、日本共産党が全共闘
側のゲバ部隊を凌駕するようなゲバ部隊をもっていたこと。そして、安田講堂が落城する直前に、
宮本顕治氏がすべての武器を処分するように指示して、「武装民青」のイメージをマスコミから
消すことに成功したというくだりは、さざなみ通信でもなんども引用されていますが、善隣学生
会館事件の考察についても重要なヒントを与えるものとは思っています。

その後、宮崎さんのような単純な(?)ゲバ好きさんは、なんとなく日共から離れて行ったのか、
「突破者」では「切られた」というような言い方をしていますが、党を離れることに未練はあまり
なかったようでしたが、川上さんのような専従になっていた人は、「新日和見主議」事件で陰険
に切られていったのでしょうか。

インタビューの件ですが、同時代社には一度、電話をしてみました。川上徹社長は不在でしたので、
用件を伝え、このホームページのアドレスを知らせておきました。

再度、電話をするつもりですが、現在、「華僑報」の大量のバックナンバーを整理しているところ
で、インタビューも急いでいるわけではありません。他に、インタビューしたい人もいます。

[311] 補足 投稿者:傍観者(初代) 投稿日:01/06/03(Sun) 10:43
猛獣文士さん、さっそくのコメントありがとうございます。

> 某掲示板では、いろいろ教えてもらいました。1967年5〜6月の早稲田大学新聞は、国会図書館で
> 3時間ほど調べましたが、「宮崎君」の記事は見つかりませんでした。

 では、七月以降でしたか?私には確かに記憶があります。この次国会図書館に行った時調べてみます。
もっとも、某所でも書いたように、国会図書館は土日は休みなので「この次」がいつになるか断言できま
せんが。

 それから、前回の書き込みで書いた「当時も今も、私は日共系と中国派は五十歩百歩だと思っています。」
について少し補足しておきます。
 日共系と中国派に限らず、新左翼と旧左翼(社・共)全体が今日からみれば五十歩百歩だと思います。当時は
この五十歩の差が決定的なものにみえ、激しい対立さらには殺し合い(主に新左翼内部)までやったわけですが
対立点をことさらに強調する発想は、もうそろそろ克服すべきではないでしょうか。

 善隣学生会館事件についても、真相解明をめざす猛獣文士さんの努力には敬意を表しますが、どちらか一方が
完全に正しくもう一方が完全に間違っている、という発想が猛獣文士さんにもしあるとすれば、結局真相はわか
らないか、あるいは猛獣文士さんには真相と思えるものが抽出できても、それは他の人の同意を得られるものに
はならないのではないか、ということを記しておきます。

[312] Re: 補足 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/06/04(Mon) 00:15
>  善隣学生会館事件についても、真相解明をめざす猛獣文士さんの努力には敬意を表しますが、どちらか一方が
> 完全に正しくもう一方が完全に間違っている、という発想が猛獣文士さんにもしあるとすれば、結局真相はわか
> らないか、あるいは猛獣文士さんには真相と思えるものが抽出できても、それは他の人の同意を得られるものに
> はならないのではないか、ということを記しておきます。

傍観者(初代)さん、

何かきついお言葉のような気がします。前の書き込みで、川上徹氏や宮崎学氏が日共を離れていった経過に
対する、私の分析が気に入らなかったのでしょうか。私は、日共に嫌味を言いたかったわけではありません。

東大闘争のときは、全共闘と民青が同じように暴力部隊を投入して争っていたのに、その後、いわゆる新左翼
は、暴力に引きずられるように、モラルや常識を踏み越えて過激な暴力にのめりこんでいき、目を背けたくなる
ような事件も幾つか惹き起しました。日共のほうは、善悪の判断はおくとして、それなりに暴力を自己の制御
化において、最終的には暴力的な要素を捨てていったのかなと思います。しかし、善隣学生会館事件は、その
ようにして、日共が暴力的な要素を清算する前の事件であり、立派な暴力部隊を擁していた時期ではないので
しょうか。現在、日本共産党が、内部に何らかの暴力部隊を持っているかどうか、本当のところは知りません
が、外見的にはそのようなものをもっているとは思えない感じです。その現在の印象で、34年前の事件を想像
すると、非暴力的な日中友好協会と凶暴な文革派、あるいは華僑学生という構図が出来上がるわけです。

1960年代後半から、70年代前半にかけて、私が最も暴力的と考えていた党派は民青です。これは、決して、
逆説を言っているのでなく、本当の印象でした。

査問を読んだときの私の最初の印象は、かつて私が恐れ、憎んだ民青のゲバ部隊が、このようにして、日共
内で処分されていったのかなというものです。川上さんへの同情は、あまり沸きませんでした。

暴力論については、大阪の人さんとずいぶん議論しました。善隣学生会館事件のキーワードの一つは、暴力
の問題だと思います。もう一つのキーワードは、日中戦争、戦後責任、在日外国人の問題だと思います。

第一のキーワードの暴力の問題は、新旧左翼内で未消化のまま、お蔵入りしていって、忘れられ、第二のキー
ワードは、戦争の記憶が遠くに薄れていき、これまた未消化のうちに風化して、事件自体も忘却のかなたに
消え去るのならば、それも仕方のないことです。後の世代の人は、この事件の両側の記録を並べてみて、
何があったと思うでしょうか?

[317] 問われている干渉主義の決算 投稿者:大阪の人 投稿日:01/06/09(Sat) 04:23
re:312
猛獣さん、こんにちわ
当方以外の方と対話される際の猛獣さんの議論は、また一段と興味があり
ます。

「善悪の判断はおくとして、それなりに暴力を自己の制御下において最終的
には暴力的な要素を捨てていった」

なかなか味わいある文章に読みました。ところで、猛獣さん、猛獣さんは、
もっと「善悪の判断」として、最初の頃には「暴力主義を放棄した日共」
を修正主義だなりとして非難しておられたような記憶があるのですが・・・

一体、「硝煙の臭いのする日中友好でなければならない」だとか「鉄砲から
政権が生まれるという毛沢東主席の言葉」を理解しない「現代修正主義の
下僕」だとかいうのは、そしたらどう理解すべき論理なのでしょうか。
まさに、この文化大革命の承認と同調をするかどうか、ということが肝心
カナメの争点でありまして、32氏声明などにも謳われている事であります。

いつぞや「背教者カウツキーを見よ」という(英文なんで当方は訳には
自信ないです)ご指摘もありましたが、不破氏がいうには「極左日和見主義者
の中傷と挑発」やら「今日の毛沢東路線と日本共産党」やらの根本はこの
レーニンの「もっとも理論的にあれた時代」の産物である議会制民主主義
の否定とのたたかいであったという事です(「レーニンと『資本論』」あとがき
より)。まだ当方は本文の方は読んでもいないので
(汗)しったかぶりは慎みますが。

|1960年代後半から、70年代前半にかけて、私が最も暴力的と考えていた
|党派は民青です。

それなら、猛獣さんたちにもっと当時は褒められてもいいのではないかな。
ちゃんと毛沢東主席の言葉「鉄砲から政権が生まれる」を正しく理解して
いるわけですから。

|暴力論については、大阪の人さんとずいぶん議論しました。善隣学生
|会館事件のキーワードの一つは、暴力の問題だと思います。もう一つ
|のキーワードは、日中戦争、戦後責任、在日外国人の問題だと思います。

あれれ。日中戦争や戦後責任がやはりここに来ますか。一体全体日本共産党
が戦前にどのように侵略戦争に反対し、植民地支配に反対して、朝鮮独立
やら中国共産党との連帯のためにたたかったかということは、あまりこの
猛獣さんには、通じないままのようです。全体として抑圧民族、全体と
して侵略者、つまり日本鬼子だというのです。中国本土では抗日戦争の
記念館が建っていて、その中には日本共産党の侵略戦争反対の声明のかきつけ
が(日本共産党本部にも所蔵がなかったものだと不破氏は訪問時に発見
して驚いている)ずっと掲示されていたりしたというのに。

|第一のキーワードの暴力の問題は、新旧左翼内で未消化のまま、お蔵入り
|していって、忘れられ、第二のキーワードは、戦争の記憶が遠くに薄れて
|いき、これまた未消化のうちに風化して、事件自体も忘却のかなたに消え
|去るのならば、それも仕方のないことです。

当方の論点としましては、後追加として、留日華僑の皆さんが、華僑である
として中国国籍を主張されるのであるならば、その存在のし方と、政治闘争
への口のはさみ方との関係、内政干渉と日本の自主性の堅持に関してなどが
どうあっても指摘したい所であります。

67年頃の文革政府は、明確に「革命の輸出」の方針を打ち出していました。
今現在そうでない、また華僑の方々が平和に暮らす権利を主張するのであれ
ば、是非ともこの「革命の輸出」路線の否定をなさって、けじめをつけて
後顧の憂いをなくしてクリーンにされることが、今後ますますお立場を安全
に、強固にされ、「3国人発言」なんかとたたかう際に、有力な地盤を築く
であろうと確信してます。この指摘は過去をほじくるための泥合戦ではなく
そういう観点から一貫して当方は指摘しています。

猛獣さんは、66年67年当時も、それから今も、一貫して「革命の輸出」はない
との主張をされています。片方で議会があってもうんぬん、と国家論をご立派
に吹いておられます。これはマズいのではないでしょうか。訣別宣言も暴力主
義を非難していないのはマズいのではないでしょうか。

「善悪の判断はおくとして、それなりに暴力を自己の制御下において最終的
には暴力的な要素を捨てていった」

今まさに猛獣さんがご自分たちの過去の清算として未消化に残している課題
はこの暴力主義を自己の制御下において、最終的には暴力主義の要素を捨て
ることではないでしょうか。暴力主義を現下に「使っている」とは猛獣さん
に対して思ってないわけですが「捨ててない」「未だ脱しえていない」という
のはかなり強く感じます。

東京華僑総会の皆さんは、今も67年元旦の華僑報の記事を一言一句誤りない
と正当化されるのでしょうか。

[326] commierevoさんに指摘され、怒りモード 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/06/14(Thu) 01:32
大阪さん、

> 67年頃の文革政府は、明確に「革命の輸出」の方針を打ち出していました。
> 今現在そうでない、また華僑の方々が平和に暮らす権利を主張するのであれ
> ば、是非ともこの「革命の輸出」路線の否定をなさって、けじめをつけて
> 後顧の憂いをなくしてクリーンにされることが、今後ますますお立場を安全
> に、強固にされ、「3国人発言」なんかとたたかう際に、有力な地盤を築く
> であろうと確信してます。この指摘は過去をほじくるための泥合戦ではなく
> そういう観点から一貫して当方は指摘しています。

華僑の方々には、日本では何か特別な条件をクリアしなければ、平和に暮らす権利が
ないと考えておられるようですね。
そのような条件を、もう少し、詳しく教えてくれませんか。また、その条件をクリア
できない場合に、平和な生活を破壊しにくる人は誰で、どのようにやってくるのか、
それも答えてくれませんか。

commierevoさんがこの辺りの大阪さんの書き込みに大変怒っているようです。その書き込み
を見たら、私も怒ってしまいました。

> > 猛獣さんは、66年67年当時も、それから今も、一貫して「革命の輸出」はない
> との主張をされています。片方で議会があってもうんぬん、と国家論をご立派
> に吹いておられます。これはマズいのではないでしょうか。訣別宣言も暴力主
> 義を非難していないのはマズいのではないでしょうか。

華僑の方々は、特定政党の考え方を受け入れなければ、まずいということですね。警察も、自民党政府
もまずいといっていないのに、大阪さんはなぜ、その点を追求したがるのですか?

> 今まさに猛獣さんがご自分たちの過去の清算として未消化に残している課題
> はこの暴力主義を自己の制御下において、最終的には暴力主義の要素を捨て
> ることではないでしょうか。暴力主義を現下に「使っている」とは猛獣さん
> に対して思ってないわけですが「捨ててない」「未だ脱しえていない」という
> のはかなり強く感じます。

暴力に対する考え方は、以前、この書き込みで明らかにしました。暴力主義うんぬんと言うのは、
その書き込みについて、理論的に反論してからにして下さい。

[332] 何度でも98年合意は噛みしめましょう(笑) 投稿者:大阪の人 投稿日:01/06/18(Mon) 22:23
re:326
猛獣さん、次は来週と思っていたんだけれども、ここだけ
レスしときますわ。

|commierevoさんがこの辺りの大阪さんの書き込みに大変怒っている
|ようです。その書き込みを見たら、私も怒ってしまいました。

このコメレボ氏は何を言っているのか、当方にはちとわかり
かねる(汗)ので、パスしたいのですがね。ただし単語だけは
何だかショービニズムだとか、許し難い挑発だとか言われて
いるようですね。猛獣さんは、コメレボ氏が注目するまでは
何にも感じないで、【読み飛ばし】ていたわけですね。悲しいなあ。
もう議論する余裕もなくして。

|華僑の方々には、日本では何か特別な条件をクリアしなければ、
|平和に暮らす権利がないと考えておられるようですね。

平和に暮らすのには、何も問題ないですね。平和にじゃなくて
強大な祖国を後ろ盾として、ホスト国の国政にあれこれと政治に
かかわって口を差し挟む、そういう時代が文革政府の60年代後半
から一時ありました。中国出身の方々の一部がそのような態度を
示しておられた。これは事実です(きっぱり)。これはたとえて
申しますと、前世紀の前半に中国に侵略してきた日本人が、関東軍
なんかを後ろ盾にして、上海なんかで偉そうに「しきる」これと
裏返しでそっくりであります。日本国民には日本固有の独立と
主権を守る権利がありまして、これは(当時日本が蹂躙していた)
中国人民にも本来的に固有にあった権利でありました。国民国家
に於いては主権は排他的に主権者、つまりその国の国民にあります。
あなたがた寮生は主権をおかして内政干渉されました(きっぱり)。

ちなみに今は江沢民指導部の中国政府は98年合意以後はそのような
「後ろ盾」になるつもりはないようで、いまではこの後ろ盾を
失った(盾だった側が身を引いた)ので、口喧嘩ぐらいナンボ
言い合いしていても、笑ってすませる話なんですけれども。
それは98年合意が「内部問題不干渉の原則にあいいれないやり方
を総括し是正の措置をとった」という言明が担保しているのです。

|そのような条件を、もう少し、詳しく教えてくれませんか。また、
|その条件をクリアできない場合に、平和な生活を破壊しにくる人は
|誰で、どのようにやってくるのか、それも答えてくれませんか。

猛獣さん、こうしてねじ曲げて議論を歪曲しないでください。
お願いしておきます。

|華僑の方々は、特定政党の考え方を受け入れなければ、まずいということ
|ですね。警察も、自民党政府もまずいといっていないのに、大阪さん
|はなぜ、その点を追求したがるのですか?

上の「平和に暮らすのには」の箇所を熟読下さい。ねじまげはしない
ように(ダメおし)。

|> 今まさに猛獣さんがご自分たちの過去の清算として未消化に残している課題
|> はこの暴力主義を自己の制御下において、最終的には暴力主義の要素を捨て
|> ることではないでしょうか。暴力主義を現下に「使っている」とは猛獣さん
|> に対して思ってないわけですが「捨ててない」「未だ脱しえていない」という
|> のはかなり強く感じます。
|
|暴力に対する考え方は、以前、この書き込みで明らかにしました。暴力主義うん
|ぬんと言うのは、その書き込みについて、理論的に反論してからにして下さい。

猛獣さんが、世間で通用しない「暴力」の定義を元にされたり、19世紀の
帝国主義のぶんどり合戦の頃の世界における解放闘争の論理を今の日本に
対してあてはめておられたのは読みました。議会があっても意味がないとか
法律があってもダメだとかおっしゃいました。これはまずい話でありました。
それ以後、「まずい」と指摘して差し上げましたら、今度は猛獣さんは口を
つぐまれた。これは良いことです。でも口をつぐんだだけで、中身は日本語
でお示しして差し上げたのですが、さっぱりご理解頂けなかったようですね。
残念です。

当方、こないだ傍観者(初代)さんのご指摘の丸山昇氏の著書を借りてきて
読んでいる所です。そして驚いたのは自分は丸山氏の論はこれがはじめて読
むのですが、【傍観者(初代)さんのご指摘とは正反対に】当時の丸山昇氏
の論は、セクト主義とはどう読んでも思えない。中国学者の論であるという
限界は共産党論文と比してあるのですが、懐の深さ、内容に深くわけいって
文革当事者の発言の原文にあたっての解明のしかた。これがすきっとしていて
眼からウロコが落ちるように【当時の日共側もセクト主義】とする傍観さん
の論が自分の中でわらわらと落ちていきました。『「文革」の軌跡と中国研
究』(1981年2月初版 新日本出版)

それから、事務連絡:
傍観者(初代)さんのご指摘の本は、当方の見た本と違います。
ということは、ソ連からの資金援助があったとする第三者の書いた本は
私の知らない本まで含めて、まだまだ沢山あるということでありまして
不破氏が「つまみぐいで都合いい点だけ上げている」とする論はここ一点
だけでも論破されました。ちなみに本日買いました先に挙げた社会党の本
は原彬久著『戦後史のなかの日本社会党-その理想主義とは何であったか』
(中公新書2000年3月)であります。一読くださいm(_~_)m。

[335] Re: 何度でも98年合意は噛みしめましょう(笑) 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/06/19(Tue) 19:11
> 平和に暮らすのには、何も問題ないですね。平和にじゃなくて
> 強大な祖国を後ろ盾として、ホスト国の国政にあれこれと政治に
> かかわって口を差し挟む、そういう時代が文革政府の60年代後半
> から一時ありました。

日本の国政に色々な考えを持ち、さまざまな場所で発言をする。これは、私も
これまでさんざんやってきたことであり、これからもやるでしょう。これを
行っていけないとなると、今後の私の生活は、非常に窮屈なものになるでしょう。
ところで、大阪さんは、このような行為を私に対して禁止したいということですが、
どのような規範、道徳、法規に基いてこれを主張するのでしょうか。確かに、日本
には在日外国人に対する地位的なかなりの制約があり、それは合法的な制度として
確立していますが、外国人が日本の政治についてものを考えたり、さまざまな発言
をしたりすること自体を否定するような制度はないと考えます。

> 中国出身の方々の一部がそのような態度を
> 示しておられた。これは事実です(きっぱり)。これはたとえて
> 申しますと、前世紀の前半に中国に侵略してきた日本人が、関東軍
> なんかを後ろ盾にして、上海なんかで偉そうに「しきる」これと
> 裏返しでそっくりであります。

中国に対する日本の侵略と、文化大革命の時期の中国人の態度を比較するというのは、
ほとんど常軌を逸したものです。まさか、大阪さんは、このようにして、中国に対する
日本の行った行為の事実の歴史を相対化しようとしているのではないでしょうが、どうも
そのようにしか解釈できない発想です。

> 日本国民には日本固有の独立と
> 主権を守る権利がありまして、これは(当時日本が蹂躙していた)
> 中国人民にも本来的に固有にあった権利でありました。国民国家
> に於いては主権は排他的に主権者、つまりその国の国民にあります。
> あなたがた寮生は主権をおかして内政干渉されました(きっぱり)。

寮生は、日本が中国との戦争について、まともな戦後処理を行っていたら、当然中国の財産と
なっていたはずの会館であるの善隣学生会館内で、壁新聞を張っただけと聞いています。
中国に関する考え方については、在日であろうと中国人であり、それなりの強い考え方が
あったでしょう。日本の特定政党に所属する人たちとそれについての意見の相違があった
とき、それを自由に発言する権利が、在日中国人にはあると考えます。それをもって、日本の
中国侵略になぞらえるなどというのは、見当違いも甚だしいと思います。

> ちなみに今は江沢民指導部の中国政府は98年合意以後はそのような
> 「後ろ盾」になるつもりはないようで、いまではこの後ろ盾を
> 失った(盾だった側が身を引いた)ので、口喧嘩ぐらいナンボ
> 言い合いしていても、笑ってすませる話なんですけれども。
> それは98年合意が「内部問題不干渉の原則にあいいれないやり方
> を総括し是正の措置をとった」という言明が担保しているのです。

もう一度確認します。1967年2月28日から3月2日にかけての善隣学生会館で、武装部隊を動員して
暴力を振るい、華僑学生と支援の日本人がわに多数の重軽傷者を出させたのは、当時30万人とも
いわれる組織をもっていた日本共産党であると聞いています。

> |そのような条件を、もう少し、詳しく教えてくれませんか。また、
> |その条件をクリアできない場合に、平和な生活を破壊しにくる人は
> |誰で、どのようにやってくるのか、それも答えてくれませんか。
> > 猛獣さん、こうしてねじ曲げて議論を歪曲しないでください。
> お願いしておきます。

大阪さん、私の質問に真面目に答えてください。お願いしておきます。

> > |華僑の方々は、特定政党の考え方を受け入れなければ、まずいということ
> |ですね。警察も、自民党政府もまずいといっていないのに、大阪さん
> |はなぜ、その点を追求したがるのですか?
> > 上の「平和に暮らすのには」の箇所を熟読下さい。ねじまげはしない
> ように(ダメおし)。

答えになっていないようです。

> 猛獣さんが、世間で通用しない「暴力」の定義を元にされたり、19世紀の
> 帝国主義のぶんどり合戦の頃の世界における解放闘争の論理を今の日本に
> 対してあてはめておられたのは読みました。

今の日本というのは、何年からのことを言うのでしょうか?1967年当時も含んで
いるのでしょうか。

さて、帝国主義の分捕り合戦の頃の時代と、今とで、本質的にどの部分が変わり、
分捕り合戦の時代に通用していた分析が、今は通用しなくなったというのでしょう。
その辺についてのご意見を、もう少し詳しく聞かせてほしいですね。

> 議会があっても意味がないとか
> 法律があってもダメだとかおっしゃいました。これはまずい話でありました。

日本が中国を侵略したとき、日本には議会がありました。イギリスの阿片戦争も、アメリカの
ベトナム戦争も、中東戦争も、イスラエルのパレスチナに対する攻撃も、ナチスのユダヤ人の
虐殺も、議会の承認の下に、すべて合法的に遂行されているわけです。一体、議会があれば、何が
改善されるのか、キチンと回答してくれませんか。

政策が正しいことと、議会の存在とが同値でないことは、自明の理ではありませんか。

> それ以後、「まずい」と指摘して差し上げましたら、今度は猛獣さんは口を
> つぐまれた。これは良いことです。でも口をつぐんだだけで、中身は日本語
> でお示しして差し上げたのですが、さっぱりご理解頂けなかったようですね。
> 残念です。

口をつぐんだ記憶はありません。忙しくなって、全部の書き込みには回答できなくなったこと
はあるかもしれません。

[343] 自主的に噛みしめて下さい 投稿者:大阪の人 投稿日:01/07/03(Tue) 02:39
re:335
猛獣さん、こんにちわ

|ところで、大阪さんは、このような行為を私に対して禁止したいということですが、
|どのような規範、道徳、法規に基いてこれを主張するのでしょうか。確かに、日本
|には在日外国人に対する地位的なかなりの制約があり、それは合法的な制度として
|確立していますが、外国人が日本の政治についてものを考えたり、さまざまな発言
|をしたりすること自体を否定するような制度はないと考えます。

まずは「禁止したい」というのは当方の考えとは違います。「マズいので
はないか」と申しております。それから、日本人の当方が華僑の猛獣さん
に「あれしろ」「これ禁止」というのは、それが正しい事でも、受け容れ
にくいでしょう。自主的判断をされて、ご自身がおきめになるべきであり
まして、「中国共産党中央の決定」であるというのは、このお墨付きが
あるほうが猛獣さんには胸に応えるかと思ったから付け加えた話です。

(ついでに申せば、誰かが猛獣さんには、98年合意の重要性を噛んで
含めて話して聞かせていてもしかるべき重要な路線決定でありました。
それがご自身の不勉強のせいか、隠蔽されていたのか、伝わっていない。
ここは肝心な事だと思ったので、何度もしつこく解明したのでした)

これまですべての議論は、「大阪さんになにやら命令指示されている」
と受け取っておられたのでしょうか。

そこで、当方は、神戸中華会館の本をひもといてみました。これならば
きっすいの日本華僑の、同胞が書いているものでありますれば当方に
紹介されても、読みやすい、受け容れやすいかもしれず、参考になれば
と思います。

|『落地生根神戸華僑と神阪中華会館の百年』研文出版2000年2月
|P253〜 中国の動向と日本華僑
|日本の華僑の戦後における政治的態度について調査研究をおこなった杜駒
|の分析によると、日本華僑の大多数は、中国国民党と中国共産党が和平会
|談を通じて共同で富強な国家を建設するよう望んでいた。中国が統一すれ
|ば国際的地位が向上し、華僑も他国人に軽視されたりすることも少なくな
|るだろうという考えである。
|(中略)
|P254
|・・このように華僑は団結して民族文化と民族教育を堅持することができ
|た。学校は数千人の神戸華僑に支えられ、1999年にめでたく創立百周年を
|迎えた。同校の卒業生は、戦後(1945〜1998年現在)だけでもおよそ4500
|人にのぼる。
|66年から76年までの中国の「プロレタリア文化大革命」は在日華僑に
|も大きな影響を与え、神戸でも若干の混乱はあったが、神戸華僑の団結は
|崩れなかった。
|1954年、廖承志が神戸を訪問した際華僑に向かって
|||  複雑かつ困難のもとであれば強いて国旗を揚げるには及ばない。
|||  国旗は何も門先に立てかけなくとも、心の中に掲げておけば足りる
|||  ものである。在外華僑は環境に順応した生活をして自分を守り、
|||  学生は勉学に専念し、商売人は商売に励んでおればよい。何も急いで
|||  帰国するには及ばない。祖国はいま建国途上にあり、必要とするとき
|||  には大門を開いてあなた方の帰国を歓迎するだろう。在日華僑は、中
|||  日の架け橋となることを心から希望するものである
|と述べたが、戦後、神戸華僑はこのように分裂ではなく、団結の道を歩んで
|きたと言えよう。
|
|P269
|新しい中国人
|「文革」においてはブルジョワジーや海外と関係ある者を糾弾するという
|観点から、華僑は批判の対象に据えられ、神戸からの帰国者の中には迫害
|を受けた者もいた。

この神戸華僑の記述は、東京華僑総会の「華僑報」のニュアンスとだいぶ
違うと思います。廖承志副団長の1954年紅十字訪日団の際の発言がここに
でてくるのは、いささか唐突だと思いませんか。しかし、「学生は勉学に
専念し」などというのは、たとえば廖承志文集(上)のP322〜の
「資本主義体系の国家における華僑学校の工作方針に関する意見」1953年
9月などを、補足的によめばそれが何を言わんとするかがわかります。

||(前略)
||その土地の革命運動と混同している。タイやインドネシアなどの地区では
||進歩的華僑学校の一部の教員学生はその土地の革命運動に加わり、その
||学校の教員学生が一般の華僑学生と遊離する現象が生まれているいっぽう
||国交のある地区でも、我が国の大使館領事館の外交面での困難を増して
||いる。中央の僑務工作の指示がだされて以後、大部分の地区では基本的に
||改められたが、一部の地区の進歩的華僑学校では依然として、その土地の
||革命運動と混同する現象が存在している。
||2華僑組織は学生大衆を資本として利用し華僑社会の内部闘争や政治活動
||と混同している。これは華僑学校間の大衆的な対立をもたらし、進歩的な
||学校や学生を孤立突出させている。
||3少なからぬ国外華僑の進歩的学校は革命幹部訓練学校の様相を呈し、あ
||るものは国内のやり方を持ち込み、華僑学校を国内の学校とまったく同じ
||ようにしており、革命勝利後の祖国の教育経験と制度を「他郷」や植民地
||国家の条件下に持ち込めないことを理解していない。
||この他、「左」思想の影響を受けた一部の者は一時的な満足をもとめ「そ
||の土地でやっていけなければ帰国する」という冒険主義的な行動をとり、
||進歩的華僑学校をますます無防備にし、大衆から浮き上がらせている。
||(略)
||P327〜
||2華僑学校は合法的存在をかちとるべきであり、華僑組織が呼びかける政
||治行動には参加を控え、その地と関係する社会政治活動には参加せず、と
||くにその地で非合法とみなされている政治活動への参加を禁止しなければ
||ならない。学校内では秘密組織をつくらず、その地の政府を刺激する教科
||書の使用をできるだけ避ける。各華僑組織は具体的な状況にもとづいて、
||分散して学校を運営する。その地の政府が華僑学校にたいして加える迫害
||に対しては「有理、有利、有節」という原則にもとづいて華僑教育を保護
||するたたかいを適切にすすめるべきである。
||P328〜
||華僑の学生運動の基本方針の重点は、学習の激励、文化活動、体育活動
||および学生の福利事業の展開と、柔軟な適時の愛国教育におくべきであり
||その地の革命的学生運動と混同してはならない。そして華僑組織が学生を
||資本として利用するのを防止、是正する。学生工作の中で「左」の傾向お
||よび学生たちの対立を作り出しかねないいかなる現象も是正すべきである。
||学生工作は学校の学生会とその他の各種の学生組織に依拠してすすめるべ
||きで、一般に学生連合会の機構を成立させるべきではない。

どうでしょうか? 日中学生共闘なんて”一般に学生連合を組織”しては
ならないようですね。また、成田空港だとか8派だとか、政治活動に参加
させてはならないし、革命運動と混同させてはならないし、学生を資本と
して利用してはならないわけです。まったくよくわかります。神戸の華僑
はこうした方向を守って、「若干の混乱はあったが神戸華僑は団結」した
と述べているのです。猛獣さんや、善隣学生会館寮生たちは、この廖承志
の発言を踏み破る形で暴走していたのでした。「有理、有利、有節」なんて
後に「足蹴にしてしまえ」と述べたりする廖承志氏からは考えられない
ふところふかい含蓄ある路線ですね。

どうでしょう? 神戸華僑の発言とか、廖承志氏の発言とかならば
猛獣さんも、納得頂けるのではないでしょうか。

そして、こうした、本来蓄積ある華僑社会でありますれば、これを忘れ
「原則にあいいれないやり方をとったこと」に関し、真剣な総括と是正の
措置をとるのは、余所から強制されてする事ではなくて、本来の姿にたち
帰るだけなのだから、そんなに悪いことではないと思いますが、いかが?

雑談:
これで廖承志副団長の神戸発言は3種類になりました。
・「日本と中国」紙縮刷版1954年
・「北朝鮮に消えた友と私の物語」
・鴻山俊夫「神戸大阪の華僑-在日華僑百年史」1979年(今回の原典)
どれも、似ているけれども、微妙に本文テキストに異同がありますね。
どこかに決定版はないのか?

[348] Re: 自主的に噛みしめて下さい 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/07/04(Wed) 08:40
> まずは「禁止したい」というのは当方の考えとは違います。「マズいので
> はないか」と申しております。

なにが「マズイの」でしょうか。禁止するという言葉尻を捕らえて、論点をぼかすのは
感心できない態度です。大阪の人さんは、これまでの、論争?の中で、「外国人」には
「ホスト国」の政治に口をはさむ権利がないというようなことを、なんども発言されて
きたと思います。そのような発想は、私が知っている「共産主義」や「社会主義」などを信奉
している人たちの思考方式とはかけ離れていると感じていましたが、大阪の人さんのこの
ような主張が、日中友好運動や、善隣学生会館の性質といった、中国と非常に関係の深い
分野での事象に関する問題で、在日中国人に向けて発言されていたことは、容易に理解し
がたいものでした。それが、華僑総会に対する大阪の人さんの批判の主要な論点にもなっ
ていました。

ところが、そのことについて、正面を切って問いただすと、このように腰砕けになるの
では、大阪の人さんの論旨も怪しいものであると解釈するしかないかもしれません。

> それから、日本人の当方が華僑の猛獣さん
> に「あれしろ」「これ禁止」というのは、それが正しい事でも、受け容れ
> にくいでしょう。自主的判断をされて、ご自身がおきめになるべきであり
> まして、「中国共産党中央の決定」であるというのは、このお墨付きが
> あるほうが猛獣さんには胸に応えるかと思ったから付け加えた話です。

日本人であろうと、中国人であろうと、アメリカ人でも何人でも、自らの政治的な態度は、
思想、信条、宗教といった類のものと同様、すべて自主的に決定するものです。しかし、
それらのものは、多く人間の考え方によって決まるべきものなので、また、多くの人との
議論によって、形成され、発展し、修正していくものです。そのような意味では、大阪の人
さんの主張を受け入れられない理由はありません。

問題は、具体的に日本と中国との関係、在日中国人=華僑と日本人の関係、善隣学生会館の
事実関係といったような事柄について、現在までの議論の過程で、大阪の人さんの主張に受
け入れがたい部分があったということです。これは、国籍の問題に関係はありません。

> (ついでに申せば、誰かが猛獣さんには、98年合意の重要性を噛んで
> 含めて話して聞かせていてもしかるべき重要な路線決定でありました。
> それがご自身の不勉強のせいか、隠蔽されていたのか、伝わっていない。
> ここは肝心な事だと思ったので、何度もしつこく解明したのでした)

「98年合意」には、確かに大きな意味があると思います。日本共産党にとっても、中国共産党に
とっても、あるいは両党にさまざまな意味で関係をもつ多くの人々にとってもです。ただ、その
解釈は、日本共産党の人びとと、私とでは、完全に一致しない点もあるでしょう。

日本共産党は、中国共産党との間で、30年間以上、正常な関係を結べなかったということで、
関係を正常化できたということには大きな意味があるでしょう。

ところが、大阪の人さんは、この関係の正常化によって、中国が維持してきた別の関係が否定
されたという点を妙に強調しています。善隣学生会館事件の真相についての調査の過程でも、
この合意を、この事件の事実関係の解釈における重要な視点としてとらえています。

しかし私は、両党の関係正常化は両党の問題であり、それに関係する他の人々の立場を悪化させ
るような性質のものではないと考えています。

> これまですべての議論は、「大阪さんになにやら命令指示されている」
> と受け取っておられたのでしょうか。

大阪の人さんのいだいている、在日外国人と日本人との関係のイメージには、不穏当な部分が
あるようです。

それから、神戸の華僑組織の文献などの提示、有難う御座いました。東京華僑総会とは微妙な差が
あるとのご指摘ですが、東京、横浜、神戸それぞれ土地柄も異なり、華僑の環境も異なるのでその部分
の相違はあるでしょうが、華僑組織の考え方自体は大きく変わるものではないと思います。

華僑青年闘争委員会とか、八派連合とか、重信房子さんに対する心情的な共感とか、これまで色々
語ってきましたが、それらはすべて、私の個人史からみた感想を自分の責任において述べてきたもの
で、華僑総会のような組織の政治的な態度をここから推察することは誤りです。

[350] 廖承志氏はそもそも何も言う必要がなかったか? 投稿者:大阪の人 投稿日:01/07/04(Wed) 16:36
re:348
猛獣さん、こんにちわ

|> まずは「禁止したい」というのは当方の考えとは違います。「マズいので
|> はないか」と申しております。
|
|なにが「マズイの」でしょうか。禁止するという言葉尻を捕らえて、論
|点をぼかすのは感心できない態度です。大阪の人さんは、これまでの、
|論争?の中で、「外国人」には「ホスト国」の政治に口をはさむ権利が
|ないというようなことを、なんども発言されてきたと思います。そのよ
|うな発想は、私が知っている「共産主義」や「社会主義」などを信奉し
|ている人たちの思考方式とはかけ離れていると感じていましたが、

言葉尻ではありません。あなたの中で何も感じないのか?と問うているの
であります。当方が北京や上海でかってに「しきって」暴力をふるうと
したら、どうします?(反語)。そうした「許し難い挑発」には中国
人民の方々は憤激するでしょう。日本人にも日本国内では同じ事です。
国民主権と国家主権はどこの国の憲法にもおよそうたわれる最初の事です。
政府を後ろ盾とした、公然たる内政干渉でありました。北京放送や
人民日報は連日かれら寮生や暴力学生をほめあげ、「鉄砲から政権が
うまれる」と日本に毛沢東思想をおしつけてきていました。それから
日本軍を後ろ盾にして、日本人が中国国内で偉そうにしているときに
その日本人を後ろ盾にして、同じ中国人であるにもかかわらず日本の
手先となって、動き回り、金を貰い、暴力ふるう中国人がいたとして
それを中国人は許すのでしょうか。

|大阪の人さんのこのような主張が、日中友好運動や、善隣学生会館の性
|質といった、中国と非常に関係の深い分野での事象に関する問題で、在
|日中国人に向けて発言されていたことは、容易に理解しがたいものでし
|た。それが、華僑総会に対する大阪の人さんの批判の主要な論点にも
|なっていました。

おお、【新発見】!
この「中国と関係の深い分野での事象」とはどのような概念でしょうか。
あらたにご自分たちの内政干渉と革命の輸出路線(もう破綻)に固執し
てこれが許される範囲であると、主張される導入でしょうか?

|ところが、そのことについて、正面を切って問いただすと、このように
|腰砕けになるのでは、大阪の人さんの論旨も怪しいものであると解釈す
|るしかないかもしれません。

当方の論旨は、そんなに確固としたものであるかどうかに自信は本人が
もってないので、推察された通り(爆笑)であります。しかし当方は
曇りない目でみて、どうか。あれが内政干渉の一つの現れではないのか
という仮説をたてて見ています。あらかじめ申しておきますが、全体の
内政不干渉の原則にあいいれないやり方をとった事に関して、既に中国
共産党は「真剣な総括と是正の措置をとった」とされました。だから総論
として内政干渉は中国側からありました(きっぱり)。個々の事象として
善隣学生会館事件がどのように暴力がふるわれたのか、誰がウソを言って
いるのか、全体として内政干渉があったという前提をふまえて見ている
わけです。これは動かし難い原則です。

|日本人であろうと、中国人であろうと、アメリカ人でも何人でも、
|自らの政治的な態度は、思想、信条、宗教といった類のものと同様、
|すべて自主的に決定するものです。

今になって「自主的態度」をいうのですね。「大公無私」で毛沢東氏
に個人崇拝するのが至上命題で、「太陽です」といわなかったり
毛沢東氏の肖像写真を額縁に合わせてトリミングしたりした者が
スパイだとか裏切り者だとか反革命だとかソ連の下僕だとか言われ
て排除され、糾弾され、暴力を被ったというのに。これは中国国内
では解決されたそうですが、日本に輸出された60年代後半からの
(実は文革以後も継続された)内政干渉関係が未解決なのです。
ところが内政干渉問題を解決する段階にたったら、先にご自分だけ
「自主的態度」で勝手に考えているのだと逃げる。態度は保留する。
システマチックに干渉行為を集団で働いておきながら、何です!

ただし、これまでの観察から、東京の近辺の華僑全員が動員された
とは思えない。いやいやでも動員にでないと村八分にされると
いう人も居られた気がしますし、正規指導機関を奪権して、非正規
機関が(秘密に文革指導部と連絡をとり)うごいて、暴力闘争を
むしろ既存の指導機関にかけたりするのが当時の状況でありました。
そうしたなかで、猛獣さんは、どうあったのか。具体的に語って
ください。

|しかし、それらのものは、多く人間の考え方によって決まるべきも
|のなので、また、多くの人との議論によって、形成され、発展し、
|修正していくものです。そのような意味では、大阪の人さんの主張
|を受け入れられない理由はありません。

本当ですか。これは注目に値します。「主張をうけいれられない理由
はありません」と。ここまでの節では「うけいれるわけにはまいりま
せん」となりそうでしたが。

|問題は、具体的に日本と中国との関係、在日中国人=華僑と日本人の
|関係、善隣学生会館の事実関係といったような事柄について、現在ま
|での議論の過程で、大阪の人さんの主張に受け入れがたい部分があっ
|たということです。これは、国籍の問題に関係はありません。

当方の議論にどの点が受け容れがたいのでしょうか。当方も個人で
書いておりまして、すべてが正しいなんて思いません。それよりも
当方がご紹介申し上げた資料に目を通して頂きたいという一念で
あります。あなたは多くのことをしらなかった。最大の見過ごし
(隠蔽されていたのか?)は98年合意です。

|「98年合意」には、確かに大きな意味があると思います。日本共産党
|にとっても、中国共産党にとっても、あるいは両党にさまざまな意味
|で関係をもつ多くの人々にとってもです。ただ、その解釈は、日本共
|産党の人びとと、私とでは、完全に一致しない点もあるでしょう。

日本共産党の解釈や、当方の個人的解釈に同意するとか、受け容れると
いうことは必要ないでしょう。でもお願いしたいのは、今になって
中国共産党中央の解釈に「おれたちは拘束されるもんか」としないで
頂きたいのです。日本が降伏したら、横井さんや小野田さんには穴蔵か
らでてきて貰いたいのです。

|日本共産党は、中国共産党との間で、30年間以上、正常な関係を結べ
|なかったということで、関係を正常化できたということには大きな意
|味があるでしょう。

そればかりではありません。中国共産党に当時の内政干渉に関して
きっちりともの申して、内政干渉が内政不干渉の原則にあいいれない
やり方であったと認めさせたのでした。ここを受け容れてください。

ついでに申せば、正常な関係がない間も、一貫して国交回復だとか
軍事費値上げ反対だとか、「4海峡封鎖」の中曽根政権と対決する
だとか、「2つの中国」の動きに反対だとか、対ソの自主性も堅持
して活動し続けてきた事です。米ソの手先で日本の反動派の手先
でベトナムの敵を利する者であるとされた間も、万年筆の物販だとか
署名運動だとか、微力ではありますが一貫して戦ってきまして、それ
は中国が否認しても、ベトナム党は認めてくれていました。

猛獣さんがさも信頼おける人士であるかのように挙げておられる特定
の人士はこれをねじまげ、「敵」だと言い続けてきました。この人士
がいい加減な信用おけない人士であることは明瞭です。どうあっても
これらの嘘つき人士とおつきあいを続けるというのでありますれば
すくなくとも、彼らが発する発言が事実であろうとはしないで、単に
「おとなり」だとか「しりあい」だとかにとどめるべきでしょう。

文革時のように、「敵」だと新たにつまみだし、両腕をねじり上げ
つばをはきかけ、どつきまわす必要はありません。彼らはもはや日本
政府と中国政府の間の貿易や援助の谷間で、その中間的なピンハネ
をしながらでないと生存できない経済基盤を欠いた存在です。日本の
援助が中国に全額渡らず、これらの人士にゆくことは日本政府は百も
承知の上で彼らを温存しているのです。中国人民としてそれが許せる
のであるならば、その谷間に死ぬまで放置すればよいでしょう。

|しかし私は、両党の関係正常化は両党の問題であり、それに関係する
|他の人々の立場を悪化させるような性質のものではないと考えています。

認識は、まだおたがい途上でありまして、結論として、何がこようと
これらの異常な人士の立場が悪くならないとは先に決められません。
あらかじめ、何があろうと、絶対にこれら「他の人々の立場を悪化さえ
ない」ということを先に宣言されるのは、どうしてなのか。

|大阪の人さんのいだいている、在日外国人と日本人との関係のイメージ
|には、不穏当な部分があるようです。

そうでしょうか。絶対とはいいきれませんが、当方の知り合いで
当方が反感をもった外国人というのは、あまりいません。蔑視と
いうのは、それなりに反感ある中で醸造されるのではないか。
それから、当方はなるたけ「自分が中国人で、中国国内にいて
自分のような日本人、あるいは猛獣さんや寮生人士のような日本人
がいたら、どうするか」と考えることだけはチェックしています。
猛獣さんも、北京に寮があって、日本人学生の愚か者が暴れた
としたら、どうするか、想定しながら考えてください。

|東京華僑総会とは微妙な差があるとのご指摘ですが、東京、横浜、神戸それ
|ぞれ土地柄も異なり、華僑の環境も異なるのでその部分の相違はあるでしょ
|うが、華僑組織の考え方自体は大きく変わるものではないと思います。

1953年の廖承志発言はどうだったでしょうか。あなたがたの具体的な
ありかたとこの発言の内容とは、どうですか。「あれは日本華僑に
いわれたわけではない」とか「廖承志氏のは聞く必要ない」とか「あれ
は学校に関しての発言だから、67年のは寮だから無関係」とか言われる
のでしょうか。無限に「白馬は馬にあらず」的に言いつくろいは可能です。

最近、古くからの日中友好協会の老闘志だという人に知り合いました。
彼がいうには、文革当時、神戸華僑は「われわれの側にも、文革本国の
側にも一線をひき、政治は持ち込ませないように徹底していた」という
事でした。これは、当方が本を調べた後に偶然に(その本の話をもち
だして)聞いた話です。彼は今年の7.7も何か集会をもつそうで、ミニ
コミのような印刷物を見せてくれました。

|華僑青年闘争委員会とか、八派連合とか、重信房子さんに対する心情的な
|共感とか、これまで色々語ってきましたが、それらはすべて、私の個人史
|からみた感想を自分の責任において述べてきたもので、華僑総会のような
|組織の政治的な態度をここから推察することは誤りです。

華僑総会や、その一員である全華僑にその責はないでしょうが、厳然とし
て華僑青年闘争委員会などという学生組織をもたれた事がある。八派連合
は日本の過激な政治運動でありました。これも事実。政治組織にかかわら
ないという原則があるようにお見受けしたのですが、この原則との関係は
どのように見られるのか。これは少なくとも華青闘の人士には問われて
しかるべきではないか。そうでなければ、そもそも廖承志氏は発言する
必要がない。

私に何か言明せずとも結構です。ここのウェブで「謝罪」とか「声明」を
発表せずとも結構です。もっと実質のあり方として、当方の解明を読まれ
た猛獣さんご自身が、華僑本来のあり方から見てどうか、と自己省察され
自己批判され、華僑内で隠蔽されているのならば98年合意を広めたり、忘
れられているのなら、こうした廖承志氏の、(まだしもずっとまともで
あった頃の)正しい路線を広めてあげて暮れませんか。

日本人の文革礼賛者の暴力やウソ、犯罪行為は日本人として日本国内で
決着つけなければなりません。彼らが何か発言する事が、むしろ今と
なっては日中の将来の平和や友好関係に暗い影を投げかけてきつつある
と思います。私は彼らには、宮森氏が言われるように、国民の前での
徹底した科学的自己批判をさせるまで許すつもりはありません。

これら日本人と、華僑とは区別しています。一部の華僑もそれはそれ
で日本人文革礼賛者とは区別してみております。

[352] Re: 廖承志氏はそもそも何も言う必要がなかったか? 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/07/05(Thu) 02:37
> re:348
> 猛獣さん、こんにちわ

大阪の人さん、こんばんわ

傍観者(初代)さんの前の書き込みで、大阪の人さんと日本共産党とを同一視できないという
部分は、私も同感です。大阪の人さんは、真面目に書き込みをしても、結局は混ぜ返して、いつも
のパターンにもっていってしまうので、適当にレスをつけます。

> 言葉尻ではありません。あなたの中で何も感じないのか?と問うているの
> であります。

何も感じませんよ。何を感じてほしいのか、はっきり言いなさい。

> 当方が北京や上海でかってに「しきって」暴力をふるうと
> したら、どうします?(反語)。

華僑が、東京のどこを勝手にしきって、暴力をふるったというのか、具体的に書きなさい。

> 今になって「自主的態度」をいうのですね。「大公無私」で毛沢東氏
> に個人崇拝するのが至上命題で、「太陽です」といわなかったり
> 毛沢東氏の肖像写真を額縁に合わせてトリミングしたりした者が
> スパイだとか裏切り者だとか反革命だとかソ連の下僕だとか言われ
> て排除され、糾弾され、暴力を被ったというのに。これは中国国内
> では解決されたそうですが、日本に輸出された60年代後半からの
> (実は文革以後も継続された)内政干渉関係が未解決なのです。

まず、毛沢東思想を支持し、毛主席を尊敬し、祖国を熱愛するといったような政治的
な立場があります。このような立場が正しいかどうかと、このような立場を選択する
過程が自主的であるかどうかという問題は別のものです。

> ところが内政干渉問題を解決する段階にたったら、先にご自分だけ
> 「自主的態度」で勝手に考えているのだと逃げる。態度は保留する。
> システマチックに干渉行為を集団で働いておきながら、何です!

華僑のどの人間が、どのように内政干渉をしたのか、具体的に例をあげてください。中華書店
の陳社長ですか(裏面史やNI子さんの手記にありましたが)?

> > ただし、これまでの観察から、東京の近辺の華僑全員が動員された
> とは思えない。いやいやでも動員にでないと村八分にされると
> いう人も居られた気がしますし、正規指導機関を奪権して、非正規
> 機関が(秘密に文革指導部と連絡をとり)うごいて、暴力闘争を
> むしろ既存の指導機関にかけたりするのが当時の状況でありました。
> そうしたなかで、猛獣さんは、どうあったのか。具体的に語って
> ください。

何を訳のわからない空想をしているのでしょうか。

> > |しかし、それらのものは、多く人間の考え方によって決まるべきも
> |のなので、また、多くの人との議論によって、形成され、発展し、
> |修正していくものです。そのような意味では、大阪の人さんの主張
> |を受け入れられない理由はありません。
> > 本当ですか。これは注目に値します。「主張をうけいれられない理由
> はありません」と。ここまでの節では「うけいれるわけにはまいりま
> せん」となりそうでしたが。

本当ではありますが、大阪の人さんの議論はうんざりするほど幼稚な感じがして、
疲れますね。


> 当方の議論にどの点が受け容れがたいのでしょうか。当方も個人で
> 書いておりまして、すべてが正しいなんて思いません。それよりも
> 当方がご紹介申し上げた資料に目を通して頂きたいという一念で
> あります。あなたは多くのことをしらなかった。最大の見過ごし
> (隠蔽されていたのか?)は98年合意です。

当方が提示した資料を、恣意的に取捨選択し、あるいは都合のいいような新奇な解釈をして、
いつも、最初から決まっている結論にもっていくような、あほらしい思考パターンです。
それから、共産党という名にふさわしくない、日本の「民主主義」なるものに対する、あっけ
らかんとした、全面的な自信、信頼。

通俗的な善悪判断を固く信じて、疑わない固定的な価値基準とかでしょうか。


> 日本共産党の解釈や、当方の個人的解釈に同意するとか、受け容れると
> いうことは必要ないでしょう。でもお願いしたいのは、今になって
> 中国共産党中央の解釈に「おれたちは拘束されるもんか」としないで
> 頂きたいのです。日本が降伏したら、横井さんや小野田さんには穴蔵か
> らでてきて貰いたいのです。

横井さんや小野田さんに失礼なんじゃないですか。また、ブラジルのいわゆる「勝ち組」の人たち
をも嘲笑していましたが、よくそのような無神経な比喩をこのようなオープンな場所に書くことが
できますね。

> ついでに申せば、正常な関係がない間も、一貫して国交回復だとか
> 軍事費値上げ反対だとか、「4海峡封鎖」の中曽根政権と対決する
> だとか、「2つの中国」の動きに反対だとか、対ソの自主性も堅持
> して活動し続けてきた事です。米ソの手先で日本の反動派の手先
> でベトナムの敵を利する者であるとされた間も、万年筆の物販だとか
> 署名運動だとか、微力ではありますが一貫して戦ってきまして、それ
> は中国が否認しても、ベトナム党は認めてくれていました。

微力ではあるが戦ってきた。ずいぶん自己満足的な言い方ですね。日本の政治をになっていこうと
いう公党がこんな言い方をしたらおしまいです。

> 認識は、まだおたがい途上でありまして、結論として、何がこようと
> これらの異常な人士の立場が悪くならないとは先に決められません。
> あらかじめ、何があろうと、絶対にこれら「他の人々の立場を悪化さえ
> ない」ということを先に宣言されるのは、どうしてなのか。

これは常識の問題です。一体、二つの組織が関係を改善する目的が、それに関連する他の人びとの
立場を悪化させることであるとしたら、その関係改善の意味はなんなのでしょうか。そのような
言い方を性懲りもなくなんどもくりかえしているれば、大阪の人さん、人間的品性の程度を見透
かされるだけですよ。よく、考えて発言したほうがよいのではありませんか。

[333] 大阪の人さんへ 投稿者:傍観者(初代) 投稿日:01/06/19(Tue) 00:55
 大阪の人さん、こんにちは。
 前に書いたように少し書き込みを控えるつもりでしたが、ちょっと大阪の
人さんの書き込みがひどいので、反論しておきます。

> ホスト国の国政にあれこれと政治に
> かかわって口を差し挟む、そういう時代が文革政府の60年代後半
> から一時ありました。中国出身の方々の一部がそのような態度を
> 示しておられた。これは事実です(きっぱり)。

 外国人がホスト国すなわち居住国の国政にあれこれとかかわって口を
差し挟んで、何が悪いのでしょうか。大阪の人さんの論理でいうと、自
民党の反対で国会を通らなかった定住外国人選挙法案はとんでもない法
律ということになりますね。この法案は日本共産党も賛成していたと記
憶します。

 それから、日本戦後史では、外国人が六十年代後半の中国人以上に過
激な政治闘争をした例があります。在日朝鮮人の運動です。しかも、四
十年代後半から五十年代前半にかけては、大阪の人さんが礼賛を惜しま
ない日本共産党がこの運動を指導していました。共産党中央指導部(当
時は政治局、中央委員会)にも、当時は在日朝鮮人がメンバーに選ばれ
ていました。

 外国人の運動は、なんらかの点で祖国を背景にしているものです。在日
朝鮮人の運動もそうです。大阪の人さんの論理では、在日朝鮮・韓国人の
運動はとんでもないものだ、ということになりますね。

> 当方、こないだ傍観者(初代)さんのご指摘の丸山昇氏の著書を借りてきて
> 読んでいる所です。そして驚いたのは自分は丸山氏の論はこれがはじめて読
> むのですが、【傍観者(初代)さんのご指摘とは正反対に】当時の丸山昇氏
> の論は、セクト主義とはどう読んでも思えない。中国学者の論であるという
> 限界は共産党論文と比してあるのですが、懐の深さ、内容に深くわけいって
> 文革当事者の発言の原文にあたっての解明のしかた。これがすきっとしていて
> 眼からウロコが落ちるように【当時の日共側もセクト主義】とする傍観さん
> の論が自分の中でわらわらと落ちていきました。『「文革」の軌跡と中国研
> 究』(1981年2月初版 新日本出版)

 大阪の人さんが丸山昇氏の本を読まれたのは、たいへんよいことです。私は丸
山昇氏の所説に全面的に賛成するわけではありませんが、『「文革」の軌跡と中
国研究』はいい本です。猛獣文士さんも、もし未読でしたらぜひ読んでください。
 丸山氏はもちろん日本共産党側の人間ですからあからさまに日共中央を批判し
てはいませんが、よく読むと随所に丸山氏が当時の日共中央の対応をセクト主義
だと批判しているのがわかる筈です。

 一例をあげておきます。
 同書のあとがきに次のような部分があります。
「その多く(日共側からの文革礼賛への批判ー引用者)は・・賛美論の論理及び
それを支えている思考方法にもう一歩踏みこみ、それと噛み合ったところで批判
するという点では、まだ不十分なような気がしていた。」(p265)
 ちょっと韜晦した表現ですが、丸山氏のいわんとするところは理解できます。
要するに、日共側の批判は相手の思考方式に踏み込まず自己の論理で一方的に文
革派を批判しているセクト主義ではないか、ということです。

 もう一つ、同書から大阪の人さんに噛みしめてもらいたい文を引用しておきま
す。
「かつて文革に幻想を持った真面目な研究者たちとの対話・協力も回復せねばなら
ない、という考えもあった。」(p269)
 大阪の人さんも、丸山氏にならって「かつて文革に幻想を持った真面目な」人た
ち、つまり猛獣文士さんらとの対話・協力を真剣に追及すべきではないでしょうか。
日共党員(たぶん)でありながら中国研究所所員になった丸山氏の態度を、大阪の
人さんも他の日共党員もみならってほしいものです。

 それから、丸山氏が中国問題で日共系のセクト主義を強く批判している文を紹介
しておきます。「津田孝「『葦牙』批判」について」(『文化評論』 1988年1月
号)です。これは、“『民主文学』四月号問題”と言われる、日共系の文学雑誌
『民主文学』1983年4月号が中国の小説「人が中年になると」および小田実の解説
を掲載したことから起きた問題です。
 この文章はネットで読むことができます。
http://www1.odn.ne.jp/~cal16920/No4maruyama-noboru.htm


>
> それから、事務連絡:
> 傍観者(初代)さんのご指摘の本は、当方の見た本と違います。
> ということは、ソ連からの資金援助があったとする第三者の書いた本は
> 私の知らない本まで含めて、まだまだ沢山あるということでありまして
> 不破氏が「つまみぐいで都合いい点だけ上げている」とする論はここ一点
> だけでも論破されました。ちなみに本日買いました先に挙げた社会党の本
> は原彬久著-その理想主義とは何であったか』
> (中公新書2000年3月)であります。一読くださいm(_~_)m。

 『戦後史のなかの日本社会党』はまだ読んでいません。そのうち読みます。
ただ、発行が2000年なら、この本にソ連資金援助問題が取り上げられていた
としても、独自調査ではなく他の本からの引用ですね。というのは、九十年代
後半になって、エリツィン政権はクレムリンの資料庫をふたたび閉鎖してしま
ったからです。事実面に関しては、新味はない筈です。

 九十年代前半に出たソ連秘密資金関係の本は、まず全部が大阪の人さんや日
本共産党が大嫌いな筈の公安情報やそれと共通する週刊誌情報と同類です。週
刊誌などで共産党批判が出ると「反共攻撃だ」と大騒ぎするのに、他党の場合
は、この種の情報を平気で使うのですね。

 不破氏の引用について、私は「つまみぐい」などという失礼な表現は使って
いません。この種の資料は全文引用しないとフェアではないと言ったのです。
これは撤回する必要はないと思います。

 他に書くべきこともありますが、もう夜もふけましたので今日はこれまでと
しておきます。
 

[337] もう傍観者氏のは読みたくもない(怒) 投稿者:大阪の人 投稿日:01/06/30(Sat) 21:54
re:333
傍観者さん、もしかして、この件何もご存じないのか?

| 外国人がホスト国すなわち居住国の国政にあれこれとかかわって口を
|差し挟んで、何が悪いのでしょうか。大阪の人さんの論理でいうと、自
|民党の反対で国会を通らなかった定住外国人選挙法案はとんでもない法
|律ということになりますね。この法案は日本共産党も賛成していたと記
|憶します。

日本共産党が(も)主張し、自民党(等)が潰した定住外国人の参政権
というのは”地方参政権”でありまして、衆議院や参議院、はたまた
日本にはありませんが、大統領のような”国政”に関する選出被選出
の権利ではありません(きっぱり)。知らない事にクビは突っ込まない
ほうがやけどしません。いいかげんにしてください。

| それから、日本戦後史では、外国人が六十年代後半の中国人以上に過
|激な政治闘争をした例があります。在日朝鮮人の運動です。しかも、四
|十年代後半から五十年代前半にかけては、大阪の人さんが礼賛を惜しま
|ない日本共産党がこの運動を指導していました。共産党中央指導部(当
|時は政治局、中央委員会)にも、当時は在日朝鮮人がメンバーに選ばれ
|ていました。

もう、この件には次はお答えしたくもないので、レスは無用です(きっぱり)
が一応お答えだけさせて頂きます。在日朝鮮人は文革時の礼賛日本人や
それと共振した一部の華僑の子弟とは同列には扱えません(きっぱり)。
何より、一般市民に暴力を向けた。友好協会の事務員は市民でありまして
「日共の手先だから人民戦争方式で無限に何を暴力加えてもかまわない」
とする文革追従者らの論理と行動は絶対に許せません。「中国覇権主義と
のたたかい」はお持ちですか。大阪の国貿促の事務員さんの女性の件は
さしもの猛獣さんも抗弁できずに、答えをはぐらかしておられました。
無茶苦茶なやりかたは中国文革礼賛者(多くは日本人だが猛獣さんの
指摘されるような愚か者の中国人も中に居たようです)が抜群です。

それから、50年問題に関しては、傍観者さんは、もしかしたら私や
猛獣さんより本来お詳しいくせに、問題をはぐらかすために、ためにする
論難で蒸し返しておられるのか? 大人げないよ、もう出てこないでも
結構です(きっぱり)。

50年問題は、不幸な、実に不幸な事件でありました。分裂した一部
の者が責任を負わねばなりませんが、それでも名前をついでいる日本
共産党はその責任を十字架として背負わなければならない問題です。
そして50年問題の核心は中国とソ連の日本の革命運動に対する干渉
でありました。北京機関が指導して、国内では志田重男らが統括して
未だ民族自決の原則が徹底されてない中で朝鮮人の党員や支持者まで
まきこまれた暴力闘争の誤った路線でありました。華僑寮生や猛獣
さんたちが「6全協以後の日共はダメ」というのは端なくも吐露して
いる一部華僑らの立場、つまりソ連を親とし、劉少奇毛沢東のひきいる
中国共産党を長女とし、その忠実な弟妹として在日朝鮮人も日本共産党
の一員として暴力闘争に加われ、戦え、暴力主義が足りない、もっと
暴れろ、「鉄砲から政権が生まれる」という毛沢東思想を身につけろ
との意味でありました。これはどんなことがあっても受け容れられません。
そういう方向を拒否する道で日本の自主的自覚的な運動は経験を積みました。

朝鮮総連も、朝鮮人の内部では、内ゲバのような事はあったかのような
話がたとえば李英和氏の本には述べられていますが、(当方は知らない)
50年問題の中で、その反省と反発から朝鮮総連が結成されてゆく課程
のいきさつから見ても、朝鮮人の運動というのは、いじらしいぐらいに
日本国内では日本権力との闘争とは一線を画した路線でありました。
半可通の傍観者さんの謬論が朝鮮人の(ここには参加してないにもかか
わらず)一方的な攻撃になっているのは、なんともおぞましい限り。

| 外国人の運動は、なんらかの点で祖国を背景にしているものです。在日
|朝鮮人の運動もそうです。大阪の人さんの論理では、在日朝鮮・韓国人の
|運動はとんでもないものだ、ということになりますね。

恥を知れ! もう見たくもない。消えなさい。

[340] ご返事 投稿者:傍観者(初代) 投稿日:01/07/01(Sun) 11:11
 大阪の人さん、こんにちは。

>もう出てこないでも結構です(きっぱり)。
>もう見たくもない。消えなさい。
 久しぶりに書き込みがあったと思ったら、ずいぶんご立腹のご様子で
すね。自分に都合の悪い書き込みが出るとヒステリックになるのはどんな
ものでしょうか。民主主義の基礎は、自分と反対の立場の意見にも耳を傾
けることです。日本共産党「自由と民主主義の宣言」をよく勉強してくだ
さい。

 もちろん、大阪の人さんにはこのように表現する自由があります。私にも
それに従わずに出てくる自由があります。また、大阪の人さんの発言を読ん
だ他の人が発言したりさまざまな感想を抱く自由もあるでしょう。それが気に
いらなければ、大阪の人さんがここに来るのを辞めればいいのです。

 この掲示板で、書き込みを制限、禁止できる人は、設置者である猛獣文士さ
んだけです。
 
>日本共産党が(も)主張し、自民党(等)が潰した定住外国人の参政権
>というのは”地方参政権”でありまして、衆議院や参議院、はたまた
>日本にはありませんが、大統領のような”国政”に関する選出被選出
>の権利ではありません(きっぱり)。
 この論理では、地方議会は国政全般に関わる決議(たとえば護憲決議)
など出来なくなりますね。
 地方政治は国政の一部です。だからこそ自民党等は反対したのです。

>が一応お答えだけさせて頂きます。在日朝鮮人は文革時の礼賛日本人や
>それと共振した一部の華僑の子弟とは同列には扱えません(きっぱり)。
 どうしてでしょうか。個別的なものを取り出せば、在日朝鮮人の運動だって
過激・極端な例はいろいろありますよ。

>何より、一般市民に暴力を向けた。友好協会の事務員は市民でありまして
>「日共の手先だから人民戦争方式で無限に何を暴力加えてもかまわない」
>とする文革追従者らの論理と行動は絶対に許せません。「中国覇権主義と
>のたたかい」はお持ちですか。大阪の国貿促の事務員さんの女性の件は
>さしもの猛獣さんも抗弁できずに、答えをはぐらかしておられました。
>無茶苦茶なやりかたは中国文革礼賛者(多くは日本人だが猛獣さんの
>指摘されるような愚か者の中国人も中に居たようです)が抜群です。
 赤旗編集局編『中国覇権主義とのたたかい』(新日本出版社 1992)ですね。
いま手元にあります。国貿促関西事務所Mさんの件それ自体はたぶん事実で
しょう。しかし、これは当時無数に起きた日共系・文革派の衝突の最も極端
な一つです。
 しかも、同じことは日共系もやっているのです。その最大の例は善隣学生
会館事件です。暴力をふるった、というだけなら、私が何回か指摘したよう
にどちらも五十歩百歩です。どちらが先に手を出したかは、私のような部外者
にはそれほど重要なことではないでしょう。

 それから、『中国覇権主義とのたたかい』を再読して、大阪の人さんの文革
に関する知識は、基本的にこの本の範囲内だということを知りました。反対の
立場、別の立場の人の意見にももっと耳を傾けてもいいのでは?

>50年問題に関しては、傍観者さんは、もしかしたら私や猛獣さんより本来お
>詳しいくせに、問題をはぐらかすために、ためにする論難で蒸し返しておられ
>るのか? 
 前回の書き込みで、私は五十年問題に触れてはおりませんが。在日朝鮮人運動
のピークは五十年問題以前の四十年代後半(昭和二十年代前半)です。五十年問
題が起きた時、在日朝鮮人の日共政治局員金天海は公職追放で関係会議に参加で
きませんでした。

>| 外国人の運動は、なんらかの点で祖国を背景にしているものです。在日
>|朝鮮人の運動もそうです。大阪の人さんの論理では、在日朝鮮・韓国人の
>|運動はとんでもないものだ、ということになりますね。
>恥を知れ! 
 わかりませんね。その理由を説明してください。地方参政権問題で、韓国政府
は公式に日本政府に実現を要請しています。在日韓国人の運動は明らかに祖国を
背景にしていますが、その事実を指摘することが恥知らずなのでしょうか。

[338] ファシスト「大阪の人」の投稿を禁止して下さい 投稿者:日本国籍離脱志願者 投稿日:01/07/01(Sun) 01:12
ファシスト「大阪の人」なる人物の主張は、徹底した中国差別、朝鮮差別であり、石原慎太郎と何ら変わりありません。このような人物の書き込みは禁止すべきです。

[322] UNACCEPTABLE PROVOCATION 投稿者:commierevo 投稿日:01/06/11(Mon) 12:37
> 当方の論点としましては、後追加として、留日華僑の皆さんが、華僑である
> として中国国籍を主張されるのであるならば、その存在のし方と、政治闘争
> への口のはさみ方との関係、内政干渉と日本の自主性の堅持に関してなどが
> どうあっても指摘したい所であります。
>
> 67年頃の文革政府は、明確に「革命の輸出」の方針を打ち出していました。
> 今現在そうでない、また華僑の方々が平和に暮らす権利を主張するのであれ
> ば、是非ともこの「革命の輸出」路線の否定をなさって、けじめをつけて
> 後顧の憂いをなくしてクリーンにされることが、今後ますますお立場を安全
> に、強固にされ、「3国人発言」なんかとたたかう際に、有力な地盤を築く
> であろうと確信してます。この指摘は過去をほじくるための泥合戦ではなく
> そういう観点から一貫して当方は指摘しています。

This is an UNACCEPTABLE CHAUVINIST PROVOCATION. S/He clearly takes side with Japanese imperialism and attacks the Chinese residents in Japan from the standpoint of the bourgeois "sovereignty". This provocation must not be tolerated.

"華僑の方々が平和に暮らす権利を主張するのであれば、是非ともこの「革命の輸出」路線の否定をなさって、けじめをつけて後顧の憂いをなくしてクリーンにされることが、今後ますますお立場を安全に、強固にされ、「3国人発言」なんかとたたかう際に、"

Here "大阪の人" clearly takes side with Japanese imperialism. S/He de facto says, "If you do not obey the sovereignty of Japanese imperialism, you do not have 平和に暮らす権利". 大阪の人 has little difference with racist Isihara. This is not something a "communist" can say. This statement makes him/her outside of the proletarian movement. 大阪の人 must renounce this provocation and apologize for other non-Japanese participants in this board. Otherwise s/he must be banned from participating in this board.

[320] Re: 問われている干渉主義の決算 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/06/09(Sat) 21:30
> |1960年代後半から、70年代前半にかけて、私が最も暴力的と考えていた
> |党派は民青です。
> > それなら、猛獣さんたちにもっと当時は褒められてもいいのではないかな。
> ちゃんと毛沢東主席の言葉「鉄砲から政権が生まれる」を正しく理解して
> いるわけですから。

このようないつもの論法への解答は、いわずもがなですが、一応、念のために
書いておきます。
権力の犬といったような意味での暴力性と解釈されていたんでしょうね。
簡単な例えでいえば、勤皇の志士ではなく佐幕派の新撰組。革命派は新撰組を
褒めないでしょう。それに、四つの敵の一つですから。


> 東京華僑総会の皆さんは、今も67年元旦の華僑報の記事を一言一句誤りない
> と正当化されるのでしょうか。

一字一句誤りがないなどという言い方は、問いかけ自体に問題がありますね。
基本認識としては、現在も、34年前も変わらないでしょう。東京華僑総会
にいって、華僑報を多量にいただきましたので、大阪の人さんの疑問の氷解
にも、その公開によって、多少、貢献できるでしょうか。

ところで、今までの書き込みで、なくなったものはありませんよ。過去ログ
に記録されています。

[313] 猛獣文士さんへのお答え 投稿者:傍観者(初代) 投稿日:01/06/06(Wed) 00:33
仕事の関係で、ご返事が遅れてしまいました。

 さて、猛獣文士さんの

>何かきついお言葉のような気がします。前の書き込みで、川上徹氏や宮崎学氏が日共を
>離れていった経過に対する、私の分析が気に入らなかったのでしょうか。私は、日共に
>嫌味を言いたかったわけではありません。

 という発言を読んで、いささかとまどいました。「どちらか一方が完全に正しくもう一
方が完全に間違っている、という発想が猛獣文士さんにもしあるとすれば、結局真相はわ
からないか、あるいは猛獣文士さんには真相と思えるものが抽出できても、それは他の人
の同意を得られるものにはならないのではないか」という前の書き込みは、ものごとの判
断に対するごく一般的な基準を述べたにすぎないと私は思っているのですが。

>善隣学生会館事件は、そのようにして、日共が暴力的な要素を清算する前の事件であり、
>立派な暴力部隊を擁していた時期ではないのでしょうか。・・・その現在の印象で、34
>年前の事件を想像すると、非暴力的な日中友好協会と凶暴な文革派、あるいは華僑学生
>という構図が出来上がるわけです。

 ここで出てくる日中友好協会は、日共系日中友好協会ですね。私個人は、この構図のよ
うな認識を当時も現在ももっていません。どちらもセクト的であった、というのが私の認
識です。
 文革派と言われた人々が、文革に懐疑的な人々、あるいは自分と考えの異なる人々を口
汚く罵り、人格的に侮辱し、時には暴力すらふるったことを、私は今も記憶しています。
と同時に、日共のセクト主義についても、同様に記憶しています。

>1960年代後半から、70年代前半にかけて、私が最も暴力的と考えていた党派は民青です。
>これは、決して、逆説を言っているのでなく、本当の印象でした。
 
 これは猛獣文士さんの印象ですね。私自身は、1960年代後半から70年代前半にかけて最
も暴力的だった党派は革マルだと思っていますが、日共の暴力性についても多少の記憶は
あります。

 善隣学生会館事件に関する私の認識は、セクト主義集団同士の衝突だというものです。
どちらが先に手を出したか、とぢらの方がより凶暴だったか、あるいは過剰に攻撃した
か、ということについては検討の余地があるでしょうが、この根本については猛獣文士
さんがアップしている各種文献を読んでも、考えは変わりません。
 それは、革マルと中核の「内ゲバ」についてどちらの側が正しいかを検討することが、
当事者以外にはほとんど意味をなさないのと同じです。

 ただ、善隣学生会館事件が革マル・中核のゲバと違うのは、後者が限りなくエスカレ
ートしていったのに対して、前者は基本的に一回きりで終わりエスカレートしなかった
ことです。日共系日中友好協会も、事件後六九年まで善隣学生会館に居続けることが
できました。この点では、善隣学生会館事件の当事者たちはまだ理性的だったと言える
でしょう。

 事件から三十年以上の歳月がたち、日本共産党も日共系日中友好協会も中国との関係
を回復しました。日共系日中友好協会が中国と関係回復した後も、別の日中友好協会は
依然として中国と関係を持ち続けています。私は、たいへん結構なことだと思っていま
す。

[314] 「文革派」「日共系」の対立はもう無意味・猛獣文士さんへのお答え補遺 投稿者:傍観者(初代) 投稿日:01/06/06(Wed) 17:28
 言い残したことを思いついたので、仕事の合間にもう少し書いておきます。

>私は、この調査で得られる結果として、三通りのケースを予測しています。第一のケースは、
>私が信じていた方の見解が正しく、対立する当事者の見解が偽りである場合です。第二のケ
>ースは、その反対で、私の信じていた当事者の見解が偽りであり、対立する当事者の主張が
>正しい場合です。そして、第三のケースは、この事件のような単純な事実関係においても、
>両方の当事者の主張ごとに、複数の真実が存在することがありうる場合です。
(このページの趣旨)

 これは猛獣文士さん自身のお言葉です。私も、初めてこの「趣旨」を読んだ時たいへん共感しました。
しかしながら、猛獣文士さんの上の書き込みを読んでいると、初めから第一のケースすなわち日共は間
違っていたが結論として猛獣文士さんの頭のなかにあるようです。これは、「このページの趣旨」とも
違うのではないでしょうか。

 ついでに書くと、大阪の人さんは第二のケースが正しい、という予断があるようです。私自身の現在の
立場は、第三のケースでしょうか。

 ここで強調しておきたいことは、猛獣文士さんと大阪の人さんの対立の基調となっている「文革派」「日
共系」の対立は今日ではもはや無意味であり、現実もそのように進んでいるということです。

 たとえば、長い間「文革派」の拠点研究所であった(社)中国研究所でも、現在では日共系の代表的学者
の一人である丸山昇氏(中国現代文学研究、東大名誉教授)が所員となっています。他にも日共系所員がい
るようです。もちろん、九十年代に入ってからの参加です。
 上の書き込みで書いた、中国が二つの日中友好協会と関係を持ち続けているのも、このような時代思潮の
変化を反映しているのでしょう。

 中国とは直接関係ありませんが、今日では、日本共産党系地方議員や活動家が中核派など新左翼と集会な
どで同席するケースはたくさんあります。(過去ログに、華青闘が中核派と同席した云々という書き込みが
ありましたので、触れておきます)

 今の十代二十代の青年からみれば、善隣学生会館事件は前世紀中葉の出来事です。彼らからみれば、同じ
左翼なのになぜ殴り合いをしたか、理解できないことでしょう。もちろん、後の時代からみればささいな対
立がその時は決定的なものにみえた、ということはいくらでもあることですが、私が思うに、善隣学生会館
事件からくみ取るべき教訓は、ものごとはやはり複眼的視点でみなければならない、ということではないで
しょうか。

[318] 歴史の一ページとして 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/06/09(Sat) 11:45
もっともな書き込み、有難う御座いました。たしかに、善隣学生会館事件は、34年前の出来事です。
この事件が起こったときに16歳であった私が、その時点で34年前の出来事と考えると、1933年に
さかのぼることになります。これは、私が幼少時、耳にたこができるくらいに聞かされた、恐ろしい
空襲の話とか、原爆の話とか、戦中戦後の飢餓の話よりもはるかに古く、「満州」事変、226事件、
日中戦争の初期、西安事件というような時代になります。

そのような意味で、この事件はすでに歴史の一ページになっていると思いますが、歴史をどう見るか
という意味で、この事件を細かく検討することも意味があるのではないでしょうか。この事件自体は
たしかに、世界史や日本史を根底から揺り動かすような事件であったとは思いませんが、検証の労に
値する事件であると思っています。

[346] 朝鮮人運動の擁護のために一言する 投稿者:大阪の人 投稿日:01/07/03(Tue) 12:42
あまり気乗りしないのは傍観者(初代)氏との対話です
|>日本共産党が(も)主張し、自民党(等)が潰した定住外国人の参政権
|>というのは”地方参政権”でありまして、衆議院や参議院、はたまた
|>日本にはありませんが、大統領のような”国政”に関する選出被選出
|>の権利ではありません(きっぱり)。
|
| この論理では、地方議会は国政全般に関わる決議(たとえば護憲決議)
|など出来なくなりますね。
| 地方政治は国政の一部です。だからこそ自民党等は反対したのです。

韓国民団の事務所の前を通ったら、「地方参政権を」と書いてありました。
民団も総連もこのごろは一緒に何かやる事が増えてきて、そればかりか
日本共産党や、民主団体も仲間に入れて貰っているようです。こないだ
赤旗には花岡事件犠牲者の碑の前で合同してセレモニーをしたそうです。

傍観者(初代)さんは、どんな”論理”を当方の書いたものから導きだし
たのでしょうか。事実の経過と運動されている主体のご意見はまさにこの
通りのものであり、法案として上程されることなく、握りつぶされたのも
やはりこの件であります。

地方参政権が国政の一部であるとの理由から自民党がその趣旨に反対した
のは本当です。傍観者さんはまさに傍観者たる地位を投げ捨てて、自民党
の立場に転落してしまわれたのでしょうか?

また、猛獣さんが、トンチンカンに「議会があっても」だとか「法律が
あっても」だとか民主政体のタテマエを現実のものとしていく運動の意義
がおわかりになれなさげな事の一つの理由は、もしかしたら一度も選挙
有権者として扱われていないということではないかと当方は推察するもの
であります。地方参政権だけでも、一度得て、それを行使して、もっと
民主主義の学校で学ばれるのがよい。

もともと地方参政権はヨーロッパにおいては既に実現しています。
主権は国民国家にあっては主権者国民が排他的に行使するのです。
国民主権と国家主権は譲り渡すことができない権利です。
ヨーロッパ諸国に於いては、それぞれの国に、元からちゃんと選挙権が
あり、選挙投票するのが当たり前である権利意識が相互にあるわけで
このホスト国とゲスト(在留外国人)との間で地方参政権が確保されて
しっくりと機能しているのです。

中国は、長い間、選挙どころか外国の支配にあったり、内戦していたり
なかなか有権者主権者として権利行使する事ができなかった。韓国朝鮮
も同じです。戦後も一時期まではそうでした。日本在留の所謂在日の
人たちの戦前戦後の状況も悲惨でした。在日朝鮮人のおかれた状況なん
て自然発生の難民キャンプであります。せっかく日本帝国主義が世界の
平和と民主主義を擁護する諸国諸勢力によってうち負かされ、勝利した
人民として開放される時がきたというのに、むしろ逆に難民のように放
り出され、ひっそりと肩をよせあってなんとか暮らしを強いられた。

|>が一応お答えだけさせて頂きます。在日朝鮮人は文革時の礼賛日本人や
|>それと共振した一部の華僑の子弟とは同列には扱えません(きっぱり)。
|
| どうしてでしょうか。個別的なものを取り出せば、在日朝鮮人の運動だって
|過激・極端な例はいろいろありますよ。

ここで”差別者”傍観者(初代)氏は50年問題以前の金天海氏らに指導
された朝連の指導の下の運動を問題にされているようです。それも単に
過激かどうかという次元ではなくて、当方が指摘した、日本軍を背景に
して外国の地にあって「しきる」日本人だとか、文革時の猛獣さんたち
の【内政干渉】と同列に、朝鮮人が外国の政府の意のままに、日本の
国政を脅かしたかのように、描き出し、彼らを冒涜しているわけです。

金天海氏らは、基本的には日本共産党の一員として、朝鮮人の生活擁護
闘争を指揮していました。大阪市立中央図書館の開架式に偶然みつけた
「北朝鮮に消えた友と私の物語」で引用されている元資料の『北極星』
だとかのコピー資料(本の題名どわすれ)にあったのも、それら生活擁護
闘争のあり方でありました。ドブロク密造だと大蔵省の役人がくる、とこ
ろが朝鮮人は民族的にマッカリというドブロクを漬け物のように各家庭
で作るのが生活の常識なんです。それを認めろと談判したり、子どもの
勉強ができるように工面したり、生活の全領域に渡る多彩な要求に基づい
た運動をしていたのでありました。運動に何か稚拙な側面があったとか
今の時点にたって言い立てるのは”差別者”の”修正的歴史観”からは
可能かも知れませんが、ほめられたものではありません。

|国貿促関西事務所Mさんの件それ自体はたぶん事実でしょう。しかし、
|これは当時無数に起きた日共系・文革派の衝突の最も極端な一つです。

話を相対化しないで、個別の事象のありかたに分け入って検討する
というのが、当方の流儀であり、猛獣さんの流儀であります。こうして
傍観者(初代)”差別者”さんは、あまり内容に踏み込まれる事なく
調子よいだけの”理論”を吹かれている。内容を子細に検討すると
いう作風はおよそ見られません。

| しかも、同じことは日共系もやっているのです。その最大の例は善隣学生
|会館事件です。暴力をふるった、というだけなら、私が何回か指摘したよう
|にどちらも五十歩百歩です。どちらが先に手を出したかは、私のような部外者
|にはそれほど重要なことではないでしょう。

女の人一人を周囲からよってたかってタバコの火を押しつけたりしてハ
ラスメントするってのは、夜中に丸太でゴンゴンと扉を突くだとか、ト
イレにいかせないだとか、葬式を妨害するとか、という寮生の蛮行の
事とは比肩しうる無茶苦茶な蛮行ですが、3階4階に在住している華僑
の方々はそのような被害を友好協会本部事務員さんやその加勢にきた日
本共産党をはじめとする陣営からうけたという話はまだ聞いていません。
海外で比肩しうるのは、ちょうど文革時の劉少奇氏らへの蛮行ですかね。
ジェット機型とかいって両腕をねじり上げて、つばをはきかけ、集団で
つるし上げる。

| それから、『中国覇権主義とのたたかい』を再読して、大阪の人さんの文革
|に関する知識は、基本的にこの本の範囲内だということを知りました。反対の
|立場、別の立場の人の意見にももっと耳を傾けてもいいのでは?

傍観者(初代)さんはそもそも反対の立場だったのでしょうか?
そうではなくて「意味がない」とする”傍観者”だったのではないの。
私は具体的な猛獣さんの議論には、ずいぶん具体的に内容に分け入り
議論していますよ。ねじまげないように。傍観者さんの議論が何か
当方の癇癪に触れるだけです。

|在日朝鮮人の日共政治局員金天海は公職追放で関係会議に参加で
|きませんでした。

この50年問題の頃は、「民対」として朴恩哲氏などが志田らの指揮下
で働いていますね。もうこんな些末な「しったかぶり」はやめませんか。

| わかりませんね。その理由を説明してください。

話のスジが違っているのです。

|地方参政権問題で、韓国政府
|は公式に日本政府に実現を要請しています。在日韓国人の運動は明らかに祖国を
|背景にしていますが、その事実を指摘することが恥知らずなのでしょうか。

公式に要請しているからどうしたのですか? 日本に干渉がましいことを
韓国政府がしていると”差別者”傍観者(初代)さんは言われる。そして
この事をもってプロレタリア文化大革命の時期の日本への内政干渉と同列視
して、相対化し、問題を矮小にみせかけている。遠近法が間違っているね。

[351] 今度はレッテル張りですか 投稿者:傍観者(初代) 投稿日:01/07/04(Wed) 21:43
ちょっと仕事が忙しく書き込みできなかったら、大阪の人さんが次々にレスを
つけてくれています。「気のりがしない」という割には長文の書き込みですね。
そして今度はレッテル張りですか。あまりヒマがないので、それほど長文が書け
ないのですが、要点だけ反論しておきましょう。

 上の書き込みで、大阪の人さんは私に“差別者”というレッテルを張っていま
すね。その根拠として大阪の人さんが挙げているのは、次のようなことです。

>ここで”差別者”傍観者(初代)氏は50年問題以前の金天海氏らに指導
>された朝連の指導の下の運動を問題にされているようです。それも単に
>過激かどうかという次元ではなくて、当方が指摘した、日本軍を背景に
>して外国の地にあって「しきる」日本人だとか、文革時の猛獣さんたち
>の【内政干渉】と同列に、朝鮮人が外国の政府の意のままに、日本の
>国政を脅かしたかのように、描き出し、彼らを冒涜しているわけです。

このうち、「日本軍を背景にして外国の地にあって『しきる』日本人」と
在日の人たちの運動を私が同一視している、というのは大阪の人さんの捏造
です。私がいつこのようなことを言ったか、メッセージ番号をあげて指摘し
てください。

 後半の、在日の人たちの運動と文革時の猛獣文士さんたちの運動に共通性
がある(まったく同じではない)と私が考えているという部分は、その通り
です。私は、すでに述べたように、文革派は中国政府などの呼びかけに応じ
た要素があったとしても、基本的には自主的に形成されたと考えています。
だから、在日の運動とかつての文革派の運動の共通点を指摘することが差別
・冒涜になるとはまったく考えません。

 ここのところは、大阪の人さんとの見解の相違ですね。私は別に現在の私の
見解をただちに大阪の人さんに押しつける気はないので、私と考えが違うなら
それはそれでやむを得ないと思いますが、見解が違う人に向かって“差別者”
などというレッテル張りをするのは、いかがなものでしょうか。
 別の書き込みにある反共ゴタクというのもそうですね。

 私は、前に書いたように、選挙で共産党系候補に入れたこともあるし、共産党
員と思われる友人知人も何人もおります。ですから、共産党員にも人間味と幅の
ある人もたくさんいる、ということは知っています。また、だからこそ選挙でも
一定の票がとれるのでしょう。

 それにしても、大阪の人さんの書き込みは狭小ですねえ。私は、ここ数日の書き
込みを読んで、この人は最近の日本共産党の中で浮き上がっているんじゃないか、
とちょっと心配になりました。まぁ、これは限られた材料による私のまったくの推
測なので、はずれていても全然かまわないのですが。

 もう一度繰り返します。私は日本共産党と大阪の人さんを同一視する気はまっ
たくありませんが、もし日本共産党が大阪の人さんと同じ思考形態なら、つまり
意見の違う人にレッテル張りをして自己満足しているなら、革新統一戦線など
絶対に形成できないでしょう。

 他の問題については、すぐに答えられる点もありますが、資料を読み返したり
じっくり論理を煮詰めた文章を書いたりして反論しなければならない問題もあり
ますので、お答えに少し時間がかかるかもしれません。
 大阪の人さんが提起された問題にはなかなか面白い論点もありますので、私も
仕事の合間に考えをまとめることにしましょう。

 ついでに書いておきますと、傍観者というハンドルは某新左翼観察掲示板で使って
いたものです。新左翼系の人にも友人知人はたくさんいますが、新左翼に対しては
やはり傍観者的にならざるを得ませんね。

[349] 逐条的に傍観者氏の反共ゴタクをみる 投稿者:大阪の人 投稿日:01/07/04(Wed) 14:58
#309
| それぞれの立場からのやりとりがここで延々となされてきたわけですが、どう
|もお二人とも重大なことを見落としているように思います。
| それは、善隣学生会館事件があった67年2、3月は、日本共産党といわゆる中国派
|との分裂から数ヶ月しかたっておらず、いわゆる中国派の人々の大部分はほんの数
|ヶ月前までは日本共産党員だったことです。
| 大阪の人さんの言う「文革追従者たちの組織のやり方」は突然形成されたのでは
|なく、日共党員時代の作風を引き継いでいるとみるべきでしょう。
| 私は文革派の人々とも接したことがありますが、当時(七十年代)から嫌悪感を
|覚えました。林彪事件を経て、文革の破産がすでに明確になっているのに、それを
|なんとか隠蔽しようとしていることが、はっきりわかりました。
| と同時に、日共系の人とも別の場で関係を持ちましたが、こちらも好きになれま
|せんでした。
| 当時も今も、私は日共系と中国派は五十歩百歩だと思っています。

つまり「日本共産党の時代の事を真剣に自己批判していない人物が嫌悪を
もよおす」ということで、「日共時代の作風を引き継いでいる」事を問題にし
それは、とりもなおさず日本共産党のせいだと。
つまりダメな日本共産党からでてきたものだからこれらの文革礼賛者たちの
作風が嫌悪を催すのだとというこを傍観者さんは主張されているわけです。
これは反共攻撃のさいたるものの一つではないでしょうか。

これを敷衍するならば、「真の日本共産党攻撃は未だ成就してないから
日本共産党にとってかわる政党政治勢力を構築するために、どのような
論理構築をするか、どのように(正しい)プロレタリア文化大革命を日本
に導入するか、どのように日本を巧妙にポルポト派のような政権にするか」
という問題意識でしょうか。

傍観者(初代)さんの基本的なスタンスは、「どうやって真の日本共産党攻撃を
するか」ということに収斂しているように思えます。

#311
| それから、前回の書き込みで書いた「当時も今も、私は日共系と中国派は五十
|歩百歩だと思っています。」について少し補足しておきます。
| 日共系と中国派に限らず、新左翼と旧左翼(社・共)全体が今日からみれば五
|十歩百歩だと思います。当時はこの五十歩の差が決定的なものにみえ、激しい対
|立さらには殺し合い(主に新左翼内部)までやったわけですが対立点をことさら
|に強調する発想は、もうそろそろ克服すべきではないでしょうか。

「当時はこの五十歩の差が決定的なものにみえ」たのだと、既に断定されて
いるわけです。【どちらも間違っていた】のだと。ここが絶対の結論でこれ
にあらぬものは偏見にとらわれた見方であると。

| 善隣学生会館事件についても、真相解明をめざす猛獣文士さんの努力には敬意
|を表しますが、どちらか、と
|いう発想が猛獣文士さんにもしあるとすれば、結局真相はわからないか、あるい
|は猛獣文士さんには真相と思えるものが抽出できても、それは他の人の同意を得
|られるものにはならないのではないか、ということを記しておきます。

真相は「どちらか一方が完全に正しくもう一方が完全に間違っている」ではない。
これが【絶対の真理】だと。
特異な認識論であることは、だいぶはっきりしてきました。

#313
| という発言を読んで、いささかとまどいました。「どちらか一方
|が完全に正しくもう一方が完全に間違っている、という発想が猛獣
|文士さんにもしあるとすれば、結局真相はわからないか、あるいは
|猛獣文士さんには真相と思えるものが抽出できても、それは他の人
|の同意を得られるものにはならないのではないか」という前の書き
|込みは、ものごとの判断に対するごく一般的な基準を述べたにすぎ
|ないと私は思っているのですが。

これはウェブ主催者の態度としては節度を越えた猛獣さんの態度で
ありまして当方も批判は繰り返してきたものですが、傍観者(初代)
さんは主催者の態度、あるいわ趣旨にうたわれた公平に問題を検討
するのだという路線からの猛獣さん自身の逸脱に関して述べている
のではなくて、むしろ「どちらか一方が完全に正しい事はない」と
する特定の立場を絶対の真理として先験的にきめている傍観者さん
の態度のおしつけであります。

| ここで出てくる日中友好協会は、日共系日中友好協会ですね。私
|個人は、この構図のような認識を当時も現在ももっていません。ど
|ちらもセクト的であった、というのが私の認識です。

ご自分の認識だけは絶対に正しいと。
これは当方も猛獣さんも「見落としていた」からではなくて
そういう先験的な結論をださずに「まずは事実をみよう」という
態度を取っていたのでした。「見落としてた」としながら、自分
の態度を絶対の正義としておしつけておられる。大人げない話です。

|>1960年代後半から、70年代前半にかけて、私が最も暴力的と考え
|>ていた党派は民青です。これは、決して、逆説を言っているので
|>なく、本当の印象でした。
| 
| これは猛獣文士さんの印象ですね。私自身は、1960年代後半から
|70年代前半にかけて最も暴力的だった党派は革マルだと思っていま
|すが、日共の暴力性についても多少の記憶はあります。
| 善隣学生会館事件に関する私の認識は、セクト主義集団同士の衝
|突だというものです。どちらが先に手を出したか、とぢらの方がよ
|り凶暴だったか、あるいは過剰に攻撃したか、ということについて
|は検討の余地があるでしょうが、この根本については猛獣文士さん
|がアップしている各種文献を読んでも、考えは変わりません。
| それは、革マルと中核の「内ゲバ」についてどちらの側が正しい
|かを検討することが、当事者以外にはほとんど意味をなさないのと
|同じです。

日本共産党を革マルや中核と同列にしないでください。すでに結論
をきめつけて、たとえ話は全然違う状況の暴力集団どうしの衝突に
すりかわっている。

| ただ、善隣学生会館事件が革マル・中核のゲバと違うのは、後者
|が限りなくエスカレートしていったのに対して、前者は基本的に一
|回きりで終わりエスカレートしなかったことです。

ここは事実と違う。後楽の事件では、その後、延々と「持久戦」
だとか「人民戦争」だとか言って、友好商社のビジネスマンだと
かML派だとかを動員して、橋爪氏がいうように「一方」が暴力
をはたらきつづけました。3日だけの事にはならない。猛獣さん
もそれは「そうです、悪うございました」とは言ってないですが、
3日間だけの問題ではない事はご認識のようです。日中青学共闘
なんて組織もつくって、72年に「さらば」というまで暴力集団と
していろいろ頑張っていた寮生たちでありました。

|日共系日中友好
|協会も、事件後六九年まで善隣学生会館に居続けることができまし
|た。この点では、善隣学生会館事件の当事者たちはまだ理性的だっ
|たと言えるでしょう。

革マル中核と比較して「当事者たちはまだ理性的」はひどい。むしろ
同列視することにおいて日本共産党を誹謗中傷しています。これは
傍観者(初代)さんの特異な立場であります。

#314
| これは猛獣文士さん自身のお言葉です。私も、初めてこの「趣旨」を
|読んだ時たいへん共感しました。しかしながら、猛獣文士さんの上の書
|き込みを読んでいると、初めから第一のケースすなわち日共は間違って
|いたが結論として猛獣文士さんの頭のなかにあるようです。これは、
|「このページの趣旨」とも違うのではないでしょうか。
| ついでに書くと、大阪の人さんは第二のケースが正しい、という予断
|があるようです。私自身の現在の立場は、第三のケースでしょうか。
|
| ここで強調しておきたいことは、猛獣文士さんと大阪の人さんの対立
|の基調となっている「文革派」「日共系」の対立は今日ではもはや無意
|味であり、現実もそのように進んでいるということです。

上段の「趣旨」からの逸脱はそのとおり。しかし、「第三のケース」を
押しつけておられる傍観者(初代)さんであることに注目。

| たとえば、長い間「文革派」の拠点研究所であった(社)中国研究所
|でも、現在では日共系の代表的学者の一人である丸山昇氏(中国現代文
|学研究、東大名誉教授)が所員となっています。他にも日共系所員がい
|るようです。もちろん、九十年代に入ってからの参加です。

知ったかぶりを一つさせて下さい。丸山氏は、中国研究所発行の雑誌へ
の寄稿は89年に既に見えます。それから中国研究所発行の「新中国
年鑑」というどでかい本があります。毎年だされているのですが、極東
書店発行の頃(1966年まで)はあっさりしていた、末尾にある中国関係
団体一覧のリストが67年以降は非常に充実したものになります。という
のも中国研究所が文革中国政府党のお墨付きを与えた「関係団体」だけ
を取り上げ、ここに記載されてない団体は「反中国」とするレッテル
排除の標識にしていたような所があるようです。そして、なぜかこの
「新中国年鑑」は2000年版になっても、友好協会は記載されておりません。
そしてなぜか「松山バレエ団」なんかは依然として掲載されていたり。
神戸の華僑問題研究所なんかも排除されていたり、だいぶ偏りがある
ようです。「他にも日共系所員が」というのは誰ですか。

| 上の書き込みで書いた、中国が二つの日中友好協会と関係を持ち続け
|ているのも、このような時代思潮の変化を反映しているのでしょう。

中国共産党のトップレベルでは通じている話でも、どうやら途中で
”暗躍する闇の抵抗勢力”があるようで、下には伝わっていないで(笑)
猛獣さんは当方に指摘されるまで98年合意さえ知らなかったらしい。

| 中国とは直接関係ありませんが、今日では、日本共産党系地方議員や
|活動家が中核派など新左翼と集会などで同席するケースはたくさんあり
|ます。(過去ログに、華青闘が中核派と同席した云々という書き込みが
|ありましたので、触れておきます)

「中核派」と日本共産党が共催でセレモニーや学習会をするわけがない
ではありませんか。「中核派の集会」等ではなくて震災被災者救援だとか
個々の具体的な明確な要求に基づいての民主的な集まりの事でしょう。
こうした誤解を招く表現はつつしんで頂きたい。党として関係は一切
ありません。未来永劫これら暴力集団と「党派として」協力共同すること
はありますまい。

| 今の十代二十代の青年からみれば、善隣学生会館事件は前世紀中葉の
|出来事です。彼らからみれば、同じ左翼なのになぜ殴り合いをしたか、
|理解できないことでしょう。

ニセ左翼の暴力集団が外国の干渉勢力に踊らされて暴力をふるったのです。
ごく一握りの華僑学生もこれに外国党政府からの指示で加わりました。
ゆるしがたい内政干渉です。これらを「同じ左翼」とするのは理解者の
ふりをした挑発者の役割でありまして、傍観者(初代)さんが主張される
事は一見常識的に見えますが、世間の常識とはだいぶ異なっているのだと
指摘させてください。

|もちろん、後の時代からみればささいな対立がその時は決定的なものに
|みえた、ということはいくらでもあることですが、私が思うに、善隣学
|生会館事件からくみ取るべき教訓は、ものごとはやはり複眼的視点でみ
|なければならない、ということではないでしょうか。

見てきたように、傍観者(初代)さんは、全然複眼ではなくて、むしろ
普通の常識では考えられない独善的な”単眼”を押しつけて居られます。

あと
#319で
|金の問題ですが、「中国党政府から金もらって・・」という証拠があるので
|しょうか。

しきりに文革盲従派が”自主的”であると主張されます。これはソ連盲従派にも
傍観者(初代)さんは同じ事を言われます。自主財源であったとする根拠は
お示しにならないままであります。「絶対に金は貰っていない、それを言うのは
デマだ、だけど日共は金を貰っていただろう(きめつけ)」というのは
笑ってしまいますね。なににしゃかりきになっているのかと。

| もし、大阪の人さんが、明確な根拠を示せないまま、相変わらず中国派は中国
|から金をもらっていた、と主張するなら、それは大阪の人さんが日本共産党に盲
|従しているなによりの証拠となるでしょう。

根拠はおいおいあきらかにしてみましょう。しかし当方の批判に対して、答え
もせずにケチだけつけているのはいかがなものか。自主財源だったML派だとか
自主財源だった「8派」だとか(笑)そういえば、(正統)の事務所に強盗が
押し入り「日大全共闘に金をよこせ」とあばれた事件がありましたが、あれは
どう説明するおつもりでしょうか。ゆすればお金をだすであろうという甘えた
姿勢の裏には彼らにしか知り得ない、巨大な金の流れ、何者かの勢力の介在を
推量するのはそんなに難しい事でしょうか。いずれにせよ「自主財源」を証明
して下さい。

| 堤氏のこの文章は読んでいませんが、ある程度はそういうことは言えるでしょう。

当時、誰が自主性があったのか、は重要な問題でした。未だに、愚か者の
異端華僑のなれの果て任政光氏は「当時の日共はソ連の手下になって私に暴力を
ふるった」などと、しゃあしゃあと本に書いています。任氏は横浜華僑の大ボスの
ようです「日本の華僑」(朝日新聞社)ばかりでなく97年発行の『横浜中華街
的華僑伝』(新風社)では、でかでかと口絵写真にまで登場しています。
P100(前略)
|||そのうえ、本来なら任さんたちの活動を後押しをしてくれるはずの日本
|||共産党がソビエト共産党と関係を深めていたために、後押しどころか批
|||判、妨害する立場に回ってしまっていた。当時ソビエト共産の党の参加
|||を離れて独自の路線を歩みつつあった中国共産党を、ソビエト共産党が
|||強く非難していたという事情があったのだ。
|||中華書店に勤務していた時、現在の日中友好会館、当時の後楽寮で、任
|||さんは日本共産党系の団体である民主青年同盟の多数の青年に囲まれ、
|||頭を鈍器で殴られて慶應病院の脳神経外科へ三ヶ月間、入院する。
(後略)

|私が同時に残念に思うのは、文革を批判した日共系知識人の少なくない人が、
|六六年以前はたいてい今日では目もあてられないような中国礼賛をしている
|ことです。たとえば、一千数百万の餓死者を出したと言われる大躍進につい
|てです。日本共産党やその翼下の人が、六六年以前から「自主独立」であれ
|ば、どれほどよかっただろうと思います。

傍観者さんは、本当は日本共産党に属する人士がどう正しくあるかには興味
はなくて、どう間違っていたかに関して、あげつらっているだけです。残念
というよりも、一般論にごまかしている。丸山氏が書くように、堤氏も書い
ているように、それが自主性を身につけていく課程でありまして、過去の
路線の誤りを克服してゆき、今日の日本共産党の路線と実績があります。
昔の事を「残念におもう」必要はありません。どうしてこうなるのか??

| ついでに書いておくと、かつての文革派でも、今日では中国の否定面を
|鋭く批判する人もたくさんいます。

中国の事を鋭く批判する者がいるのは結構ですが、「文革を今一度」と
いうはかない野望は捨てるべきだし、そもそも自分が文革干渉時にどの
ように干渉にうまうまと乗ったか、自己批判してからそれを開始するべき
でありましょう。これは何の名誉挽回にもなっていませんね。

これは、どうしたことか?
・「日本共産党」に関しては過去を「残念に」おもう。
・「文革盲従礼賛者」には以後、中国を批判したことで許してやる。
一見公平にみえまして、これは、あまり公平でも真摯でもありません。
不公平なものの見方であります。

|>傍観者(初代)さんにも、納得される党に日本共産党もいずれは成長するで
|>しょう。
| そうなることを、右傾化が音をたてて進む日本への歯止めのためにも心から
|期待します。私も、自治体首長選などでは共産党系候補者に投票したことも
|あります。もっとも、上のようなデマを平気でとばしているようでは、なお道
|遠しの感が強いのですが。

傍観者(初代)さんは、どのように右傾化が進む日本を傍観しておられるの
でしょうか。一方的に日本共産党を攻撃するセクト主義は、もしかしたら
傍観者(初代)さんの胸の内にあるのかもしれませんし、形は「左」実は
右の挑発者なのかもしれません。これは今後の傍観者(初代)さんのありかた
の実態に則して見ることにしましょう。

[339] 山形の人 投稿者:山口孝志 投稿日:01/07/01(Sun) 07:37
初めて訪問しました。
架橋の人だとは知りませんでした。
私も毛沢東の私生活をよみました。
多少なりとも、中国の事は知っています。でも
三国士は半端読みです
これからの政治は大変な時代へ入ってきますね。
でも中国、アジア、抜きでは語られないんでしょう。
近隣の国と仲良くすべきだとおもいます。全世界と手を結んでいかなければ
私達50を超えた人間は生活するのが大変です。
共稼ぎをしてまで、も暮らしが大変困っています。
どうか暮らしにゆとりのある人生をおくりたいものです。
何とかしてください。
今年で57才になります。これから競争で無いゆとりの生活がしたいです。
南陽市ー山口孝志

[347] Re: 山形の人 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/07/03(Tue) 20:06
> 初めて訪問しました。
> 架橋の人だとは知りませんでした。
> 私も毛沢東の私生活をよみました。
> 多少なりとも、中国の事は知っています。でも
> 三国士は半端読みです
> これからの政治は大変な時代へ入ってきますね。
> でも中国、アジア、抜きでは語られないんでしょう。
> 近隣の国と仲良くすべきだとおもいます。全世界と手を結んでいかなければ
> 私達50を超えた人間は生活するのが大変です。
> 共稼ぎをしてまで、も暮らしが大変困っています。
> どうか暮らしにゆとりのある人生をおくりたいものです。
> 何とかしてください。
> 今年で57才になります。これから競争で無いゆとりの生活がしたいです。
> 南陽市ー山口孝志

山形の人さん、
こんにちは。なんということのないHPですが、何か興味を引く点があれば、うれしく思います。
私も、生活に追われて大変ですが、何とかしたいものです。

お互いにがんばりましょう。

[342] いろいろレス 投稿者:大阪の人 投稿日:01/07/03(Tue) 01:11
傍観者さん、こんにちわ
もうレスはいいって言っているのに、ごくろうさま。
あなたの書き込みが、このウェブの趣旨から全体にそれて
しまっていて、【何ひとつ実りないご発言】であることは指摘
させて下さいね。あなたはこのウェブの議論全体が
「意味がない」と言われた。そのお立場は、こんどは
どこへ向かっているのでしょうか。とにかく当方としては
傍観者さんと議論する気がおきないのです。

「社会党がソ連派がいない」とか、大笑いです。
先にご紹介した本を今読んでいる所なんですが
(原彬久著『戦後史のなかの日本社会党-その理想主義
とは何であったか』)
むしろ社会党がかわいそうになるほど、中国からも
ソ連からも口出しされて、おまけに北朝鮮からも
なにやら礼賛派盲従派が後に現れて、ふらふら揺れていく
歴史が活写されています。社民党に資料提供されて書いた
この本はいわば決定版です。いいのがれは難しいね。
「はじめて聞いた」のに「デマだ」と断定されたのは
やはり惜しいところでした。

猛獣さん、こんにちわ
BBSがだんだんにぎわってきて慶賀の至りであります。
ただし傍観者(初代)氏をはじめとして、どうやらウェブの
趣旨はどうでもよいという方が多いようで、67年春の真実は?
というあなたの昨年夏ごろのモチベーションが維持されて
いるのでありますれば、ここだけ痛い点であります。
どこに宣伝を打ったの? みんなgoogleとかで検索して
集まってきたのでしょうか?

他の論者の皆さん、ご挨拶だけさせて下さいね。
私はもう200個ほどこのBBSでは書き込みさせて頂き
これらの書き込みで、
  ・猛獣さんの頼りにされた論者の信用ならなさの暴露
  ・猛獣さんの知らなかった98年両党合意
  ・「4つの敵」の語源(笑)
なんかは解明し終えました。どんなに強弁なさっても
「中国文革礼賛者たちの節操」を越える話はでてこない
ということだけはたしかだろうと思いますし
そもそもこれへの反論回答が不能のままで猛獣さんは
あっちふらふら、こっちふらふら、#200あたり以後は延々と
はぐらかしておいででありました。ウェブ主催者とBBS書き込
みしている一読者との関係から思いますれば、自分ではだいぶ
健闘できたと思います。

また、98年合意は、それに「日中関係の5原則」をあわせて
着実に日中間の現実のイシューにかみ合って機能してゆくと
思われます。これまた、誰も阻むことができません。

日本国籍離脱志願者さん、こんにちわ
あなたは何が主張したいのでしょうか? ご自分の主張も
なしに、第一声で「ファシストの書き込みを削除を!」って
それはヤジとしては、かなりのヤジであります。

傍観者(初代)さんのヒソミに習って言わせてもらいます(笑)。

|ずいぶんご立腹のご様子ですね。自分に都合の悪い書き込みが出るとヒス
|テリックになるのはどんなものでしょうか。民主主義の基礎は、自分と反
|対の立場の意見にも耳を傾けることです。日本共産党「自由と民主主義の
|宣言」をよく勉強してください。
| もちろん、日本国籍離脱志願者さんにはこのように表現する自由があり
|ます。私にもそれに従わずに出てくる自由があります。また、日本国籍離
|脱志願者さんの発言を読んだ他の人が発言したりさまざまな感想を抱く自
|由もあるでしょう。それが気にいらなければ、日本国籍離脱志願者さんが
|ここに来るのを辞めればいいのです。

うむむ。傍観者(初代)さんには、理屈では、かなわないなぁ・・

[345] 他人の発言を作り替える大阪の人さん 投稿者:傍観者(初代) 投稿日:01/07/03(Tue) 09:14
 大阪の人さん、こんにちは。
 必要部分のみ反論しておきます。

> 「社会党がソ連派がいない」とか、大笑いです。

 そんなここと、私は一言も言っていませんよ。私は大阪の人さんが
「日本社会党の路線は、二股にソ連とも通じて、両者から資金提供を
 受けて運営されていました」 (No.316)
と言うので、社会党(中央)がソ連から資金提供を受けて運営されていた
ことは考えられない、と反論したのです。
前の書き込みでも「社会党という政党は共産党とは異なり、派閥・分派も
あり(必ずしも悪いこととは思いません)」(No.327)と言いました。社
会党にソ連派・中国派などの派閥・分派があったことは、身近に親しくつ
きあった人もいましたのでよく知っています。

金の問題にしても、私は同時に「金銭面などである種の不明朗な側面が一
部にあったことも事実」(No.327)とも言っています。ただし、「側面が
ある」と「全体(日常)がそうである」とは別のことでしょう。

大阪の人さんは、もとになった発言を正確に引用せず、自分の頭の中で都合
よく書き換える傾向がありますね。

>あなたはこのウェブの議論全体が
> 「意味がない」と言われた。

どこで私がそんなことを言っていますか。私が言ったのは、日共系・文革派の
どちらかが完全に正しかった、という議論は意味がない、ということです。
このサイトの趣旨と双方の資料を掘り出してくる猛獣文士さんの作業は、たい
へん意味のあることだと思っています。

大阪の人さんも、丸山昇氏の本を読まれたのなら、彼の「実証研究」と「内在
批判」をよく学んでください。私は、日本共産党と大阪の人さんを同一視し
ようとは思いませんが、もし日本共産党が大阪の人さんと同様の思考形態な
ら、革新統一戦線などとてもできないでしょう。

[341] 台湾における中国人民は、平和と正義を愛する日本、韓国、沖縄人民と一致団結 投稿者:中國統一聯盟 投稿日:01/07/02(Mon) 07:19
1 日本の軍国主義・歴史改竄勢力は、台湾の「皇民化」世代のエリート層と手を結び、右翼漫画家・小林よしのりの『台湾論』を使って日帝の台湾植民地統治を大々的に美化しょうとしている。小林は台湾「皇民化」世代エリート層の口を通じて、日帝の植民地統治によって台湾の現代化がもたらされたと賞賛し、台湾「慰安婦」が自ら「志願」したものであると侮辱し、日帝の植民地下で起こった台湾農民による日本の占領と植民地統治に反対する遊撃武装闘争を「盗匪(盗賊)」の仕業であり、抗日英雄ではないと決めつけた。さらには中国人や朝鮮人に対し極端な民族差別主義的な侮蔑を行いつつ、日帝と親日的台湾独立派が連合して、共同で中国を敵とし、両岸の民族分断を永久固定しようと目論んでいる!

2 今日、こうした日本軍国主義歴史改竄主義者に唱和する台湾の親日派、反民族主義者には以下の者どもがいる:日米反動派が近年「台湾民主化改革者」と誉め讃える前「総統」の李登輝、及びその取り巻き有力支持者、現「総統府顧問」で在日台独宣伝家・金美齢、台湾財界の有力者・許文龍及び蔡坤燦などである。日本軍国主義は彼らの反民族的言論を利用して、自らの反動的な歴史改竄論の傍証とし、それを正当化しようとしている。この一ヶ月余りの期間、小林の暴言によって既に台湾各界人民の強烈な怒りと批判が呼び起こされている。にも関わらず、「総統」の陳水扁は金美齢などによる反民族的ないわゆる「言論の自由」を守ると宣言している!

3 実のところ、台湾内部の反民族的「共犯」構造は戦後すぐから既に形成されている。戦後の国共内戦と東西冷戦という二重構造の下で、国民党政権は長期にわたって日本軍国主義右翼勢力と深い関係を結び、「白団」という名目で日本の旧戦犯どもと共同で反共・反中国を行ってきた。甘んじて日本帝国主義の「生命線」に成ることによって、日帝植民地下の台湾抗日人士を残酷に迫害し続けた。反面、日帝植民地下での反民族的対日協力者が逆に国民党権力と手を結び、今日では政界、財界の要職を占めるまでになっている。日本軍国主義の歴史改竄論に反対するにあたって、我々は台湾における親日派・反民族の「共犯構造」に対し、徹底的な清算と反省をする必要があると痛切に感じている!

4 米日帝国主義は一方で、戦後アジアにおいて朝鮮半島、台湾海峡、インドシナ半島などで民族対立・分断を作りだし、もう一方ではこうした民族対立・分断を利用しながら各地の親米、親日派と手を結びながら、アジアにおける米日の帝国主義支配の再建、拡大を図ってきた。日本軍国主義歴史改竄主義者による日本歴史教科書を改竄しようとする陰謀や、台湾における反中国・親日煽動は、近来のアメリカ帝国主義による反朝鮮宣伝、TMD及び「日米安保・新ガイドライン」及び関係「有事立法」体制の一構成部分に他ならない!

5 それ故に台湾における中国人民は、平和と正義を愛する日本、韓国、沖縄人民と一致団結し、断固として日帝の歴史改竄の陰謀に反対し、日本軍国主義が各地の反民族勢力と結んで自らの腹黒い目的を達成しようとする企みに反対し、再びアジアを支配しようとする米日帝国主義の血迷った夢を粉砕しなければならない!

呉榮元(勞動黨主席)
林書揚(勞權會會長)
梁電敏(夏聯會會長)
呉樹培(台灣地區政治受難人互助會會長)
唐曙(勞動黨秘書長)
陳明忠(勞動黨顧問)
王娟萍(全總副秘書長)
汪立峽(勞動前線主編)
羅美文(勞動黨榮譽主席)
陳映眞(作家)
曾健民(台灣社會科學研究會會長)
呉瓊恩(中國統一聯盟主席・政治大學教授)
毛鑄倫(中興大學教授)
呉士謨(醒吾商專教授)
陳銘欽(逢甲大學教授)
王曉波(台灣大學教授)
廖天欣(遠望雜誌社社長)
曾祥鐸(中興大學教授)
歐陽承新(中華經濟研究院研究員)
黄邦政(農盟副主席)
呂欽文(淡江大學教授)
陳純眞(導演)
田中培(中國老兵和平統一促進會會長)
?中和(美術教師)
古添洪(師範大學教授)
劉孝春(世新大學教授)
陳昭瑛(台灣大學教授)
李壽林(大學教師)
施淑(淡江大學教授)
林金源(淡江大學教授)
許明仁(台灣大學教授)
陳卓(台灣大學教授)
陳鼓應(台灣大學教授)
黄素恩(女性勞動者權益促進會)
高雄縣原住民婦女成長協會

[315] 華僑報元旦記事を見て 投稿者:大阪の人 投稿日:01/06/09(Sat) 04:20
猛獣さん、【当方の指摘】に応じて頂いて、華僑報の掲載ありがとうございます。

1967年ごろの東京華僑総会の機関誌とのこと。毛沢東氏の文化大革命の影響を
まともに受けた華僑総会の雰囲気がナマに伝わってきて、感慨があります。
あと「東風」だとか他にもいくつかありましたよね。とりわけ日本党が
指摘している華僑の出版物、これが日本党の指摘と記述が違うというもの
があるのでありますれば、それこそ日本共産党が修正主義で、でっちあげ
をしていて、その支持者や配下に自らの弱い立場をウソで補強して宣伝し
ていた、とする猛獣さんのご意見にかなう証拠になります。是非ともその
ような目にもの見せる証拠を挙げてください。

| 1966年3月の毛・宮本会談の後、日中友好運動をめぐって、日本共産党
|がどのような行動を取り、どのようなトラブルが発生したのかというのは、
|私の大きな疑問点でした。日中友好協会の組織の分裂は1966年10月のこと
|で、善隣学生会館の日中友好協会は、そのときまでは「反中国」の拠点で
|はなかったはずです。しかし、1966年10月の日中友好協会分裂の時には、
|すでにさまざまな方面で亀裂が表面化しており、そのようなトラブルは
|華僑の間でも周知の事実だったようです。
|
| ここで紹介する論文は、東京華僑総会の機関紙「華僑報」の1967年1月
|1日号に掲載された論文で、その掲載日付は善隣学生会館事件の約二ヶ月
|前です。この中で日本共産党と中国関係組織の間の初期のトラブルが、
|分かりやすく列記されています。この記事を読むと、党派としての路線
|の相違の正否は別にして、国交がない中国との関係を取り扱う、民間の
|日中関係の組織内で日本共産党がとった行動が、当時の組織の人間を大
|いに惑わせ、また組織の業務を非常に混乱させたことが推測されますが、
|このような感想を持つのは私のひいきめでしょうか。
|
| ところで、このホームページの掲示板で、大阪の人さんとの間で議論
|したときに話題となった「毛主席を毛議長と翻訳した」という、翻訳能
|力に欠ける日共派の翻訳者の事件は、亜細亜通信社での出来事であるこ
|とが分かりました。亜細亜通信社は中国の新華社電を日本に紹介する華
|僑系の企業だったようです。
|2001年6月7日 猛獣文士

まず、この書かれた1967年から34年経過した今現在、猛獣さんはこれを
全部、100%まともにとっておいでのようです。「全部じゃない」と言わ
れるかもしれません。「当時の組織の人間を大いに惑わせ、また組織の
実務を非常に混乱させたということを【推測する】だけ」だと。ところで
1967年当時の東京華僑総会を「大いに惑わせていた」ものは、日本共産党
の方針やその【方針転換】でしょうか。それとも中国共産党やその主席で
ある所の毛沢東氏の直々に指示した【方針転換】でしょうか? 惑わせる、
という語にはさまざまな含意があるとは思いますが、真実を見損なって、
勘違いするとか、路線を誤るとか、元々は暴力的でなかった者が、異常な
興奮によって偶々暴力的に振る舞うだとか、そういうニュアンスが読みと
れます。そして「そう惑わせてふるまわせた罪はあげて日本党にある」と。

こうして、猛獣さんは、(ご自分では一歩譲歩したおつもりで)文革は
真正面からは肯定しはしない、と。でも、事の根元が【文革】であり
それを主導したのが毛沢東本人であり(歴史決議)この中国党・政府の
影響が最大のファクターであった、ということを口ごもり、これらの
資料の中で、華僑報の編集部が上げている個々の事象が皆本当であり
これなら(華僑人士を惑わせる)影響を日本党が与えたというのもむべ
なるかな、という方向に遠近法を違えて表現しようとしているように
当方には見えますが、いかがでしょうか。

一つの仮定でありますが、日本在住の華僑がそんなに日本党やら日中
友好協会に依存して暮らしていたとするならば、もっと華僑人士の中
に「文革はおかしい」とか「日本党の路線が正しい」とか主張する華
僑人士が大勢でてきても、逆にいいのではないでしょうか。ところが
実態としまして、一部の華僑の皆さんは、完全に文革の風にあてられ
てすっかりその気ではありますが、日本党の悪影響下?で修正主義の
下僕の下僕になりさがり?毛沢東氏と文革を裏切る実権派?などという
人士はでてこなかったのではないでしょうか。大方の華僑の人々は平和
に真面目に働いていた。そうして、跳ね上がっていったのは、華僑界
に於きましては当時文革派だけであった。これは日本の党の力に依存
して何かをしなければならないような関係にあったのではなくて、直で
中国政府党からの指示がきていて(たとえば北京放送もそう)機関誌
や雑誌の配布にしたって(赤旗が広告したり、党ルートでも卸しては
いたでしょうが)無論独自ルートから回す事もあったでしょうし、そ
れが日本党ルートが停止になっても、華僑にとり日常の暮らしに直接
打撃になるようなものではなかったと思うわけです。こうして1)
日本党の側からの華僑人士への分裂工作とその影響下での文革への
反逆する実権派華僑なんてのはついぞでなかった。2)日本党の奪権?
によって華僑人士の暮らしはほとんど影響を受けてなかった。3)直
でさまざまな中国本土からの指示や訓令をうけた直輸入の文革派が
日本華僑内に【本国の路線転換に従って】発生している、ということ
です。

映画上映なんて文化活動ですよね。日中青年大交流がどのような方針
であろうと、それに出席するのは日本の民青なり社青同なり、労組青
年部なりの日本人でありまして華僑人士は無関係ですよね。原水禁世
界大会がどのように華僑人士の暮らしに影響あったというのでしょう
か。ベトナム支援なんてまさに華僑さんには無関係。貿易展だって、
昔の長崎の事件のような話なら華僑の皆さんにも幾らかは影響ありま
すが、実質、対中国貿易に関わっていた華僑人士というのは後の任氏
らの会社が「新しい流れ」として注目されるぐらいで、むしろほとん
どなかった、と言えるわけです。

こうして【直接は華僑の暮らしに何ら関係のないあれこれの話を持ち
出して】いることに注目して貰いたいです。これは【いいがかりの手
法】ではないでしょうか、「敵なんだぞ」とフレームアップする。

それから、亜細亜通信の中で、「毛議長」という話がでた、というのは
一体どのように事実と認定するに足る資料があるのでしょうか。それと
何度も申しておりますが、日本党の当時の公式の認識は(66年)
「毛主席」と呼んでおります。その後(67年)「毛一派」となります。

「一派」という認識は、無論中国党内の権力争いを外部のガキ(紅衛兵)
を動員して暴力的に【奪権】した毛沢東氏らの実態に即したものの見方
でありまして、この場合、「議長」と呼びますと、何かの【正式な機関
によって選挙その他で選出された】というニュアンスを付加することに
なりまして、【非正規な手段で中国党の指導と政府機関を乗っ取った】
とする当時の日本党の認識からは大いに外れてしまいます。そうした不
正規な集団の徒党の親玉なりとするわけでありますから、「議長」なん
てとんでもない。いわば悪罵を投げつけようとしたにせよ、そうした語
は用いない方針のはず、というのが当方の認識であります。

そうしますと、たとい「毛議長」と誤って表現した者がいたとして、そ
の者は「日本共産党員であるということからその党の意をうけて、わざ
わざ殊更に方針を押し通すために毛議長と言った」「これこそ日本共産
党の反中国、修正主義の証拠」というのは、いま見ましても不自然な
【見損ない】か【敵意を煽るために内部で流された流言のたぐい】であ
ります。私はこのような都市伝説がまことしやかに口コミでさっと流れ
ていく課程に興味がありますね。小さいコミュニティに、口コミが一気
に広がっていく。尾ひれがついてそれを聞いた人は、それは恐怖を感じ
たでしょうね。

[321] Re: 華僑報元旦記事を見て 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/06/09(Sat) 21:45
> それから、亜細亜通信の中で、「毛議長」という話がでた、というのは
> 一体どのように事実と認定するに足る資料があるのでしょうか。それと
> 何度も申しておりますが、日本党の当時の公式の認識は(66年)
> 「毛主席」と呼んでおります。その後(67年)「毛一派」となります。

大阪の人さん、
相変わらず意味不明の長い書き込みですね。さて、なぜ亜細亜通信社であるか
ということですが、過去ログでも述べたように、日共派の翻訳者が中国の外電
を翻訳するときに、「毛主席」を「毛議長」と翻訳したと言うのは、私が信頼
する華僑組織の人から、私が直接に聞いたことであり、これは事実だと思って
います。物事が事実であることを証明する方法は、1つは確かな証拠があること、
もう一つは、信頼できる証人の証言があることです。

しかし、これはプライベートな話なので、その話をしてくれた人が誰であるかを
このような場所で公開することはできません。その点は、ご了承ください。

次に、最近、入手できた資料で、中国の外電を翻訳する機関として、新華社電
を日本に紹介する亜細亜通信社というところがあり、当時、ここで、大変な
トラブルが発生していたことが分かりました。したがって、上記の逸話は、亜細亜
通信社での話であるということがほぼ99%の確率で確認されたということです。


> そうしますと、たとい「毛議長」と誤って表現した者がいたとして、そ
> の者は「日本共産党員であるということからその党の意をうけて、わざ
> わざ殊更に方針を押し通すために毛議長と言った」「これこそ日本共産
> 党の反中国、修正主義の証拠」というのは、いま見ましても不自然な
> 【見損ない】か【敵意を煽るために内部で流された流言のたぐい】であ
> ります。私はこのような都市伝説がまことしやかに口コミでさっと流れ
> ていく課程に興味がありますね。小さいコミュニティに、口コミが一気
> に広がっていく。尾ひれがついてそれを聞いた人は、それは恐怖を感じ
> たでしょうね。

亜細亜通信社は新華社電を日本に紹介する華僑系の会社でしたが、日共が「反中国」
的になってから、日共系の人びとがさまざまな形で業務を妨害するようになったとい
うことです。ストライキなどもあったということで、結局、亜細亜通信社はつぶれて、
新たに中国通信社という会社を設立して、その業務を引き継いだということです。

日共からみれば、別の説明になるかもしれません。大阪の人さんがそのことに詳しければ、
情報を提供してください。

[331] Re^2: 華僑報元旦記事を見て 投稿者:大阪の人 投稿日:01/06/18(Mon) 13:09
re:321
猛獣さん、こんにちわ

|さて、なぜ亜細亜通信社であるか
|ということですが、過去ログでも述べたように、日共派の翻訳者が中国の外電
|を翻訳するときに、「毛主席」を「毛議長」と翻訳したと言うのは、私が信頼
|する華僑組織の人から、私が直接に聞いたことであり、これは事実だと思って
|います。物事が事実であることを証明する方法は、1つは確かな証拠があること、
|もう一つは、信頼できる証人の証言があることです。

だからそれを「日本共産党の方針に従った行為」であることと
それが「党の方針としての反中国」であることとを論証せずに
「どこかで誰かが毛議長といいやがった」なりとするだけならば
不十分であります。

当方は「路線からはありえない」「もしもそう言った人士がいても、
それは路線の故ではない」という主張をしています。
何度書けばいいのか。「議長」というのは何らかの正規の機関で
選出された、一定の正統な代表という意味であり、正規機関を奪権
して成り立った文革指導部にはあてはまりません。

|しかし、これはプライベートな話なので、その話をしてくれた人が誰で
|あるかをこのような場所で公開することはできません。

ところで、猛獣さん、あと一つ重要な件が残っている事を発見しました。
それは猛獣さんご自身が「手紙がきて」「父(君)が隠していたけど」
それを見つけて、後楽に駆けつけたのでしたね。固有名詞は何かに代える
として、その猛獣さんの半生を変えた「手紙」は今手元にお持ちでは
ありませんか。活字になった資料もさることながら、こうした手書きの
「手紙」は内容が一番強烈でしょう。

|新華社電を日本に紹介する亜細亜通信社というところがあり、当時、
|ここで、大変なトラブルが発生していたことが分かりました。

2001年になって、新資料ですか。猛獣さんが「新発見」しただけですね。
私は去年このBBSに書き始めた頃からずっと亜細亜通信の件も触れて
いますよ。「日中友好裏面史」に橋爪氏も書いていますし、お買い求め
になられた日本共産党重要論文集にも触れたものが掲載されています。

|通信社での話であるということがほぼ99%の確率で確認されたということです。

だから「通信社での話であるということ」が99%の確率で確認されても
それが「反中国」の証拠であるということは証明できません。100%証明
されても、それはそういう「事件にもならない事件があった」というだけ
であります。わかる? あまり大仰に書かない事。

|日共が「反中国」的になってから、日共系の人びとがさまざまな形
|で業務を妨害するようになったということです。ストライキなども
|あったということで、結局、亜細亜通信社はつぶれて、新たに中国通信社
|という会社を設立して、その業務を引き継いだということです。

これはこれで、東京地方労働委員会か、地裁に裁判とその和解か判決
の結果が残っているはずです。ストライキは労働者の当然の権利であり
まして、これが「反中国の日本党の指導の元に引き起こされた反中国の
陰謀なり」というのはそうした機関で認定されたのかどうか。
また、「亜細亜通信」は偽装解散のような形で中国人経営者が会社を
たたんだのでありまして、労組は整理に抵抗して労組事務所に立てこ
もっていたのを会社解散の管財人だと称する暴力集団が押し寄せてきて、
大変な暴力をふるった、労働者が被ったのであります。この件もきちん
とその訴訟の記録を公文書の中からあさって、ウェブに上げてください。
そうでなければ一方的にデマが猛獣さんの口から流されている事になり
ます。ちなみに、橋爪氏は、この件では労働者が勝利して、会社解散
の退職金を労働者側が得ていると伝えています。

あと「中国覇権主義とのたたかい」の中では、大阪の国貿促の事務所の
中で若い女性一人がこの文革に従わなかったのを理由に、ひどいハラス
メントを受けていましてそれに耐えてたたかいぬいた件が写真入りで報
じられていましたね。女性の肌にタバコの火を押しつけようとしたとか。

|日共からみれば、別の説明になるかもしれません。大阪の人さんがそのこと
|に詳しければ、情報を提供してください。

猛獣さん、「日共からみれば」というのは、ちとおかしい。公文書で
あきらかにしましょうよ。一方的に言い立て、放言してすむ問題では
ないと思います。そして、過去を忘れないように刻みつけておきましょう
よ。そうすれば未来に何か開けるかも知れません。ちなみに98年の両党の
合意が一番の重要な公文書であります。この文書までの経過の中で中国側
は(とりわけ80年代の交渉に於いて)あまり細かい事を言われても困る
と「過去は水に流し」式を提唱しました。

日本党側は、過去は水に流して(許してやっても)いいけれど、過去に
中国党政府側が日本に【内政干渉した】という点はゆるがせにできない
最重要な問題だ。これを事実と認定し、これが原則とあいいれないやり方
であったことを確認し、再び党間関係の原則が侵されない証にしなければ
ならない、そしてその干渉当時の干渉の結果育成されてきた中国育ちの
盲従集団との関係を断絶すること、日本共産党を打倒すると呼号する集団
を「併党」として「日本の政党の一つ」だとか「日本の真の革命党」だとか
扱わない事、これを求めたのでした。

これに対して97年からの両党会談の予備折衝においては「日本労働党とは
今は関係を持っていない」という事を言明し、次に「内政不干渉という党間
原則にあいいれないやり方をとったことに関して総括し、是正の措置をとる」
と中国側が述べる形で決着したのでした。これを厳粛に受け止めてください。

中日友好協会なんて、厳密には「32氏」と連帯する「52氏声明」や
「(正統)との共同声明」を”踏みにじる”形で友好協会と関係正常化
しています。これがすぱっと通るのは、一体何故なのか。これを受けて
東京華僑総会に友好協会の代表が表敬訪問をし、華僑総会代表側もこれを
受け容れているのは一体どういうことなのか? 江沢民指導部に面従腹背
で”土皇帝”が形だけ受け容れただけなのか?

敵対していた時の事は、それはそれとしても、傍観者(初代)さんもいう
ように殊更に今対立の図式を言い立てるのは「無駄」な話であります。
むしろ、98年合意をどう受容するのかが日本在住のオールドカマーの
華僑人士に問われているというだけの事でありましょう。

[336] Re^3: 華僑報元旦記事を見て 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/06/19(Tue) 22:40
浪速さん、いや大阪さん、


> 当方は「路線からはありえない」「もしもそう言った人士がいても、
> それは路線の故ではない」という主張をしています。
> 何度書けばいいのか。「議長」というのは何らかの正規の機関で
> 選出された、一定の正統な代表という意味であり、正規機関を奪権
> して成り立った文革指導部にはあてはまりません。

ええと。私は、過去ログで大阪さんとの間で議論になった毛議長の翻訳の話が
事実であることを確認したいと思っています。このような些細な挿話について、
大阪さんの反応は私から見ると異常と思えるほどのこだわり様で、なんどもその
事実関係を否定しています。

> ・中国党と日本党との関係は親密だったが、すでに、円満に相互に合
>  意して党組織としても大衆組織としても日本の運動からは華僑や在
>  日朝鮮韓国人は加わっていなかったし、華僑は自主的にまとまって
>  いて、日中友好協会に継続的に何か文書の翻訳などで頼みごと等を
>  する必要も関係もなかった。

これは、

[89] Re^4: 人数、壁新聞、大民主 - 投稿者:大阪の人 投稿日:00/10/13(Fri) 02:04

での大阪さんの書き込みです。日中友好協会では、華僑が日本共産党系の会員に翻訳をお願いする
ことはなかったかもしれません。しかし、亜細亜通信社というのは翻訳をすること自体が会社の
目的であり、そこに日共系の従業員が少なからずいたということです。だから、ここでならば、
このような出来事が起きても少しも不思議ではないでしょう。そのような小さな挿話から、これが
どのような背景でどのような意味をもった行為だったかを判断することは困難です。機会と時間と
金があれば華僑の詳しい人などにインタビューすることもあるますから、そのときにもう少し詳しい
情報が得られるでしょう。


> ところで、猛獣さん、あと一つ重要な件が残っている事を発見しました。
> それは猛獣さんご自身が「手紙がきて」「父(君)が隠していたけど」
> それを見つけて、後楽に駆けつけたのでしたね。固有名詞は何かに代える
> として、その猛獣さんの半生を変えた「手紙」は今手元にお持ちでは
> ありませんか。活字になった資料もさることながら、こうした手書きの
> 「手紙」は内容が一番強烈でしょう。

これは手書きの手紙ではなく、新聞のようなものでした。活字になった資料の中から見つかるかも
しれません。

> |新華社電を日本に紹介する亜細亜通信社というところがあり、当時、
> |ここで、大変なトラブルが発生していたことが分かりました。

> 2001年になって、新資料ですか。猛獣さんが「新発見」しただけですね。
> 私は去年このBBSに書き始めた頃からずっと亜細亜通信の件も触れて
> いますよ。「日中友好裏面史」に橋爪氏も書いていますし、お買い求め
> になられた日本共産党重要論文集にも触れたものが掲載されています。

どこに書いてあるから読めなどというのは、答えにはなっていません。


> だから「通信社での話であるということ」が99%の確率で確認されても
> それが「反中国」の証拠であるということは証明できません。100%証明
> されても、それはそういう「事件にもならない事件があった」というだけ
> であります。わかる? あまり大仰に書かない事。

そうですよ。そのような事件があっただけです。ただ、翻訳を仕事にしている会社で、
デタラメな翻訳をする従業員がいたら、首を切られても文句は言えないというのが常識
でもありますが。

> これはこれで、東京地方労働委員会か、地裁に裁判とその和解か判決
> の結果が残っているはずです。ストライキは労働者の当然の権利であり
> まして、これが「反中国の日本党の指導の元に引き起こされた反中国の
> 陰謀なり」というのはそうした機関で認定されたのかどうか。

真面目に仕事をせずに、その組織の仕事の邪魔をするような従業員は、解雇されても仕方が
ないのではないですか?中国関係の外電の紹介(通信社)、中国との人的往来の促進(旅行社)、
中国の雑誌などの文献の紹介(書店)、中国との貿易の促進などを行う組織でトラブルが発生
していますが、これらの事業すべてについて、当時の日本共産党は非協力的あるいは否定的な
態度をとっていたと聞きます。中国の情報を紹介しない、中国旅行をしない、させない、中国
の雑誌を売らない、売らせない、中国の貿易展についても、非協力的だったようです。とすれ
ば、このような団体・組織で発生したトラブルは、日本共産党が自らの「路線」のようなものに
影響下の人員をしたがわせたことのゆえに発生したと考えるのが自然です。

大阪さんは、これらのトラブルが、党の意志とは無関係に自然に発生したと主張するのですか?

> また、「亜細亜通信」は偽装解散のような形で中国人経営者が会社を
> たたんだのでありまして、労組は整理に抵抗して労組事務所に立てこ
> もっていたのを会社解散の管財人だと称する暴力集団が押し寄せてきて、
> 大変な暴力をふるった、労働者が被ったのであります。

偽装解散とはどういう意味でしょうか。主要な従業員が正常に業務を履行しなくなって半身不随
になった会社を解散するというのは、決して不自然なこととは思いません。まず、会社が解散に
至る過程で何があったのか、その辺を知りたいですね。

> この件もきちん
> とその訴訟の記録を公文書の中からあさって、ウェブに上げてください。
> そうでなければ一方的にデマが猛獣さんの口から流されている事になり
> ます。ちなみに、橋爪氏は、この件では労働者が勝利して、会社解散
> の退職金を労働者側が得ていると伝えています。

会社を解散するときに、従業員に一定の手当てを支払うのは、日本の労働法では当然のことで
しょうから、そうなったとしても不思議はありませんが、亜細亜通信社という業務を遂行する
上で、その従業員たちが誠実で、能力もあったかどうかについては、それだけでは判断できま
せん。その労働者達の職場での態度にも、何か問題があったのではないですか?

> あと「中国覇権主義とのたたかい」の中では、大阪の国貿促の事務所の
> 中で若い女性一人がこの文革に従わなかったのを理由に、ひどいハラス
> メントを受けていましてそれに耐えてたたかいぬいた件が写真入りで報
> じられていましたね。女性の肌にタバコの火を押しつけようとしたとか。

善隣会館での民青ゲバ部隊の写真はもっと刺激的ですが。

> 猛獣さん、「日共からみれば」というのは、ちとおかしい。公文書で
> あきらかにしましょうよ。一方的に言い立て、放言してすむ問題では
> ないと思います。

公文書は、最終的な解決を保証してくれる文書ではありません。それぞれの主張があり、
それをたたき合わせて、問題の正しい理解に近いものへ少しづつ近づけるではないですか。

> そして、過去を忘れないように刻みつけておきましょう
> よ。そうすれば未来に何か開けるかも知れません。ちなみに98年の両党の
> 合意が一番の重要な公文書であります。この文書までの経過の中で中国側
> は(とりわけ80年代の交渉に於いて)あまり細かい事を言われても困る
> と「過去は水に流し」式を提唱しました。

善隣会館の事件についても、先入観を取り除いて、細かく検証して、すべての人が納得できる
解釈を得られるよう、努力したらどうですか。大阪さんは、この事件の当事者の多くに対して、
さまざまな難癖をつけて、その人びとから得られる情報を排除しようしますが、そのような態度
では、結局、大阪さんの好む資料しか残らなくなるのではないですか。そのように選別された
資料で判断すれば、結果は偏ったものになるでしょう。

> 日本党側は、過去は水に流して(許してやっても)いいけれど、過去に
> 中国党政府側が日本に【内政干渉した】という点はゆるがせにできない
> 最重要な問題だ。これを事実と認定し、これが原則とあいいれないやり方
> であったことを確認し、再び党間関係の原則が侵されない証にしなければ
> ならない、そしてその干渉当時の干渉の結果育成されてきた中国育ちの
> 盲従集団との関係を断絶すること、日本共産党を打倒すると呼号する集団
> を「併党」として「日本の政党の一つ」だとか「日本の真の革命党」だとか
> 扱わない事、これを求めたのでした。

善隣学生会館事件について、許してやってもいいが、過去において日本共産党がゲバルト部隊を動員して、
武装し、丸腰の華僑学生を暴行したという事実について、ゆるがせにすることはできません。

> これに対して97年からの両党会談の予備折衝においては「日本労働党とは
> 今は関係を持っていない」という事を言明し、次に「内政不干渉という党間
> 原則にあいいれないやり方をとったことに関して総括し、是正の措置をとる」
> と中国側が述べる形で決着したのでした。これを厳粛に受け止めてください。

どのような話をして、そのような言質を引き出したのか、あるいは引き出さなかったのか知りませんが、
私が友人と考えている人は、今も昔も私の友人です。この事実を厳粛に受け止めてください。

> 中日友好協会なんて、厳密には「32氏」と連帯する「52氏声明」や
> 「(正統)との共同声明」を”踏みにじる”形で友好協会と関係正常化
> しています。これがすぱっと通るのは、一体何故なのか。これを受けて
> 東京華僑総会に友好協会の代表が表敬訪問をし、華僑総会代表側もこれを
> 受け容れているのは一体どういうことなのか? 江沢民指導部に面従腹背
> で”土皇帝”が形だけ受け容れただけなのか?

中日友好協会がどのようなことをしたのですか。具体的に語りましょう。大阪さんの書き込みは、解釈の部分
だけがあって、その根拠となる具体的な事実の提示がありません。その部分を希望します。解釈は、私自身も
つけることができます。

> 敵対していた時の事は、それはそれとしても、傍観者(初代)さんもいう
> ように殊更に今対立の図式を言い立てるのは「無駄」な話であります。
> むしろ、98年合意をどう受容するのかが日本在住のオールドカマーの
> 華僑人士に問われているというだけの事でありましょう。

日本共産党と中国共産党の関係が正常化したこと自体は、それでいいんじゃないですか。当時に比べ、中国の
外交的な環境は大幅に改善されています。日本共産党だけを仲間はずれにする理由も必要もないでしょう。

[330] 「大地報」をみての感想 投稿者:大阪の人 投稿日:01/06/18(Mon) 13:07
猛獣さん、新たな資料がでてきて、大変満足に思います。

|この記事で注目に値するのは、華僑組織の見解では、「ニセ日中」が
|善隣学生会館の事務所にいること自体が「不法占拠」であるという点です。

なるほど。ところが会館理事会側が「退室」の訴訟の内容としましては
このあいだの「和解調書」のような内容になり、「不法占拠」だという
根拠は根底から崩れ、むしろ家賃も棒引き、立ち退き料の名目で慰謝料
まで支払い、「暴力行為に遺憾の意」まで表明せざるを得なかった。また
「目的の使用」以外で使用禁止という一冊をたてに、逆にこの部屋に再度
(正統)の事務所を置き直す事が不可能になる等、実質完全敗訴になった
という意味が、これで浮かび上がります。どうしてこんな「和解」にした
のでしょうか。不法占拠なりとするならば、不法な事を証明するまで、
ナンボでも(たとえ敗訴しようと)最高裁まででも訴え、貫き続けてよさ
そうなんですけれどもね。

|不法占拠であったという認識は、現在の東京華僑総会の認識として、
|引き継がれているようです。

あらあら、中国共産党の中央委員会政治局常務委員会だとか
中国共産党外交エスタブリッシュメント中央対外連絡部(中連部)
部長クラス、同アジア2局の局長クラスのでは通じている事でも
こうして”土皇帝”がローカルにはいて、消化不良な理解のままで
猛獣さんと同様に穴蔵に潜んで「勝ち組」を決めているのですな。
このウェブの内容、とりわけ98年の両党合意の内容は、こうした
人士のためには、尚一層必要性、重要性、貴重性が高いということ
を証明するものですな。

| 東京文京区の善隣学生会館内後楽寮に居住する華僑学生が、一月
|十六日に当会館で、彼らが自ら作成した壁新聞を張り出し、日中友
|好の看板を掲げるひとにぎりの反中国分子が会館内で反中国活動を
|行うことに反対した。

主語は、学生(寮生)ですな。寮生らが壁新聞を貼ったと。

| 昨年十月、旧日中友好協会の副会長黒田寿男、理事長宮崎世民らの
|真に中国との友好を求める役員と多数の会員は、口先で日中「友好」
|を唱えて、実際には日中友好を破壊するひとにぎりの分子を徹底的に
|暴露し、彼らときっぱりと訣別して、日中友好協会(正統)本部を結
|成した。その後、このひとにぎりの反中国分子は善隣学生会館内の旧
|日中友好協会の事務室を不法占拠し、会館を彼らの反中国活動を行う
|拠点として利用している。

ようするに(正統)が正しいと。何を持って正しいかはここでは述べら
れていません。

| このひとにぎりのニセの友好を唱える反中国分子の実際の破壊活動
|は、日本の特定の政党の指揮下で、最近ますますひどくなっている。
|彼らは、十六日の晩に、日中友好と日中貿易を破壊する、いわゆる日
|中貿易促進会労組、極東書店労組、亜細亜通信社労組の反中国分子を
|あつめて集会を開き、彼らの反中国活動の進行を激励した。

歴史の経過は「若い眼でみた文化大革命」にあるとおり(笑)黒田氏
らに口利きしてもらって訪中した日本人にこそ中国人をバカにする反
中国な御仁がたくさんおられたわけであります。また、ピュアな(正統)
になったというのに、ゴタゴタは止まず、後には周恩来”総理”自ら
が登場して、仲直りの仲介をかってでたりしています。国外から育成し
た干渉の当事者が内部内輪もめのまとめ役もしなければなりません。

| この会館に居住する華僑学生は、このひとにぎりの分子が会館を利
|用して反中国活動を進めることに対して、強い憤りを表明した。十六日、
|後楽寮学生自治会はこれに対して再度声明を発表し、この様な反中国
|分子の「日中友好」は偽装であることは早くから完全に露呈している
|ことを指摘した。日中友好を破壊し、中国展覧会を破壊した彼らの罪
|行は、すでに知らぬものはない。さらに声明は、反中国分子が占拠し
|ている「日中友好協会」に対し、会館内でいかなる反中国活動を行う
|ことも、絶対に許さないと、厳しく警告している。同時に学生たちは、
|必ずこれらひとにぎりの反中国分子を会館から放逐するとの固い決意
|を表明した。

日本共産党の本部は「代々木派」という用語にもあるとおり、代々木
に建っておりました。日中友好協会本部は、狭義の意味で、もしもこの
大地報の述べ立てる「反中国」が全部妥当だとしても、その全責任を
負わせるのは無理であります。労組が労使交渉でモメたとか、貿易が
どうたらとか、その「指導部」は代々木にあるはずです。だからこそ
猛獣さんは、その攻撃の際に掲げられた宮本氏の似顔絵を見て「Who is
宮本?」と訝しく思いつつそれを見ることになるわけです。後楽にある
のは大衆団体日中友好協会の本部でありまして、ここを「不法占拠」
だというにしても、ここを拠点にしてとか、ここから悪がすべて発する
ように言うのは、この会館内の本部事務所を非合法的に実力攻撃する
という闘争の号砲でありまして、憎悪をここに集中するし、何か事件が
あればすべて「こうした悪辣な本部だから奴らがしたに違いない」と
華僑人士に周知せしむる意図があったと言わざるを得ません。後の華僑
寮生が暴力事件に荷担する事を暗示している重要な証拠と言えましょう。

| 華僑学生の壁新聞には、次のようなことが書かれている..「ソ連現
|代修正主義のさまざまな追随者は、すでに人民に包囲されており、地球
|上に君たちが身を寄せる場所は残っていない」「我々は団結して起ち上
|がり、すべてのニセの友好を掲げる反動派及びその走狗を追い出さなけ
|ればならない」「八億人民の敵は出て行け!」

高校でたてのガキが何か言ったということを、さも真理の言葉ででもあ
るかのごとくにこうして大人の大地報なるミニコミが仰々しく掲げて転
載してどうする? と思うのは私だけでしょうか。あ、高校でたてのガ
キばかりではなくて当時27、8歳の、すこし老けた日大生ハーフの任
氏なんかも居たのでした。彼は後に祖国の英雄として、御用貿易の朱印
を論功行賞で賜って、その後、毎年倍々ゲームで大儲けするのですが。

それにしても、何か政治課題があれば、それに一切を流し込んで政治カ
ンパニアを動員しているわけですが、後から歴史をまたいで、冷静な目
でこれを検証しますと、どれだけ粗い指導をしているか、党員と非党員
とを区別せず乱暴に大衆を動員しているか、ウソを述べ立てているか、
ウソにしても、それが強引でありまして、つながってないで無理があるか
という事がここには活写されていまして、この点が貴重であります。

いやしくも大人であるならば、「若者よ、そんな事を言い立てるのは私ら
大人の仕事である、君たちはもっと将来の中国を背負って立つ立派な人材
になるため、今は勉学に集中しなさい」と言うべきであります。若造の言
を真に受けて、誉めあげ、たき付けてどうします。

また、こうして激励され、たきつけられた学生たちでありますれば、後の
(正統)の発する「35氏声明」なる声明が「安んじて勉学を」という
主張を口先でしていますが、寮生たちこそ勉学を放り投げ、暴力闘争に
邁進しているわけでありますれば、自己欺瞞と欺瞞とが渾然一体となって
「35氏声明」がどれほど出発点からウソであったかがこれで改めて
明らかになります。そういえば、中島健三氏も「35氏」に加わっていま
したね。友好協会本部退去の「和解勧告」では暴力闘争を遺憾と表明した
理事会には中島健三氏も含まれていた。としますと「安んじて勉学を」と
いうのが暴力闘争になって、迷惑をかけたから「遺憾」と表明する、この
中島健三氏の腰砕け、竜頭蛇尾は特筆ものですな。

[334] Re: 「大地報」をみての感想 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/06/19(Tue) 04:17
> |この記事で注目に値するのは、華僑組織の見解では、「ニセ日中」が
> |善隣学生会館の事務所にいること自体が「不法占拠」であるという点です。
>
> なるほど。ところが会館理事会側が「退室」の訴訟の内容としましては
> このあいだの「和解調書」のような内容になり、「不法占拠」だという
> 根拠は根底から崩れ、むしろ家賃も棒引き、立ち退き料の名目で慰謝料
> まで支払い、「暴力行為に遺憾の意」まで表明せざるを得なかった。また
> 「目的の使用」以外で使用禁止という一冊をたてに、逆にこの部屋に再度
> (正統)の事務所を置き直す事が不可能になる等、実質完全敗訴になった
> という意味が、これで浮かび上がります。どうしてこんな「和解」にした
> のでしょうか。不法占拠なりとするならば、不法な事を証明するまで、
> ナンボでも(たとえ敗訴しようと)最高裁まででも訴え、貫き続けてよさ
> そうなんですけれどもね。

大阪さんのこのような単純な反応は完全に予測できていたので、よほど、詳しい解説を
つけようと思ったのだが、私がおかしな解釈を述べて、華僑報や華僑総会の考え方を、
歪曲して理解されては困るので、そうしなかったわけです。

まず、裁判の主体は華僑総会ではなく、善隣学生会館の理事会であること。次に、不法という
言葉の解釈の問題だが、日本の司法制度は、在日外国人である華僑に対して決して完全な正義
を実現するものではないと、華僑は考えていること。この点をコメントしておきましょう。

裁判で勝ったと吹聴して(実際は和解で、和解調書の内容の解釈は色々多様に行えるのですが)、
勝ち誇るのは大阪さんの勝手で、とめようとは思いませんが、それで華僑総会の考え方を変える
ことができる訳ではありません。

> |不法占拠であったという認識は、現在の東京華僑総会の認識として、
> |引き継がれているようです。
> > あらあら、中国共産党の中央委員会政治局常務委員会だとか
> 中国共産党外交エスタブリッシュメント中央対外連絡部(中連部)
> 部長クラス、同アジア2局の局長クラスのでは通じている事でも
> こうして”土皇帝”がローカルにはいて、消化不良な理解のままで
> 猛獣さんと同様に穴蔵に潜んで「勝ち組」を決めているのですな。
> このウェブの内容、とりわけ98年の両党合意の内容は、こうした
> 人士のためには、尚一層必要性、重要性、貴重性が高いということ
> を証明するものですな。

認識は認識です。納得がいかないならば、華僑組織を訪問して、議論したらどうですか。

ま、日本共産党が中国の指導層を完全に動かせるほど中国に強い影響力をもっているというのならば、
中国の指導層に働きかけて、華僑総会のそのような認識を改めさせてみたらどうでしょう。

あるいは、善隣学生会館の事件は、華僑青年が一方的に暴力をふるったものであるとの声明を、中国の
政府などのどこかから、引き出させたらどうでしょうか。そうしたら、華僑組織のいくつかは、大阪さん
の望みどおり(?)、日本共産党に屈服するのでしょうか。

とにかく、大阪さんがどのように挑発しようとも、、華僑総会の認識がそうなっていることは事実である
と思います。これが、私の調査の結果ですから。

> 主語は、学生(寮生)ですな。寮生らが壁新聞を貼ったと。
>
> | 昨年十月、旧日中友好協会の副会長黒田寿男、理事長宮崎世民らの
> |真に中国との友好を求める役員と多数の会員は、口先で日中「友好」
> |を唱えて、実際には日中友好を破壊するひとにぎりの分子を徹底的に
> |暴露し、彼らときっぱりと訣別して、日中友好協会(正統)本部を結
> |成した。その後、このひとにぎりの反中国分子は善隣学生会館内の旧
> |日中友好協会の事務室を不法占拠し、会館を彼らの反中国活動を行う
> |拠点として利用している。
> > ようするに(正統)が正しいと。何を持って正しいかはここでは述べら
> れていません。

1967年当時の華僑が、どちらの日中友好協会を支持していたのか、大阪さんは知らないのですか。
そんなこと、基本の基本でしょう。

ちなみに、2001年当時の華僑も、社団法人日中友好協会を大事に思っているようです。

なぜかって?知りませんね理由なんか。

[306] 宮崎回想録を読みました 投稿者:大阪の人 投稿日:01/05/07(Mon) 15:14
宮崎世民氏の本の紹介は、非常に力がはいっていますね。

| 宮崎世民氏は日中友好協会正統本部の理事長を長く努めた人で、
|回想録は1984年に出版されました。宮森繁著「実録中国『文革』礼
|賛者たちの節操」(1986)をみて、この書物の存在を知った私は、す
|でに絶版になっていた本書を古本屋で見つけて入手することができ
|ました。ちなみに、「実録中国『文革』礼賛者たちの節操」自体も
|絶版になっていましたが、これも古本屋で購入しました。

次は、再び本格的に宮森氏の「節操」からの引用をされることを
期待します。宮森氏は、この宮崎本も懇切丁寧に批判しています。

前には猛獣さんは、「節操」は「不正確な記述で」「新聞記事も
確認できない」等と悪し様に書いておられた。他の箇所はどうか
と聞くと、「あれは図書館で見ただけで、手元にないし絶版だ」と
参照できない理由にされた。今回入手されたのは結構な事です。

| 孫文の中国革命同盟会を援助した宮崎滔天は世民氏の叔父で、世
|民氏は幼少の頃、熊本の生家が孫文の訪問を受けたのを見たという
|ことです。この回想録は、最初、散漫な小文の寄せ集めのように見
|えましたが、よくよく読んでみると非常に興味深い内容であり、ま
|た、人生について語っている氏の述懐から、構えることなく日中友
|好協会の困難な経験を語り、中国の革命世代の元勲たちの追想や評
|価を語っています。善隣学生会館事件についての記述は多くはあり
|ませんが、同時代の日中友好協会(正統)を指導した氏の回想は、
|事情をよく知らなかった私をひきつけるものがあります。

前の橋爪氏の本に対する評価とえらい違いですな。「日中友好運動
裏面史」の紹介では

|「体験的[日中友好]裏面史」についていうならば、全体の記述が、
|日中友好協会のいわゆる「民主運動」の路線の問題における自己の
|正当性や善隣学生会館事件における自らの立場の正しさを、中国文
|化大革命や紅衛兵に対する論評抜きの非難、感情的な否定に依存し
|て、論証しているといった構造になっており、私が特に重要と考え
|ている1967年2月28日から3月2日までの流血事件や、この事件に至
|るまでの華僑寮生と「日中友好協会」との軋轢などについての目新
|しい事実はほとんど得ることができません。
|
| しかし、そうはいっても、「裏面史」は日本共産党側の語る善隣
|学生会館事件として、最も詳しい資料の一つであると思います。こ
|の書には、主観的、というよりもむしろ私的な記述が多く含まれて
|おり、たとえば、「日中友好協会」内のごく内輪の人物について、
|長く紙面を割き、その間に善隣会館事件の事実関係をぱらぱらとは
|さんでいるといったところがありますが、第1章全体を引用します。

とまで書いているのに。同じく後楽の事件の顛末に関して記述が少な
いのに、ここまで極端に差別されると笑ってしまう。宮崎氏の叔父
がどうとか(本人に何の関係があるのか?)人生について語っている
というのも評価の対象にするのは、「答案は間違っているけれども名前
はよくかけました」とひいきの生徒を安物の教師がほめるようなものか?

|歴史上の事件について、その評価のみならず事実関係の認識について
|複数の見解または主張があるということは、単純に考えれば異常なこ
|とのように思えますが、実は非常にありふれた事なのかもしれません。

この、相対主義的なご認識から、なんだかそれてしまってないかい?

”老紅衛兵”として述懐するならまだしも、歴史だとか社会科学を
ふまえてだとか、大仰に構えて記述するのならば、こんな身びいき
ではいけませんな。それからご自分なりの”論文”や「日中友好新
聞」縮刷版からの参照はどうなりました。もう半年ほどになります。
この点、あらためて督促しておきます。

あなたが宮崎氏の本を知るきっかけになったという
宮森氏の本をあなたに教えてさしあげた者より。

事務連絡:
横やりは入れませんから、猛獣さん
猛獣さんご自身の言は、邦訳もつけてくださいな。頼みます。

[307] 資料的価値が違いますよ 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/05/09(Wed) 02:50
大阪さん、
こんにちは。内容はともかく、ちゃんと挨拶してくれて、一般にはあまり興味
をもたれないこのHPの、まことに熱心な読者だとおもいます。

さて、宮崎氏と橋爪氏を差別したとのご指摘ですが、

> 前の橋爪氏の本に対する評価とえらい違いですな。「日中友好運動
> 裏面史」の紹介では
> ---
> とまで書いているのに。同じく後楽の事件の顛末に関して記述が少な
> いのに、ここまで極端に差別されると笑ってしまう。宮崎氏の叔父
> がどうとか(本人に何の関係があるのか?)人生について語っている
> というのも評価の対象にするのは、「答案は間違っているけれども名前
> はよくかけました」とひいきの生徒を安物の教師がほめるようなものか?

どうでしょうか。橋爪氏の「裏面史」は、はじめから出来合いの結論があって、
それにあわせて自らの若干の体験を編集しているといった感があり、その体験
についても目新しいものがなく、まさに某「革新」政党の宣伝書になっているの
に対し、宮崎氏の回想録のほうは、そもそも結論というものが設定されている
わけではなく、日本政府の中国敵視政策と中国側の文化大革命という困難な
事情を抱え(日本共産党との訣別もその困難な事情の一つに入るかもしれない
ですね)ながら、日中友好運動を追求した一個人の体験を、自己の世界観や
人生観の祖述を織り交ぜながら、回想しているわけです。宮崎氏の著書には、
橋爪氏のそれのように、スパンの短い結論(たとえば、中国共産党が正しく、
日本共産党が誤っているとか)がミエミエになっていません。何か、もっと
長い視野での結論を求めようという志向は見えますが、その志向によって、
自らの体験の分類や編集が行われているわけではなく、志向は自らの体験
を総合したその先を見ています。

「裏面史」や「節操」をご紹介いただいた大阪さんには申し上げにくいこと
ですが、これらの宣伝文書と、宮崎氏の回想録では、資料的価値に格段の差
があると思いますよ。これを差別などというのは、言葉の使い方を誤ってい
ます。

また、民蔵、滔天、八郎といった政治的テンションの高い人々を父や叔父に
もつ彼の家系は、明らかにかれが「薄給」の中で日中友好協会の理事を勤め
ようという「変人」的な選択の動機付けに大きなかかわりがあるのではない
ですか。彼は、政官界や経済界で出世したいという欲求もないし、また、
反対側の某「革新」政党内で出世したいという志向もないわけですから。

> 事務連絡:
> 横やりは入れませんから、猛獣さん
> 猛獣さんご自身の言は、邦訳もつけてくださいな。頼みます。

邦訳をつけるなんて、恥いります。

[170] ことわりはしましたか? 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/09(Sat) 02:09
|ホームページ管理者の解説
|
|以下に提供する資料は、“一九九ニ年一月十二日から三月四日まで「赤旗」
|で連載された、リレー連載第二部「中国覇権主義とのたたかい」を一冊にま
|とめた”、赤旗編集局編、新日本出版社刊の「中国覇権主義とのたたかい」
|(1992年)の第32節の全文であり、執筆者は橋爪利次氏です。この節
|では善隣学生会館事件の真相に対する日本共産党側の見解が主張されていま
|す。1967年2月から3月にかけて起こった、この事件に対する日本共産党側の
|資料として、とりあえず紹介することを目的にしていますが、1992年に書か
|れたこの文書は、資料的には一次資料とはいえません。現在、時間と費用と
|労力を惜しまなければ、事件の起こった当時の赤旗紙の記事を入手すること
|が可能であり、それらの資料ならば、まずこの事件に対する日本共産党側の
|生の主張に近いものをえることができると思います。そのような資料を差し
|置いて、この25年後に書かれた短い記事をここに提供するのは、生の一次資
|料を収集し、整理するためには相当の時間を要すると思われるからです。も
|ちろん、今後、そのような一次資料をあらゆる方面から収集し、漸次、この
|ページに追加していきたいと思います。
|
|この資料のWebページ上でのこのような公開に異議のある方、はメールにて
|その旨お知らせください。
|
|2000年7月22日
|
|猛獣文士

1)その後、誠実に資料収集と掲載の努力は取られたのか。
具体的には
・「日中友好新聞縮刷版」の「日本と中国」と同様の記事
・日中友好協会発行の後楽本部襲撃事件Q&Aパンフ
・頻発するこれら事件への仮処分命令や判決、和解勧告等裁判記録

2)かたや「日本と中国」の発行所とは猛獣文士氏自ら折衝して
許可を得る手法と取りながら、どうして日本共産党や日中友好協会
また各著者には許可を取るための自らの労を取らないのか。

3)資料の集め方に著しい不公平がある。
寮生側の資料というのは、声明など、公式のものが多い。
日本共産党の資料で声明などは少ない。
日中友好協会の声明は一つだけ、しかも「赤旗」紙上のものの転載だけ
に限られている。これは当事者をないがしろにするものである。


||この資料のWebページ上でのこのような公開に異議のある方、はメール
||にてその旨お知らせください。

以上の理由から、猛獣文士氏のこの態度は身勝手な自己中心主義だと思う。
公平さと公開的に論争する際に取るべき礼儀を守って頂きたい。

[177] Re: ことわりはしましたか? 投稿者:猛獣文士 投稿日:00/12/09(Sat) 18:04
> 1)その後、誠実に資料収集と掲載の努力は取られたのか。
> 具体的には
> ・「日中友好新聞縮刷版」の「日本と中国」と同様の記事
> ・日中友好協会発行の後楽本部襲撃事件Q&Aパンフ
> ・頻発するこれら事件への仮処分命令や判決、和解勧告等裁判記録
>

裁判所に行くには、仕事を休む必要がありますので、なかなか行っていませんね。日中友好協会発行
のパンフは欲しいと思っていますが。通信販売できるのならば、申し込みますよ。別に、日本共産党
側の資料だけを収集できないわけではありません。当時、後楽寮自治会が作成した善隣学生会館事件
に関するパンフレットが、日中友好協会(正統)の新聞の元ネタになっているはずです。このパンフレッ
トも欲しいのですが、まだ入手できません。

> 2)かたや「日本と中国」の発行所とは猛獣文士氏自ら折衝して
> 許可を得る手法と取りながら、どうして日本共産党や日中友好協会
> また各著者には許可を取るための自らの労を取らないのか。
>

これは、どういうことを言っているのでしょうか?自ら折衝してというのは、何を指しているのですか?
もう少し、具体的に言ってくれませんか?

著作権の問題が、このようなホームページのネックになっているので、著作権上問題にならないよう気を使ってい
ます。一般的には、新聞報道には著作権は適用されないと解釈しているので、赤旗の記事は、許可が要らないと考
えているのですが、これは誤りでしょうか?誤っているのならば、ご指摘ください。

| 【著作権法】
|(時事問題に関する論説の転載等)
| 第三十九条 新聞紙又は雑誌に掲載して発行された政治上、経済上又は社会上の時事問題に関する論説(学術的な
| 性質を有するものを除く。)は、他の新聞紙若しくは雑誌に転載し、又は放送し、若しくは有線放送することができる
| ただし、これらの利用を禁止する旨の表示がある場合は、この限りでない。
| 2 前項の規定により放送され、又は有線放送される論説は、受信装置を用いて公に伝達することができる。
|
| (政治上の演説等の利用)
| 第四十条 公開して行なわれた政治上の演説又は陳述及び裁判手続(行政庁の行なう審判その他裁判に準ずる手続
| を含む。第四十二条において同じ。)における公開の陳述は、同一の著作者のものを編集して利用する場合を除き、
| いずれの方法によるかを問わず、利用することができる。
| 2 国又は地方公共団体の機関において行なわれた公開の演説又は陳述は、前項の規定によるものを除き、報道の
| 目的上正当と認められる場合には、新聞紙若しくは雑誌に掲載し、又は放送し、若しくは有線放送することができる。
| 3 前項の規定により放送され、又は有線放送される演説又は陳述は、受信装置を用いて公に伝達することができる。
|
| (時事の事件の報道のための利用)
| 第四十一条 写真、映画、放送その他の方法によつて時事の事件を報道する場合には、当該事件を構成し、又は当該
| 事件の過程において見られ、若しくは 聞かれる著作物は、報道の目的上正当な範囲内において、複製し、及び当該事件
| の報道に伴つて利用することができる。

> 3)資料の集め方に著しい不公平がある。
> 寮生側の資料というのは、声明など、公式のものが多い。
> 日本共産党の資料で声明などは少ない。
> 日中友好協会の声明は一つだけ、しかも「赤旗」紙上のものの転載だけ
> に限られている。これは当事者をないがしろにするものである。
>
>
> ||この資料のWebページ上でのこのような公開に異議のある方、はメール
> ||にてその旨お知らせください。
>
> 以上の理由から、猛獣文士氏のこの態度は身勝手な自己中心主義だと思う。
> 公平さと公開的に論争する際に取るべき礼儀を守って頂きたい。

私としては、このホームページも自分の創作物として、できるかぎり普遍的なものにしたいのですが、趣味で作成して
いるという限界があるのは仕方のないことです。

なお、この間、大阪の人さんの列挙した書籍に関しては、絶版でない限りすべて購入しましたが、善隣学生会館事件の
真相の資料と思える部分は、極くわずかでした。私も、努力はしているのですが。

[192] 極左日和見主義者の中傷と挑発 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/11(Mon) 21:29
re:177
|私としては、このホームページも自分の創作物として、できるかぎり
|普遍的なものにしたいのですが、趣味で作成して
|いるという限界があるのは仕方のないことです。

それはお願いします。でも一番最初から申していた日中友好協会
機関紙「日中友好新聞」縮刷版はどうしたのでしょうか?

|裁判所に行くには、仕事を休む必要がありますので、なかなか行って
|いませんね。

「官報」を見るという手もあります。これなら図書館でもあります。
また仮処分命令は会館に下っていまして、申し渡しする”紙”の
ようなものがあってもいいのでは?

|日中友好協会発行のパンフは欲しいと思っていますが。
|通信販売できるのならば、申し込みますよ。

電話するなり、ファックス掛けるなり、住所がありますから
車でちょいと行けばすぐに売ってくれますよ。

|別に、日本共産党側の資
|料だけを収集できないわけではありません。

猛獣文士さんは、そもそも当初「一方の側の情報だけが流されて」
等と言っていたくせに、日中友好協会の側を黙殺していた事は
はっきりとしています。その一箇所だけですでに非礼です。

|このパンフレットも欲しい
|のですが、まだ入手できません。

それはそれで蒐集して下さい。

|> 2)かたや「日本と中国」の発行所とは猛獣文士氏自ら折衝して
|> 許可を得る手法と取りながら、どうして日本共産党や日中友好協会
|> また各著者には許可を取るための自らの労を取らないのか。
|>
|これは、どういうことを言っているのでしょうか?
|自ら折衝してというのは、何を指しているのですか?
|もう少し、具体的に言ってくれませんか?

中国研究所側のコメントがるる光岡氏の手記を載せられない理由と
して述べられています。これはしっかりやりとりしている、その
許諾をとりつつ進めている事実をものがたります。寺尾氏の本の
乱丁で落ちたのがと猛獣文士さんが書けば、すぐに乱丁ない本が
あなたの所に届いています。どこが公平なんでしょうか。

|著作権の問題が、このようなホームページのネックになっているので、
|著作権上問題にならないよう気を使っています。

たとえば日本共産党中央委員会やら、橋爪氏などに
どんな断りを入れているのか、ということです。
| 【著作権法】
これで何をいわんとしているのか? さっぱり不明です。
本一冊買いにいけないで、日中友好協会を蛇蝎のように遠ざけていませんか。

|> ||この資料のWebページ上でのこのような公開に異議のある方、はメール
|> ||にてその旨お知らせください。
|私としては、このホームページも自分の創作物として、できるかぎり
|普遍的なものにしたいのですが、趣味で作成して
|いるという限界があるのは仕方のないことです。

日中友好協会の資料をもっと正当に提示するべきです。
そして「異議のある方はメールで」と勝手に宣言してそれで
すませるのではなくことわりは入れておくべきだということです。

|なお、この間、大阪の人さんの列挙した書籍に関しては、絶版で
|ない限りすべて購入しましたが、善隣学生会館事件の真相の資料と思える
|部分は、極くわずかでした。私も、努力はしているのですが。

事実関係をごくごく瑣末な部分に絞って見ようとするからです。
たとえば猛獣文士さんは、無意味なパレスチナ関連のお話をムキになって
言及されていますが、もしも科学的社会主義に基づく国家論をうんぬん
したいというのでしたら、「極左日和見趣旨者の中傷と挑発」という
論文をきちんと検討して反論して下さい。不破氏のこれは自信作だと
自分の発言の中で言っています(『マルクス、エンゲルス百年 -日本
共産党はなにをうけついできたか』1996/4/15 新日本出版より)

|「第一は、革命論の問題です。
|私たちが党の綱領をつくって、日本の社会進歩の運動の方向、路線を決め
|たのは、1961年、いまから34年前の事です。
|この私たちの運動方向に対して、外から無法きわまる攻撃がかかってきた
|事があるのです。1966年中国で、「文化大革命」という、毛沢東の指揮の
|もとで国を内乱状態にまでおとしいれた大変な暴挙が起りました。これは、
|中国の国内だけでなく、外にむかっても大変無法なことをしかけてきまし
|た。とくに日本に対しては、日本共産党こそ「革命の敵」だとして、乱暴
|きわまる攻撃を集中してきたのです。その攻撃の一つの焦点となったのは、
|革命論でした。
|私たちが選挙や議会を重視することをさして、日本共産党は「議会亡者」
|だ、「選挙で国の運命がきまる」などとんでもないことをいっている、
|「議会で多数をとって政権をにぎる」などの幻想をふりまいている、「革
|命の裏切り者」をたたきつぶせ、こんな調子の悪口雑言を北京放送で毎晩
|のように流し、また日本の国内ではその手先になった連中が騒ぎまわると
|いったことが続きました。
|中国の毛沢東たちは、当時、この問題で大掛かりな論文も発表して、レー
|ニンやマルクスの言葉を勝手に切り離した形で持ちだしながら、「鉄砲か
|ら政権が生まれる」という自分たちの立場こそが革命なんだという主張を、
|世界にふりまいていました。」
(中略)
|「その成果*も含めて、私たちは、67年4月に「極左日和見主義者の中傷と挑
|発」という評論員論文を発表しました。当時4、29論文と言われて広く読
|まれたものですが、このなかで、議会や選挙、革命の問題についての科学的
|社会主義の立場を歴史的にも解明し、「鉄砲から政権が生まれる」といった
|中国の議論が、科学的社会主義とはまったく縁のないものであることをあき
|らかにし、彼らの攻撃を全面的に撃破したのです。」(*引用者注マルクス
|エンゲルス全集の出版の事)

理論的にいくら不破氏が頑張って解明したって、猛獣文士氏のように読まな
いで頑張っている人や、読んでもちいともわからない敵には、あまり効果が
なかったのが、唯一残念な所です(^^;)(^^;)。

[304] Re: 極左日和見主義者の中傷と挑発 投稿者:commierevo 投稿日:01/05/06(Sun) 00:54
> 事実関係をごくごく瑣末な部分に絞って見ようとするからです。
> たとえば猛獣文士さんは、無意味なパレスチナ関連のお話をムキになって
> 言及されていますが、もしも科学的社会主義に基づく国家論をうんぬん
> したいというのでしたら、「極左日和見趣旨者の中傷と挑発」という
> 論文をきちんと検討して反論して下さい。不破氏のこれは自信作だと
> 自分の発言の中で言っています(『マルクス、エンゲルス百年 -日本
> 共産党はなにをうけついできたか』1996/4/15 新日本出版より)

Well, 不破氏 is a total idiot and his writings are total rubbish.
If you have read Lenin's "Renegade Kautsky", you can easily understand 不破氏's position is exactly same as Kautsky's.

Sorry comrade Fierce Animal, I do not have enough time to answer your former response to me. I will answer you in the next week or later.

[196] Re: 極左日和見主義者の中傷と挑発 投稿者:猛獣文士 投稿日:00/12/12(Tue) 23:35
> それはお願いします。でも一番最初から申していた日中友好協会
> 機関紙「日中友好新聞」縮刷版はどうしたのでしょうか?
>

一番最初から言っていたって、最初に言ってたのは張香山のインタビューと、4つの敵論の講話と、裁判資料でしょ。
日中友好新聞なんて、聞いたこともない。新島淳良氏の毛沢東最高指示または毛沢東思想万歳の方が先だよね。
それをとる前に、どんどん資料を要求されても対処不能。

> 「官報」を見るという手もあります。これなら図書館でもあります。
> また仮処分命令は会館に下っていまして、申し渡しする”紙”の
> ようなものがあってもいいのでは?

官報ね。ううん。

> 電話するなり、ファックス掛けるなり、住所がありますから
> 車でちょいと行けばすぐに売ってくれますよ。
>

とにかく、見てみましょう。

> 猛獣文士さんは、そもそも当初「一方の側の情報だけが流されて」
> 等と言っていたくせに、日中友好協会の側を黙殺していた事は
> はっきりとしています。その一箇所だけですでに非礼です。
>

黙殺?

> |> 2)かたや「日本と中国」の発行所とは猛獣文士氏自ら折衝して
> |> 許可を得る手法と取りながら、どうして日本共産党や日中友好協会
> |> また各著者には許可を取るための自らの労を取らないのか。
> |>
> |これは、どういうことを言っているのでしょうか?
> |自ら折衝してというのは、何を指しているのですか?
> |もう少し、具体的に言ってくれませんか?
>
> 中国研究所側のコメントがるる光岡氏の手記を載せられない理由と
> して述べられています。

これは日中友好協会ではなく、中国研究所ですね。

> これはしっかりやりとりしている、その
> 許諾をとりつつ進めている事実をものがたります。寺尾氏の本の
> 乱丁で落ちたのがと猛獣文士さんが書けば、すぐに乱丁ない本が
> あなたの所に届いています。どこが公平なんでしょうか。
>

すぐ届いたわけではないですよ。しかし、この本は重要な資料と思ったので、努力してお願いしたことは
事実です。譲ってくださった方には、感謝しています。

> たとえば日本共産党中央委員会やら、橋爪氏などに
> どんな断りを入れているのか、ということです。

橋爪氏には、断りを入れていません。寺尾氏にも、光岡氏にも断りを入れていません。資料を購入したり、コピーしたり
する場合に、問題になったときに、対処しています。

> これで何をいわんとしているのか? さっぱり不明です。
> 本一冊買いにいけないで、日中友好協会を蛇蝎のように遠ざけていませんか。
>

蛇蠍のようには避けていません。

> 日中友好協会の資料をもっと正当に提示するべきです。
> そして「異議のある方はメールで」と勝手に宣言してそれで
> すませるのではなくことわりは入れておくべきだということです。
>

しかし、法的に可能な範囲で、必要な資料を最低限の費用で収集するという制約があります。
あえて、自分から色々な制約をつけていたら、自縄自縛になるでしょう。

> |「その成果*も含めて、私たちは、67年4月に「極左日和見主義者の中傷と挑
> |発」という評論員論文を発表しました。当時4、29論文と言われて広く読
> |まれたものですが、このなかで、議会や選挙、革命の問題についての科学的
> |社会主義の立場を歴史的にも解明し、「鉄砲から政権が生まれる」といった
> |中国の議論が、科学的社会主義とはまったく縁のないものであることをあき
> |らかにし、彼らの攻撃を全面的に撃破したのです。」(*引用者注マルクス
> |エンゲルス全集の出版の事)
>
> 理論的にいくら不破氏が頑張って解明したって、猛獣文士氏のように読まな
> いで頑張っている人や、読んでもちいともわからない敵には、あまり効果が
> なかったのが、唯一残念な所です(^^;)(^^;)。

とにかく、日本共産党では、法難の言い伝えのように、中国共産党の干渉の話が伝えられているのですね。
これは、非常に大きな事件だったということでしょうか。

4月29日論文は、幸い重要論文集5に収録されてますね。読んでみましょうか。

ところで、さざなみ通信でこんな書き込みがありましたが、反論してくれませんか?

======以下さざなみ通信より転載

この欄では、社会主義論、マルクス主義の有効性、国際共産主義運動、国家論、資本主義論、スターリン主義論などについての投稿を掲載していきます。

「荒れ」ていないレーニンに「荒れ」を見いだす不破氏の荒れ

2000/9/23 川上慎一、50代

 2000年9月19日付の「しんぶん赤旗」に不破氏の著作<『レーニンと資本論』第6巻
「干渉戦争の時代」へのまえがき>が転載されていました。不破氏の一連の著作に対する検討や
批判を全面的におこなうことは、私がおかれている生活環境が許しません。ただ、この「まえがき」
の中で、どうしても見過ごすことができない部分があります。この点についてだけ投稿します。
<不破氏の著作の「まえがき」からの引用・記事の上から3段目後半より>

 …これらの誤りの内容、またどうしてその誤りがおかされたのか、などの研究に、多くの努力を
そそぎましたが、この時期の苦悩と困難に満ちたレーニンの演説や論文を読みながら、この時代が、
レーニンの全生涯のなかでも、理論的にもっとも″荒れた″時代であったことを、思わざるをえ
ませんでした。
 若い時代から『資本論』の研究にあれだけのエネルギーをつぎこみ、その豊かな内容をロシア
革命の実践に生かしてきたレーニンが、″マルクスは、その生涯とその文筆的生涯の大部分、
その科学的研究の大部分を、自由、平等、多数者の意志を嘲笑することにささげた″などと説く
(「自由と平等のスローガンによる人民の欺瞞についての演説」一九一九年五月、全集29巻350
ページ)。私は、この文章を、レーニンの理論的な″荒れ″のきわめて象徴的な表現として、
受け取りました。 *太字は引用者。

 ほんとうはこの演説全体を読んでいただくのが一番いいのですが、全部を引用することはできま
せんので、『レーニン全集』29巻350ページから2段落だけ引用します。

 検討してみたまえ。検討する必要があるのだ。純粋の民主主義者が純粋民主主義を宣伝して、
それを簒奪者から擁護しているという点に、ほんとうに彼らの罪があるのか、それとも、彼らが
有産階級のがわ、コルチャックのがわに立っているという点に、彼らの罪があるのか?
 自由から検討をはじめよう。いうまでもなく、自由は、社会主義革命であれ、民主主義革命で
あれ、いっさいの革命にとって、非常に重要なスローガンである。ところで、われわれの綱領は、
もし自由が資本の抑圧からの労働の解放と矛盾するならば、その自由は欺瞞である、と言明して
いる。そしてマルクスを読んだものならだれでも、──マルクスの一般向きの叙述を一つでも読ん
だものならだれでも、とさえ私は考えるが──マルクスが、その生涯とその文筆的労作の大部分、
その科学的研究の大部分を、まさに、自由、平等、多数者の意志を嘲笑することに、こういうもの
を誇張したいっさいのベンタム流の人たちを嘲笑することにささげたこと、またこういう空文句の
裏には、商品所有者が勤労大衆を抑圧するためにつかう、商品所有者の自由、資本の自由の利益
があるということの証明にささげたことを、知っている。

 不破氏が引用した部分だけを読むと、あるいは、レーニンが「マルクスの著作や生涯は自由、
平等、多数者の意志を嘲笑することに捧げられた」と述べているかのような──実際そう述べて
いるのですが、──印象を受けます。しかし、この演説全体を読まなくても、私が引用した、
たった2段落だけをみても、非常に異なる印象を受けると思います。
 ここでレーニンが述べている「自由、平等、多数者の意志」というものが、どのようなもので
あるかということです。
 「自由と平等のスローガンによる人民の欺瞞についての演説」は、短い前書きを除くとT〜X
に分かれています。不破氏が引用した部分はVにあります。この冒頭で、レーニンが名指しで
批判しているのはカウツキーです。レーニンによれば、(カウツキーは)「ボリシェヴィキは民主
主義を破壊する方法を選んだ。ボリシェヴィキは独裁の方法を選んだ。だから、彼らの事業は正
しくない。」と言ってボリシェヴィキを批判したといいます。これに対して、レーニンは「われ
われは自由、平等、多数者の意志というような聞こえのよいスローガンで自分を欺くものでは
ない。」と反論し、さらに「民主主義者、純粋民主主義の支持者、徹底的な民主主義の支持者と
自称して、民主主義を直接あるいは間接にプロレタリアートの独裁に対置する人々を、われわれ
はコルチャクの助力者としてとりあつかう」として、自らの立場を明確にしています。コルチャ
クとは、英・仏の協力のもとに反革命武装闘争をした首領格の人物(巻末の人名訳注による)です。
レーニンは、「自由、平等、多数者の意志というような聞こえのよいスローガン」をかかげる人
たちが、実は「民主主義」の擁護者ではなく、彼らが有産階級の側、コルチャクの側に立ち、
そのために「自由、平等、多数者の意志というような聞こえのよいスローガン」をかかげている
のであるとして、激しい言葉で糾弾しているのです。このことは、この演説の題名が「自由と
平等のスローガンによる人民の欺瞞についての演説」となっていることからも明らかでしょう。
不破氏が引用した部分だけをみれば、この当時のレーニンが、「自由、平等、多数者の意志」
を嘲笑するためにマルクスを引きあいにだした、という印象が避けられませんが、このレーニン
の演説全体を読めば、決してそうではないことがわかります。レーニンはさらに、「イギリス、
フランス、アメリカの紳士諸君、君たちの自由が資本の抑圧からの労働者の解放に矛盾するの
であれば、君の自由は欺瞞である。文明的な紳士諸君、君たちは小さなことをわすれている。
私的所有を法制化している憲法のなかに諸君たちの自由は書かれているのだということを、
君たちははわすれている。まさにこの点に、問題の核心がある。」と反論し、所有の問題と
自由が切り離すことができないものであることを説いています。
レーニンは、たとえば集会の自由について、次のように述べています。要約します。「集会場
があっても、これが貴族と地主の所有物であるときに、「集会の自由」を言葉の上で保障した
ところで何の意味があるだろうか。われわれは、この集会場をまず労働者団体の建物にして、
そのあとで集会の自由を口にするだろう」。
もう一つ、レーニンが平等について述べているところを要約して引用します。「60人の農民
と10人の労働者がいる。農民はぼろを着て歩いているが、穀物をもっている。労働者は、帝国
主義戦争のあとでは、ぼろを着ており、苦しみぬいており、穀物も燃料も原料ももっていない。
両者は平等なのか。60人の農民が決定権をもち、10人の労働者は服従しなければならないの
か。なんと偉大な原則であろうか。平等、勤労民主主義派の統一、多数者の決定という原則は!」。
レーニンが嘲笑した「多数者の意志」とはこのようなものです。
 レーニンは農民に対して、労働者との同盟の道を選び、ソビエト権力を守るように訴えます。
「農民は、冷静な、実務的な人間であり、実際生活の人間である。彼らには、簡単な、日常生活
の実例によって、問題を実際的に説明してやらなければならない。余剰の穀物をもっている農民
が、その余剰を隠匿し、価格が投機的なばか高い値段に騰貴するまで待ち、飢えている労働者の
ことを考えに入れないことは、正しいであろうか? それとも、労働者がにぎつている国家権力
が、余剰穀物の全部を、騰貴価格によらず、暴利商人的価格によらず、略奪的な価格によらず、
国家の決めた公定価格で取り上げることが、正しいであろうか。」(全集29巻・「演説『自由と
平等のスローガンによる人民の欺瞞』の出版のさいの序文」378ページ)と訴えています。レー
ニンが、この文献で攻撃した「自由」とは、都市労働者はじめ多くの人々が飢えて死なんとする、
まさにそのとき、富裕な農民、クラークが「穀物を隠匿し売ることを拒否する自由」にほかなり
ません。
 レーニンが嘲笑した「自由、平等、多数者の意志」とは、私たちがこの言葉から連想する「一
般的なもの」ではなく、上に引用したように歴史的、具体的なものであり、しかも、「自由、平等、
多数者の意志」のスローガンをかかげる人々はそのスローガンのもとに、プロレタリアートの権力
を転覆し、資本家と地主の権力の復活に味方するものであるということがわからない「紳士諸君」
を「嘲笑」したのです。レーニンは、「書物を見、書物を暗記し、書物を繰りかえし読んだが、
書物の中味をすこしも、理解しなかった」これらの「紳士諸君」を嘲笑しているにすぎません。
この「演説」(全集29巻)のあとに、これが出版されたときの序文「演説『自由と平等のスロー
ガンによる人民の欺瞞』の出版のさいの序文」があります。この中で、レーニンは、ブルジョア
共和国における自由や平等とは「商品所有者の平等と自由、資本の平等と自由の表現以外のもの
ではありえなかったし、またかつてあったことはないということ」であり、ブルジョア共和国に
おける「自由や平等」が労働者にとっては形式的なものにすぎない、ということを述べ、さらに、
このことは社会主義のイロハであり、これを忘れて「自由」、「平等」、「勤労民主主義派の
統一」という空文句でお茶をにごすことができる、「教養ある」紳士諸君は「馬鹿者と裏切者だ
けで」あり、このイロハを理解しないものはマルクスも社会主義もまったく理解していないこと
だ、として嘲笑しています。同じような内容は、私たちがマルクスやエンゲルスの著作を読むと
しばしば目にするものであり、非常によく似た「トーン」の文章にであうことはめずらしくあり
ません。
 このような資本主義的な「自由や平等」に対する厳しい批判的見地は、マルクスやエンゲルス
の思想と異質なものでしょうか。このような紳士ぶった「『自由と平等』の抽象的な理解」を
マルクスやエンゲルスは嘲笑しなかったでしょうか。マルクス・エンゲルスとレーニンの思想の
間に高い壁を築こうとする不破氏の試みは、私には成功しているようには思えません。
このような脈絡において書かれた文章全体から、「マルクスは、その生涯とその文筆的生涯の
大部分、その科学的研究の大部分を、自由、平等、多数者の意志を嘲笑することにささげた」と
いう部分だけを取り出して、紹介することが公平なことでしょうか。理論作業をするときに、
「事実にもとづき、真実を隠さない」という態度は、最低限不可欠なことではないでしょうか。
 不破氏の著作の中に、このような恣意的な引用があることを私は指摘しておきます。そして、
それは、不破氏の一連の「レーニン批判」は、このような事実に基づかない基礎の上に築かれて
いるということを意味しています。
 今日では、『マルクス・エンゲルス全集』も『レーニン全集』ももはや絶版となっています。
主要な著作は、今日でも単行本として手にすることはできますが、不破氏が引用した文献は、
おそらく全集にしか載っていないでしょう。どうか、不破氏の一連の「レーニン批判」をお読み
になるときには、お手数でしょうが、原典にあたられることをおすすめします。
 不破氏は、この文章からレーニンの理論的な「荒れ」を感じ取ったとしていますが、私はどう
してそのような「理論的な荒れ」を、不破氏が見いだしたのかどうしても理解できません。レー
ニンのこの著作を読んで、資本家やその政治的代理人たちが「この上ない不快感」を感じるのは
わかりますが、日本共産党の委員長が「理論的な荒れ」を感じ取ったのはなぜでしょうか。
 私は、むしろ、不破氏の「まえがき」から、現在の不破氏の理論的な「荒れ」を感じます。
これらの「レーニン批判」は、不破氏と志位氏の主導のもとに行われた七中総の諸決定と表裏
一体をなすものと私はとらえていますが、今、不破氏の「レーニン批判」に深く立ち入る余裕
はありません。自覚的な日本共産党員が直面している課題は第22回党大会です。この大会は、
日本共産党が日本共産党であり続けるかどうかを決定づける歴史的な大会になるでしょう。私
たち一人ひとりは、だれでも大したことはできません。それでも、私は自分には何ができるかを
よく考えて、できる限りの努力をするつもりです。大会代議員選出のシステムを考えると、見通
しは決して明るいとはいえませんが…。不破氏の恣意的な引用のおかげで、私は「自由と平等の
スローガンによる人民の欺瞞についての演説」を読みました。その中の一節を紹介してしておき
ます。


 敗北の危険をおかさないような革命はなかったし、現にないし、将来もないであろうし、また
ありえない。……革命は、それが搾取に重大な打撃をくわえる先進的な階級を前進させるばあい
に、勝利するからである。こういう条件のもとでは、革命はたとえ敗北をなめるときでも、勝利
する。(『レーニン全集』29巻371〜372ページ)

[207] なぜ「重要論文集」というか 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/15(Fri) 01:58
re:196
|一番最初から言っていたって、最初に言ってたのは張香山のインタ
|ビューと、4つの敵論の講話と、裁判資料でしょ。

この上げていたもののうち裁判所の資料以外は全部当方が
解明しまして、当方の気持ち(^^;)としては最初から言って
いたもので残っているのは「日中友好新聞」縮刷版等だと
いう思いがありました。おもいが先行して先ばしり<(_ _)>。

|日中友好新聞なんて、聞いたこともない。

聞いたこともない、は言い過ぎでしょう。あなたは御承知
だったはずで、意図したか、意図しなかったか知りませんが
あるのにアクセスしてないのです。また当方のこれまでの書き込み
の中で何度も日中友好新聞縮刷版の存在をあげ、「日本と中国」紙
との関係も指摘していました。何の疑問も不審も感じなかったの
でしょうか? 「あら、自分の出しそびれていた資料らしきもの
の話をこの人は言っているらしい」と。

|新島淳良氏の毛沢東最高
|指示または毛沢東思想万歳の方が先だよね。
|それをとる前に、どんどん資料を要求されても対処不能。

対処不能はわかりました。ただ「先」が最高指示だと、それが
入手できないあいだ他に何も探査しない口実にされると困る。
また探しあてても、当方が見つけたとおりで、あなたがそれを
確認するってだけの事ですから。この件はライフワークにでも
されて、中文版の「教育革命」でも入手されるのもよいでしょう。

|官報ね。ううん。

大変ですけどね。一月分で、電話帳一冊(^^;)(^^;)。しかも
日付もばらばらで、見出しもフォントも工夫がない。破産の
話や死亡の宣告の話などが、まるで政府行政や司法の分泌物
のカスを集めたかのようにただ単に羅列されています。関係者
に資料提出を願うのが一番簡単でしょうね。電話番号聞くのと
同じです。

|とにかく、見てみましょう。
|黙殺?

お願いします<(_ _)>。
「日本共産党vs寮生」という図式では、橋爪氏も日本共産党
のメンバーとしてでてくるばかりです。三好一氏も単なる寮生
の支援者でしかありませんが、(左派)の幹部です。黒田氏
は社会党の現職国会議員です。中国党の指導が寮生にも入って
いました。ML派もおそらく中国政府・党の資金援助を貰って
いました。

|橋爪氏には、断りを入れていません。寺尾氏にも、光岡氏にも断り
|を入れていません。資料を購入したり、コピーしたり
|する場合に、問題になったときに、対処しています。

わかりました。この件は当方の予想が外れて何より。

|蛇蠍のようには避けていません。

それは事実で示して下さい。足を向ける事も、何か避け続け
ていた経過がこの秋の猛獣文士さんの現実の御様子です。

|とにかく、日本共産党では、法難の言い伝えのように、中国共産党の
|干渉の話が伝えられているのですね。

当方は仏教徒ではないので、法難という語の背景まで認識を一致
させる事はできません。猛獣文士さんが言わんとするのは、”この
困難によって選民となった”と日本共産党がエリート意識を持った
ぐらいの言い方ではないかな。そういう嫌らしい当てつけは止め
てやりとりできませんか。

|これは、非常に大きな事件だったということでしょうか。

何の限定もつけずに「日本共産党”重要”論文集」と題された本と
いうものの存在があるということに注目してください。この本は
元はソ連党とのやり取りでありまして、党の存立をかけたたたかい
でありました。そうしているうちに、中国党からも、ソ連に負けない
えげつない”戦争”をしかけられました。だんだんソ連中国との関係
ばかりが重要でなくなり(組織が大きく、国内政治での影響力も増加)
何号か後では「日本共産党国際問題論文集」という名に変更されます。

[205] 自分が読まずに借りてきてコメント 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/15(Fri) 01:55
re:196
さざなみからの転載の件の事。

猛獣文士さん、御自分で解明するのが嫌なものを、無関係の
別の人士が何か別の件で解明している問題で、ことさらに
意見を伺うってのは、何か善隣会館の事件と関係あるのでしょうか。

ちなみに、別の機会に当方はこれを落として読んだはずです。
読み捨てで、保存しなかったけどね。猛獣さんの引用は
(レーニン)(不破氏の元の文)(川上氏の文)が錯綜して
いまして、どこが引用なのか、何の引用なのか、不明です。
レーニンだった何か引用しちゃっているし。2段階以上の
引用ネストになっていますと、わけがわからなくなります。

でも一度川上氏に聞いてみたいものです。「ここに猛獣文士
さんという人がいて、この大阪の人に対して、何か中国の67年
ごろの対日干渉攻撃の一連の事件の最大の山場であった善隣
会館の事件の中で何か寮生らを正当化するために、不破氏の
解明がうっとおしいと、返す刀であなたの論を解明してみろと
言われちゃったよ、あなたはどう思う? 極左日和見主義者
があの当時そのまんまに「重信は奇麗」とかパレスチナはどう
とか、毛沢東氏は国の主席だとかいいながら、あなたの論を
持ちだして来たよ」ってね。彼がいかに日本共産党の現体制
を批判しようと、気が狂わない限り(断言)文革当時の中国
党を今の日本共産党よりも良いなどと言うことはないと思う
んですがね。前にも指摘しましたが

理想の党運営 >日本共産党の現状 >文革、ポルポト

ですわ\(^◇^)/。

[212] Re: 自分が読まずに借りてきてコメント 投稿者:猛獣文士 投稿日:00/12/15(Fri) 12:40
> re:196
> さざなみからの転載の件の事。
>
> 猛獣文士さん、御自分で解明するのが嫌なものを、無関係の
> 別の人士が何か別の件で解明している問題で、ことさらに
> 意見を伺うってのは、何か善隣会館の事件と関係あるのでしょうか。
>

議論としては、無関係な問題ではありませんが、前にも言ったように、これについて、熱意を持って
議論する気にはなれません。いつか、そういう機会が訪れることもないとはいえませんが、そのとき
はアカデミックな議論をしてみたいですね。

> ちなみに、別の機会に当方はこれを落として読んだはずです。
> 読み捨てで、保存しなかったけどね。猛獣さんの引用は
> (レーニン)(不破氏の元の文)(川上氏の文)が錯綜して
> いまして、どこが引用なのか、何の引用なのか、不明です。
> レーニンだった何か引用しちゃっているし。2段階以上の
> 引用ネストになっていますと、わけがわからなくなります。
>

この転載はさざなみ通信のものと同じフォーマットでしたが、わかりにくいということなので、不肖猛獣
文士が、編集しましょう。解説もサービスしましょう。

> でも一度川上氏に聞いてみたいものです。「ここに猛獣文士
> さんという人がいて、この大阪の人に対して、何か中国の67年
> ごろの対日干渉攻撃の一連の事件の最大の山場であった善隣
> 会館の事件の中で何か寮生らを正当化するために、不破氏の
> 解明がうっとおしいと、返す刀であなたの論を解明してみろと
> 言われちゃったよ、あなたはどう思う? 極左日和見主義者
> があの当時そのまんまに「重信は奇麗」とかパレスチナはどう
> とか、毛沢東氏は国の主席だとかいいながら、あなたの論を
> 持ちだして来たよ」ってね。彼がいかに日本共産党の現体制
> を批判しようと、気が狂わない限り(断言)文革当時の中国
> 党を今の日本共産党よりも良いなどと言うことはないと思う
> んですがね。前にも指摘しましたが
>

どうぞ、聞いてみてください。川上氏が何か私の転載について、苦情を言っていたら、私に説明させ
てください。

> 理想の党運営 >日本共産党の現状 >文革、ポルポト
>
> ですわ\(^◇^)/。

意味不明の不等号ですが、鳥の顔のような絵文字はかわいいですね。
解説は記事を変えます。

[224] Re^2: 自分が読まずに借りてきてコメント 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/16(Sat) 19:58
re:212
|議論としては、無関係な問題ではありませんが、前にも言った
|ように、これについて、熱意を持って議論する気にはなれません。

これは経緯からいって、猛獣文士さんが持ちだした議論でして
この書き方は真面目なものではありません。前にも申しました
がこのような議論を持ちだす事自体が猛獣文士氏の自覚もない
まま、そのまんまの極左日和見主義者ぶり、そこから脱しえて
いない御様子が裏書きされます。

|いつか、そういう機会が訪れることもないとはいえませんが、
|そのときはアカデミックな議論をしてみたいですね。

その前に、対日干渉チームの影響を受けて日本共産党攻撃の
手段を選ばぬ中傷と挑発を止めてみずからの立場がどのよう
なものであるのか、猛獣文士さん御自身が自覚することが
必要でしょうね。

今月でた「正論」をご覧ください。”さざなみ通信”を持ち上
げて日本共産党攻撃に手段を選ばない所なんざ、猛獣文士さん
が執筆しているのかとタイムリーさに驚いたほどです。

|この転載はさざなみ通信のものと同じフォーマットでしたが、
|わかりにくいということなので、不肖猛獣
|文士が、編集しましょう。解説もサービスしましょう。

猛獣”正論”文士さんありがとうございます。前回の引用より
引用のネスト構造に関してはよくわかりました。

猛獣さんは、革命的言辞を忘れない日本にいる革命戦士のレリッ
クであると御自分では思っておられるようです。”われこそは真
の愛国戦士であり、かつ社会主義革命の担い手なり”と。しかし
猛獣文士さんが依拠し、そこから脱しえていない御自分の立場は
結局日本において、ベトナム侵略にちゃんと反対していた野党の
さほど大きくない党日本共産党を、その力を減じ、ダメージを与
える活動以外に何も現実的な力を発揮なさいませんでした。

猛獣さんが熱烈に支持した中国自身は、北爆も終わらぬうちに、
さっさとベトナム侵略の張本人ニクソン氏を北京に招き、アジア
の平和プレゼンスをアメリカの長所だと無限に褒め称えました。
また猛獣文士さんと客観的には同一の立場で親中国(親文革!)
であったのは革命的言辞は猛獣さんと優るとも劣らぬ勇ましさで
はありましたが同時にちゃっかりソ連からも財政支援を受けてき
た”二股”日本社会党でした。

猛獣文士さんが依拠した”真の日中友好”たる(正統)は、その
中心人物が日本社会党の黒田氏らと、後にアルバニア盲従に移る
”古くからの裏切り者”福田氏らの野合勢力でした。光岡氏らの
強盗脅迫監禁事件の張本人もその一味でありました。結局日本共
産党や自覚的民主勢力を排除する事以外にロクな事績を残さずに
自壊・分裂して相互にいがみ合い、その悪影響が実質20年ほど
も尾を引くと自らの歴史に記さざるを得ないほどの状態でした。

何を狂ったか成田空港建設反対運動に口を差し挟み、勇敢に毛沢
東主義の旗を振って暴れた彼らは、数年たたずに関西空港建設の
立役者たる隠れなき”バックボーンは皇国史観”岸さかえ氏を
「日本と中国」紙のインタビューで「無論革新」と褒め称えて
日本政治に反共の接着剤、日米安保条約推進のオール与党勢力
の反動的大同団結のために役割を発揮しました。

猛獣文士氏が愛して止まない中国共産党は、猛獣文士氏が今も
無謬だと信じている「文化大革命」を「10年の災害」だと正式に
歴史決議で宣言しています。吐き捨てるように全面否定して。

猛獣文士氏が愛して止まない中国共産党は、60年代の国際情勢
と「文革」の影響の下で、自ら決めた党間関係を律するべき原則
である相互内部不干渉の原則にあいいれないやりかたをとった事
に関して、真剣な総括と是正の措置をとったということを特記し
た両党合意を日本共産党と結び、きっぱりと過去を清算して既に
猛獣文士氏に断りなく、日本共産党と党間関係を修復しました。
ちなみに今秋の日本共産党の(さざなみ諸氏の別の面から儚い
期待を寄せていた)党大会に結党以後始めて代表団を送り、その
大会の成功を祝すメッセージを寄せました。無論現中国国家主席
江沢民氏、次期指導者と言われる胡錦濤氏をはじめとした中国党
中央常務委員会の正式な総意に基づいたこれは決定でありまして
猛獣文士氏のたわごとのような、あとからふらふら取り消しでき
ない正式な党の機関にかけられた公然としたものです。

|> 理想の党運営 >日本共産党の現状 >文革、ポルポト
|> ですわ\(^◇^)/。
|意味不明の不等号ですが、鳥の顔のような絵文字はかわいいですね。
|解説は記事を変えます。

この全角の不等号は、大なる側がよりすぐれている、小なる側が
より劣っているという図式を簡潔に示したものです。もしかしたら
現中国共産党の中央指導部の皆さんであっても

理想の党運営 >日本共産党の現状 >文革

ぐらいの図式は承認して暮れるかも知れません。とにかく中国現地
の声の方が、その直接の害悪がモロに現れてましたので、否定する
意志の強さはケタ違いでしょうね。文革否定から、ひとっとびに
中国否定やら社会主義否定まで直行する者がむしろ多く困ったはず
です。前回の猛獣文士氏が「意味不明」だと言われた引用は、さざ
なみの川上徹氏も、おそらく党のあり方やその目標とする理想から
みて猛獣文士さんのように文革を正当化する方向からの理論なんて
噴飯もので、絶対に拒否するはずだという強調のセンテンスでした。
これは「日本共産党の研究」の立花氏だろうと、自民党の歴史学者
林健太郎氏だろうと、順番に変化はなかろうと確信します。ただし
反共の立花氏あたりならば、日本共産党と文革やポルポト派、ソ連
などがニアリイコールやイコールになるだけです。【絶対に文革を
よしとする立場は拒否される事でしょう】。

[230] Re^3: 自分が読まずに借りてきてコメント 投稿者:猛獣文士 投稿日:00/12/18(Mon) 00:07
> これは経緯からいって、猛獣文士さんが持ちだした議論でして
> この書き方は真面目なものではありません。前にも申しました
> がこのような議論を持ちだす事自体が猛獣文士氏の自覚もない
> まま、そのまんまの極左日和見主義者ぶり、そこから脱しえて
> いない御様子が裏書きされます。
>

私は、さざなみ通信の主催者のように共産党員でもないし、何度も言うように共産党員であったことも、シンパであった
こともないということです。私は、さざなみ通信に投稿されている党員のように、日本共産党には愛着を持っていないし、
その前途を心配しているわけでもありません。したがって、不破氏の退屈な書物や長ったらしい論文を真面目に批判する
気にはなれないということです。

> その前に、対日干渉チームの影響を受けて日本共産党攻撃の
> 手段を選ばぬ中傷と挑発を止めてみずからの立場がどのよう
> なものであるのか、猛獣文士さん御自身が自覚することが
> 必要でしょうね。
>

私は日本共産党を攻撃などしていません。勝手に攻撃されたと勘違いしているのではないですか。過去におこった
事件を、正確に検証しようとしているだけです。なぜそうしたいかについては、趣旨などに明らかにしていますが、
簡単に言えば、共産党の膨大なパンフレットが私の思っているのと正反対の事実関係を宣伝しつづけているからです。

> 今月でた「正論」をご覧ください。”さざなみ通信”を持ち上
> げて日本共産党攻撃に手段を選ばない所なんざ、猛獣文士さん
> が執筆しているのかとタイムリーさに驚いたほどです。
>

そのような、被害者意識は滑稽であるとしかいえない。わたしが「正論」という雑誌とタイムリーに一致した行動を
とっているなどという発想。華僑学生が日中友好協会(正統)やらその中の造反団やらと数ヶ月も前から陰謀をねって、
どこやらの事務所を襲撃したなどという荒唐無稽な妄想と通じるものがありますね。

> 猛獣”正論”文士さんありがとうございます。前回の引用より
> 引用のネスト構造に関してはよくわかりました。
>

お役に立てて光栄です。

> 猛獣さんは、革命的言辞を忘れない日本にいる革命戦士のレリッ
> クであると御自分では思っておられるようです。

そのようなことは思っていません。他人の頭の中を勝手に想像してもいいのですが、決め付けないでいただきたい。

> ”われこそは真
> の愛国戦士であり、かつ社会主義革命の担い手なり”と。しかし
> 猛獣文士さんが依拠し、そこから脱しえていない御自分の立場は
> 結局日本において、ベトナム侵略にちゃんと反対していた野党の
> さほど大きくない党日本共産党を、その力を減じ、ダメージを与
> える活動以外に何も現実的な力を発揮なさいませんでした。
>

力を減じたというのは、被害者意識ですね。文化大革命がなかったら、あるいは全共闘運動がなかったら、赤軍派が
いなかったら、トロツキストがいなかったら、新しいところでは、謀略ビラがなかったら、日本共産党はいまでは政権党
になっていたとでも思っているのでしょうか?日本共産党がその目的を達成できない原因は、すべて外部の妨害のため
ですか?

> 猛獣さんが熱烈に支持した中国自身は、北爆も終わらぬうちに、
> さっさとベトナム侵略の張本人ニクソン氏を北京に招き、アジア
> の平和プレゼンスをアメリカの長所だと無限に褒め称えました。

アメリカの戦争に協力する民主主義の内部で、一生懸命働いて、勤勉さゆえに豊かになったとおっしゃっている人たち
から、そのようなことは言われたくないものですね。

一般に、日本共産党の文書は、資料の本来の意味を離れて、言葉の断片を自己の都合のよいように継ぎ合わせて、自分の
都合の良い結論を引き出す傾向があるようで、そのような傾向に対する批判には、共産党のかたがたは拒絶反応を示す
ようです。立花隆もこのような傾向について、残念だと書いていました。
教育革命や毛沢東思想万歳の断片を抜き出して、かってな推論を何十万人もの党員に宣伝している件についても、同じ
であると考えます。

[233] Re^4: 自分が読まずに借りてきてコメント 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/18(Mon) 15:18
re:230
猛獣文士さんの反日本共産党の情熱は大したものです(-_-;)。

|私は、さざなみ通信の主催者のように共産党員でもないし、何度
|も言うように共産党員であったことも、シンパであったこともな
|いということです。私は、さざなみ通信に投稿されている党員の
|ように、日本共産党には愛着を持っていないし、その前途を心配
|しているわけでもありません。したがって、不破氏の退屈な書物
|や長ったらしい論文を真面目に批判する気にはなれないというこ
|とです。

片方で情熱ないと言われながら、でてくるのは手段を選ばない
そして自らの立場とは関係ないものもお構いない、恥も外聞も
ない日本共産党攻撃と日中友好協会無視の手法です。

|> その前に、対日干渉チームの影響を受けて日本共産党攻撃の
|> 手段を選ばぬ中傷と挑発を止めてみずからの立場がどのよう
|> なものであるのか、猛獣文士さん御自身が自覚することが
|> 必要でしょうね。
|>
|私は日本共産党を攻撃などしていません。勝手に攻撃されたと勘
|違いしているのではないですか。過去におこった事件を、正確に
|検証しようとしているだけです。なぜそうしたいかについては、
|趣旨などに明らかにしていますが、簡単に言えば、共産党の膨大
|なパンフレットが私の思っているのと正反対の事実関係を宣伝し
|つづけているからです。

攻撃と言えば、物理的な「なぐる」だとか「爆破する」だとか
鉄砲を使う事だけに限定して考えて居られるのなら、猛獣文士
さんのような弁明が成り立つのかも知れません。不破氏が言う
ように「一種の社会的戦争」だったわけです。既に中国共産党
はこれを公式に終結しましたが、猛獣文士さんは当時の対日干
渉チームの扇動にすっかり乗る事から政治的活動を開始された
という困った問題があります。

|> 今月でた「正論」をご覧ください。”さざなみ通信”を持ち上
|> げて日本共産党攻撃に手段を選ばない所なんざ、猛獣文士さん
|> が執筆しているのかとタイムリーさに驚いたほどです。
|>
|そのような、被害者意識は滑稽であるとしかいえない。わたしが
|「正論」という雑誌とタイムリーに一致した行動をとっているな
|どという発想。華僑学生が日中友好協会(正統)やらその中の造
|反団やらと数ヶ月も前から陰謀をねって、どこやらの事務所を襲
|撃したなどという荒唐無稽な妄想と通じるものがありますね。

あなたが書いているってのは冗談です。でも客観的にあなたの書く
議論と「正論」の議論とが符丁がぴったり合っている事は事実です。
つまり客観的にあなたの演じている役割が日本の「3国人発言」の
勢力と同一の立場、日米安保条約や日本の軍事費増や天皇制護持や
森政権擁護やの立場の人士のためにする反共の立場と同一に陥って
いるということです。

|> 猛獣さんは、革命的言辞を忘れない日本にいる革命戦士のレリッ
|> クであると御自分では思っておられるようです。
|
|そのようなことは思っていません。他人の頭の中を勝手に想像して
|もいいのですが、決め付けないでいただきたい。

では、どのような立場から「重信は魅力的」だとか、パレスチナは
どうだとか、議会があっても、とか言われたのでしょうか。
(この項の議論はつづく)

[235] Re^5: 自分が読まずに借りてきてコメント 投稿者:猛獣文士 投稿日:00/12/18(Mon) 18:12
> 片方で情熱ないと言われながら、でてくるのは手段を選ばない
> そして自らの立場とは関係ないものもお構いない、恥も外聞も
> ない日本共産党攻撃と日中友好協会無視の手法です。

手段を選ばないとか、恥も外聞もないとかいう決り文句、よく聞きますね。内容はない言葉ですが。

> 攻撃と言えば、物理的な「なぐる」だとか「爆破する」だとか
> 鉄砲を使う事だけに限定して考えて居られるのなら、猛獣文士
> さんのような弁明が成り立つのかも知れません。不破氏が言う
> ように「一種の社会的戦争」だったわけです。

不破さんがいっているだけでしょう。どことどこが戦争していたのですか?荒唐無稽な妄想2でしょうか。

> 既に中国共産党
> はこれを公式に終結しましたが、猛獣文士さんは当時の対日干
> 渉チームの扇動にすっかり乗る事から政治的活動を開始された
> という困った問題があります。

中国共産党がが何を終結したというのですか?具体性のない断定ですね。

> あなたが書いているってのは冗談です。でも客観的にあなたの書く
> 議論と「正論」の議論とが符丁がぴったり合っている事は事実です。
> つまり客観的にあなたの演じている役割が日本の「3国人発言」の
> 勢力と同一の立場、日米安保条約や日本の軍事費増や天皇制護持や
> 森政権擁護やの立場の人士のためにする反共の立場と同一に陥って
> いるということです。
>

「正論」をぱらぱらと読んでみましたが、「インターネットが共産党を滅ぼす」というような見出しでしたね。
しかし、私の書き込みとは、内容的にずいぶん違っていました。似ているのは、さざなみ通信に言及している
点だけでしたね。何でも、どこかに分類しないと、安心できないのでしょうか。

> では、どのような立場から「重信は魅力的」だとか、パレスチナは
> どうだとか、議会があっても、とか言われたのでしょうか。
> (この項の議論はつづく)

重信さんの話は、単に好みの問題ですね。議会に関する問題は歴史的、社会科学的な常識を述べたに過ぎません。

[234] Re^5: 自分が読まずに借りてきてコメント 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/18(Mon) 15:18
re:230
|力を減じたというのは、被害者意識ですね。

減じるのに効果があったかなかったかは別です。そして相手が
どのように悪らつであるかと主体的力量や、客観的な情勢とは
また別の問題です。そして”被害者意識”だなりというのは
自らの手段を選ばない反日本共産党のデマのスピーカーな役割
その寄って立つ立場を指摘された時に、常に逃げている猛獣さん
の責任回避の議論です。

|文化大革命がなかった
|ら、あるいは全共闘運動がなかったら、赤軍派がいなかったら、ト
|ロツキストがいなかったら、新しいところでは、謀略ビラがなかっ
|たら、日本共産党はいまでは政権党になっていたとでも思っている
|のでしょうか?日本共産党がその目的を達成できない原因は、すべ
|て外部の妨害のためですか?

目的を達成? ”目的の阻止”を目的とする猛獣文士さんがそれを
いうのはおかしいね。日本人の運動は何か陰謀による権力奪取のよう
な単純なものではないので、一つや二つの課題じゃないのよ。

|> 猛獣さんが熱烈に支持した中国自身は、北爆も終わらぬうちに、
|> さっさとベトナム侵略の張本人ニクソン氏を北京に招き、アジア
|> の平和プレゼンスをアメリカの長所だと無限に褒め称えました。
|
|アメリカの戦争に協力する民主主義の内部で、一生懸命働いて、勤
|勉さゆえに豊かになったとおっしゃっている人たちから、そのよう
|なことは言われたくないものですね。

まずはじめに、「北爆も終わらぬうちに」という事に関しては
お認めになりますね。ここを認めた上で、悔しいので何か言い返し
してやろうとして、当方の議論を曲解してつまみぐい的に
部分を取りだし(この議論は朝鮮戦争に関してのあなたの論難に
答えた部分でしたね)まとはずれに投げつけているだけです。
もう、ボロボロですな。

|一般に、日本共産党の文書は、資料の本来の意味を離れて、

「一般に」というほど、あなたはまだ日本共産党の議論を読んで
いるとは思えません。こないだの「さざなみ」のお話にそのよう
な論者の意見が載っていれば、すぐにそれに飛びつき、今度はそ
のような”借り物”の意見を吐く。それが”つまみぐい”です。

スキャナにOCRさせて、「重要論文集」を転載しはじめたのは
良いことですが、「ぃ」とか「ぅ」とかが誤字のままなのは粗雑
です。あなたが読まず(-_-;)スキャナに代わりをさせるからです。

あなたは67年当時の対日干渉チームのいうままに、「日本共産党
が暴力主義で反中国の排外主義で、それゆえ不法に寮生らに暴力
をふるった」のだと論証したかったのではないのですか。あなた
の自己紹介ではそのような立場がよくわかります。しかしその活
動は別に寮生を襲った暴力主義の証明を日本共産党に当てはめる
事だけではなくて、日本共産党の党組織論や革命論を論難するこ
とでも実現できる。日本共産党を帝国主義的な侵略をした勢力や
無自覚な一部の日本の遅れた層と同一視して”差別してる、敵視
している”とマイノリティーぶって非難することでも実現できる。
ついでに日本共産党の中央に反旗をひるがえしている体裁の「さ
ざなみ」を取り上げ、その議論を蒸し返す事でも実現できる。立
花隆氏の論により日本共産党はソ連や中国の手先だという事でも
(!?)実現できる。こうして何でも援用するってわけです。
これが何でもありの反共の立場だと当方が指摘する所以です。

|教育革命や毛沢東思想万歳の断片を抜き出して、かってな推論

「断片」であれ、それが書かれてあったということもお認めにな
りますね。よかった\(^◇^)/やっとあなたを扇動していた張本
人の発言にあなたは向き合えたのでした。

当方が指摘しているのは、1)対日干渉チームがあり2)日本共
産党攻撃をその最大の目標として3)その本国の文化大革命の手
法そのままになんでもありで4)日本の運動の内部に手を入れて
干渉してきた、ということ。これに5)一部の華僑学生などが動
員され、6)後楽の事件を主導したに違いないということです。
おおよそ1)から5)までは証明が終わりました。
7)中国共産党現指導部は1から4までをさらっと「原則とあい
いれないやりかた」だと認めたということも付記しておきます。

[236] Re^6: 自分が読まずに借りてきてコメント 投稿者:猛獣文士 投稿日:00/12/18(Mon) 19:12
> 減じるのに効果があったかなかったかは別です。そして相手が
> どのように悪らつであるかと主体的力量や、客観的な情勢とは
> また別の問題です。そして”被害者意識”だなりというのは
> 自らの手段を選ばない反日本共産党のデマのスピーカーな役割
> その寄って立つ立場を指摘された時に、常に逃げている猛獣さん
> の責任回避の議論です。
>

このような議論になってしまうと、私としては到底、ついていけません。レッテルはりも、共産党さんの
得意芸ですね。いろいろと社会的に評価されている人士が、反共の名のもとに分類されています。共産党
さん、いまだ健在、面目躍如というところでしょうか。

> 目的を達成? ”目的の阻止”を目的とする猛獣文士さんがそれを
> いうのはおかしいね。日本人の運動は何か陰謀による権力奪取のよう
> な単純なものではないので、一つや二つの課題じゃないのよ。
>

何を目的にしているか、定かではありませんが、とにかく、選挙で大勝したらうれしいんでしょ。これくらいは、
想像できますね。あるいは、日本中の人々が、共産党に好意を持ち、それを支持するようになったら、目的も
達成できるんじゃありませんか。

私自身は、何を目的にしているか不明の人々の目的を阻止するなどという離れ業はできません。そのような目的
は設定しようもありません。

> まずはじめに、「北爆も終わらぬうちに」という事に関しては
> お認めになりますね。ここを認めた上で、悔しいので何か言い返し
> してやろうとして、当方の議論を曲解してつまみぐい的に
> 部分を取りだし(この議論は朝鮮戦争に関してのあなたの論難に
> 答えた部分でしたね)まとはずれに投げつけているだけです。
> もう、ボロボロですな。
>

これについては、見解の相違ですね。北爆が終わらないうちに、中国がアメリカと関係正常化したことをもって、
中国の裏切りだというのも、「左翼小児病」的な感じもしますが。共産党さんには、珍しい、左翼なんたらの
レッテルですね。

> 「一般に」というほど、あなたはまだ日本共産党の議論を読んで
> いるとは思えません。こないだの「さざなみ」のお話にそのよう
> な論者の意見が載っていれば、すぐにそれに飛びつき、今度はそ
> のような”借り物”の意見を吐く。それが”つまみぐい”です。
>

金太郎飴のように、同じ内容の文書が5000冊あった場合、1冊を読めばいいんじゃないですか。5000冊同じ本を
読まなければならないというのは、題目を100万回唱えれば功徳があるというのと、同レベルの話です。「科学」を
重視する共産党の要求には似つかわしくありませんよ。

> スキャナにOCRさせて、「重要論文集」を転載しはじめたのは
> 良いことですが、「ぃ」とか「ぅ」とかが誤字のままなのは粗雑
> です。あなたが読まず(-_-;)スキャナに代わりをさせるからです。
>

誤字脱字、すいませんね。

> あなたは67年当時の対日干渉チームのいうままに、「日本共産党
> が暴力主義で反中国の排外主義で、それゆえ不法に寮生らに暴力
> をふるった」のだと論証したかったのではないのですか。あなた
> の自己紹介ではそのような立場がよくわかります。しかしその活
> 動は別に寮生を襲った暴力主義の証明を日本共産党に当てはめる
> 事だけではなくて、日本共産党の党組織論や革命論を論難するこ
> とでも実現できる。日本共産党を帝国主義的な侵略をした勢力や
> 無自覚な一部の日本の遅れた層と同一視して”差別してる、敵視
> している”とマイノリティーぶって非難することでも実現できる。
> ついでに日本共産党の中央に反旗をひるがえしている体裁の「さ
> ざなみ」を取り上げ、その議論を蒸し返す事でも実現できる。立
> 花隆氏の論により日本共産党はソ連や中国の手先だという事でも
> (!?)実現できる。こうして何でも援用するってわけです。
> これが何でもありの反共の立場だと当方が指摘する所以です。
>

何かに、話を限定してほしいのですか。たとえば、マルクスやレーニンの著作に、どんなことが書いてあるかを
より多く調べたほうが勝ちとか。そういう風に、ルールを決めてヨーイドンで競争すれば、満足でしょうか。
しかし、私としては、考えられる全ての方向から検討してこそ、もっとも信頼できる結果を得られると考えています。

> 「断片」であれ、それが書かれてあったということもお認めにな
> りますね。よかった\(^◇^)/やっとあなたを扇動していた張本
> 人の発言にあなたは向き合えたのでした。
>

たしかに、そのような文書が存在していたことは事実でした。しかし、その文書が、いつ、誰により、どのように
作成されたのかについて、あまりにも不明点が多いですね。不破氏があのように高々と宣言するからには、上記の
ような不明点は、不破氏の側で、もっと明白にしておく必要がありましたね。しかし、これについては、もう少し
調査します。

> 当方が指摘しているのは、1)対日干渉チームがあり2)日本共
> 産党攻撃をその最大の目標として3)その本国の文化大革命の手
> 法そのままになんでもありで4)日本の運動の内部に手を入れて
> 干渉してきた、ということ。これに5)一部の華僑学生などが動
> 員され、6)後楽の事件を主導したに違いないということです。
> おおよそ1)から5)までは証明が終わりました。
> 7)中国共産党現指導部は1から4までをさらっと「原則とあい
> いれないやりかた」だと認めたということも付記しておきます。

日本共産党の人たちが、中国における事態におびえて、華僑の寮生に襲い掛かった。というのが、真相ではないでしょうか。
これについても、もう少し、調査を続ける必要がありますね。

[305] Re^7: 自分が読まずに借りてきてコメント 投稿者:commierevo 投稿日:01/05/06(Sun) 01:05
> > まずはじめに、「北爆も終わらぬうちに」という事に関しては
> > お認めになりますね。ここを認めた上で、悔しいので何か言い返し
> > してやろうとして、当方の議論を曲解してつまみぐい的に
> > 部分を取りだし(この議論は朝鮮戦争に関してのあなたの論難に
> > 答えた部分でしたね)まとはずれに投げつけているだけです。
> > もう、ボロボロですな。
> >
>
> これについては、見解の相違ですね。北爆が終わらないうちに、中国がアメリカと関係正常化したことをもって、
> 中国の裏切りだというのも、「左翼小児病」的な感じもしますが。共産党さんには、珍しい、左翼なんたらの
> レッテルですね。

It is true that the Beijing regime betrayed the anti-imperialist war in Vietnam. That was an inevitable resul of the Stalinist policy of "socialism in one country" which justifies alliance with imperialism for domestic aims.

The Vietnamese "Communist Party" did the same thing in 1945 -- when the Trotskyists led the heroic anti-French insurrection in Saigon, Ho Chi Minh helped French imperialism in crushing the insurrection.

[225] Re: 毛沢東最高支持、毛沢東思想万歳 投稿者:猛獣文士 投稿日:00/12/16(Sat) 21:18
> 前回の猛獣文士氏が「意味不明」だと言われた引用は、さざ
> なみの川上徹氏も、

さざなみ通信に投稿された方は、川上慎一さんです。川上徹さんではありません。
本名かどうかは分かりませんが。

現役の(日本共産党の)党員のようですので、川上徹氏とは別人のはずです。
大変、重要なことなので。

さて、本日、新島淳良著「毛沢東最高支持」(1970年三一書房)の「中央の責任者に対する講話」と、
現代評論社「毛沢東思想万歳、原文(1969年)復刻版」(1974年現代評論社)の「対中央首長的講話」
を入手しました。これは、なかなか興味深い資料でした。

さらに、原典中国現代史第7巻の華僑の章(この本はすでに絶版)を見ました。中嶋嶺雄著「中国―歴史・社会・
国際関係」(1982年中央公論社)も見ました。さらに、ご要望の「文化大革命および干渉問題と日中友好協会
Q and A」(通称「文革パンフ」)も入手しました。

重要な点をいくつかまとめましょう。

【4つの敵論関係】
1.新島淳良著「毛沢東最高支持」(1970年三一書房)の訳文には、文化大革命に反対するものとして、日共修正主義が
  列挙されているが、原文にはそれがない。
2.新島氏は原典を「毛沢東思想万歳」36―37ページ、「教育革命」16期(1967・8・11)と2つをあげ、両者の間に字句の
  異同があるとしている。

問題としては、原文にない「日共修正主義」の部分が、教育革命という雑誌の原文にはあったのか、または、新島氏の
読んだ「毛沢東思想万歳」のテクストが、現代評論社の復刻版とは、別のものであったのかということでしょうか。
もう少し調査の必要があるようです。

【中国の華僑対策と日本の華僑総会の政策】
二つの本を読んでも、日本の華僑総会が日本政府を打倒することをその政策として採用したというようなことを主張する
記述どころか、そのようなことを仄めかす記述すら見当たりません。また、中嶋嶺雄氏の「中国」は、かなり前の本で、
私も読んでいたものでした。このような本を見て、華僑総会が佐藤政府打倒などを目的とした活動をしたと推論するとは、
飛躍しすぎていませんか?
華僑総会にそのような嫌疑をかけるのであれば、もう少し、確証をそろえる必要があります。

【文革パンフ】
ざっと拝見しました。日本共産党側の日中友好協会の考え方が良くまとまったパンフレットであるとは思います。
しかし、善隣学生会館事件(協会本部襲撃事件)関係の解説については、その他の資料で主張している内容をまとめた
ものでしかないと思います。

[231] Re^2: 毛沢東最高支持、毛沢東思想万歳 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/18(Mon) 01:12
re:225
|> なみの川上徹氏も、さざなみ通信に投稿された方は、
|川上慎一さんです。川上徹さんではありません。

あう、御指摘のとおり<(_ _)>。

新島淳良著「毛沢東最高支持」
「毛沢東思想万歳、原文(1969年)復刻版」
「中国―歴史・社会・国際関係」
「文化大革命および干渉問題と日中友好協会Q and A」

おお、大量に。

【4つの敵論関係】
|列挙されているが、原文にはそれがない。

違います。日本にこの7月21日講話の出版物は3つあります。
1)新島本2)東大本3)現代評論社本
”写本”として、原文に挙げられているのは
・毛沢東思想万歳(甲)
・毛沢東思想万歳(乙)
・教育革命
です。「毛沢東思想万歳」は東大本が挙げていますが4種の
異本が存在します。

このうち、東大本と現代評論社本の原テキストは毛沢東思想万歳(乙)
でして、たとえば東大本では「(甲)には日共とある」とわざわざ
注で特記しています。

|問題としては、原文にない「日共修正主義」の部分が、教育革命と
|いう雑誌の原文にはあったのか、または、新島氏の読んだ「毛沢東
|思想万歳」のテクストが、現代評論社の復刻版とは、別のものであ
|ったのかということでしょうか。

前にその話は書きました。
東大本に「万歳」の経緯は詳しいです。まあ、当方やら日本共産党
の人士が、当時の新島氏に「<日共>という語も入れて置いて暮れ」
と頼んでも、新島氏はそれに従う事はないはずで(^^;)彼の主観と
しては、公正無比に編集している積もりであろうと思いますが。

あと、佐々木陸海氏(「中国共産党対外路線の検証」著者)やら、
立木洋氏(「中国覇権主義とのたたかい」77/78/79著者)らは、85年
に中国共産党との関係正常化交渉をしています。その時に、中国党側
との直接のやりとりの中で

|本論に入る前に一つ付記して置きたい。1985年9月の日中両党会談で、
|日本共産党代表団の立木洋団長が、議論の必要上、日本共産党と日本
|の人民の運動への干渉にかかわる中国共産党指導部の発言のいくつか
|を、日本の新聞報道その他を根拠にしてあげたのにたいし、中国共産
|党代表団の銭李仁団長は「それを一々確かめられない。それを証拠と
|してわれわれに責任を負わせることは無理である」と述べた。日本の
|新聞報道などは、客観的に存在するものであって「確かめられない」
|などというものではないが、そうした議論の余地を少なくするために
|も、以下の立論においては、中国共産党指導部が編集発行に最終的に
|責任を負っている『北京周報』(1987年第一号から『北京週報』と改
|題、日本語版)を多く引用することにする。(P13「はじめに」より)

というわけで、いいのがれする85年の中国党交渉者に業を煮やして、逃
れられないテキストばかりを佐々木氏は精選しているはずです。

【中国の華僑対策と日本の華僑総会の政策】
|二つの本を読んでも、日本の華僑総会が日本政府を打倒することを
|その政策として採用したというようなことを主張する記述どころか、
|そのようなことを仄めかす記述すら見当たりません。また、中嶋嶺
|雄氏の「中国」は、かなり前の本で、私も読んでいたものでした。
|このような本を見て、華僑総会が佐藤政府打倒などを目的とした活
|動をしたと推論するとは、飛躍しすぎていませんか?
|華僑総会にそのような嫌疑をかけるのであれば、もう少し、確証を
|そろえる必要があります。

嫌疑を掛けるというよりも、「もう時効なんだから、過去の事でもし
もそれらしきことがあったならば、すすんで公開し、これと決別し
た方が今後何かと<中国の黒い手>などといらぬ後ろ指さされる事に
対処するのにクリーンになるよ」ということです。特定の華僑総会
という団体がどうとかいうことではありません。華僑界全体の事です。
とりわけ猛獣文士さんの御意見を伺っていて、いつまで経っても、何
やら日中友好協会や日本共産党を「反中国」の代表のように言うのを
見まして、特に。身近に華僑さんは当方いませんので猛獣文士さんの
御発言は当方の華僑観や中国観は大きく影響します。猛獣さん一人
の属性ならば、それを華僑総会や華僑社会全体にまで押し及ぼしたら
皆さまが可哀想かな(^^;)。

【文革パンフ】
|ざっと拝見しました。日本共産党側の日中友好協会の考え方が良くま
|とまったパンフレットであるとは思います。

まずは、ここらあたりから始めるべきでしたね。あと「半世紀」も
是非御手元に。

|しかし、善隣学生会館事件(協会本部襲撃事件)関係の解説については、
|その他の資料で主張している内容をまとめたものでしかないと思います。

あのねえ。「日本共産党側の日中友好協会」という呼び習わし方といい
(昔の「ニセ日中」よりかはだいぶ向上していますよ)まだ日本共産党
のスピーカーであるかの如く、自律的な団体としての彼らを無視しつづ
けている猛獣さんの態度を強く感じます。事件の経過としては、第一義
的に取り上げるべきは「日中友好新聞」の記事であり、このようなパン
フでありましょう。そして「日中友好協会はこういっているが、一方」
という事で(正統)側の資料などをだす、と。こうしてはじめて猛獣文
士さんの意図したような双方の見解や事実確認の違いを吟味するという
HPの体裁が整うはずだと当方は思います。

[237] Re^3: 毛沢東最高支持、毛沢東思想万歳 投稿者:猛獣文士 投稿日:00/12/19(Tue) 00:41
>
> 【4つの敵論関係】
>
> このうち、東大本と現代評論社本の原テキストは毛沢東思想万歳(乙)
> でして、たとえば東大本では「(甲)には日共とある」とわざわざ
> 注で特記しています。
>

さて、この話は前の書き込みにありました。毛沢東思想万歳には甲乙丙丁の版があり、また、教育革命が
別の雑誌としてあり、こちらのほうは発行元が判明しているということです。

> 東大本に「万歳」の経緯は詳しいです。まあ、当方やら日本共産党
> の人士が、当時の新島氏に「<日共>という語も入れて置いて暮れ」
> と頼んでも、新島氏はそれに従う事はないはずで(^^;)彼の主観と
> しては、公正無比に編集している積もりであろうと思いますが。
>

ごく、自然な疑問点として、毛沢東主席が1966年7月21日に、何らかの講話を行なったとして、なぜその講話の
内容が、甲乙丙丁および教育革命という5種類のテキストが存在するのか。それから、甲乙丙丁の異本といいます
が、本当に異本はこの4種類だけですべてなのかどうかということです。

ところで、もし毛主席が文化大革命に反対するものとして、日本共産党を挙げていたのならば、1966年7月の段階で、
日本共産党が文化大革命に反対するような行動をあからさまにしていなければなりません。この辺の事情が、今ひとつ
不明ですね。

> というわけで、いいのがれする85年の中国党交渉者に業を煮やして、逃
> れられないテキストばかりを佐々木氏は精選しているはずです。
>

とにかく、教育革命も、毛沢東思想万歳も、中国共産党や政府の正規の機関紙でも発行物でもないようですね。

> 嫌疑を掛けるというよりも、「もう時効なんだから、過去の事でもし
> もそれらしきことがあったならば、すすんで公開し、これと決別し
> た方が今後何かと<中国の黒い手>などといらぬ後ろ指さされる事に
> 対処するのにクリーンになるよ」ということです。特定の華僑総会
> という団体がどうとかいうことではありません。華僑界全体の事です。

黒い手などと、いやらしい言い方はやめて欲しいですね。おかしなことをいいつづける日本人には事欠きません。
そのような人たちの中傷を一々気にしていたら、日本のような排外主義的な国では生きていけないですよ。
せめて、共産党はそのお先棒を担いで、華僑を攻撃したりしないで欲しいと思いますが。

> とりわけ猛獣文士さんの御意見を伺っていて、いつまで経っても、何
> やら日中友好協会や日本共産党を「反中国」の代表のように言うのを
> 見まして、特に。身近に華僑さんは当方いませんので猛獣文士さんの
> 御発言は当方の華僑観や中国観は大きく影響します。猛獣さん一人
> の属性ならば、それを華僑総会や華僑社会全体にまで押し及ぼしたら
> 皆さまが可哀想かな(^^;)。
>

華僑は皆個性を持った人間ですから、それを全体としてみようとすることがどうでしょうか。

> 【文革パンフ】
> |ざっと拝見しました。日本共産党側の日中友好協会の考え方が良くま
> |とまったパンフレットであるとは思います。
>
> まずは、ここらあたりから始めるべきでしたね。あと「半世紀」も
> 是非御手元に。
>

高すぎる。

> けている猛獣さんの態度を強く感じます。事件の経過としては、第一義
> 的に取り上げるべきは「日中友好新聞」の記事であり、このようなパン
> フでありましょう。そして「日中友好協会はこういっているが、一方」
> という事で(正統)側の資料などをだす、と。こうしてはじめて猛獣文
> 士さんの意図したような双方の見解や事実確認の違いを吟味するという
> HPの体裁が整うはずだと当方は思います。

ま、そのうちに、追加しましょう。誤字脱字、OCRの変換ミスを一々チェックする人がいるので、
なかなか、気軽には追加できないんですが。

[226] Re^2: 整理 投稿者:猛獣文士 投稿日:00/12/16(Sat) 22:07
さらに、中日共産党の断絶に関しての重要論文について、整理しましょう。

1965年11月11日付けの「人民日報」、「紅旗」共同論文で、「ソ連共産党新指導部のいわゆる『共同行動』を反ばくする」
という論文(北京週報1965年46号)で、中共指導部がソ連とは共同行動をとらないことを主張。これに対して、日本共産
党は、ベトナム戦争においてソ連と中国を含む国際統一戦線なるものの結成が必要であると考え、そのことを主張する
論文を、不破氏によれば、レーニン全集をばらばらにして膨大な抜粋集を作成し、書き上げた。その論文が、

「アメリカ帝国主義に反対する国際統一行動と統一戦線を強化するために」(『赤旗』1966年2月4日)

であり、この研究成果をもとに、宮本顕治氏らが訪中し(実際には三カ国訪問)、毛主席と会談したが、共同コミュニケ
を出すこともできず、帰国した。

その後、

「ふたたび、アメリカ帝国主義に反対する国際統一行動と統一戦線を強化するために」(『赤旗』1966年8月8日)

を発表。しかし、日中友好協会分裂、善隣学生会館事件以後、両党の関係は完全に関係断絶。また、

「極左日和見主義者の中傷と挑発――党綱領に対する対外盲従分子のデマを
                           粉砕する――(評論員)」(『赤旗』1967年4月29日)

では、日本における議会を通じた平和革命可能性を理論的に展開した。

しかし、どの論文も長大ですね。

[232] Re^3: 整理 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/18(Mon) 01:12
re:226
|さらに、中日共産党の断絶に関しての重要論文について、整理しましょう。

話が具体的になってきました。よい事です。

|「極左日和見主義者の中傷と挑発――党綱領に対する対外盲従分子のデマ
|を粉砕する――(評論員)」(『赤旗』1967年4月29日)では、日本における
|議会を通じた平和革命可能性を理論的に展開した。

日本における平和革命可能性を理論的に展開したのは、その通りですが
そもそも「日本革命の展望」(新日本新書上下 宮本顕治著)において
綱領確定の頃から展開していたものでありまして、この評論員論文は、
「それは修正主義だ」というような中国派脱党者の非難に対してマルス
クエンゲルスレーニンの古典を駆使して綱領路線を意義づけて反論した
ものです。ただ「日本革命の展望」は当時の綱領策定にかかわって出て
きた具体的異論に答えた会議の結語のような文書なので、読んでも意味
がわからない所も多いかも。

中国党との論争にも、一定決着しまして13回臨時党大会にて「自由と
民主主義の宣言」という基本文書を採択しました。これも綱領的な文書
でありまして「日本革命の展望」や綱領の内容の、中国党やソ連党との
一連の論争の中で深めた内容も盛り込み、一般日本人向けに自由や国民
生活の民主主義の確保に関してより解明した平明な叙述のものです。

また毛沢東氏らの論への全面的な反論としては、「極左日和見主義
者の中傷と挑発」よりも「今日の毛沢東路線と国際共産主義運動」(67
年10月10日「重要論文集7」)があげられます。ただ、猛獣文士さんは
どちらかというと正統? な毛沢東思想というよりも、雑多な日本共産
党非難の中傷と挑発だけを覚え込まれたように見えましたので、「10/10
論文」を読んでも意味がわからないかも知れません。

|しかし、どの論文も長大ですね。

はい。話が具体的ならばどうしても。「自由と民主主義の宣言」は
一般国民向けですから、古典からの引用やら論敵の論の具体的反論
などがないすっきりした叙述になります。中身は同じでも相手に
よって説き方がおのずから違うのです。

[213] Re^2: 自分が読まずに借りてきてコメント 投稿者:猛獣文士 投稿日:00/12/15(Fri) 12:43
解説。

ここで、川上氏は、二つの点を主張しています。第一に、不破氏が、レーニンの文献から彼の発言の
断片を恣意的に引用して、本来の意味をはずれた解釈をレーニンの発言に対して加えている点。

第二に、「自由、平等、多数者の意志」、あるいは民主主義といってもいいかもしれませんが、
このようなものに対するマルクスやレーニンの思想的立脚点についての基本的な考え方です。

不破氏は、ある時期のレーニンの演説の断片を次のように引用し

レーニンが「″マルクスは、その生涯とその文筆的生涯の大部分、その科学的研究の大部分を、自由、平等、
多数者の意志を嘲笑することにささげた″などと説く」

この時期のレーニンの思想が「荒れていた」と表現しています。

しかし、不破氏のこのレーニン演説からの引用方法では、レーニンの演説の主張の意味が理解で
きないと川上氏は指摘しています。そこで、川上氏は、全文のうちの「2段落」を引用しなおし、
レーニンがどのような文脈で上記のような発言をしたかについて、指摘しています。

その指摘には、「民主主義」というものに対するマルクスやレーニンが持っていた懐疑的な視点
が語られており、また不破氏の民主主義に対する態度と、マルクスやレーニンのそれの相違が
考慮するべき問題として、提起されています。そのようなレーニンの視点を端的に表現している
文節は、以下のような部分でしょうか。

「われわれの綱領は、もし自由が資本の抑圧からの労働の解放と矛盾するならば、その自由は欺瞞
である、と言明している。」

======以下さざなみ通信より転載==========================================================


「荒れ」ていないレーニンに「荒れ」を見いだす不破氏の荒れ

2000/9/23 川上慎一、50代

 2000年9月19日付の「しんぶん赤旗」に不破氏の著作<『レーニンと資本論』第6巻
「干渉戦争の時代」へのまえがき>が転載されていました。不破氏の一連の著作に対する検討や
批判を全面的におこなうことは、私がおかれている生活環境が許しません。ただ、この「まえがき」
の中で、どうしても見過ごすことができない部分があります。この点についてだけ投稿します。

【以下が川上氏の不破氏の論文からの引用です:猛獣】
<不破氏の著作の「まえがき」からの引用・記事の上から3段目後半より>

 …これらの誤りの内容、またどうしてその誤りがおかされたのか、などの研究に、多くの努力を
そそぎましたが、この時期の苦悩と困難に満ちたレーニンの演説や論文を読みながら、この時代が、
レーニンの全生涯のなかでも、理論的にもっとも″荒れた″時代であったことを、思わざるをえ
ませんでした。
 若い時代から『資本論』の研究にあれだけのエネルギーをつぎこみ、その豊かな内容をロシア
革命の実践に生かしてきたレーニンが、

″マルクスは、その生涯とその文筆的生涯の大部分、その科学的研究の大部分を、自由、平等、
多数者の意志を嘲笑することにささげた″【この部分が、不破氏のレーニンからの引用です(孫引用):
猛獣注】

などと説く(「自由と平等のスローガンによる人民の欺瞞についての演説」一九一九年五月、
全集29巻350ページ)。【不破氏は引用文献を明示しています:猛獣】

私は、この文章を、レーニンの理論的な″荒れ″のきわめて象徴的な表現として、
受け取りました。 *太字は引用者。

【以下が川上氏の不破氏の論文からの引用はここまで:猛獣】

 ほんとうはこの演説全体を読んでいただくのが一番いいのですが、全部を引用することはできま
せんので、『レーニン全集』29巻350ページから2段落だけ引用します。

【以下が川上氏の引用です:猛獣】

 検討してみたまえ。検討する必要があるのだ。純粋の民主主義者が純粋民主主義を宣伝して、
それを簒奪者から擁護しているという点に、ほんとうに彼らの罪があるのか、それとも、彼らが
有産階級のがわ、コルチャックのがわに立っているという点に、彼らの罪があるのか?
 自由から検討をはじめよう。いうまでもなく、自由は、社会主義革命であれ、民主主義革命で
あれ、いっさいの革命にとって、非常に重要なスローガンである。ところで、われわれの綱領は、
もし自由が資本の抑圧からの労働の解放と矛盾するならば、その自由は欺瞞である、と言明して
いる。そしてマルクスを読んだものならだれでも、──マルクスの一般向きの叙述を一つでも読ん
だものならだれでも、とさえ私は考えるが──マルクスが、その生涯とその文筆的労作の大部分、
その科学的研究の大部分を、まさに、自由、平等、多数者の意志を嘲笑することに、こういうもの
を誇張したいっさいのベンタム流の人たちを嘲笑することにささげたこと、またこういう空文句の
裏には、商品所有者が勤労大衆を抑圧するためにつかう、商品所有者の自由、資本の自由の利益
があるということの証明にささげたことを、知っている。

【川上氏の引用はここまで】

 不破氏が引用した部分だけを読むと、あるいは、レーニンが「マルクスの著作や生涯は自由、
平等、多数者の意志を嘲笑することに捧げられた」と述べているかのような──実際そう述べて
いるのですが、──印象を受けます。しかし、この演説全体を読まなくても、私が引用した、
たった2段落だけをみても、非常に異なる印象を受けると思います。
 ここでレーニンが述べている「自由、平等、多数者の意志」というものが、どのようなもので
あるかということです。

 「自由と平等のスローガンによる人民の欺瞞についての演説」は、短い前書きを除くとT〜X
に分かれています。不破氏が引用した部分はVにあります。この冒頭で、レーニンが名指しで
批判しているのはカウツキーです。レーニンによれば、(カウツキーは)「ボリシェヴィキは民主
主義を破壊する方法を選んだ。ボリシェヴィキは独裁の方法を選んだ。だから、彼らの事業は正
しくない。」と言ってボリシェヴィキを批判したといいます。これに対して、レーニンは「われ
われは自由、平等、多数者の意志というような聞こえのよいスローガンで自分を欺くものでは
ない。」と反論し、さらに「民主主義者、純粋民主主義の支持者、徹底的な民主主義の支持者と
自称して、民主主義を直接あるいは間接にプロレタリアートの独裁に対置する人々を、われわれ
はコルチャクの助力者としてとりあつかう」として、自らの立場を明確にしています。コルチャ
クとは、英・仏の協力のもとに反革命武装闘争をした首領格の人物(巻末の人名訳注による)です。
レーニンは、「自由、平等、多数者の意志というような聞こえのよいスローガン」をかかげる人
たちが、実は「民主主義」の擁護者ではなく、彼らが有産階級の側、コルチャクの側に立ち、
そのために「自由、平等、多数者の意志というような聞こえのよいスローガン」をかかげている
のであるとして、激しい言葉で糾弾しているのです。このことは、この演説の題名が「自由と
平等のスローガンによる人民の欺瞞についての演説」となっていることからも明らかでしょう。
不破氏が引用した部分だけをみれば、この当時のレーニンが、「自由、平等、多数者の意志」
を嘲笑するためにマルクスを引きあいにだした、という印象が避けられませんが、このレーニン
の演説全体を読めば、決してそうではないことがわかります。レーニンはさらに、「イギリス、
フランス、アメリカの紳士諸君、君たちの自由が資本の抑圧からの労働者の解放に矛盾するの
であれば、君の自由は欺瞞である。文明的な紳士諸君、君たちは小さなことをわすれている。
私的所有を法制化している憲法のなかに諸君たちの自由は書かれているのだということを、
君たちははわすれている。まさにこの点に、問題の核心がある。」と反論し、所有の問題と
自由が切り離すことができないものであることを説いています。
レーニンは、たとえば集会の自由について、次のように述べています。要約します。「集会場
があっても、これが貴族と地主の所有物であるときに、「集会の自由」を言葉の上で保障した
ところで何の意味があるだろうか。われわれは、この集会場をまず労働者団体の建物にして、
そのあとで集会の自由を口にするだろう」。

もう一つ、レーニンが平等について述べているところを要約して引用します。「60人の農民
と10人の労働者がいる。農民はぼろを着て歩いているが、穀物をもっている。労働者は、帝国
主義戦争のあとでは、ぼろを着ており、苦しみぬいており、穀物も燃料も原料ももっていない。
両者は平等なのか。60人の農民が決定権をもち、10人の労働者は服従しなければならないの
か。なんと偉大な原則であろうか。平等、勤労民主主義派の統一、多数者の決定という原則は!」。
レーニンが嘲笑した「多数者の意志」とはこのようなものです。

 レーニンは農民に対して、労働者との同盟の道を選び、ソビエト権力を守るように訴えます。
「農民は、冷静な、実務的な人間であり、実際生活の人間である。彼らには、簡単な、日常生活
の実例によって、問題を実際的に説明してやらなければならない。余剰の穀物をもっている農民
が、その余剰を隠匿し、価格が投機的なばか高い値段に騰貴するまで待ち、飢えている労働者の
ことを考えに入れないことは、正しいであろうか? それとも、労働者がにぎつている国家権力
が、余剰穀物の全部を、騰貴価格によらず、暴利商人的価格によらず、略奪的な価格によらず、
国家の決めた公定価格で取り上げることが、正しいであろうか。」(全集29巻・「演説『自由と
平等のスローガンによる人民の欺瞞』の出版のさいの序文」378ページ)と訴えています。レー
ニンが、この文献で攻撃した「自由」とは、都市労働者はじめ多くの人々が飢えて死なんとする、
まさにそのとき、富裕な農民、クラークが「穀物を隠匿し売ることを拒否する自由」にほかなり
ません。

 レーニンが嘲笑した「自由、平等、多数者の意志」とは、私たちがこの言葉から連想する「一
般的なもの」ではなく、上に引用したように歴史的、具体的なものであり、しかも、「自由、平等、
多数者の意志」のスローガンをかかげる人々はそのスローガンのもとに、プロレタリアートの権力
を転覆し、資本家と地主の権力の復活に味方するものであるということがわからない「紳士諸君」
を「嘲笑」したのです。レーニンは、「書物を見、書物を暗記し、書物を繰りかえし読んだが、
書物の中味をすこしも、理解しなかった」これらの「紳士諸君」を嘲笑しているにすぎません。
この「演説」(全集29巻)のあとに、これが出版されたときの序文「演説『自由と平等のスロー
ガンによる人民の欺瞞』の出版のさいの序文」があります。この中で、レーニンは、ブルジョア
共和国における自由や平等とは「商品所有者の平等と自由、資本の平等と自由の表現以外のもの
ではありえなかったし、またかつてあったことはないということ」であり、ブルジョア共和国に
おける「自由や平等」が労働者にとっては形式的なものにすぎない、ということを述べ、さらに、
このことは社会主義のイロハであり、これを忘れて「自由」、「平等」、「勤労民主主義派の
統一」という空文句でお茶をにごすことができる、「教養ある」紳士諸君は「馬鹿者と裏切者だ
けで」あり、このイロハを理解しないものはマルクスも社会主義もまったく理解していないこと
だ、として嘲笑しています。同じような内容は、私たちがマルクスやエンゲルスの著作を読むと
しばしば目にするものであり、非常によく似た「トーン」の文章にであうことはめずらしくあり
ません。

 このような資本主義的な「自由や平等」に対する厳しい批判的見地は、マルクスやエンゲルス
の思想と異質なものでしょうか。このような紳士ぶった「『自由と平等』の抽象的な理解」を
マルクスやエンゲルスは嘲笑しなかったでしょうか。マルクス・エンゲルスとレーニンの思想の
間に高い壁を築こうとする不破氏の試みは、私には成功しているようには思えません。
このような脈絡において書かれた文章全体から、「マルクスは、その生涯とその文筆的生涯の
大部分、その科学的研究の大部分を、自由、平等、多数者の意志を嘲笑することにささげた」と
いう部分だけを取り出して、紹介することが公平なことでしょうか。理論作業をするときに、
「事実にもとづき、真実を隠さない」という態度は、最低限不可欠なことではないでしょうか。
 不破氏の著作の中に、このような恣意的な引用があることを私は指摘しておきます。そして、
それは、不破氏の一連の「レーニン批判」は、このような事実に基づかない基礎の上に築かれて
いるということを意味しています。

 今日では、『マルクス・エンゲルス全集』も『レーニン全集』ももはや絶版となっています。
主要な著作は、今日でも単行本として手にすることはできますが、不破氏が引用した文献は、
おそらく全集にしか載っていないでしょう。どうか、不破氏の一連の「レーニン批判」をお読み
になるときには、お手数でしょうが、原典にあたられることをおすすめします。
 不破氏は、この文章からレーニンの理論的な「荒れ」を感じ取ったとしていますが、私はどう
してそのような「理論的な荒れ」を、不破氏が見いだしたのかどうしても理解できません。レー
ニンのこの著作を読んで、資本家やその政治的代理人たちが「この上ない不快感」を感じるのは
わかりますが、日本共産党の委員長が「理論的な荒れ」を感じ取ったのはなぜでしょうか。
 私は、むしろ、不破氏の「まえがき」から、現在の不破氏の理論的な「荒れ」を感じます。
これらの「レーニン批判」は、不破氏と志位氏の主導のもとに行われた七中総の諸決定と表裏
一体をなすものと私はとらえていますが、今、不破氏の「レーニン批判」に深く立ち入る余裕
はありません。自覚的な日本共産党員が直面している課題は第22回党大会です。この大会は、
日本共産党が日本共産党であり続けるかどうかを決定づける歴史的な大会になるでしょう。私
たち一人ひとりは、だれでも大したことはできません。それでも、私は自分には何ができるかを
よく考えて、できる限りの努力をするつもりです。大会代議員選出のシステムを考えると、見通
しは決して明るいとはいえませんが…。不破氏の恣意的な引用のおかげで、私は「自由と平等の
スローガンによる人民の欺瞞についての演説」を読みました。その中の一節を紹介してしておき
ます。

【川上氏はもう一度レーニンの演説の一部分を引用しています:猛獣】

 敗北の危険をおかさないような革命はなかったし、現にないし、将来もないであろうし、また
ありえない。……革命は、それが搾取に重大な打撃をくわえる先進的な階級を前進させるばあい
に、勝利するからである。こういう条件のもとでは、革命はたとえ敗北をなめるときでも、勝利
する。(『レーニン全集』29巻371〜372ページ)

【以上です:猛獣】

[274] 経過のまとめに入ります 投稿者:大阪の人 投稿日:01/03/14(Wed) 04:53
その両者の経過を見る

猛獣文士さんの議論も踏まえまして、このHPの経過と
HPの主題となった67年春の事件、その前、直後、数年後
と経過を見ていきましょうか。できれば猛獣さんは所謂レス
の形で文句付けるのではなくて、御意見があるならば、もっと
自前で建設的に書いてもらいたいと思います。

【その前】
・1960年に81ケ国共産党会議というのがあり、各党間の自主独立
 ということは明確に合意され、党同士は相互に干渉してはならぬ
 という原則が確立しました。この「81ケ国党会議」の件などは
 もっと深めて議論しても良かったのですが、猛獣さんにはあまり
 御関心がなかったようで残念です。
・ところが、60年代から、いきなり日本党にも、中国党にも
 ソ連党は干渉してきました。それぞれの党はソ連とそれぞれの
 形で意見がかなり対立していました。
・毛沢東氏は64年に日本共産党の党大会に祝辞を中国党を代表
 して送っています。非常に関係は良好でした。体調を崩した
 日本党の宮本氏も国賓待遇で中国で静養させて貰ったりして
 います。猛獣さんは戦前や「6全協」以後の日本党をバカに
 するような漫罵を述べていますが、公式にそういう放言をし
 始めるのは中国党は文革以後の事でして、猛獣さんがそれに
 対して不勉強なのか、党史や中国の歴史に無知なだけだと思
 われます。
・1965年ごろ、中国党はただならぬ国内情勢であると日本党は
 中国側の論文で察知しました。でベトナム支援の国際反帝
 統一戦線という提唱をもって、ベトナム、中国、朝鮮と3国
 歴訪して、統一戦線問題を深めようとしました。この間の
 事情は小島優著「日中両党会談始末記」などに詳しい。また
 これを一方的に、党間の公約として中国党側の「なかった事
 に」という要望もききいれて日本側は秘匿していた内容を中
 国側は紅衛兵の発言という口実にして、事実をねじまげつつ
 不当にも伝えました。これに対して『紅衛兵』のわが党に対
 する下劣な攻撃について」という論文、また同様に事実をね
 じまげた趙安博氏の発言なるものに(それをチョウチンもって
 いる日本人の文革派に)反論した論文が「趙安博談話なるもの
 が歪めたもの」という論文で残っています。この紅衛兵の「新聞」
 の原文(日本語)は
http://members.tripod.co.uk/jcia/bunsho-jpn/ajcp001.htm
宮本顕治のばかの骨頂
 で公開されています。ちなみにこのウェブでは「3月19日」と
 なっていますが、「日本共産党重要論文集」では特派員
 が打電したのが「2月13日」、「赤旗」が「下劣な紅衛兵」を
 発表したのが「2月17日」となっています。打電→論文公開
 →「ばかの骨頂」原文発表という順なのでしょうか。いずれに
 せよ北京にてこの紅衛兵の「新聞」がでたのは「2月10日」付で
 あると赤旗は発表しています。
・66年の4月頃から、日本共産党の内部に文革ひきうつしの発言
 をし、党規をやぶり、分派活動をする輩がでてき始めます。
 大きく言っても2度、66年9月に福田正義ら、66年10月に西沢隆二
 らがあいついで除名処分になっています。ほどなく(左派)だと
 か「毛沢東思想研究会」だとかいう党や党に準ずるグループを
 形成します。(他に、別の件で除名された元日本党の人士たちが
 それまで大人しくしていたのが、突然65年9月ごろから(解放戦線)
 なる「別党」を旗揚げしたりし始め、これまた毛沢東ひきうつし
 の趣旨でどこからか大金を得て大々的に活動を開始します。
・上記、元党員らが中心になって66年春ごろから様々な中国党から
 とあきらかにわかる日本の運動への干渉と日本党への嫌がらせが
 あいつぎます。「中国覇権主義とのたたかい」(92年)は全編こ
 れが詳しい。また逐条的には「資料毛沢東一派のわが党と日本の
 民主運動にたいする干渉と攻撃の事実」が詳しい。
・66年10月に日中友好協会訪中団の出先の代表団が友好協会の内部
 で決まってない文書を勝手に携え、中国側の団体と「32氏」「52氏」
 「両代表団のコミュニケ」を無断で発表し、これを踏み絵として
 組織分裂を画策します。中国側は用意よく呼応してこの分裂の一方
 である(正統)日中友好協会なる団体だけを友好の相手だと決め
 つけます。
・これを潮に、善隣学生会館内のこの日中友好協会本部に対して
 「にせ日中」「出ていけ」という挑発が寮生側から開始されます。
・1月26日から2月16日まで、千代田区丸の内の日中貿促労組事務所
 において、元日本党党員田中某氏らが労組事務所への暴行攻撃
 の挙にでていまして、事件のあらましを2月26日「反党対外盲従
 分子の日中貿促労組襲撃事件の真相-国貿促事務所に巣くう田中
 らの反党文書にこたえる-」という論文がこれを報じています。
・「25氏声明」に基づいた国交回復三千万署名の推進」などを柱と
 する日中友好協会の大会が成功の裡に終わり、この分裂騒ぎに
 もメゲずに日中友好の運動を続けようとしていたこの協会を
 「反中国」「排外主義」「暴力」「毛議長と呼びやがった」「『チ
 ャンコロ』と呼びやがった」「我々の正当な壁新聞を剥がした」
 「映画上映会に入れて暮れなかった」「中国人入るべからずと
 張り紙をした」等として寮生側は挑発を始めます。党ルートから
 の交渉もなく、一方的に緊張関係を高めてくる中国党政府。

[279] Re: 経過のまとめに入ります 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/03/14(Wed) 13:10
> その両者の経過を見る
>
> 猛獣文士さんの議論も踏まえまして、このHPの経過と
> HPの主題となった67年春の事件、その前、直後、数年後
> と経過を見ていきましょうか。できれば猛獣さんは所謂レス
> の形で文句付けるのではなくて、御意見があるならば、もっと
> 自前で建設的に書いてもらいたいと思います。
>
> 【その前】
> ・1960年に81ケ国共産党会議というのがあり、各党間の自主独立
>  ということは明確に合意され、党同士は相互に干渉してはならぬ
>  という原則が確立しました。この「81ケ国党会議」の件などは
>  もっと深めて議論しても良かったのですが、猛獣さんにはあまり
>  御関心がなかったようで残念です。

関心はありませんね。私は日本でも、中国でも共産党員ではありません。
共産党という、日本におけるマイナー勢力の国際会議での議決などが、
国際的にも各国の国内的にも、どれだけの実効的な拘束力を持ちえるのか、
よく考えてから、議論してください。現実に、1965年にはベトナム戦争が
行われており、そのターゲットは中国に向いていた。実際に中国は、正規
軍をベトナム北部に派兵しています。日本は、国家としてアメリカ側から
のベトナム戦争を支える重要な環だったわけです。
そのときの中国の指導者が持った危機感は、当然のことであり、その辺の
感覚を、大阪さんは、まったく理解できないようです.

> ・ところが、60年代から、いきなり日本党にも、中国党にも
>  ソ連党は干渉してきました。それぞれの党はソ連とそれぞれの
>  形で意見がかなり対立していました。

中ソ論争は、共産党という特殊なイデオロギー集団の間の観念的な論争では
なく、政権党同士の対立です。つまるところ、ロシアと中国という二つの
国の国家利害の対立の反映です。中国は、1949年のいわゆる解放により
西側諸国の植民地支配を基本的に駆逐しましたが、政権党がマルクスレーニン
主義というイデオロギーを信奉しているという事情のために、ロシアからの
植民地的支配の影響下に置かれる危険性を理論的に払拭できていなかった
わけです。
日本共産党とソ連共産党の対立と、中ソ共産党の対立を同次元において考える
大阪さんの論理は、まさに国際共産主義という幻影の上に組み立てられた
砂上の楼閣としかいえません。

> ・毛沢東氏は64年に日本共産党の党大会に祝辞を中国党を代表
>  して送っています。非常に関係は良好でした。体調を崩した
>  日本党の宮本氏も国賓待遇で中国で静養させて貰ったりして
>  います。猛獣さんは戦前や「6全協」以後の日本党をバカに
>  するような漫罵を述べていますが、公式にそういう放言をし
>  始めるのは中国党は文革以後の事でして、猛獣さんがそれに
>  対して不勉強なのか、党史や中国の歴史に無知なだけだと思
>  われます。

たとえば、1960年の「安保闘争」において、国会で犠牲になった樺美智子さん
に対する評価などで、毛沢東主席などの中国共産党指導部と日本共産党との観点の
ずれは、明らかでした。
そのような感覚のずれが、後の共産党の言う「トロツキスト」などの行動に対する、
日中間の評価の相違になっていったのでしょう。
私は、この評価の食い違いについては、中国共産党の観点を支持します。

> ・1965年ごろ、中国党はただならぬ国内情勢であると日本党は
>  中国側の論文で察知しました。でベトナム支援の国際反帝
>  統一戦線という提唱をもって、ベトナム、中国、朝鮮と3国
>  歴訪して、統一戦線問題を深めようとしました。この間の
>  事情は小島優著「日中両党会談始末記」などに詳しい。また
>  これを一方的に、党間の公約として中国党側の「なかった事
>  に」という要望もききいれて日本側は秘匿していた内容を中
>  国側は紅衛兵の発言という口実にして、事実をねじまげつつ
>  不当にも伝えました。これに対して『紅衛兵』のわが党に対
>  する下劣な攻撃について」という論文、また同様に事実をね
>  じまげた趙安博氏の発言なるものに(それをチョウチンもって
>  いる日本人の文革派に)反論した論文が「趙安博談話なるもの
>  が歪めたもの」という論文で残っています。この紅衛兵の「新聞」
>  の原文(日本語)は
> http://members.tripod.co.uk/jcia/bunsho-jpn/ajcp001.htm
> 宮本顕治のばかの骨頂
>  で公開されています。ちなみにこのウェブでは「3月19日」と
>  なっていますが、「日本共産党重要論文集」では特派員
>  が打電したのが「2月13日」、「赤旗」が「下劣な紅衛兵」を
>  発表したのが「2月17日」となっています。打電→論文公開
>  →「ばかの骨頂」原文発表という順なのでしょうか。いずれに
>  せよ北京にてこの紅衛兵の「新聞」がでたのは「2月10日」付で
>  あると赤旗は発表しています。

紅衛兵の新聞は、中国側から見れば私的な、非公式な見解です。このようなものを
もって、中国を非難するのはまったくの筋違いでしょう。この点については、光岡
論文でも指摘されています。

> ・66年の4月頃から、日本共産党の内部に文革ひきうつしの発言
>  をし、党規をやぶり、分派活動をする輩がでてき始めます。
>  大きく言っても2度、66年9月に福田正義ら、66年10月に西沢隆二
>  らがあいついで除名処分になっています。ほどなく(左派)だと
>  か「毛沢東思想研究会」だとかいう党や党に準ずるグループを
>  形成します。(他に、別の件で除名された元日本党の人士たちが
>  それまで大人しくしていたのが、突然65年9月ごろから(解放戦線)
>  なる「別党」を旗揚げしたりし始め、これまた毛沢東ひきうつし
>  の趣旨でどこからか大金を得て大々的に活動を開始します。

当時の日本共産党の内部には色々な考え方の人がいたので、日本共産党指導部が中国
共産党と対立方針を定めた時に、これに賛同しない人がいたというのは、簡単に推測
できます。このような人々は、自らの信念に従って、日本共産党宮本派と袂を分かった
のでしょう。これをもって、自分の血肉を切り裂かれたような言い方をする、宮本派
の主張は、まことに図々しいものです。結果的には、宮本派は党派闘争に勝ち抜き、
日本共産党の正統な後継者の立場を守っているのであり、分派闘争について不満を述べる
立場にもありません。しかし、分派闘争の勝利者であることと、正しい立場の人間である
事とは、まったく別物です.

> ・上記、元党員らが中心になって66年春ごろから様々な中国党から
>  とあきらかにわかる日本の運動への干渉と日本党への嫌がらせが
>  あいつぎます。「中国覇権主義とのたたかい」(92年)は全編こ
>  れが詳しい。また逐条的には「資料毛沢東一派のわが党と日本の
>  民主運動にたいする干渉と攻撃の事実」が詳しい。

嫌がらせというのは、双方の話でしょう。この辺、大阪さんにはまったく物事を客観的に
見る能力が欠如しているようです。

> ・66年10月に日中友好協会訪中団の出先の代表団が友好協会の内部
>  で決まってない文書を勝手に携え、中国側の団体と「32氏」「52氏」
>  「両代表団のコミュニケ」を無断で発表し、これを踏み絵として
>  組織分裂を画策します。中国側は用意よく呼応してこの分裂の一方
>  である(正統)日中友好協会なる団体だけを友好の相手だと決め
>  つけます。

組織が分裂する場合の、普通のパターンですね。私は、立場上、正統派を支持してきましたし、
今でもその点は変わっていません。

> ・これを潮に、善隣学生会館内のこの日中友好協会本部に対して
>  「にせ日中」「出ていけ」という挑発が寮生側から開始されます。

挑発という言葉には、価値判断が含まれています。客観的な記述とはいえないでしょう。
善隣学生会館の性格上、この会館の使用方法については、中国人の学生として一定の考え方
があったのであり、それを壁新聞というメディアを通じて主張したということです。この
主張に対して、主張で反論することが出来なかったようです。

> ・1月26日から2月16日まで、千代田区丸の内の日中貿促労組事務所
>  において、元日本党党員田中某氏らが労組事務所への暴行攻撃
>  の挙にでていまして、事件のあらましを2月26日「反党対外盲従
>  分子の日中貿促労組襲撃事件の真相-国貿促事務所に巣くう田中
>  らの反党文書にこたえる-」という論文がこれを報じています。

日中関係の団体で多くのトラブルが発生していたことは事実でしょう。その原因の一つは、日本
共産党が中国に対するそれまでの態度を、突然、変更(たとえば、中国の雑誌などの販売を妨害
したりした)したことにあります。ところで、日本共産党側の日中友好協会では、このような
トラブルに関して、一方の側の人々を支持する集会を、善隣学生会館で開催しました。これは、
寮生に対する挑発行為です.

> ・「25氏声明」に基づいた国交回復三千万署名の推進」などを柱と
>  する日中友好協会の大会が成功の裡に終わり、この分裂騒ぎに
>  もメゲずに日中友好の運動を続けようとしていたこの協会を
>  「反中国」「排外主義」「暴力」「毛議長と呼びやがった」「『チ
>  ャンコロ』と呼びやがった」「我々の正当な壁新聞を剥がした」
>  「映画上映会に入れて暮れなかった」「中国人入るべからずと
>  張り紙をした」等として寮生側は挑発を始めます。党ルートから
>  の交渉もなく、一方的に緊張関係を高めてくる中国党政府。

この部分は、大阪さんの創作です。

[302] Dear comrade 猛獣文士 投稿者:commierevo 投稿日:01/04/30(Mon) 09:28
Dear comrade 猛獣文士,

Your discussion with 大阪の人 is very exhausting. I hope you will find a more serious person to debate.

I am not very interested in the ugly Stalinist conflict between Beijing and Yoyogi. But, understanding the historical meaning of the Cultural Revolution -- Stalinist disaster, but still to be understood -- and its international implication is a very important historical task.

In the Cultural Revolution period, Maoism was seen by many revolutionary-minded people as the revolutionary alternative to Stalinism and social democracy. But it was a tragic deception, since Maoism was nothing more than a new "radical" version of Stalinism. Trotskyism alone could understand the nature of Maoism at that time.

[303] Re: Dear comrade 猛獣文士 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/05/02(Wed) 10:22
> Dear comrade 猛獣文士,
> > Your discussion with 大阪の人 is very exhausting. I hope you will find a more serious person to
> debate.
> > I am not very interested in the ugly Stalinist conflict between Beijing and Yoyogi. But,
> understanding
> the historical meaning of the Cultural Revolution -- Stalinist disaster, but still to be understood --
> and its international implication is a very important historical task.
> > In the Cultural Revolution period, Maoism was seen by many revolutionary-minded people as the
> revolutionary alternative to Stalinism and social democracy. But it was a tragic deception, since
> Maoism was nothing more than a new "radical" version of Stalinism. Trotskyism alone could understand
> the nature of Maoism at that time.

Welcome Dear commierevo to my BBS,

About Mao Tse-Tung or CCP, my point is different from yours. It may be correct to regard Maoism as
one of Stalinism successors. And Mao Tsu-Tung himself made more than few mistakes which caused
disaster. However to think Stalinism theory or something of Stalinism in CCP inevitably led such
disaster is too easy deduction. More detail thinking is needed if wainting to understand the historical
meaning of the Cultural Revolution.

First, it is needed that CCP movement was part of movement for liberating Chinese nation as well as
it was part of communism movement, Stalinist communism if you prefer this deffinition. In early
decades of 20 cencury period, liberation of Chinese nation, or construction of completely independent
country of Chinese by defeating Imperialism of western countries is national consensus of all Chinese
people except very few ones. Many parties or leaders aimed this difficult purpose, and consequently
it was accomplished by CCP under Mao Tsu-tung. It is positive work of Mao. In other words, even CCP
is Stalinist Party, it could liberate Chinese nation and people.

But as one of communist, and Marx-Leninst, Mao sought not only independent country of China, but
communism society as liberation of all mankind. In this direction, his intention was fault. I
thought why it caused wrong result, and thought it was needed to examine if Marxism proposition
was correct or incorrect about liberation of mankind as prerequiste of such movement. I know that
Trotskyist can criticize Stalinism and protect Marx or Lenin before backing to Marx or Lenin
proposition.

Although I am not familiar with Trotskyist movement or Trotskyism theory, I have had some questions
about it for long period. At first stage after revolution of Russia at 1917, all members of Bolshevik
including Stalin thought such that succeeding western country revolutions were needed for Russian
revolution successfully proceeding. Especially, they hoped victory of German revolution. And perhaps
following revolutions in other western countries like England, France e.t.c. But as you know the
historical fact is that German revolution was aborted, and those of other countries didn't occur.
I think this historical situation was completely out of control from Russian leaders. So the situation
in which isolated Russia surounded capitalist or imperialism countries is given situation for all
Bolshevk leaders. If so, I feel that it is very natural way of thinking to protect and construct one
country as socialist or communist power. I think one-country-socialism versus world revolution, or
eternal revolution, please forgive me if my terms are incorrect, don't match. World revolution can't
be alternitive to one-country-socialism, because victory of world revolution is completely out of
control from Russian leaders.

So it is difficult for me to understand Trotskyism, though I recognize it has lot of correct
properties. Don't you think that communism has become very poor movement if all after Stalin was
removed from history?

[285] あやしい日本人の肩もつ猛獣さんへ 投稿者:大阪の人 投稿日:01/03/17(Sat) 18:20
re:279
猛獣さんの議論は、一つのけして前に進まない問題があります。
それは文革派の異常な主張を当時していた文革日本人のチョウチン持ち
の議論です。どうして中国人の人権のお話がこのように文革派の日本人
のチョウチン持ちとリンクするのかな。

|嫌がらせというのは、双方の話でしょう。この辺、大阪さんにはまった
|く物事を客観的に見る能力が欠如しているようです。

それは、どのように資料で明らかになっていますか。張香山氏は朝日
新聞にそんな事は言ってないですよ。「我にあやまり」と述べただけ
です。やはりウソだったんですよ文革流の。

|組織が分裂する場合の、普通のパターンですね。私は、立場上、正統派
|を支持してきましたし、今でもその点は変わっていません。

日本では言論と思想は個人の自由ですから、誰を好くのもタデ喰うなん
たらで結構な事です。ただ現実の日中間に横たわるイシューには彼ら
はあまり役割を発揮してないようですな。成田では空港反対、大阪では
空港推進なんてね。

|挑発という言葉には、価値判断が含まれています。客観的な記述と
|はいえないでしょう。善隣学生会館の性格上、この会館の使用方法
|については、中国人の学生として一定の考え方があったのであり、
|それを壁新聞というメディアを通じて主張したということです。この
|主張に対して、主張で反論することが出来なかったようです。

「大民主」という文革時独特の理屈で「壁新聞」をどこにでも誰に
でも(但し毛沢東反対は除く)無茶苦茶に貼りだす、という身勝手
な方式を、それも中国共産党自身の本体、「人民日報」「北京放送」
の援護も受けながらしていたわけで、行儀悪い競争を日本党やら
友好協会本部勤務員に強いるのは子どもじみた議論です。だいたい
友好協会本部勤務員は友好協会全体の指導を受けて専従職務をする
人員でありまして、自分勝手に「反論」なんてして許されるわけは
ないではありませんか。こうして組織のシバリのある勤務員さんに
御無体な難癖をつけて、弱いものいじめをしていた寮生でありました。
まだ、すでに五十路の猛獣さんがこんな理屈をいいたてるの?

|日中関係の団体で多くのトラブルが発生していたことは事実でしょう。
|その原因の一つは、日本共産党が中国に対するそれまでの態度を、突然、
|変更(たとえば、中国の雑誌などの販売を妨害したりした)したこと
|にあります。ところで、日本共産党側の日中友好協会では、このような
|トラブルに関して、一方の側の人々を支持する集会を、善隣学生会館で
|開催しました。これは、寮生に対する挑発行為です.

「突然変更」は、何度か文革追従日本人の議論の中にでてきますね。
しかしそれは「路線の変更」であり「現代修正主義の下僕、走狗」と
する事でありました。猛獣さんは「中国の雑誌の販売を妨害」という
議論を今回持ちだしました。具体的にはこれはどういう事をさすので
しょうか。雑誌を街で売っていた華僑の手から雑誌を奪い取ったとか
そういう事実があるのでしょうか。代金を未払いで踏み倒したとか
そういうことがあるのでしょうか。日本では出版も物販も自由であり
ます。意見が異なればその主張のカタマリであります雑誌や新聞の
配付を日本党がその党ルートで流すのを拒否するのは道理であり
商行為の範囲であります。たとえば違約だとしても、殴りかかったり
「反中国」「でていけ」などと学生に言わすのはおかしいと思いませ
んかね。それと路線の違いを殊更に66年から持ち込みしたのは中国党
と政府の差し金でありまして、反党分派・北京放送や人民日報・寮生
と辻褄があいすぎます。裏で国家資金をも用いた対日干渉がありまして
その個々の現れであります。猛獣さんのお話は98年合意をふまえた議論
とは言えません。

|この部分は、大阪さんの創作です。

「「25氏声明」に基づいた国交回復3千万署名の推進」を柱とした
日中友好協会の大会の成功の直後であることは、猛獣さんが触れた
がらない「日中友好新聞」の縮刷版を見れば一目瞭然です(きっぱり)。
8行かけて書きました当方の書き込みに、一行だけしかレスできない
のは具体性ない猛獣さんの実質敗北宣言と理解させて頂きます。
現実の67年頃の日本におきましては、まだまだ中国蔑視だとか
東西冷戦のさ中でありまして、日本人の心を耕すコツコツとした
日本人の運動が重要でありました。これなしに国交正常化と言っても
本質的には中国を侮った日本の保守派との国家間の問題に堕して
しまいます。問題を輸出入や人的交流だけに矮小化しないで
真の日中友好という課題から見ますと、けして文革指導部がけしかけ
たような「中国文化大革命を知る知らせる」だとかそれに「基づく」
だとかいうような方針ではなく、このような日本人自身の「硝煙の臭い
のしない」平和的な運動が大事だったわけです。これを「鉄砲から政権
が生まれる」だとか「硝煙の臭いがする交流でなければダメ」だとか
無理をいいたてたのが文革の干渉でありました。
(正統)の人士は、このあと訪中した際には、まさしく「硝煙の臭い」
を人民解放軍の銃の試し打ちさせてもらって嗅いでいます。そんなのが
何の役にたったというのでしょうか。

[284] 共産主義者だという猛獣さんへ 投稿者:大阪の人 投稿日:01/03/17(Sat) 18:18
re:279
おやおや、猛獣さん、今度は共産主義者としての御発言ですか(゜〇゜;)。

|たとえば、1960年の「安保闘争」において、国会で犠牲になった
|樺美智子さんに対する評価などで、毛沢東主席などの中国共産党指導
|部と日本共産党との観点のずれは、明らかでした。

ふふん。樺氏を美化する中国共産党の発言はたしかに50年代末から60年
ごろに少し見られます。しかし日本党の激しい抗議に気圧されるように
直後に取り下げていまして、謝罪し、そのままになっていたのです。
ところが文革が全面的に展開するなかで「戦士の栄誉を中傷することはできない」
http://members.tripod.co.uk/jcia/bunsho-jpn/ajcp004.htm
なんかが、またぞろ持ちだされて来るわけですな。
日中愛好協会のウェブでも、「一旦取り下げたはずだが」と揶揄する
キャプションつきでこの文を紹介しています。日時を御確認下さい。
【1967・6・18人民日報国際短評】
とあります。ようするに日本党に反対するものは全部リバイバルさせる
という後先ない短慮でありまして、一貫した方針等と言えるものでは
ありません。

|そのような感覚のずれが、後の共産党の言う「トロツキスト」などの行動
|に対する、日中間の評価の相違になっていったのでしょう。
|私は、この評価の食い違いについては、中国共産党の観点を支持します。

そうではなくて、日本型トロツキズムの立場から中国党の文革時の議論を
援用しているだけでしょうが(^^;)。日本型華僑の猛獣さんが。

|紅衛兵の新聞は、中国側から見れば私的な、非公式な見解です。このよう
|なものをもって、中国を非難するのはまったくの筋違いでしょう。この点
|については、光岡論文でも指摘されています。

「このようなもの」だって??? そんな「戦士の名誉を中傷する」事を
書いてもいいのかな。北京で66・67年ごろに、毛沢東氏の意向に背く
ような壁新聞がでるわけないじゃない。そういえば安藤彦太郎氏は中国
では劉少奇氏打倒なんて言っているが、あれは”芝居”で武闘などと
言ってもケガ人はない、それは劇なんだという発言をしているそうです。
光岡氏というのは、(正統)内で暴行脅迫監禁した実行犯のドンでした。
個々の文革礼賛派の日本人がそれぞれに腐敗分子であります事を踏まえ
ずにこの議論をしますと、いかにも平行線の議論のように見えますけれど
当時の猛獣さんの味方でありました「オールスターズ」の面々はこうして
個々に腐敗分子、投機屋分子、隠花植物の分子でありまして、言うことが
信用できない、ということがあります。歴史の検証に耐えません。

|当時の日本共産党の内部には色々な考え方の人がいたので、日本共産党
|指導部が中国共産党と対立方針を定めた時に、これに賛同しない人がい
|たというのは、簡単に推測できます。このような人々は、自らの信念に
|従って、日本共産党宮本派と袂を分かったのでしょう。

猛獣さんはこの#279の冒頭で自分は共産党ではない、と言明していたの
ではないのですか? そして党員ではない寮生に対して日本党が暴行した
とする論を、ナンボ論破されてもメゲずに持ちだしたのではないのですか。
ところが日本党の内部の問題には、アプリオリに片方を肩を持つわけです。
これが当時の中国の文革の「革命外交」の対日干渉の一番重要な証拠で
あります。少年の猛獣文士さんはこうして中国党政府あげての干渉運動に
借り出され、わけもわからずに青春をどっぷり誤った運動に捧げたのでした。

|これをもって、自分の血肉を切り裂かれたような言い方をする、宮本派
|の主張は、まことに図々しいものです。結果的には、宮本派は党派闘争
|に勝ち抜き、日本共産党の正統な後継者の立場を守っているのであり、
|分派闘争について不満を述べる立場にもありません。しかし、分派闘争の
|勝利者であることと、正しい立場の人間である事とは、まったく別物です.

分派闘争の勝利者なのか、全党の信任なのか、は猛獣さんに何が関係
あるのでしょうか。共産党員でない、日本人でない猛獣さんに。
それとも国際共産主義の指導を買って出る代理人にならねば我慢が
ならない、という大国主義の現れでしょうか。私の眼にはこういう
議論が正真正銘のスターリニズムに見えますよ\(^◇^)/。

[290] Re: 共産主義者だという猛獣さんへ 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/03/19(Mon) 14:57
> 日中愛好協会のウェブでも、「一旦取り下げたはずだが」と揶揄する
> キャプションつきでこの文を紹介しています。日時を御確認下さい。
> 【1967・6・18人民日報国際短評】
> とあります。ようするに日本党に反対するものは全部リバイバルさせる
> という後先ない短慮でありまして、一貫した方針等と言えるものでは
> ありません。

いったん取り下げても、やはり、宮本派の議論は正しくないから、言い直したとしても、
なんら問題はありませんよ。

>
> |そのような感覚のずれが、後の共産党の言う「トロツキスト」などの行動
> |に対する、日中間の評価の相違になっていったのでしょう。
> |私は、この評価の食い違いについては、中国共産党の観点を支持します。
>
> そうではなくて、日本型トロツキズムの立場から中国党の文革時の議論を
> 援用しているだけでしょうが(^^;)。日本型華僑の猛獣さんが。

大阪さんのボキャブラリーは、盲従分子、トロツキスト、反共分子、これくらいですか?

> 「このようなもの」だって??? そんな「戦士の名誉を中傷する」事を
> 書いてもいいのかな。北京で66・67年ごろに、毛沢東氏の意向に背く
> ような壁新聞がでるわけないじゃない。

わけのわからん言い方をしますが、すべての壁新聞が毛沢東氏の認識とまったく同じだったか
それは不明でしょう。組織としての意思決定と、組織の構成員の個人的な見解は同じじゃない
でしょう。日本共産党の場合には、構成員には個人的な見解は存在しないのかもしれませんが。
他の組織では、そうなんですよ。

> そういえば安藤彦太郎氏は中国
> では劉少奇氏打倒なんて言っているが、あれは”芝居”で武闘などと
> 言ってもケガ人はない、それは劇なんだという発言をしているそうです。

私は、そのような講演を聞きましたね。まず、劉少奇氏は、序列は下がっても、給料は変わらない。
それから、通りを、外国人を引き回したりしているデモみたいなものがあるが、それは外国人を演じ
ている中国人で、お芝居だって。

> 光岡氏というのは、(正統)内で暴行脅迫監禁した実行犯のドンでした。
> 個々の文革礼賛派の日本人がそれぞれに腐敗分子であります事を踏まえ
> ずにこの議論をしますと、いかにも平行線の議論のように見えますけれど
> 当時の猛獣さんの味方でありました「オールスターズ」の面々はこうして
> 個々に腐敗分子、投機屋分子、隠花植物の分子でありまして、言うことが
> 信用できない、ということがあります。歴史の検証に耐えません。

腐敗分子、隠花植物、投機屋分子という言葉も使用するんですか。隠花植物なんて、隠微で、いいですね。

> 猛獣さんはこの#279の冒頭で自分は共産党ではない、と言明していたの
> ではないのですか? そして党員ではない寮生に対して日本党が暴行した
> とする論を、ナンボ論破されてもメゲずに持ちだしたのではないのですか。

共産党でなければ、日本共産党の内情について、考えたり、コメントしたりしてはいけないって?
そんな話、どこにもありませんよ。

> ところが日本党の内部の問題には、アプリオリに片方を肩を持つわけです。

組織が分裂したときに、一方の側が絶対的に正しいことはまれなんですよね。

> これが当時の中国の文革の「革命外交」の対日干渉の一番重要な証拠で
> あります。少年の猛獣文士さんはこうして中国党政府あげての干渉運動に
> 借り出され、わけもわからずに青春をどっぷり誤った運動に捧げたのでした。

ま、共産党を中心に世界が回っていると考えている大阪さんとは、所詮、会話はかみ合わないですね。

>
> |これをもって、自分の血肉を切り裂かれたような言い方をする、宮本派
> |の主張は、まことに図々しいものです。結果的には、宮本派は党派闘争
> |に勝ち抜き、日本共産党の正統な後継者の立場を守っているのであり、
> |分派闘争について不満を述べる立場にもありません。しかし、分派闘争の
> |勝利者であることと、正しい立場の人間である事とは、まったく別物です.
>
> 分派闘争の勝利者なのか、全党の信任なのか、は猛獣さんに何が関係
> あるのでしょうか。共産党員でない、日本人でない猛獣さんに。
> それとも国際共産主義の指導を買って出る代理人にならねば我慢が
> ならない、という大国主義の現れでしょうか。私の眼にはこういう
> 議論が正真正銘のスターリニズムに見えますよ\(^◇^)/。

全党の信任?むなしいですね。

[297] 共産主義者だという猛獣さんへ2 投稿者:大阪の人 投稿日:01/04/01(Sun) 21:25
re:290
ここ、面白い箇所を発見したので、ちょいレスします。
大きなツリー、HPの主旨からすれば、ゴミれすですが
猛獣さんが、御自分の60年代後半に信奉していた教条から
どれだけずれ、そのズレを恥ずかしいとも「ずれている」とも
自己意識せず(できず)に、日本共産党攻撃だけは三つ子の魂
でし続けているかの端的な例として挙げるのには意味が多少は
あるかと思います。

||わけのわからん言い方をしますが、すべての壁新聞が毛沢東氏の認識と
||まったく同じだったかそれは不明でしょう。組織としての意思決定と、
||組織の構成員の個人的な見解は同じじゃないでしょう。日本共産党の
||場合には、構成員には個人的な見解は存在しないのかもしれませんが。
||他の組織では、そうなんですよ。

「各国の革命家は・・毛沢東思想にたいする無限の信仰を表現している
・・毛沢東思想は、『世界人民の革命の灯台』であり、『永遠に沈まな
い太陽』であると謳歌している」(「人民日報」1966年6月20日付)

「おそらく主席の考えはこうだろうなどとやってはならない。主席の向
こうをはってはならない・・(主席の)多くの考え方は、われわれには
理解できない。われわれは主席の指示にたいしては断固として実行すべ
きであり、理解して実行すべきであり、理解しなくても実行すべきであ
る」(林*(トラへんに彡)発言。「清華大学紅衛兵の壁新聞」1967年
2月27日)

猛獣さんは、毎日こういう文言を暗唱したり、なさっていたのではない
のですか。ここにある「各国の革命家」の中で、日本共産党の圧倒
的多数の綱領に団結する人士は「永遠に沈まない太陽」だとか「世界
人民の革命の灯台」だとかは毛沢東の個人崇拝であり、拒否するという
態度でありましたから、そこを毛沢東氏らが怒り、「灯台です」「太陽
です」といいよってくる怪しい一部日本人を「真の革命家」だとして
持ち上げてお金もやり、本当の革命党を打倒する活動を始めたわけです。
これが日本における「文化大革命」です。どこをさがしてもいいですよ。
綱領確定以後の日本党の資料にこのような楽しい個人崇拝は微塵もあり
ません。資料を隠したのではなくて、元から党指導者への個人崇拝を
しない、という所に日本共産党の現下の綱領路線の本質があるからです。
”反スターリニズム”だって? 毛沢東氏は死ぬまでスターリンを師と
仰いでいたはずですよ。
スターリニズムからみた「修正」だと日本共産党を攻撃した。なるほど
これで話の辻褄があいます。死んだスターリンに成り代わり、毛沢東氏
が日本共産党攻撃する「世界革命の父」「太陽」におなりなわけだ。
これで「6全協以後の日共はダメ」という語の整合性ができます。

また、猛獣さんは、「毛沢東氏の認識」と「まったく同じ」だったか
「それは不明」などと述べていますが、これも、この特殊な文革流の
”理論”からいえば、「われわれごときの下っぱには毛沢東主席のご
意志が奈辺にあるやなどと疑ったり、解釈してはならじ、身をコウモウ
の軽きと覚え、一言一区違わず、大公無私で、無条件に実行する、
その内容を理解して実行するし、理解できなくても実行する、わかった
か! 歯を食いしばれ!! バシッ!(スリッパで殴る音)」等という
日本帝国軍隊の内務班の兵営のような状況のなかででた発言と思えば
なるほど。たしかに「不明」ですわな。それとも「【天のお父様】のお
言葉が夢にでてきました」、なんて統一協会の人士のように日々夢見
ながら暮らしていたのでしょうか。個人崇拝というのは所詮こんなもの。
猛獣さんは生き残り日本兵に似ているとする当方の論はこれです。

忘れたとか、知らないとか、トボけてはいけません。猛獣さんの”組織”
というのは、猛獣さんが今になって、何か、自由があったとかメンバー
の創意が生かせる活力ある組織であったとか、歴史を粉飾していますが
仲間内で陰惨な「ソウカツ」したり、金を盗む奴がでてきたり、男女問題
ではルーズで無責任であったり、したのではないか。すくなくとも日本
共産党に潰されたわけではない(笑)自らのイイカゲンさが現実社会と
齟齬しまして、自滅・自壊してちりぢりになったのでありました。それ
か中国文革政府からの”資金”が潤沢にきていてそれで維持できたのが
本国の風向きがちょいと変われば、その資金も途絶えまして、お金めあて
に群がっていた人士が一人欠け二人欠けして終わったか。

何れにせよ、これが在日中国人一般にあてはまる、ということではけして
ありません。猛獣さんたちの”組織”のイっちゃった常識の中でだけ
通用したローカルな作法でありまして、多くの当時の華僑のみなさんも
そういうのには同調せずに平和な暮らしをしていたはずです。本国の
中国に於いては、全否定せねば国が滅ぶので全否定されました。文革が
崩壊自滅してから以後に日本国内に於いてこれらの不思議なDNAが温存
されてきたのは、とりもなおさず文革中国の共産主義からの逸脱、修正
が吾が利益だと考えた日本支配層の意志による、”種の保存”保護政策
があったからに他なりません。かくして日本支配層には何の痛痒も与え
ない安全な”菌株”である猛獣さんたちの暴力主義は、日本共産党攻撃
のためのあらゆる他の遺伝子も組み込まれ、日本社会の”自然環境”に
おいては生育不可能ではあったのですが、日本政府の資金もえながら
細々と陽のあたらぬ場所で”培養”されつづけてきたわけです。これが
”隠花植物”です。おわかりになりますでしょうか?

[296] Re^2: 共産主義者だという猛獣さんへ 投稿者:大阪の人 投稿日:01/03/31(Sat) 02:51
re:290
|いったん取り下げても、やはり、宮本派の議論は正しくないから、
|言い直したとしても、なんら問題はありませんよ。
|大阪さんのボキャブラリーは、盲従分子、トロツキスト、反共分子、
|これくらいですか?
|わけのわからん言い方をしますが、すべての壁新聞が毛沢東氏の認識と
|まったく同じだったかそれは不明でしょう。組織としての意思決定と、
|組織の構成員の個人的な見解は同じじゃないでしょう。日本共産党の
|場合には、構成員には個人的な見解は存在しないのかもしれませんが。
|他の組織では、そうなんですよ。
|腐敗分子、隠花植物、投機屋分子という言葉も使用するんですか。
|隠花植物なんて、隠微で、いいですね。
|共産党でなければ、日本共産党の内情について、考えたり、コメント
|したりしてはいけないって?そんな話、どこにもありませんよ。
|組織が分裂したときに、一方の側が絶対的に正しいことはまれなんですよね。
|ま、共産党を中心に世界が回っていると考えている大阪さんとは、所詮、
|会話はかみ合わないですね。
|全党の信任?むなしいですね。

何回か読みなおししてみて、この#290番全体が、日中愛好協会(正統)
の主催者のいう”罵トリック”なんだということを、当方うかつでやっと
気が付きました。オーディエンスの皆さん、この猛獣文士さんの態度を
どうお読みになりますか。全体に当方の議論を揚げ足をとる戦法で返して
いるだけでありまして、議論を深める気が見受けられません。また当方
の書いたものの引用ばかり長く、自ら何かを解明する積もりもない。もはや
HP主旨の67年春の真実は果たして?という態度からどこまで転落した
か、お化粧がはげちゃったかが浮き彫りであります。

猛獣さんたち寮生の主張なるものは、だいたいこのBBSの経過のような
経過を辿り、無意味な雑言を投げ付けるだけ投げ付けた後に散り散りに
なり、腰砕け、竜頭蛇尾に終わるようです。最初はいさましく、誠実そ
うなんですけれども、現実の社会問題全般に渡る問題解決能力に欠けて
いまして、ものの役に立たないということが惜しい点です。

ただ、オーディエンスの中には、こうした猛獣さんの”罵トリック”
のはしたなさに、自らの若気のいたりを重ねて、懐かしく御覧の方々
もおいでではないかと思います。しかしそうした御覧のかたがたは
猛獣さんの仲間というよりも猛獣さんの「ビール」のつまみにしている
だけです。「ビール社会主義」ね。姜克實氏の御指摘は最初に本を
手にした頃はそんなに重要と思わなかったけれども、あらためて猛獣
さんの議論とくらべて姜氏が何倍も真面目だと思いましたわ。

最後に、一つだけ言及しておきます。

|> 猛獣さんはこの#279の冒頭で自分は共産党ではない、と言明していたの
|> ではないのですか? そして党員ではない寮生に対して日本党が暴行した
|> とする論を、ナンボ論破されてもメゲずに持ちだしたのではないのですか。
|共産党でなければ、日本共産党の内情について、考えたり、コメントしたり
|してはいけないって?そんな話、どこにもありませんよ。

「日本共産党の内情について、考えたりコメントしたり」はふつうの人
はなさいません。関数なのよ、ブラックボックス。
それでいいんです。答えがちゃんと出せるかどうかが肝心なんです。その
ために民主集中制が肝心ですし、対外的にけじめをつける所はケジメを
つけているのです。片方で「党員を除名するのは横暴」だとか不倫した
分子を弁護してみたり、滅茶苦茶じゃないですか。日本共産党の力を減じる
という事の「ためにする論議」でしかない猛獣さんの議論であります。
もしも「日本共産党に責任とらせる」立場であるならば、この不倫事件
などでは「当然の事」とみなすはずです。何かの”組織”に猛獣さんは
所属していた事がおありだそうですが、その組織は腐った組織だったので
しょうね。社会に責任とれない人士の集まりの。

[301] Re^3: 共産主義者だという猛獣さんへ 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/04/09(Mon) 15:16
> 何回か読みなおししてみて、この#290番全体が、日中愛好協会(正統)
> の主催者のいう”罵トリック”なんだということを、当方うかつでやっと
> 気が付きました。オーディエンスの皆さん、この猛獣文士さんの態度を
> どうお読みになりますか。全体に当方の議論を揚げ足をとる戦法で返して
> いるだけでありまして、議論を深める気が見受けられません。

全体を罵トリックなどと一まとめにしないでください。すべて、大阪さんの鋭い(?)
舌鋒を受けての、私の素直な反応です。大阪さんの激しい意気込みに感心して、こだま
のような反応をしている部分はありますが。

> また当方
> の書いたものの引用ばかり長く、自ら何かを解明する積もりもない。もはや
> HP主旨の67年春の真実は果たして?という態度からどこまで転落した
> か、お化粧がはげちゃったかが浮き彫りであります。

現在、その事実関係を確認できる資料として、集められるものは集めました。これから先の
資料収集は、ますます困難になると思われます。
大阪さんが要求しているのは、その資料ではなく、日本共産党の政策の宣伝文書のように思われ
ます。私の目的は、大阪さんが怖れる(?)ように日本共産党を攻撃することでもありませんが、
日本共産党の政策を宣伝することでもありません。
その点、ご理解いただけないかもしれませんが。

>
> 猛獣さんたち寮生の主張なるものは、だいたいこのBBSの経過のような
> 経過を辿り、無意味な雑言を投げ付けるだけ投げ付けた後に散り散りに
> なり、腰砕け、竜頭蛇尾に終わるようです。最初はいさましく、誠実そ
> うなんですけれども、現実の社会問題全般に渡る問題解決能力に欠けて
> いまして、ものの役に立たないということが惜しい点です。

大阪さんの確信に満ちた思い込みが強すぎるので、議論にならないのだとおもいますが。
なお、試験ではないので、書き込みが何行以上なければならないということもありませんし、
何行書いたからその返事は何行無ければならないということもありません。

>
> ただ、オーディエンスの中には、こうした猛獣さんの”罵トリック”
> のはしたなさに、自らの若気のいたりを重ねて、懐かしく御覧の方々
> もおいでではないかと思います。しかしそうした御覧のかたがたは
> 猛獣さんの仲間というよりも猛獣さんの「ビール」のつまみにしている
> だけです。「ビール社会主義」ね。姜克實氏の御指摘は最初に本を
> 手にした頃はそんなに重要と思わなかったけれども、あらためて猛獣
> さんの議論とくらべて姜氏が何倍も真面目だと思いましたわ。

私は、社会主義がなにかよりも優れているという、古典的な無意識的な信条にも、疑問をもって
います。もちろん、資本主義が社会主義よりも優れているなどとおもっているのではありませんが。
ビールを飲みながら、社会主義の話をしても、何ら不謹慎とは思いません。社会主義は、聖域では
ありません。

> 「日本共産党の内情について、考えたりコメントしたり」はふつうの人
> はなさいません。関数なのよ、ブラックボックス。

対日本共産党という意味で、私は普通の人ではありません。もっとも感じやすい(?)青年期に、
友人が日本共産党のゲバルト部隊に殺されそうになり、それに対する逆宣伝を大規模に行った
忌まわしい組織であり、その後、学生時代を通じて、よきにつけ悪しきにつけ、日本共産党は
非常に大きな存在でした。
ところで、普通の人が内情を見ることができない組織というのは、公的な政党といえるのでしょうか。

> それでいいんです。答えがちゃんと出せるかどうかが肝心なんです。その
> ために民主集中制が肝心ですし、対外的にけじめをつける所はケジメを
> つけているのです。片方で「党員を除名するのは横暴」だとか不倫した
> 分子を弁護してみたり、滅茶苦茶じゃないですか。日本共産党の力を減じる
> という事の「ためにする論議」でしかない猛獣さんの議論であります。
> もしも「日本共産党に責任とらせる」立場であるならば、この不倫事件
> などでは「当然の事」とみなすはずです。何かの”組織”に猛獣さんは
> 所属していた事がおありだそうですが、その組織は腐った組織だったので
> しょうね。社会に責任とれない人士の集まりの。

非情に独善的で傲慢な論理ですね。

[293] Re^2: 共産主義者だという猛獣さんへ 投稿者:大阪の人 投稿日:01/03/30(Fri) 19:45
re:290
猛獣さん、口先介入だけですが、お相手くださって感謝です。

|> 日中愛好協会のウェブでも、「一旦取り下げたはずだが」と揶揄する
|> キャプションつきでこの文を紹介しています。日時を御確認下さい。
|> 【1967・6・18人民日報国際短評】
|> とあります。ようするに日本党に反対するものは全部リバイバルさせる
|> という後先ない短慮でありまして、一貫した方針等と言えるものでは
|> ありません。
|
|いったん取り下げても、やはり、宮本派の議論は正しくないから、
|言い直したとしても、なんら問題はありませんよ。

驚きます。まだ猛獣さんは「戦士の名誉を」肩をもっているのね。
三つ子の魂といいますが、深刻です。でも子どもの時期に受けた
印象というのは、”印象”でしかありませんから、お話の辻褄は
あまり整合性がないのが特徴です。猛獣さん、あらためてあの言
を読みなおして御覧なさいよ。そして今現在の日本でそれを主張
するのであるならば、ますます寮生たちの暴力主義は裏付けられ
ますます「一方的被害者の学生に安んじて勉学の機会を」という
35氏声明の嘘くささが際立つ事になりますが、それでもいいの
であれば、改めて主張なさいよ。こうして嘘が暴かれるか、恥を
かかされるか、沈黙するしかないのですよ。土台が嘘だから。

|大阪さんのボキャブラリーは、盲従分子、トロツキスト、反共分
|子、これくらいですか?

猛獣さんをボキャブラリの豊富さで感心させる事が目的でここに
書いているならば、このように言われると「悔しい」となるで
しょうが、ボキャブラリが貧しい事は何の問題もありません。
それより、どうして猛獣さんはもっと新たな展開の論文やウェブ
の更新をしないの。注目する先が間違っているのではないかな。

|> 「このようなもの」だって??? そんな「戦士の名誉を中傷する」事を
|> 書いてもいいのかな。北京で66・67年ごろに、毛沢東氏の意向に背く
|> ような壁新聞がでるわけないじゃない。
|
|わけのわからん言い方をしますが、すべての壁新聞が毛沢東氏の認識と
|まったく同じだったかそれは不明でしょう。組織としての意思決定と、
|組織の構成員の個人的な見解は同じじゃないでしょう。日本共産党の
|場合には、構成員には個人的な見解は存在しないのかもしれませんが。
|他の組織では、そうなんですよ。

「すべての壁新聞が」「毛沢東氏の認識と」「まったく同じだったか」
「それは不明」あたりまえです。しかし毛沢東氏は、いきすぎた論調
だと思ったら「誰にでも犬の頭などとみだりに言ってはならぬ」とか
指示を出していますね。これが一心同体な何よりの証拠です。ここで
どこまでも、絶対に、完全に、同一の、精神状態、認識のレベル、など
といいつのるとすれば、不可知論をたてて防御することも可能でしょう。
でも、それって大人げないのと違うかな。中国に行って、「紅衛兵は
毛沢東氏と別の行動をとった。毛沢東氏の指図ではない」とふれて
まわって御覧なさいよ。それこそ「元紅衛兵」な人がそこかしこにいて
自分たちがいかに毛沢東氏に忠実であろうとしたかを猛獣さんに教育
してくれるでしょうね。

|> そういえば安藤彦太郎氏は中国
|> では劉少奇氏打倒なんて言っているが、あれは”芝居”で武闘などと
|> 言ってもケガ人はない、それは劇なんだという発言をしているそうです。
|私は、そのような講演を聞きましたね。まず、劉少奇氏は、序列は下
|がっても、給料は変わらない。それから、通りを、外国人を引き回し
|たりしているデモみたいなものがあるが、それは外国人を演じている
|中国人で、お芝居だって。

そうですか。注目すべきご発言です。で、どう思います。劉少奇氏の
吊るし上げは「芝居」でしたか。安藤彦太郎氏は今の時点で猛獣さん
から見て、1)ノーテンキなお人好し2)中国人民の苦難を知らないで
クチバシをいれる奴3)民主主義のなんたるかを知らぬ人権感覚の麻痺
した者4)真実から目を背けた人5)その他
安藤氏はどれに該当すると思いますか。

|腐敗分子、隠花植物、投機屋分子という言葉も使用するんですか。
|隠花植物なんて、隠微で、いいですね。

語が事柄の本質にぴったり合致していて適切な用語だと思います。
たしか宇都宮徳馬氏が文革干渉者らの行う、当時の暴力闘争の裏
稼業としての不正常で不健全な日中貿易のありかたを称してこの語
を用いはじめたのが最初であると宮森氏の本にありました。宇都宮
氏は(正統)の偉いさんであり、自民党の代議士でした。

|> 猛獣さんはこの#279の冒頭で自分は共産党ではない、と言明していたの
|> ではないのですか? そして党員ではない寮生に対して日本党が暴行した
|> とする論を、ナンボ論破されてもメゲずに持ちだしたのではないのですか。
|
|共産党でなければ、日本共産党の内情について、考えたり、コメントし
|たりしてはいけないって?そんな話、どこにもありませんよ。

最初にクチバシを入れて内政干渉してきたのが中国党である証拠です。
それから、在日外国人がどうして日本の野党にこうして訳知り顔に
ああだこうだとなるのでしょうか。ウェブの世界は広い。そのなかで
日本に来て10年で反日感情が湧いてきたという人士のウェブを
こないだ見てきました。この人は暴力主義はないけれど、抗日なのを
公言しています。でも、猛獣さんのように一般に外国人は日本の政党の
内情なんかに詳しくはないし、この人もそこに踏み込みはしませんよ。
67年当時の中国の文革政権に骨のズイまで心酔していた手先の猛獣さん。

|> ところが日本党の内部の問題には、アプリオリに片方を肩を持つわけです。
|組織が分裂したときに、一方の側が絶対的に正しいことはまれなんですよね。

ほほう。それはどこでどのような御経験を経て到達した真理でありま
しょうか。外国の風だのみの干渉者に育成されたガキの組織がいろいろ
内部問題で自滅していく過程はさぞや陰惨でみじめだったでしょうね。

|全党の信任?むなしいですね。

あらあら、一般に組織を否定しちゃうのね。神仙の境地でしょうか
はたまた竹林の賢者のひそみに習ったか。日本共産党は文革干渉
当時よりも今の方がずっと大きくなり、強くなり、影響力をつけ
ました。つまり当時とった方向が正しかったということです。
文革の干渉に風に乗ろうとした一部の怪しい人士は、「古くから
の裏切り者」だったり「投機屋」だったり「金めあての強盗」
だったり、北朝鮮にいって居候する人士だったり、身内殺しを
しまくったり、パレスチナで居候しながら馬齢を重ねたりしながら
ちりぢりになってしまったのでしたね。自分個人の”党”を作り
そこで”信任”されるとしたら空しい話ですが、現実の政治過程
で役割を果たしつつある野党という位置でありまして、これは
政治闘争を選挙で争う経験がない毛沢東氏らの知的地平線には
登場しない新しい局面です。あなたにとり「むなしい」のは
それはそれで結構です「余計なお世話」。

でも、まだまだ安藤彦太郎氏なんかは、時々の中国政府になんでも
迎合しつつ、無反省に生き、結構いい収入ありそうです。例の
寮生の切り込み隊長さんは、一身の功績で認めてもらった御用
商人の暮らしをそろそろ会社はリタイヤして優々自適の暮らしかな。

[299] Re^3: 共産主義者だという猛獣さんへ 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/04/05(Thu) 18:19
大阪さん、ちょっと暇を持て余しているので、書き込みをします。


> 驚きます。まだ猛獣さんは「戦士の名誉を」肩をもっているのね。
> 三つ子の魂といいますが、深刻です。でも子どもの時期に受けた
> 印象というのは、”印象”でしかありませんから、お話の辻褄は
> あまり整合性がないのが特徴です。

「戦士」というのは、樺美智子さんのことですか?私の今までの経験上、樺さんは
肩を持たなければならないような人ではありません。全ての情報が、肯定的な評価
をしています。「人知れず微笑まん」

> 猛獣さん、あらためてあの言
> を読みなおして御覧なさいよ。そして今現在の日本でそれを主張
> するのであるならば、ますます寮生たちの暴力主義は裏付けられ
> ますます「一方的被害者の学生に安んじて勉学の機会を」という
> 35氏声明の嘘くささが際立つ事になりますが、それでもいいの
> であれば、改めて主張なさいよ。こうして嘘が暴かれるか、恥を
> かかされるか、沈黙するしかないのですよ。土台が嘘だから。

あの言とは、どの言か?よく分からない言い方をしますね。その後で、突然結論が
出てきて、華僑寮生がうそつきで、暴漢で、35氏の声明が嘘になってしまう。
このような論理の飛躍は、禅問答でしょうか。

> 猛獣さんをボキャブラリの豊富さで感心させる事が目的でここに
> 書いているならば、このように言われると「悔しい」となるで
> しょうが、ボキャブラリが貧しい事は何の問題もありません。
> それより、どうして猛獣さんはもっと新たな展開の論文やウェブ
> の更新をしないの。注目する先が間違っているのではないかな。

ウェブの更新は行う予定です。大阪さんのペースには合わせられないけれども。予算も
労働力も無限に使用できる権力者じゃないんです、私は。そんな人は、日本に何人いる
でしょうか。

1.日本共産党の幹部
2.創価学会の幹部

これらの人たちは、金銭・労働の両面で無償の奉仕をしてくれる人たちをたくさん抱えて
いるので、その部類に入るでしょう。大阪さんは1.の分類の一人でしょうか、それとも
ちがうのでしょうか。興味深いですね。

> 「すべての壁新聞が」「毛沢東氏の認識と」「まったく同じだったか」
> 「それは不明」あたりまえです。しかし毛沢東氏は、いきすぎた論調
> だと思ったら「誰にでも犬の頭などとみだりに言ってはならぬ」とか
> 指示を出していますね。

その指示というのは、何をさしているのでしょうか。

> これが一心同体な何よりの証拠です。

この論理、毛沢東主席が指示を出したから一身同体であるという推論は、論理の飛躍ではないですか。
論理の飛躍は大阪さんのお家芸ではありますが。

> ここで
> どこまでも、絶対に、完全に、同一の、精神状態、認識のレベル、など
> といいつのるとすれば、不可知論をたてて防御することも可能でしょう。

中国共産党の正式な見解は、それなりの地位を持った人の正式な発言か、それなりの権威をもった
出版物で公表された声明等のものです。これは、今も昔もそうであり、常識でしょ。

> でも、それって大人げないのと違うかな。中国に行って、「紅衛兵は
> 毛沢東氏と別の行動をとった。毛沢東氏の指図ではない」とふれて
> まわって御覧なさいよ。それこそ「元紅衛兵」な人がそこかしこにいて
> 自分たちがいかに毛沢東氏に忠実であろうとしたかを猛獣さんに教育
> してくれるでしょうね。

何が大人気ないのかな。前の書き込みの通りです。大阪さんや日共宮本派の人々が、こじつけている
だけでしょ。

> > |> そういえば安藤彦太郎氏は中国
> |> では劉少奇氏打倒なんて言っているが、あれは”芝居”で武闘などと
> |> 言ってもケガ人はない、それは劇なんだという発言をしているそうです。
> |私は、そのような講演を聞きましたね。まず、劉少奇氏は、序列は下
> |がっても、給料は変わらない。それから、通りを、外国人を引き回し
> |たりしているデモみたいなものがあるが、それは外国人を演じている
> |中国人で、お芝居だって。
> > そうですか。注目すべきご発言です。で、どう思います。劉少奇氏の
> 吊るし上げは「芝居」でしたか。安藤彦太郎氏は今の時点で猛獣さん
> から見て、1)ノーテンキなお人好し2)中国人民の苦難を知らないで
> クチバシをいれる奴3)民主主義のなんたるかを知らぬ人権感覚の麻痺
> した者4)真実から目を背けた人5)その他
> 安藤氏はどれに該当すると思いますか。

劉少奇氏の吊るし上げが芝居と言っていません。大阪さん、字が読めますか?
それは、いいとして、確かに安藤彦太郎さんの初期の認識は、あまりにも楽観的
なもので、後にかなりの部分くつがえされたことは認めます。当初、大きな期待
をかけた文化大革命に、非常に悲惨な結果をもたらす要因が含まれていたことは、
私を含め、深刻に反省しなければならない点です。それをどう克服していくかに
ついて、私なりに考えてきたことであり、今後も考えていくべきものであると
思います。
しかし、日本共産党の語ってきた方向、そして現在それに付いて語っている内容
が、その解決のための正しい方策を提供しているとは、残念ながら考えられません。
その中には、1998年の中日共産党の合意とそれに対する不破氏らの解説も含まれます。
また、善隣学生会館事件における、日本共産党側の対応は、上記の反省とは無関係
に、非常に納得のいかないものであり、その点に絞って考えれば、同党の体質や
思考方式の異様さをうかがわせるものであると考えます。私の考えから言えば、
日本共産党が本当に日中友好を追求したいのならば、この事件について一定の
反省や謝罪を行うべきでしょう。

> > |腐敗分子、隠花植物、投機屋分子という言葉も使用するんですか。
> |隠花植物なんて、隠微で、いいですね。
> > 語が事柄の本質にぴったり合致していて適切な用語だと思います。
> たしか宇都宮徳馬氏が文革干渉者らの行う、当時の暴力闘争の裏
> 稼業としての不正常で不健全な日中貿易のありかたを称してこの語
> を用いはじめたのが最初であると宮森氏の本にありました。宇都宮
> 氏は(正統)の偉いさんであり、自民党の代議士でした。

故宇都宮徳馬氏は、尊敬に値する人だったと思います。

> > |> 猛獣さんはこの#279の冒頭で自分は共産党ではない、と言明していたの
> |> ではないのですか? そして党員ではない寮生に対して日本党が暴行した
> |> とする論を、ナンボ論破されてもメゲずに持ちだしたのではないのですか。
> |
> |共産党でなければ、日本共産党の内情について、考えたり、コメントし
> |たりしてはいけないって?そんな話、どこにもありませんよ。
> > 最初にクチバシを入れて内政干渉してきたのが中国党である証拠です。

何が証拠なのでしょうか。日本語には主語が無い。このようなあいまいな言い方が
許されます。議論する場合には、もっと論理的に話したらどうでしょうか。

> それから、在日外国人がどうして日本の野党にこうして訳知り顔に
> ああだこうだとなるのでしょうか。ウェブの世界は広い。そのなかで
> 日本に来て10年で反日感情が湧いてきたという人士のウェブを
> こないだ見てきました。この人は暴力主義はないけれど、抗日なのを
> 公言しています。でも、猛獣さんのように一般に外国人は日本の政党の
> 内情なんかに詳しくはないし、この人もそこに踏み込みはしませんよ。
> 67年当時の中国の文革政権に骨のズイまで心酔していた手先の猛獣さん。

在日外国人にいろいろ批判されると、そんなに困るというのは、なぜでしょうか。
よほど、後ろめたい事をしているからではありませんか?
ところで、日本共産党は、在日外国人以外の人の批判に耳を貸すのでしょうか。
日本人の批判にも、耳を貸さないように見えますが。

> > |> ところが日本党の内部の問題には、アプリオリに片方を肩を持つわけです。
> |組織が分裂したときに、一方の側が絶対的に正しいことはまれなんですよね。
> > ほほう。それはどこでどのような御経験を経て到達した真理でありま
> しょうか。外国の風だのみの干渉者に育成されたガキの組織がいろいろ
> 内部問題で自滅していく過程はさぞや陰惨でみじめだったでしょうね。

どの組織についていっているのですか?

[283] 共産主義者じゃない猛獣さんへ 投稿者:大阪の人 投稿日:01/03/17(Sat) 18:17
re:279
猛獣さん、いつから【共産主義者じゃない】になったのでしょうか。

|関心はありませんね。私は日本でも、中国でも共産党員ではありません。
|共産党という、日本におけるマイナー勢力の国際会議での議決などが、
|国際的にも各国の国内的にも、どれだけの実効的な拘束力を持ちえるのか、
|よく考えてから、議論してください。

81カ国共産党会議は重要な会議でした、コミンフォルムがコミンテルン以後
に名目とは別に、次第に”国際指導”を始めようとする重大な時期に開催
され、ここで自主性を主張した日本党の発言はその後の国際舞台での日本党
の威信を大きくしました。まあ、猛獣さんが共産主義者じゃない、というなら
何も申すことはありませんが、「しったかぶり」だけは止めて頂きたい。

|現実に、1965年にはベトナム戦争が
|行われており、そのターゲットは中国に向いていた。

ベトナム戦争はベトナムで行われました。「ターゲットは中国」とする
のは毛沢東主義の文革時の特殊な立場でありまして、公式には中国本国でも
日本の多くのベトナム擁護の陣営でも、あるいは世界の多くのベトナム反戦
運動の中でも「中国擁護のためにベトナム」なんて考え方はまったく少数派
でありまして、特殊な中国第一主義、中国だけの国益優先の国家主義で
あります。認識が狂っているばかりか、何十万人も現に死傷している
ベトナム人民をないがしろにする非人間的な議論です。

|実際に中国は、正規
|軍をベトナム北部に派兵しています。日本は、国家としてアメリカ側から
|のベトナム戦争を支える重要な環だったわけです。

これはそのとおり。派兵というより軍事顧問の派遣と表現した方が
正確でしょうが。何が「実際」なのでしょうか。当方は当然の前提と
してこんな話は認めていますし、世界情勢やそれを中国が身勝手に
解釈したかどうかとは別の議論です。

|そのときの中国の指導者が持った危機感は、当然のことであり、その辺の
|感覚を、大阪さんは、まったく理解できないようです.

手前勝手な”危機感”は確かに猛獣さんの御指摘の通りです。

|中ソ論争は(略)政権党同士の対立です。

ここまでいうと、少しまた言いすぎです。毛沢東氏も草葉の陰で
泣くと思う。50年代末から勃発しました論争は、中嶋氏の論にある
ように中国党内の権力争いの反映とするのも言いすぎだし、政権
党同士のパワーポリティックス一本槍で説明するのも誤りです。
中国党は、理論的にあまり精密な議論はできなかったのですが
ソ連の覇権主義や共産主義理論の修正、逸脱に抗して、それなりに
死力を尽くして対決していたのです。自主独立路線を確立しつつ
ありました日本党も、これは同じです。チトーのユーゴも、チャウ
シェスクのルーマニアもこれは現れ方の差はあれ、あります。

|つまるところ、ロシアと中国という二つの
|国の国家利害の対立の反映です。

これは中国の議論ではありませんね。日本のトロツキストと自称した
運動の中ででてきた創作です。日本化した猛獣さんらしい展開です。

66年3月の華僑総会はたとえば”日本共産党の宮本修正主義下僕グループ”
という規定をしています。
|確かに宮本下僕グループも表面では、ニセの「修正主義反対」の看板を
|かかげている(決して高くはかかげていない)が、人目をおそれてこっそ
|りフルシチョフの衣鉢を受けついだことは、すでに公然の秘密である。
とか
|もはやその赤い皮をかぶった「白い心」はおおうことはできなくなった。
と述べています。これが当時の”罪状”でありました。

| これは「日中友好協会」の看板をかかげた日中友好を破壊する反中国
|分子「日本共産党」がソ連修正主義と同じように、反中国のためには手段
|を選ばない裏切り者ファシストとしての正体を暴露したものである。

寮生らもこのように述べていますね。

[289] Re: 共産主義者じゃない猛獣さんへ 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/03/19(Mon) 13:00
> re:279
> 猛獣さん、いつから【共産主義者じゃない】になったのでしょうか。
> 81カ国共産党会議は重要な会議でした、コミンフォルムがコミンテルン以後
> に名目とは別に、次第に”国際指導”を始めようとする重大な時期に開催
> され、ここで自主性を主張した日本党の発言はその後の国際舞台での日本党
> の威信を大きくしました。まあ、猛獣さんが共産主義者じゃない、というなら
> 何も申すことはありませんが、「しったかぶり」だけは止めて頂きたい。

私は知ったかぶりはしていません。自分の考えを述べているほか、事実については、
きちんと確認したものだけを、確認できる範囲内でのみ、述べています。

> ベトナム戦争はベトナムで行われました。「ターゲットは中国」とする
> のは毛沢東主義の文革時の特殊な立場でありまして、公式には中国本国でも
> 日本の多くのベトナム擁護の陣営でも、あるいは世界の多くのベトナム反戦
> 運動の中でも「中国擁護のためにベトナム」なんて考え方はまったく少数派
> でありまして、特殊な中国第一主義、中国だけの国益優先の国家主義で
> あります。認識が狂っているばかりか、何十万人も現に死傷している
> ベトナム人民をないがしろにする非人間的な議論です。

この辺の議論が、大阪さんや日本共産党の人士の議論の、たとえようも無くズーズーしいところ
ですね。日本共産党の立場が中国を擁護するものではないことは、よく知っていますよ。また、
世界の多くのベトナム反戦運動について、大阪さんがどうこう言う立場にあるとも思えません。
このような言い方を「知ったかぶり」というのです。

> これはそのとおり。派兵というより軍事顧問の派遣と表現した方が
> 正確でしょうが。何が「実際」なのでしょうか。当方は当然の前提と
> してこんな話は認めていますし、世界情勢やそれを中国が身勝手に
> 解釈したかどうかとは別の議論です。

これも、大阪さんの知ったかぶりじゃないですか。軍事顧問の派遣と、軍隊の派兵とでは、まったく意味が
ことなるでしょう。朝鮮戦争の場合のように、アメリカの地上軍が北ベトナムに進行した場合には、中米の
軍隊の交戦になったというのが、私の言う意味です。中国研究月報2000年6月号の「毛沢東のベトナム戦争
(朱建栄)」にこの辺の事情が解説されています。

> 手前勝手な”危機感”は確かに猛獣さんの御指摘の通りです。

危機感を持つ人と持たない人の間では、世界観が異なるでしょう。大阪さんとの議論は、基本的に
無駄じゃないですかね。

>
> |中ソ論争は(略)政権党同士の対立です。
>
> ここまでいうと、少しまた言いすぎです。毛沢東氏も草葉の陰で
> 泣くと思う。50年代末から勃発しました論争は、中嶋氏の論にある
> ように中国党内の権力争いの反映とするのも言いすぎだし、政権
> 党同士のパワーポリティックス一本槍で説明するのも誤りです。

大阪さん、お願いだから、毛沢東氏の代弁だけはやめてくれませんか?色々、知らないことを勝手に
主張するのは仕方ないとしても。

> 中国党は、理論的にあまり精密な議論はできなかったのですが
> ソ連の覇権主義や共産主義理論の修正、逸脱に抗して、それなりに
> 死力を尽くして対決していたのです。自主独立路線を確立しつつ
> ありました日本党も、これは同じです。チトーのユーゴも、チャウ
> シェスクのルーマニアもこれは現れ方の差はあれ、あります。

日本共産党は、精密な議論をしていたとでもいいたいのでしょうか?夜郎自大とでもいえばいいのか。

>
> |つまるところ、ロシアと中国という二つの
> |国の国家利害の対立の反映です。
>
> これは中国の議論ではありませんね。日本のトロツキストと自称した
> 運動の中ででてきた創作です。日本化した猛獣さんらしい展開です。

これがどこの議論かなどという話は関係ありません。ごく妥当な推論です。大阪さんは、自分の頭で
物を考える能力が無いので、いつでも、出典を明らかにしないと不安なんでしょうか。

>
> 66年3月の華僑総会はたとえば”日本共産党の宮本修正主義下僕グループ”
> という規定をしています。
> |確かに宮本下僕グループも表面では、ニセの「修正主義反対」の看板を
> |かかげている(決して高くはかかげていない)が、人目をおそれてこっそ
> |りフルシチョフの衣鉢を受けついだことは、すでに公然の秘密である。
> とか
> |もはやその赤い皮をかぶった「白い心」はおおうことはできなくなった。
> と述べています。これが当時の”罪状”でありました。

共産主義者は、共産主義の用語で、利害対立を語ります。仏教徒は仏教徒の用語で、イスラムはイスラム
の用語で、民主主義者は民主主義の大義名分で、自己を正当化します。
その底流にあるものを見ず、議論の上っ面だけを追っても、事物を正しく認識することはおぼつかないで
しょう。

[295] Re^2: 共産主義者じゃない猛獣さんへ 投稿者:大阪の人 投稿日:01/03/30(Fri) 19:51
re:289
猛獣さん、こんにちわ

|この辺の議論が、大阪さんや日本共産党の人士の議論の、たとえようも
|無くズーズーしいところですね。日本共産党の立場が中国を擁護するも
|のではないことは、よく知っていますよ。また、世界の多くのベトナム
|反戦運動について、大阪さんがどうこう言う立場にあるとも思えません。
|このような言い方を「知ったかぶり」というのです。

・「たとえようもなくズーズーしい」
・「どうこう言う立場にあるとも思えません」
・「このような言い方を「知ったかぶり」というのです」
失礼ながら猛獣さんの言から、これら美しい修飾語を除けば
ほとんど意味がとれません。是非とも「ベトナム戦争が中国
擁護の戦争」だとかベトナム反戦運動が中国擁護の運動だった
とかいう根拠をお示しください。

それから「大阪さんや日本共産党の人士の議論の」とあります。
当方以外の人士のどのような発言を「ズーズーしい」と述べて
おられるのでしょうか。ここのウェブにはそれらしき資料は
どこにもありません。「日中友好新聞」からの引用さえ意図的
に避けている【事実から目を背ける】猛獣さん。それは何を
お読みになって、誰と対話されて、どんな内容をさして述べて
おられるのか教えて下さい。

|> これはそのとおり。派兵というより軍事顧問の派遣と表現した方が
|> 正確でしょうが。何が「実際」なのでしょうか。当方は当然の前提と
|> してこんな話は認めていますし、世界情勢やそれを中国が身勝手に
|> 解釈したかどうかとは別の議論です。
|これも、大阪さんの知ったかぶりじゃないですか。軍事顧問の派遣と、
|軍隊の派兵とでは、まったく意味がことなるでしょう。朝鮮戦争の場合
|のように、アメリカの地上軍が北ベトナムに進行した場合には、中米の
|軍隊の交戦になったというのが、私の言う意味です。中国研究月報
|2000年6月号の「毛沢東のベトナム戦争(朱建栄)」にこの辺の事情が
|解説されています。

私はベトナムに行った事はありませんが、「しったかぶり」加減は
猛獣さんも似たり寄ったりと言わざるを得ません。上記のレスは
何か反論になっているのでしょうか。「もし**ならば@@」という
構文ですよね。「朝鮮戦争の場合のように、アメリカの地上軍が北
ベトナムに進行した場合には、中米の軍隊の交戦になった」だとする
と**部分が否定されるならば@@はやはりなかった事になります。
つまり当方の指摘どおり派兵と言える状況ではなかったということ
です。歴史に「もし」はありません。朱建栄という人物がどのような
事を書いているかは存じませんが、ねじまげはしないように。また
猛獣さんはベトナムにこの後50万の軍勢で襲いかかったト小平の立場
まで擁護して当然視されています。「自国の利益のためには何でも
するし利用する」というのが大国主義覇権主義の根本です。

[294] Re^2: 共産主義者じゃない猛獣さんへ 投稿者:大阪の人 投稿日:01/03/30(Fri) 19:48
re:289
猛獣さん、こんにちわ

|危機感を持つ人と持たない人の間では、世界観が異なるでしょう。
|大阪さんとの議論は、基本的に無駄じゃないですかね。

あらら。文革当時のデタラメな文革派日本人の言をあてにして
論をたてるのに行き詰まりましたか。BBSで小手先だけのレス
をするのは、ホネが折れるでしょう。ウェブ主催者猛獣さんへは
ここで是非オーディエンスに意味ある新規情報の更新をお願い
するばかりです。それと「大阪さんとの議論は、基本的にムダ」
というのは、略しますと「自分のウェブが無駄」と言う事に
なりはしませんか。何人もの猛獣さんの同調者がいて、その議論
が親しくされている中に当方が割って入って、妙な議論をふっかけ
てきた、とするならばこういう言い方もある種の効果があります
がオーディエンスの方々は、そんな「一枚岩」の文革礼讃者ばかり
ではないので、当方のアホな議論も、猛獣さんの御立派な議論も
それから文革干渉者の手下の奇妙で怪しい特定の日本人の議論も
それはそれで意義があるのではないかな。

|大阪さん、お願いだから、毛沢東氏の代弁だけはやめてくれませんか?
|色々、知らないことを勝手に主張するのは仕方ないとしても。

わはは。でも毛沢東氏らが政権党同士の対立だったとして(猛獣さん
の議論でした)それならよけいに当時の猛獣さんたちや寮生たちは
”文革政府のいいなりの第五列”ということになりはしませんか。
片方(党間の論争)ならば党間関係の原則の蹂躙でありますし
もう片方(政権党の意図)ならば外国政府の干渉の手先という
犯罪的な役割が一段と増加します。

|日本共産党は、精密な議論をしていたとでもいいたいのでしょうか?
|夜郎自大とでもいえばいいのか。

日本共産党の「重要論文集」を昨年当方の指摘に応じて入手なさった
猛獣さん、是非ともお手持ちの第3集の全文をお読みください。また
不破氏の「3つの覇権主義」もお持ちでしたよね。中国部分はおく
として、ソ連部分もちゃんとお読みください。それから、これの
どこが”夜郎事大”なのか、もっと分析して貰いたいですな。
「いえばいいのか」で詠嘆で止めない事。それから「政権党同士の
争い」だというのならば、どうしてここで張り合う必要があるの?
勝手に日本の弱小野党が何を言っても、それに向かって夜郎自大だ
なんていちいちコメントするのは政権党として大人気ない話です。

むしろムキになって日本党が別意見なのを、自国の党の内部でした
ように【奪権】して、乗っ取ろうとしたのが当時の文革指導部の
特異な態度でした。これに猛獣さんたちをも利用した。よその党
に内部干渉するのは「原則にあいいれないやりかた」であったと
中国共産党は認めました。今でも猛獣さんは、あの華僑総会の声明
にあるごとく「確かに宮本下僕グループも表面では、ニセの「修正
主義反対」の看板をかかげている(決して高くはかかげていない)
が、人目をおそれてこっそりフルシチョフの衣鉢を受けついだこと
は、すでに公然の秘密である。」とか思っているのでしょうか。

|これがどこの議論かなどという話は関係ありません。ごく妥当な
|推論です。大阪さんは、自分の頭で物を考える能力が無いので、
|いつでも、出典を明らかにしないと不安なんでしょうか。

不安かどうかは置くとして、せっかくウェブに文革追従者の言を
図書館のホコリの中から呼び出して、楽しいリバイバルをしよう
というのですから是非典拠は示しておきたいですね。典拠を示し
たウェブの掲示がだいぶおぼつかなくなってきた猛獣さん。

|共産主義者は、共産主義の用語で、利害対立を語ります。仏教徒は
|仏教徒の用語で、イスラムはイスラムの用語で、民主主義者は民主
|主義の大義名分で、自己を正当化します。
|その底流にあるものを見ず、議論の上っ面だけを追っても、事物を
|正しく認識することはおぼつかないでしょう。

なるほど。これは、ここだけ取り出してコメントするならば至言
です。でも民主主義はあまり相対化して語らない方がいいと思う。
暴力否定と多数者の意志が反映する政治制度や言論の自由という
のは人類普遍の原理であります。民主主義の土台がなければあなた
とわたしの議論が成り立たない。石つぶてをもって、硝煙の臭い
のする日中友好をかかげ、ようするに中国の衛星国家に日本を替え
てポルポト派のように人民虐殺をしようと意図していた文革を批判
するのは、重要な事です。特に日本に於いては、まさに中国研究所
だとか[社団]日中だとか、これに無反省な”隠花植物”が未だに
跋扈していますからとりわけ重要です。

[292] Re^2: 共産主義者じゃない猛獣さんへ 投稿者:大阪の人 投稿日:01/03/30(Fri) 19:43
re:289
猛獣さん、こんにちわ

|> 81カ国共産党会議は重要な会議でした、コミンフォルムがコミンテルン以後
|> に名目とは別に、次第に”国際指導”を始めようとする重大な時期に開催
|> され、ここで自主性を主張した日本党の発言はその後の国際舞台での日本党
|> の威信を大きくしました。まあ、猛獣さんが共産主義者じゃない、というなら
|> 何も申すことはありませんが、「しったかぶり」だけは止めて頂きたい。
|
|私は知ったかぶりはしていません。自分の考えを述べているほか、事実については、
|きちんと確認したものだけを、確認できる範囲内でのみ、述べています。

ほほう。確認したくなかったから日中友好協会本部の窓ガラスから目を伏せた
わけですね。これでは確かに「確認したものだけを、確認できる範囲でのみ」
述べている事にはなりますが、正直だとか誠実だとかとは縁遠い事ですし
客観的な外部世界の状況と猛獣さんの主観とのあいだに不一致が広がる
のも致し方ありませんな。

|> ベトナム戦争はベトナムで行われました。「ターゲットは中国」とする
(以下略)
|この辺の議論が、大阪さんや日本共産党の人士の議論の、たとえようも
|無くズーズーしいところですね。日本共産党の立場が中国を擁護するも
|のではないことは、よく知っていますよ。また、世界の多くのベトナム
|反戦運動について、大阪さんがどうこう言う立場にあるとも思えません。
|このような言い方を「知ったかぶり」というのです。

なにを「よく知っていますよ」なのでしょうか?
猛獣さんの基本的にまちがえておられるのは、当方を「反中国」だと
いう部分です。中国が中国の国民の努力で発展する事は何も
困った事ではない。中国の国内問題に中国に足を運んで、わざわざと
中国人を困らせるべく議論をふっかけたりはしません。ついでに
言えば猛獣さんが掲載を延ばしのばしにしている98年合意は中国
共産党自身の決定でもありまして、現下の江沢民指導部は関係正常化
されまして、その政治的英断は、大きく評価するものです。猛獣さん
が政治的に目覚めた丁度その頃、1960年代後半から始まって、結局
ト小平氏の死去まで続いた無原則な対外路線に関して、この大きな
負の遺産を指摘しているだけです。文革を擁護するために、当時の
冷たい日本の世論を耕してコツコツと活動していた橋爪氏らに石を
なげつけていた猛獣さんは、自ら振り返って、この30数年の過ぎ
来し方を根本的に改める事はできないのでしょうか。

「世界の多くのベトナム反戦運動について」それを中国擁護のための
運動であるとする証拠はどこにあるのでしょうか。無学な当方にぜひ
教えてください。それからベトナム戦争がベトナム人に対する侵略
戦争であったとするのは、間違っていますか。

[275] 経過のまとめに入ります2 投稿者:大阪の人 投稿日:01/03/14(Wed) 04:54
【当日】
・前回書きましたような不穏な緊張関係の中で、2月28日夜から
 翌月2日までに大規模な衝突が発生しました。事件は1階の
 本部事務所前で終始起っています。ところがこの会館が全部
 中国の領土と同じであり、「そこに居る事自体が反中国」だ
 なりとして寮生らはこれを自衛の闘争、生活圏を守る闘争だ
 と主張します。
・双方とも数百人規模の加勢をかって、(総員によるぶつかり
 あいではなさそうだが)騒動は数日に渡って続きます。これ
 を決着つけたのは、日本党の国会議員や弁護士が警察に強く
 申し入れ、また東京地裁に仮処分命令を出させる等しての事
 です。
・寮生らは、「友好商社」の商社マンらの加勢を得、社会党系
 労組の組合員、「ML派」なるトロツキスト党派、社会党
 代議士黒田帆足両氏、(正統)の事務局員、(左派)党の人士
 らのオールスターズでした。彼らは「反修正主義」だと主張
 してることが注目されます。社会党系労組員や商社マンが
 「真の共産主義者」になって? 修正主義に堕落した日共を
 懲罰攻撃している、というようなニュアンスがにじみ出ていま
 す。「若い眼でみた『文化大革命』」なる本にこれに動員
 させられてすっかり革命家気取りになった社会党系労組員
 の手記が載っていて、この人士らの横顔をかいま見ることが
 できます。
・日本駐在の廖承志事務所の中国共産党員はこの事件を仲裁した
 り、暴力沙汰を止めさせるのではなく、寮生の激励にかけつけ
 ました。中日友好協会からも激励と「オールスターズ」の日本人
 への感謝の電報が来ています。
・日中友好協会と日本共産党からは、後に言われたような激越な調
 子はこの数日なく、「真の友好を破壊する暴挙」「国際的儀礼か
 らしてもあり得べからざること」と問題を限定して報じています。
 どこにも「教条主義者」だとか「極左日和見主義者」だとかそう
 いう主義主張によるレッテル貼りがない事に注目しましょう。
・この衝突で双方に数十人の負傷者がでました。
・この衝突で勇名をはせた任政光氏は、その後、その功績を認められ
 てその当時珍しい華僑の「友好商社」に認められ、中国の御用商人
 として毎年倍々ゲームで大もうけし、成功したのだそうです。この
 話は「日本の華僑」に本人のインタビューを交えて詳しく報じられ
 ています。
・これらはたとえば東京地裁の「仮処分命令」などの形で公文書と
 して残されているはずなのですが、未だ発見できていません。
・元日朝協会理事で「38度線の北」という朝鮮人帰国運動の起爆剤
 となった著書で有名な寺尾五郎氏の「日中不戦の思想」とか
 特異な立場から文革を賛美し続ける文部省管轄社団法人の中国
 研究所の「中国研究月報」なる雑誌の光岡玄氏の「善隣学生会館
 流血事件の意味するもの」などがノンフィクション読み物のごとく
 この事件を扱っていまして猛獣さんはこれを愛読しておられた
 のであります。ところが、残念な事に中国研究所にこれをウェブに
 載せると承諾を問うたらば著作権をタテに同研究所は掲載を断って
 来ました。まあ光岡玄氏というと、後に触れます札付きの人士
 でありまして研究所の「研究月報」に載るような(その掲載料
 を文部省の金からも流れて得るような)資格がないということも
 付記させて頂きます。

[281] Re: 経過のまとめに入ります2 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/03/15(Thu) 13:16
>・日本駐在の廖承志事務所の中国共産党員はこの事件を仲裁した
> り、暴力沙汰を止めさせるのではなく、寮生の激励にかけつけ
> ました。中日友好協会からも激励と「オールスターズ」の日本人
> への感謝の電報が来ています。

この部分へのコメントを忘れていました。孫平化氏は、たしかに善隣学生会館を訪問しました。
しかし、それ以前に、日本共産党のそうそうたる幹部たちが、会館を訪れ、両者のとりなしを
するどころか、民青などのゲバ部隊の督戦をしていたということは、多くの文献に記録されており、
また、数々の写真も残っています。
また、赤旗紙で、正当防衛論が展開され、相手をゲバルトで負傷させた後の法的な正当化の根拠が
2月19日の段階で明示されていたことにも注意する必要があります。

[287] 3: 経過のまとめに入ります2 投稿者:大阪の人 投稿日:01/03/17(Sat) 19:59
re:281
猛獣さん、今回は3本だてで、ご苦労様です。
でも最後の#281番は、息切れしていまして、えらい簡単ですな。

|この部分へのコメントを忘れていました。孫平化氏は、たしか
|に善隣学生会館を訪問しました。しかし、それ以前に、日本共
|産党のそうそうたる幹部たちが、会館を訪れ、両者のとりなし
|をするどころか、民青などのゲバ部隊の督戦をしていたという
|ことは、多くの文献に記録されており、また、数々の写真も
|残っています。

まず「日共vs寮生」だとする猛獣さんのそもそもの筋書きが
こうして「日本党vs中国党」であったことを裏書します。
そうですよね。

次に、「非人間的な日共」というのが、この猛獣さんの書き振り
で「中国党政府も日本党と(すくなくとも同程度に)非人間的」と
いうことになります。ここはお認めになりますね。そして第一義的
に寮生の人命や方針の誤り、過激な衝突事件に陥る前に制止する
責任が、(少なくとも日本党と同程度には)中国党政府に当時あった
ということです。この課題にたいして中国党政府は(少なくとも)
不作為でありまして、本国政府としての責任は問われざるを得ません。
何しろ政権党であります。

|また、赤旗紙で、正当防衛論が展開され、相手をゲバルトで
|負傷させた後の法的な正当化の根拠が2月19日の段階で明示
|されていたことにも注意する必要があります。

たしかに2月19日付けでありました。13日に「馬鹿の骨頂」が
日本に打電されて後の事であります。「東京に手をのばして
お前たちの犬の頭を殴ってやる」という美しい表現手段を駆使した
中国人の言の後であります。毛沢東氏はあまりに美しい表現に頬を緩めて
「あまり誰にでも犬の頭なんていうべきではない」とたしなめざるを
えないほど。これって裏書していませんか? 壁新聞が毛沢東氏らの
指示に添い、意向に添ったものでしかなかったということ。意向に
添わねば「最高指示」がでまして、論調を修正するということ。
これがバレるのは具合悪いと、新島氏が反中国とされるのは
まさしくこんな裏話まで公開しちゃったせいではないかな。
あと、労組事務所への暴力的な攻撃は1月から開始されています。
時系列をちゃんと順を追って見て下さいね。

ところで「若い眼でみた「文化大革命」」の本にある純粋培養の
”革命家”の青年たちの件は猛獣さんはどう思いますか。「反修」活動
だなりと1月以上も善隣学生会館に寝泊まりしたのは、会館の規約
からの違反でありましたし「修正主義」どころか本人党員でも何でも
ないわけであります。また香港に渡りまして、荷担ぎ行商するおばちゃん
の中国人を資本主義の象徴としてバカにしたりするのはあなたの眼で
みて差別だと思いませんか。ちなみにこの本は(正統)が出して
いまして、黒田氏らが巻頭言まで寄せていますが、こうした労働する
おばちゃんを差別・白眼視する件に目を細めて喜んで掲載している
点も御注目ください。中国人としてどうよ。腹たてましょう(正統)に
そんで「8派」と同じくちゃんと訣別することですな。

あれあれ、そしたら【67年春の当時の友】はいなくなっちゃったね。
やはり個々の文革礼賛派の人士は怪しい不純分子ばかりだったわけだ。

[280] Re: 経過のまとめに入ります2 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/03/14(Wed) 19:37
> 【当日】
> ・前回書きましたような不穏な緊張関係の中で、2月28日夜から
>  翌月2日までに大規模な衝突が発生しました。事件は1階の
>  本部事務所前で終始起っています。ところがこの会館が全部
>  中国の領土と同じであり、「そこに居る事自体が反中国」だ
>  なりとして寮生らはこれを自衛の闘争、生活圏を守る闘争だ
>  と主張します。

このような日本共産党側の主張は、すでに何度も論破されている赤旗などの記事の繰り返しです。

> ・双方とも数百人規模の加勢をかって、(総員によるぶつかり
>  あいではなさそうだが)騒動は数日に渡って続きます。これ
>  を決着つけたのは、日本党の国会議員や弁護士が警察に強く
>  申し入れ、また東京地裁に仮処分命令を出させる等しての事
>  です。

事件の経過については、寺尾本や日本と中国の記事で、詳細に記述されています。

以下、延々と大阪さんの主観的な思い込みの話が続きます。まじめに反論する気にもならないので
割愛させてもらいます。

なお、

>・この衝突で勇名をはせた任政光氏は、その後、その功績を認められ
> てその当時珍しい華僑の「友好商社」に認められ、中国の御用商人
> として毎年倍々ゲームで大もうけし、成功したのだそうです。この
> 話は「日本の華僑」に本人のインタビューを交えて詳しく報じられ
> ています。

このような、公人ではない人に対する個人攻撃を行うような書き込みはご遠慮ください.場合によっては
管理者権限で、記事を削除することになります。

[286] 2: 経過のまとめに入ります2 投稿者:大阪の人 投稿日:01/03/17(Sat) 19:57
re:280
猛獣さんの議論の中では

|このような日本共産党側の主張は、すでに何度も論破されて
|いる赤旗などの記事の繰り返しです。

三好一氏、寺尾五郎氏、(今は削除された)光岡玄氏
それから話の枝葉だけですが井上清氏、この一連の
当時の怪しい日本人の議論、それから
華青闘?なるML派と寮生らの連合
(当時台湾派と分裂していた【北京派】)華僑総会
寮生自治会

全部集めても、これだけであります。
(日本人の混ざる)華青闘まで含めても中国人の発言
としては3つぐらいでありまして、しかも華青闘の発言は
67年春の事件のコメントは一つだけ、全然論破されてない
と思うのですが、いかがでしょうか。それ以後寮生らは散り散り
であります。【論破した】のなら意気軒高で活動すればいいのに。
暴力はあっても、友好はなく、親北京の文革一辺倒はあっても
日本人の心に真の友好のタネを蒔くのは苦手だったようです。

それからこのウェブには、まだ「日中友好新聞」の縮刷版からは
一行も引用がない。日中友好協会側のパンフレットも紹介して
さしあげたにもかかわらず、掲載を拒否し続けている。これが
公平な猛獣さんの態度だというのです。いや、ご立派。

|以下、延々と大阪さんの主観的な思い込みの話が続きます。
|まじめに反論する気にもならないので割愛させてもらいます。

橋爪氏らの前でもそんな事をまともに言えますか?
猛獣さんは、当時友好協会の本部の窓ガラスが寮生らの投石で
割られてボコボコで、しまいにガラスの代わりに板を張って
防いでいたのを「見なかった、みるのを避けていた」と告白して
いるのにね(^_-)。事実を見るのを避けていた猛獣さん。

|このような、公人ではない人に対する個人攻撃を行う
|ような書き込みはご遠慮ください.場合によっては
|管理者権限で、記事を削除することになります。

あれ?個人攻撃なんですか。まず祖国政府のために闘った、ということは
この人士にとり名誉なのではないですか。「戦士の名誉を中傷する
ことはできない」ではないですか。それから、それを論功行賞として
国家的名誉を与えられ、御用商人に引き立てられた事、この事で
以後生業で成功しまして大儲けした事はこの人士にとり不名誉な事
でしょうか。朝日新聞社の「日本の華僑」はこの人士を主観的には
好意的に扱っていまして、本人もこの朝日記者に、本人が語らねば
でてくるはずのない話をトクトクと自慢して書いています。言わば
成功者として他の華僑人士と並んで掲載されたわけです。当方もその
ように思いますね。これがなぜ個人攻撃などというのでしょうか。
「倍々ゲームで大儲けして成功した」というのがどこがおかしいの??

それから、この人士の個人名を最初に当方に教えたのは猛獣さんの
ウェブでありました。彼が負傷した事、また一年ほど経過してから
別件かどうか不明ですが、彼が訴訟も起こして争った事。これは
全部猛獣さんが教えて下さった事でありました。この人士が、中国
政府・政権党から取り立てられた御用商人になったという後日譚は
このウェブとしては是非ともフォローしておきたい目配りですね。
(この項個人名なし)
個人名がダメだというのならば、「日本と中国」の記事引用等も同時に
取り下げなさい。どうせあやしい”隠花植物”なんですから。

[300] Re: 2: 経過のまとめに入ります2 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/04/08(Sun) 14:49
> 三好一氏、寺尾五郎氏、(今は削除された)光岡玄氏
> それから話の枝葉だけですが井上清氏、この一連の
> 当時の怪しい日本人の議論、それから

寺尾五郎氏の著作に、事件の経過が双方の主張を盛り込む形で、説明されている
と思います。67年3月段階での赤旗の記事は、基本的にこの書物に包摂される形で
論破されています。たとえば、中国人入るべからずのニセビラ事件、善隣学生
会館で催された中国映画会での、日中友好協会による中国人の締め出し、中国
の雑誌や中国の曲技団などの公演についての、日本共産党側の妨害行為。
さらに、2月28日から3月2日にかけての事実関係と、赤旗の記事の矛盾、赤旗の
記事の内容が、つじつまを合わせるために、少しずつ整理されていく過程など。

唯一、私が疑問に思っているのは、丸太でドンドンと日中友好協会の扉を破壊し
ようとしたという赤旗側の主張です。これは、67年5月の記事に初めて現れる内容
で、寮生側の資料にはそれに対する言及がありません。

> 華青闘?なるML派と寮生らの連合

このような無責任な憶測を平気で公表する大阪さんは、この事件について物を語る
資質を基本的に欠いているといわざるを得ません。

> (当時台湾派と分裂していた【北京派】)華僑総会
> 寮生自治会
>
> 全部集めても、これだけであります。
> (日本人の混ざる)華青闘まで含めても中国人の発言

もういちどいいます。華青闘に日本人が混ざっていたというのは、何を根拠にして
そういっているのでしょうか。その根拠を明白にして下さい。
>
> |このような、公人ではない人に対する個人攻撃を行う
> |ような書き込みはご遠慮ください.場合によっては
> |管理者権限で、記事を削除することになります。
>
> あれ?個人攻撃なんですか。まず祖国政府のために闘った、ということは
> この人士にとり名誉なのではないですか。「戦士の名誉を中傷する
> ことはできない」ではないですか。それから、それを論功行賞として
> 国家的名誉を与えられ、御用商人に引き立てられた事、この事で
> 以後生業で成功しまして大儲けした事はこの人士にとり不名誉な事
> でしょうか。朝日新聞社の「日本の華僑」はこの人士を主観的には
> 好意的に扱っていまして、本人もこの朝日記者に、本人が語らねば
> でてくるはずのない話をトクトクと自慢して書いています。言わば
> 成功者として他の華僑人士と並んで掲載されたわけです。当方もその
> ように思いますね。これがなぜ個人攻撃などというのでしょうか。
> 「倍々ゲームで大儲けして成功した」というのがどこがおかしいの??

このような不見識な屁理屈を恥ずかしいとも思わずに延々と書いている大阪さんの
常識を疑います。このような書き込みが個人攻撃にあたらないと本当に信じている
としたら、大阪さんはまともな社会人とも思えないですね。

[276] 経過のまとめに入ります3 投稿者:大阪の人 投稿日:01/03/14(Wed) 04:55
【本国が揺れて前提が怪しくなってきた】
・「生活権を脅かされた」ので、それに「抵抗しただけ」であったはず
 の寮生らではありましたが、その後、中核派ら「8派」の「新左翼」
 に日本の真の革命運動があるとして期待をかけ、共闘して活動したらしい
 事が猛獣文士さんの熱心な文書掘り起こしでわかります。しかし彼ら
 「8派」も抑圧民族である日本人だなりとして、70年代になると「訣別」
 しています。それまでの活動を「暴力主義だからダメ」としているわけ
 ではなく、「抑圧民族である事に無自覚」という理由を主張している
 事も注目にあたります。暴力主義的闘争は非難されない、一般にはよい
 と寮生たちが考えていたらしい事がこれで見て取れます。
・どうやら日中友好協会を分裂させた(正統)は、その後、暴力主義的
 活動に突っ走るようになります。成田空港建設反対運動が暴力主義に影響
 されていた時にそこに旗をもって駆けつけ、警官と殴り合い、追っかけ
 っこをしたそうです。
・「日中友好を妨害する現代修正主義の新旧追随者」である日本共産党や
 自覚的民主勢力を排除した(正統)は、もっと平和で力強く日中友好の
 国交回復運動等に取り組めばいいものを、どうも内部では日本共産党と
 は無関係な人士同士の血みどろの内部分裂を続けていたようです。それ
 が頂点に達するのは、69年「3月15日」事件「4月7日」事件と呼ばれ
 る事件でした。「金を寄越せ!」と同じ(正統)の同士が争い暴行脅迫
 監禁事件を引き起こします。このあたりの事は「宮崎世民回想録」に
 詳しい。
・また、前後関係は少し遡りますが、そもそも66年11月の(正統)旗揚げ
 の時には、既に「分裂」のシナリオがあったらしく、後に(正統)と
 なる人士が日中友好協会本部の、新本部事務所建設資金として全国から
 カンパニアしていた資金1.084万円を預金通帳ごと盗み出していた、という
 生々しい話があります。これは「体験的日中友好裏面史」に詳しい。
・あと、そもそも「現代修正主義である日本共産党宮本派」の最大の害悪
 ということは、アメリカ帝国主義に対して迎合的であるとか、日本の反動
 に対して闘わないとか、アメリカ帝国主義の美化と無原則的な協調路線
 をひた走り、それを賛美応援する運動に闘いを変質させる内政干渉さえ
 働くソ連現代修正主義への追従、ということがその罪状の最大のもので
 ありました。この「現代修正主義の下僕」は「下僕」であるが故に米国
 に迎合するのだというわけでした。
・ところが、こともあろうに71年には早中国はピンポン外交を始めます。
 そして「アジアへの平和的プレゼンス」があると米帝の総大将のニクソン
 を褒め称え、北京に迎え入れました。時あたかも北爆のさ中。前後して
 ニクソンはソ連モスクワも訪れます。このさい中国ソ連の各要人とニク
 ソン氏らが握手する写真を米軍は即座にベトナムに撒き、「諸君はこうし
 て孤立している」と徹底的に活用しました。
・日本も、その頭越しになされたニクソン訪中に負けじとばかりに田中角栄
 自民党政権は訪中して「反覇権条項」なるわけのわからない条項を盛った
 国交樹立の機運は一気に盛り上がります。これは「日中国交回復3千万
 署名運動」が功を奏したとか、(正統)や(左派)が日本国民の心にタネ
 をまきつづけ、それが実を結んだ(笑)わけではなく、単に修正主義に
 陥った中国を見て取った日本の保守反動側が貿易の利益等のために急いだ
 国交回復の画策でありました。(左派)らはこれで大混乱に陥ります。
・一体、「現代修正主義」はどこに行ったのでしょうか。
・そもそも(正統)の成り立ちは「32氏声明」や「52氏声明」に基づき
 文化大革命をおしすすめる中国を「知らせ」「知る」という事を基本と
 していたわけで、根本に於ては「文革派」であったわけですが、これが
 なんと76年に否定されますと、オロオロし始めます。81年に「歴史決議」
 が中国党政府から出されますと、いち早くこれのチョウチンを持ち、「4
 人組は即刻死刑」などと言い始めます。このあたりの美しい日本人の姿
 は「悪魔祓いの昭和史」などに詳しい。また「中国文革礼賛者たちの節操」
 も詳しい。
・中国自身は、文革が行き詰まって、このままでは国が滅ぶ、と真剣に
 国内問題に関しては80年代に決着をつけました。中国政府・党の公式
 な歴史は「文化大革命簡史」が詳しい。しかし、この文革時の「革命
 の輸出外交」「愛国華僑を鼓舞する外交」の対外的な問題点に関して
 はその後のト小平氏らは真面目に検討することもなく、口をぬぐって
 ほうかむりしていました。しかし「中国 歴史・外交・国際関係」や
 「中国共産党対外路線の検証」、「原典中国現代史」などの所論から
 みますと、東南アジアや世界中で中国はこの当時孤立しまして外交的
 には大打撃を(自分で撒いたのですが)こうむります。
・ト小平氏らの「国益優先外交」は、悪名高いチリのピノチェト政権との
 外交関係樹立にまで至ります。中国は血に飢えた殺人者が好きなのか?
 無論ポルポト派は中国の属国でありまして、文革が本国では破綻した
 にもかかわらず北京に忠実であったポルポト派を厚遇し、また文革の
 ために穀物不足に陥った中国を尻から支えるために飢餓輸出させました。
 このポルポト政権に国境を脅かされていたベトナムが反撃侵攻しますと
 それに「懲罰」だなりと中国は中越国境を突破し50万の軍で戦争まで
 しかけます。

[277] 経過のまとめに入ります4 投稿者:大阪の人 投稿日:01/03/14(Wed) 04:56
【いかにして彼らは散り散りになったか】
・こうして、中国が無原則な外交から脱せずにいる間に、日本に育成された
 文革派の日本人らは風を読み、そそくさと自民党保守政権に迎合してゆき
 ました。中国党政府のいいなりで、日本共産党に反対する者であれば何で
 もござれで反共包囲網の接着剤を買って出ます。1980年5月5日号の「日本
 と中国」紙では関西空港の推進の張本人であり、東大で極右の活動をして
 いて海軍主計将校に入り、戦前からの内務省官僚であった「バックボーン
 は皇国史観」と言って憚らないきわめつけの反動人士、岸昌氏をトップに
 インタビュー記事にし「無論革新」だなりと美化しました。
・1976年頃に、それまで「真の日本の前衛党」とされていた福田氏らの(左派)
 は中国と仲たがいし、アルバニア盲従派となりました。
・これに代わって「日本労働者党」「日本労働党」が頭角をあらわしてきま
 した。「カンボジアからのタイ難民に対する支援」という口実で、タイ側
 に保護された難民に紛れ込んだポルポト派への国際支援をカンパニアして
 回っています。
・80年代、90年代と、猛獣文士さんは「日共憎し」と思い続け、立花隆氏の
 「日本共産党の研究」だとかをタネ本に雑多な反共雑文を必死で覚え込み
 ます。これが社会科学の研究だと信じながら。
・同じころ、日本共産党は「社会主義と民族自決権」(新日本文庫)佐々木
 一司・聴濤弘著など、民族自決権にや覇権主義に関してそれまで以上に
 研究を深めます。
・1997年8月の朝日新聞のシンポジウム記事で、中国共産党の文革当時の
 対日工作責任者たちをあつめコメントをとった中で、「われに誤り」と
 さらっと認める発言をしました。当事者、対日干渉チームの中に居た者
 だけがなしえる発言です。これを潮に日本共産党側の中国党へのモーション
 が再開(1985年頃に一度中国側からモーションがあったが頓挫)し、その
 まま1998年には両党合意を締結し、不破党首が訪中し江沢民党首(兼国家
 主席)と会談し握手し、この合意を裏書きしました。この経過は「中国共
 産党との新しい関係」に詳しい。中国共産党は明確に「党間関係の原則
 にあいいれない態度をとった」と認め、「真剣な総括と是正の措置をとった」
 とこの合意に書き込みました。これは中国党の党間コミュニケ類では従来
 かつてなかった画期的な文言でありました。不破氏らはこれを高く評価し
 ました。無原則な対外路線の本格的な見直しへの着手です。
・不破訪中団は、即座にこれをうけて、日中関係の5原則を提唱しました。
 侵略戦争を日本は反省する、「一つの中国」を守る、というのが中心です。
 これこそが日中関係の現在のもっともホットなイシューであるからです。
・また、これを受けて、不破氏は日本の文化人の中で70年代から一貫して
 親中国でありつづけた水上勉氏と「心友」であることを宣言する本を
 共著して出しました「一滴の力水」。
・また、この合意をうけて、日中友好協会は30数年ぶりに1999年に訪中し
 中国国際交流協会と関係正常化し、中日友好協会ともこの国際協会のキモ
 煎りで関係正常化し、帰国後華僑総会事務所を表敬訪問して関係正常化
 をしたとのことです。このあたりの経過は「日中友好運動の半世紀」に
 詳しい。
・猛獣文士さんは、こうした一連の経過をまったく知らないまま、御自分
 ではずっと「修正主義者日共」とか「ニセ日中」だとか「反中国」だとか
 思い込んで、その思い込みのタケの執念でこのHPを作成しました。
 HPの旗揚げが2000年夏頃の事であります。既に関係正常化さえ済ませ
 て日中両共産党の親しい交流も続いているというのに。
・また、特記されていい事には、猛獣文士さんは、自分たち寮生や華僑学生
 がなぜ「ニセ日中」だとか「現代修正主義者」だとか叫んでいたか、という
 根拠になった「4つの敵」という毛沢東氏の言明を、その出所さえ御存知
 なかった、ということです。1970年ごろ新島氏という猛獣さんには既知の
 人士が刊行した「毛沢東最高指示」なる本には既にこの発言が記載されて
 おりました。新島氏の本だけを根拠とするわけではありません。東大本と
 呼ばれる「毛沢東思想万歳」の翻訳でも明確に記載が注記にあります。
 時あたかも67年2月に北京で結ばれました日中文化交流協会と中国人民対外
 文化交流協会との間で手交した「日中両国人民間の文化交流にかんする覚書」
 だとか、同月の中国国際貿易促進協会と日本国際貿易促進協会との間の
 「日中両国人民の友好貿易促進にかんする議定書」なるものなどを見れば
 2月末〜3月二日の事件から以降日本共産党や日中友好協会を「敵」としたと
 する猛獣文士さんの「推理」は覆されます。

・猛獣文士さんは、この「98年合意」を「人民日報」等中文や華僑向けの報道
 として既にあったということを検証するのを、ここ数ヶ月「高い」だとか
 「ない」だとか「図書館には頼んだが2月末になる」とかいろいろと言って
 いました。しかし「その合意は人民日報に記事の見出しとしてあった」とも
 確認されたようで、当初のHPの趣旨から言えば、これは誠実にウェブに
 掲載されるであろうと当方は期待するものであります。未だに出てこない
 のは単に、日本の国立国会図書館側が猛獣さんのリクエストに対してサービス
 悪くてコピーを寄越さないせいですよね(^_-)。

[288] 国会図書館のサービスはいいですよ. 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/03/19(Mon) 10:07
> ・猛獣文士さんは、この「98年合意」を「人民日報」等中文や華僑向けの報道
>  として既にあったということを検証するのを、ここ数ヶ月「高い」だとか
>  「ない」だとか「図書館には頼んだが2月末になる」とかいろいろと言って
>  いました。しかし「その合意は人民日報に記事の見出しとしてあった」とも
>  確認されたようで、当初のHPの趣旨から言えば、これは誠実にウェブに
>  掲載されるであろうと当方は期待するものであります。未だに出てこない
>  のは単に、日本の国立国会図書館側が猛獣さんのリクエストに対してサービス
>  悪くてコピーを寄越さないせいですよね(^_-)。

国会図書館のサービスにまで、八つ当たりをされると、大変申し訳なく思います。
2月末に、コピーは届きましたよ.

ところで、これをHPに掲載するか否かについて、大阪さんに約束した覚えはあり
ません。フォントの問題もあり、入力のための費用の問題もあります。そのような問題を
大阪さんが解決してくれるのならば、早く掲載してもいいですが。

[291] 浅井もとふみ氏のウェブがあった 投稿者:大阪の人 投稿日:01/03/30(Fri) 19:42
re:288
猛獣さん、こんにちわ

浅井もとふみさん(「中国をどう見るか」の著者)のウェブを見つけ
ました。本の感想文を一所懸命に出版社に送ったのは誤りで、この
ウェブに開設されているBBSに入れれば、なんと直接浅井さんからの
応答もあるようで、これは価値があると思いました。BBSの書き込み
はここ猛獣さん開設のBBSより少ないけれど、来訪者のカウンターは
さすがに向こうが大きかった。
http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/index.html

|>確認されたようで、当初のHPの趣旨から言えば、これは誠実にウェブに
|>掲載されるであろうと当方は期待するものであります。未だに出てこない
|>のは単に、日本の国立国会図書館側が猛獣さんのリクエストに対してサービス
|>悪くてコピーを寄越さないせいですよね(^_-)。
|2月末に、コピーは届きましたよ.
|ところで、これをHPに掲載するか否かについて、大阪さんに約束した
|覚えはありません。

「約束」と迫っているわけではありません。どういう対応を
なさるかを注目しているわけです。ご意志はお持ちのようです。
なによりです。お手間さまです。

|フォントの問題もあり、入力のための費用の問題もあります。そのような
|問題を大阪さんが解決してくれるのならば、早く掲載してもいいですが。

確かに中国語であれば、日本語ページにそのまま載せるには物理
的な壁があります。フォントが通らないで文字が化けてしまう。
小さい1bitモノクロの【画像】で掲載すればそれでいいのでは?
キャプションとして98年の合意である旨を日本語で掲示しておく。
当方としてはそれで十分です。特に1面に報じられた大きな記事で
ある事、それらしいヘッドラインが判読できればそれで十分です。
それと「費用」って何ですか?

なんなら中国語フォントのページを別建てで作ってそこへ飛ぶボタン
を埋めておき「ここからはこれこれのフォントをつかって」と注記
しておけばより第三者の閲覧者にとっては親切で便利かも。でも
そもそもこのウェブは終始日本語でありまして、日本人に向けて
書いているわけでしょうから、ここだけ中国語にしても大して効果
がないように思います。「ある」か「ない」かが一時期争点でした。
不破氏がウソをついているか、結局不破氏の指摘の通りかと言うこと
です。

でも「日本と中国」の題字や写真はでかでかと画像取り込みで掲示する
のに、こういう事になると妙に慎重でどうしちゃったのかと、不思議です。

[282] 経過のまとめに入ります5 投稿者:大阪の人 投稿日:01/03/17(Sat) 16:01
【その他の参考資料】
・「『文化大革命』および干渉問題と日中友好運動Q&A」がこの事件の
 経過を最も詳しくかつ簡潔に述べています。猛獣文士さんはこのパンフ
 をはじめ、日中友好協会自身の手になる出版物は、あれこれ理由をつけ
 て掲載を拒否しつづけています。日中友好協会は「日中友好新聞」という
 機関紙も発行していましてその縮刷版もでています。これらの文献を隠蔽
 しながら「日共vs寮生」という架空の対決図式を現実の問題とすり替え
 都合いい資料ばかりで埋め尽くして「日共は反中国」「日共は修正主義」
 「日共は非民主的」との非難の場にこのHPをしようと企んでいた猛獣文
 士さんでありました。HP趣旨の客観的な学問的態度の棚上げ化、実質
 修正であります。
・元外務省駐中国政務参事官、中国部長の浅井基文氏が中国と日本の間
 で現在問題になっているイシューを取り上げた「中国をどうみるか」も
 参考になりました。中国研究所や猛獣文士さんの議論は粗雑でありまして
 現在の中国政府、中国国民のナマの声、政治課題、日中関係の実像が
 歪んでしまう傾向があるので、このような本を携えて議論せねば話が
 隘路に落ち込む可能性があります。私はこの本を読みながら、本当に
 98年に訪中した不破氏が関係正常化と同時に提唱した日中5原則の課題
 が意味あるものだと痛感しました。韓国でも中国でも教科書問題が今
 燃え上がっていまして、まさに不破氏の警鐘を裏付けています。
・天津市生まれの生粋の中国人姜克實(ジャンクーシー)氏の著書「現代
 中国を見る眼」も参考になりました。猛獣さんは自分は中国人なりと
 日本人には解らない、日本人は反中国の無自覚な差別者だなりとする
 議論を追い詰められるとよく煙幕がわりにぶつ傾向がありました。この
 本国で文革を経験した姜氏に言わせれば、猛獣さんも「ビール社会主
 義者」の一員ではないかな。
・たとえば在日朝鮮人李英和氏の「朝鮮総連と収容所共和国」などの本も
 いい参考になりました。当方は李氏とはあまり接点のない立場でありま
 すが、愛国者であり在日外国人である李氏がどのように日本で暮らし
 本国に対して熱い思いを抱いているか、ということは、猛獣文士さんの
 干渉的対日感と対照的であります。”毛沢東思想”にかぶれてハイジャック
 をはたらき、北朝鮮にゆき何十年もの間他所の国で居候をしながら革命
 家などと自称する日本人を李氏らがどのように軽蔑しているかという事
 は、同じく毛沢東思想に未だにカブれている猛獣文士さんにもキモに銘じ
 ておいてもいい気がしますがいかが。
・萩原燎氏の「北朝鮮に消えた友と私の物語」や「朝鮮戦争」も参考にな
 りました。50年問題というのはスターリンのソ連を「親」とし、毛沢東
 の中国共産党を「長女」として日本も朝鮮もその弟妹として武装闘争に
 かりだす大国主義の干渉の結果でありました。朝鮮戦争も中ソの合意と
 認可の下で引き起こされた悲劇でありました。猛獣さんたちは「6全協
 以後に日共は堕落」などと暢気な演説をぶっていますが、日本人や朝鮮人
 はたまったものではない。無自覚な大国主義者猛獣文士さんであります。
・不破氏の著書になる「マルクス、エンゲルス百年」という本を偶然入手
 しまして、普段は不勉強な(^^;)当方が、素描的にではありますが、猛獣
 さんのマルクス知らずのマルクス攻撃に答える事ができました。自分の
 つごうのいいマルクス像、エンゲルス像を描くばかりでなく、彼ら本人
 の住む世界の中で彼らがどのように現実の国民の苦労を軽減するために
 合法則的な運動をしていたかを事に通じて理解せねば「革命家マルクス」
 だとか暴力主義や政治的陰謀も何でもかんでもオッケーにしてしまう
 文革当時に横溢した半可通な極左主義に陥ります。猛獣さんの場合は未だ
 に60年代後半のままの意識のようですが・・。
・『前衛』の日本共産党大会特集号も参考になりました。既に22回党大会
 には中国共産党から3人(これはベトナム党や朝鮮総連、民団と同数で
 最大人数の参加)もの来賓が出席し大会への祝辞を寄せています。今回
 民団と総連が並んで参加するという歴史的な大会でありました。中国党
 は党指導部から中連部という外交エスタブリッシュメントのルートでは
 ちゃんと党間関係の正常化が話が通っている。猛獣さんは聞いたことも
 なかったそうです。さすがに中国は人が多い。口をすっぱくして何度も
 98年合意を辛抱強く宣伝せねば、中には日本社会で対日干渉に上手く
 世渡りの棹をさして生きている”隠花植物”人士も居るようですので
 なかなか新しい日中両党の関係が知られぬままになっているのだな、と
 いう思いを強くしました。

[298] 予告編 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/04/03(Tue) 15:16
HPの更新がおろそかになっているという、一部のファンのご期待に
添えませんが、現在におけるHPの更新予定をお知らせします。

次回の掲載文書は、元日中友好協会(正統)会長の宮崎世民氏の回想録からの
抜粋をお贈りする予定です。

ご期待ください.

[268] 「趣旨」がひっこみ毒素がはびこる 投稿者:大阪の人 投稿日:01/03/07(Wed) 01:07
re:267
猛獣さん、代わり映えしないBBS書き込みばかりですなあ。
いい加減HP内容の更新も精を出して貰いたいもんです。

あ、華青なんたらの絶縁宣言は更新したのか。あと朝日の記事
がちょっと追加されました。しかし問題の核心、つまり文革の影響
により非党員である中国人が動員されて、暴力主義的妄動に参加した
ということとは、あさっての方向の意味のない記事でして、これを
否定するにも裏付けるにも、これらには何の傍証にもならない恨みが
あります。やはり「98年合意」のような、核心的な事実が重要です。

|中国研究所が、中国研究を具体的に妨害する組織の構成員として、
|平野某氏、笠原千鶴氏などを除名したことは、横暴といえるか
|どうかという問題。
|横暴とは思わない。それだけのことです。他人の感覚を勝手に変え
|ようとしないで下さい。

まずはレスの付け方ももう少し親切にすべきですなあ。
話の流れを寸断して、別の方向へ誘導して、話を袋小路に持ち込む
というのが猛獣分子さんの戦法であります。それだけ核心に触れる
話になれば、ボロがでてくるという【弱さ】の消極的な承認ですな。

|日共が誰を除名しようと、私は非難も賞賛もしない。
|ただし、除名の理由は知っていた。
|それを知らないと勝手に決め付けたのは、早とちり。

これも【枝葉の議論】であります。そして枝葉で言い逃れするのに
「知っていた」とか「知らないと思い込んだ(大阪の人)」だとか
話をすり替えて喜んでいる。まったく、猛獣さんのお仲間、薫陶を
うけた先輩方というのは、ウソつき、ペテン師の類いばかりで
その影響がここにでているのでしょうか。中国人ってもっと言葉に
責任もつ人たちとばかり思っていたが、なんだかがっかりです。

|男女の問題を、単純な理論で割り切ることはできない。
|マルクスも不倫をした。彼も腐敗分子か?この問いにどう答えますか?

意味不明。ここは元ツリーとしては、最近の日共の除名者をどうこう
と民主主義的運営に疑義を唱えて文句つけていた文脈でした。
それも、反社会的な腐敗分子であるという除名理由も知った上での
わざわざそれをも当初伏せての単なる組織排除の件のような体裁で
の大げさな「反民主」とのいいがかりでありました。【言いがかり】ね。
それに対して当方が辛抱強く民主主義的組織運営と市民的道義との
関係を説明していたら、「日共は名前を変えて出直せ」だとか
「毛沢東氏は自由恋愛」だとか、珍妙な返答が続き、最後に来たのが
マルクスの不倫だと。ばっかばかしい!

マルクスは日本共産党員ではありません(^^;)。19世紀に生きて死んだ
歴史的人物であります。有力な証言として猛獣さんの仕入れた情報の
「メイドさんに私生児を生ませた」という説があるのも知っています。
また、それに対する反論も読んだことがあります。今の私には「どちら
でも」という事だけですな。「男女の問題を、単純に理論で割り切る事」
だから「どちらでも」ではありません。これが日本の政治にかかわる
重大問題として、文革時の干渉に関わった当事者である毛沢東氏という
どうしようもない腐敗分子の来歴にもかかわる同時代の具体的問題とは
自ずから問題の質が違う、からです。また日共の除名者というのも、つい
昨年(2000年)の出来事でありまして、それを口実として「反民主主義」
だなどといいがかりを付ける口汚い輩に対して、黙っていてはいけない
と思ったからであります。
しかも、元のツリーは中国研究所なる文部省から補助金も貰う
社団法人の研究機関が怪しい活動をし、非民主的な運営をしていたという
話であります。言いがかりもほどほどにしなはれ。「除名者は腐敗分子」
という話は否認しますか。それとも確かに市川氏のような行為は
腐敗分子だという事を承認しますか?猛獣さんはどちらの側なの?
どちら側とも、取れるんですけれども。

たとえば、これまで猛獣さんがおっしゃった論をかいつまみますと
・宮本氏が病気療養のはずが妻百合子でない女性同伴で大名旅行? →悪い
  →再婚した人とわかったら、別の言い訳にオロオロと終始。
・毛沢東氏が3人目の妻がいるのに不倫から離婚江青氏と再婚 →自由恋愛
・市川氏が妻子あるのに不倫、それを理由に日共が除名   →日共が横暴
・マルクスがメイドさんと不倫?             →男女の仲?
これらは辻褄があうのか?

別に「宮本氏が不倫しても許せ」と言っているんじゃないですよ(苦笑)。
煙幕をはるように、逃げ口上に、このような口汚い「しもねた」に逃げるな、と
言いたいだけです。当方が266番で書きました通り、猛獣さんの議論には自ら
を省みるという大人の議論らしさのカケラも見られません。いつまでもガキの
頃のような(少年の時に紅衛兵として徴発されたまま)思考回路で居てはダメ。
相互に対称性ある議論をしましょうよ。

それから、凄く疑問な点が、枝葉のデテイルですが、一つ浮かびました。
「マルクスの不倫はどうなんだ!」というフレーズが2度もでてきます。
これって「だから毛沢東氏の不倫も許せ」という事なんでしょうか。
そればかりでなく、何か猛獣さんの御自身に関わる、何らかの個人的な問題
も含めての御発言でしょうか。いえいえ、詮索は止めて置きます。ただね
最初から市川氏の不倫や付きまといの件を御存知で居られたのに、それを
逆しまに「日共の組織運営が横暴」だなりと言い立てるのもねえ。

それと、67年当時、猛獣文士さんは「真の共産主義者」として、日共やら
日中友好協会の事務局員やらを「修正主義者」だなりとして攻撃する「反修」
活動に邁進していたのですよね。この真の共産主義者、当時の言葉で言えば
「真のマルクス主義者」の猛獣文士さんが、「マルクスも不倫した!」なんて
いうのは、どういうこと? 中国国内で、中国共産党員の、たとえば人民解放軍
の憲兵さんや警官の前で、ちゃんとマンダリンでそれを言って下さい。天安門
広場で紙に書いて大声で叫んでください。日本ではそういう放言も言論の自由が
あるわけですが、もっと猛獣さんの祖国の事を猛獣さんは心配するべきなのでは
ないかな。そして何千万人も党員がいるそうですから、中国共産党員さんに教育
しちゃって下さい(あるいは猛獣さんが何か逆に”教育されてしまう”かもしれ
ないし、そこらあたりはよくわからないからお奨めも、強制もしませんがね)。
私は日本人でございますから、中国に行くことがあっても、そんな滞在地の
国内政治に関して、何か問題を起こしたり、向こうの党員さんを困らせたりする
つもりは毛頭ございません。これが相互主義ね。対等の立場からのプロレタリア
国際主義ね。世界の共産党の「おとうさん」がスターリンのソ連で、そのアジア
の「長女」が毛沢東氏や劉少奇氏の中国で、その「弟妹」として従うばかりの
自主性のない態度とは違うのですけれども。

|市川氏の不倫の話を脱線させて、毛主席や伊藤律氏の話に持っていったのは、
|大阪さん。毛主席が腐敗分子ならば、マルクスも腐敗分子になる。

毛氏の件は、”説”ではありません。中国共産党の党史にも記載あります。
そしてそれを許したのは個人崇拝であり、党原則のゆがみでありました。
市川氏はちゃんと除名されております。これは党として責任果たした証拠です。
伊藤氏の件もちゃんと日共「70年」党史に記載があります。決着ついて
います。腐敗分子は除名するのは当然です。マルクスの件は”説”の話であり
日本共産党員の件でも中国の文革干渉者の件でもありません。あえて言うなら
マルクスも市民道徳を守るべきで、市民としての常識から免れてすむ特権は
なにもない、ということぐらいですな。百年以上前のドイツ人を持ちださねば
毛沢東氏の不倫や伊藤氏の腐敗行為を弁護できない猛獣さんへ。

[269] 「趣旨」がひっこみ毒素がはびこる2 投稿者:大阪の人 投稿日:01/03/07(Wed) 01:08
re:267
|妻子やお付きの人たちを10人もつれて、貧乏な中国のおごりで豪遊した。
|これは、病気療養という名目。病気療養で豪遊するな。妻子といっている
|のだから、妻でしょ。ただ、宮本百合子さんではない。
|宮本顕治氏は、宮本百合子さんの夫ということが、かなりのキャラクター
|を占めているのだから、これはどうしても気になる点だよね。

話は天津歌舞団なる中国政府さしまわしの「日中友好目的」の団体の異常
なふるまいに関してでした。歌舞団というのは一種の公務員でありまして
お金の心配がない。一方日中友好協会の事務局というのはボランティアな
運動でして、専従職員の給与も資本主義体制のもとで、必死でなけなしの
薄給で維持している立場の人なのに。これを

> 大阪>天津歌舞団が日中友好協会と総評とを差別的に相手にし損をさせた。66年
> 猛獣>宮本氏が女性同伴で大名旅行と言われている。妻ではないだろう。64年

ホラ。話の筋をねじまげたのは猛獣さん。ちゃんと天津歌舞団の件を決着つ
けて下さい。・・・まだダンマリを決め込んでいます。

自らの窮地をそうした「シモネタ」に隠れる猛獣さんには「卑怯者」と
一言言えば済むのでしょうが、オーディエンスもありますことですから
猛獣さんのまいたドロのドブさらい、反共毒素だけはフォローして置きます。

貧乏な国の中国と言っても、その当時は受け入れするのに、10人や20人
の国賓を受け入れるのに何の困ることもなかったはずですが。それから
まだ「大名旅行」だなりというのは”説”であります。それも伊藤氏が
軟禁されていたはずが、どうしたことやら牢屋を抜け出し、どうした事やら
TVか新聞を見て、それも「豪華に大名旅行する宮本氏」という報を見て
「ああ大名旅行なのだな」とコメントしただけであります。伊藤氏自身が
もっと中国が貧乏だった時に「北京機関」なるソ連スターリンと毛沢東との
合作になる日本共産党と日本の運動への横やりの機関に属していた時に
何年にも渡って「国賓待遇」を受けてきたはずでありまして、それに関して
日本人民にも、中国人民にも何の自己批判もせずに、人に悪罵を投げつける
等というのは伊藤氏の品性の立派さや、理論的高潔さを証明するもので
ありまして、これを元ねたにわざわざHPに書き込む猛獣文士さんのそれと
似たり寄ったりと言わざるを得ません。「この、腐敗分子が!」とね。

|大阪>招待したのは中国側だろう。また施設は中南海の人士向けだ。64年
|海南島または広東省の保養地。中南海は北京の一角だよ。

海南島というのがどこなのかは存じませんが(笑)中南海というのは
中国共産党の偉いさんの住居の集まる北京の特別地区であると聞いて
いますよ。「豪遊」するのでしたら、そういう人士の豪遊する施設で
あろうということ。「質素に病気療養する」にしても、おそらく庶民
の手の届かない特権層の保養施設であったろうとは思うけれど。何しろ
宮本氏は「国賓」なのです。そして「国賓」として病気療養に招いて
おいて、あとから「領収書」だとか(爆笑)「大名旅行」だとか口汚く
言う。恥を知らないのかな。文革の当時の世相を反映するだけですな。
もっとも猛獣さんは、未だにそれを引きずっているんだが。

|社民党のほうが女性の強い党に見えますが。党首も女性だし。共産党で、
|女性党首など考えられないですね。

社民党の事はよく存じませんが、党員の女性の数と女性の比率では
日本共産党の方が多いと思います。そして、社民党はまがりなりにも
日本の日本人の政党であります。無責任な猛獣さんが御自分の立場
を「弱者に酷薄で女性蔑視の猛獣さん」と言われた時に返す言葉として
は、社民党を持ちだすのは筋が違いますね。

|毛沢東主席も、女性は天の半分を支ているといっています。社会主義国中国では、
|女性が働ける環境が、日本よりも進んでいるでしょう。少なくとも、思想的には。

これまた社会主義中国の件を持ちだして、猛獣文士さんの「女性蔑視」なの
を否定したりするには話がずれています。中国本土から遠く離れて、御自分
は何の責任もなく、いきあたりばったりで放言している酷薄な猛獣さん。
それから、毛沢東氏は、口先ばかり優しい言葉を吐く傾向があります。
彭真氏や、陶鋳氏らが、そのワナにはめられて、ひどい目に遭っています。
自分の下半身は封建主義・男尊女卑のままで、口だけ男女同権を唱えていて
はダメです。これを2心者とか腐敗分子と呼ぶのです。猛獣さん御自身は
どうなのですか。御自分の娘や息子に胸を張って主張できますか。

[270] 「趣旨」がひっこみ毒素がはびこる3 投稿者:大阪の人 投稿日:01/03/07(Wed) 01:10
re:267
ほとんど、いいがかりですが、毒素のドブさらいの続きです

|> 猛獣文士さんは気軽だよねえ。とにかく本国は海の彼方だから何を放言して
|> も【責任が伴わない】ですむ。悪いのは日本人と決めつければすむ。
|> 何か追及されたら「反中国」だと差別者呼ばわりをする。片方で三里塚では
|> 国際空港反対だ!と勇ましく”農民蜂起”に出向いて暴力闘争をする。
|
|共産党は、三里塚の農民に追い出されたから、恨み骨髄ですか?でも、
|三里塚空港の場所の決定と、土地の有無を言わせぬ収用は、とうてい
|民主的なものではなく、農民が反対するのは当然のことでした。
|今では、政府のほうでも、当時の手続きの落ち度を認めているでしょ。
|今ごろ認めても、遅いけどね。

まず、基本を押さえて置きましょう。
・「三里塚空港」ではありません。
・日本共産党は一般的に空港建設反対なんて唱えません。
・日本共産党は、建設強行の政府の横暴さに反対していました。
・一部の三里塚の農民は過激派や中国共産党の横やりに乗ぜられて
 暴力主義に走りました。これがあろうとなかろうと、建設強行には反対し
 暴力主義的妄動にも反対して、正々堂々と活動していました。
・関西空港に対しても、同様です。
・関西空港の場合は、(レスが欠落していますよ)推進者が自社公民の
 オール与党の「皇国史観がバックボーン」の知事でした。これを「無論革新」
 と美化しチョウチンを持ったのが、「真の共産主義者」のはずの(正統)
 の人士でした。
・当時周恩来氏らは、こともあろうに、非常に詳細に三里塚に口を差し挟み
 日本政治に内政干渉しています。「暴力革命何が悪い」とばかりに。
http://members.tripod.co.uk/jcia/bunsho-jpn/bjp004.htm

従い「共産党は、三里塚の農民に追い出されたから、恨み骨髄ですか?」
というのはマトはずれです(きっぱり)。

「三里塚空港の場所の決定と、土地の有無を言わせぬ収用は、とうてい
民主的なものではなく、農民が反対するのは当然のことでした。」その
とおり。農民は日本人です。抵抗権もあります。しかし中国人が口出し
すべきものではないし、「革命ごっこ」にするのはあやまりでありました。
これに付随して、無差別殺人を中核や革マル等ニセ左翼諸派が引き起こし
ています。猛獣さんは人殺しの人士を奇妙に擁護しています。片方で
御自分の知りあいが武闘にかり出され、暴行を振るった相手に反撃され
それで負傷しただけでも「中国人に暴行、反中国!」と言い立てるのに
こんな暴力主義には、妙にものわかりがいいのですな。薄っぺらな人道
主義だこと。

「今では、政府のほうでも、当時の手続きの落ち度を認めているでしょ。
今ごろ認めても、遅いけどね。」中国人には無関係(きっぱり)。何を
偉そうに口を差し挟むか。日本の国内問題によくも口を差し挟む猛獣さん
です。そしてこの項では関西空港の岸氏の事はダンマリ。「ビンのフタ」
論で日米安保条約を「必要」だなりとした周恩来氏やト小平氏らの妄言に
もダンマリ。薄っぺらな「真の共産主義、プロレタリア国際主義」だこと!

[273] Re: 「趣旨」がひっこみ毒素がはびこる3 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/03/10(Sat) 11:53
大阪さん、

また、面白い書き込み、楽しませてもらっています。現在、仕事が大変
忙しいので、ゆっくりと返事(反論?)を書いている時間を取れませんが、
決して大阪さんの書き込み内容を、私が認めているわけではないことを
断わっておきます。

新しい問題となっている点は、男女間の性の問題、不倫、セクハラといった
ようなものでしょうか。

大阪さんはいつものように、私の書き込みをよく調べないでなのか、意図的
になのか誤って解釈したり、言っていないことを言ったとしていたりして、
話がこんがらがっていますが、不倫を理由にして除名されたとされる元日本
共産党幹部の市川某さんの話がこの話題の原点だと思います。その前には、
そもそも組織から構成員を除名するということが、横暴なのかどうか、
もちろん一概には語れず、その除名のときの個別の状況にもよるのですが
そのような話でした。

大阪さんは話を毛沢東の女性関係に発展させて、毛沢東を中国共産党における
腐敗分子であるというような、独創的な新説を語られましたが、このような
話の展開は到底真面目な検証に耐えるものではありません。毛沢東の女性関係
を、いわゆる「近代的な市民社会」における倫理観から批判するというのは、
彼の生涯や中国革命の歴史をまったく無視した空論でしかありません。
いろいろな書物を紹介するのもなんですが、たとえば、アグネス・スメドレー
の「中国紅軍は前進する(1934)」といった本を読んでみたら、もう少し中国
革命の現実を知ることができ、あまりトンチンカンなことを考えなくなるのでは
ないでしょうか。毛沢東選集を読めとまでは言いませんが。私は、どちらかと
いえば、エドガ―・スノーの「中国の赤い星」を好みますが、「中国紅軍は
前進する」は女の眼から中国共産党の姿を描いていて、ある意味で、切り込みが
深いところがあると思います。数十年も前に読んだ書物であり、全体にうろ
覚えですが、当時の朱徳「将軍」の赤裸々な性行為の描写などもありました。
紅軍での性行為はなんともおおっぴらに行われていたようです。

残念ですが、時間がありません。また、ひまを見つけて、大阪さんの主張に
「反論」していきますので、ご期待ください。

田中宏氏の在日外国人を読んだということ。その感想の内容はおくとして、良かっ
たともおもいます。

[278] Re^2: 「趣旨」がひっこみ毒素がはびこる3 投稿者:大阪の人 投稿日:01/03/14(Wed) 04:58
> 大阪さん、
>
> また、面白い書き込み、楽しませてもらっています。現在、仕事が大変

あれれ。主客転倒。ウェブマスターさん、頑張ってね(^o^)/~~

[272] 前の猛獣さんの仮説について 投稿者:大阪の人 投稿日:01/03/07(Wed) 15:16
日本労働党に関して

この件は、この間の書き込みとはぐっと感じを変えてみましょう。
いつぞや、猛獣文士さんは、日本共産党にも腐敗した奴がいて、一部
の跳ね上がりの暴力主義的な奴が、67年2.3月の事件を主導し、暴力
事件にしたのではないか?という”説”をたてておいででしたね。
その際、宮崎氏や川上氏の事を持ちだして、彼らがきっと活躍したに
違いない、というような御意見でありました。当方としては、あの時
「そんなにどこにでもでてゆくわけはない」ぐらいの話でそのまま
それ以上は突っ込まなかったのですが。

この、川上氏や宮崎氏らの除名になってゆく日本共産党内の事件と
いいますと、「新日和見主義分派」問題と呼ばれます。72年ぐらい
に摘発されて、「70年」党史では広谷俊二なる人物が除名になった
ということだけが記載されています。

宮崎氏の「突破者」では広谷氏は白鳥事件の関係者ではないか、と
いうようなニュアンスの事も書かれています。暴力事件を引き起こす
かもしれない、これは確かに怪しい人物であります。ちなみに白鳥
事件というのは、スターリンのソ連を親とし、毛沢東劉少奇の中国
共産党を長女として、この2つの指導の下に日本共産党をその規約
を無視して暴力主義的活動に駆り立てた50年問題の最中の事件で
ありまして、未だ真相はヤミの中。北海道で巡査が銃撃されたという
事件でありました。

ところで、「実録 中国『文革』礼賛者たちの節操」のP112のあたり
に「日本労働党」の件で記述があるのですが、ここに、ふと読んでいて
驚くような記述がありました。この広谷氏が日本労働党にかかわって
いるというではないですか。以下、抄出します。

|「日本労働党」(大隅鉄二 一派)
|中国盲従と「文化大革命」礼賛、毛沢東思想信奉の集団の中でも
|特に、謀略性にたけた組織であり、その分裂策動において、革命
|運動、民主運動の破壊者、撹乱者としての役割はきわめて悪質で
|ある。(P106)
|(中略)大隅鉄二は1974年1月「日本労働党」を組織する。「連合
|赤軍」を指導した黒沢史郎などの”暴力分子”がのにこの組織の
|指導部に加わる。(P108)
|(中略)この「党」の軌跡をたどる時、そこに一貫しているのは、
|中国への追従と「日本共産党打倒」の策動だけである。(P109)
|(中略)大隅一派については、「赤旗」無署名論文「日中関係
|修復の障害は何か」(1985年4月17日付け)の中に、この一派の
|中国干渉主義の所産としての性格などがでているので一読をお
|すすめしたい。なおこの論文の「『日本労働党』とはどんな集団
|か」の末尾に次の一文がある
||「彼らは、日本共産党に反対する分子、集団なら、誰とでも連合
||することを公然と呼号し、わが党の破壊活動をおこなって党を除名
||された各種の分子との野合、癒着をすすめてきた。そこには、(P111)
||彼らと同じ動機で『造反』した中国盲従のあれこれの党攻撃分子
||だけでなく、別の時期に別の理由で日本共産党攻撃に走った雑多な
||諸分子が含まれていた。たとえば、中国追随分子としては大塚有章
||、山崎謙などの、その他では広谷俊二、大坪義一などの名がそれぞれ
||上げられる。『日本労働党』なるものは、こうして日本共産党への
||敵対だけを共通項とする雑多な分子の接着剤ともなってきたのである」
|(P112)(後略)

広谷氏が、宮崎氏のいうとおり、川上氏ら青年運動の指導をしていて
ゲバルト部隊の指揮もとっていたとして、彼らを動員していたと
するならば、この広谷俊二氏というのは、もしかして寮生たちの
最大の”カタキ”なのではないのか。アプリオリに「現代修正主義
の下僕」だなりというような、理屈の上の「テキ」は別として。

ま、当時の日本共産党中央以外の党派、とりわけニセ左翼の暴力主義
に走っていた「党派」では、昨日の敵が今日の友というような奇妙な
行動が多く見られたと思うのですが、広谷氏は、この「日本労働党」
に入れてもらう時に、なんと言って入ってきたのでしょうかね。

[271] 田中氏の本は読んだけど 投稿者:大阪の人 投稿日:01/03/07(Wed) 15:15
re:265
|> 日本の国籍法は世界でそれほど良いもの
|> と自慢できるものではありませんが、こないだ読みました鍼灸のお医者
|> さんは、文革で苦労した後に必死でラジオ講座で日本語を覚え、来日し
|> て市民権を取得(所謂帰化)したそうです。お奨めも強制もしませんが。
|
|とにかく、そのような薄っぺらな知識で、ごく一部の例をあげて、あるいは、文化
|大革命の表面的な知識を天秤にかけて、日本が行ってきた外国人に対する政策を美化
|するような妄言は沢山です。
|私がお勧めした本を読まないのならば、大阪の人さんとのこのような議論はお断り
|します。

・・という猛獣さんの議論に、「もしかしたら何か思い違いや抜けている事
が当方にもあるのかな?」と根が真面目なもんで『在日外国人』なる本を
買ってきて手に取ってみました。

出てくるのは、ごくあたりまえの事です。まっとうに市民生活を送る
在日外国人が戦後補償もなく、置いておかれたという話が、それと
日本政府が日本人遺族への手厚い恩給の再開と対比されて、よくわかる
内容でありました。ただ、この田中氏の論の中では、どこか不思議な
気がしました。日本人の側の主体が欠けている点です。この啓蒙的な
本では仕方ないのかも知れませんが、もう少し国民的な議論の土台と
なるには日本人としての第二次大戦やらそこになだれ込んでいった
差別感やら、それを改めていく日本人自身の運動の視点が是非とも必要
だということです。在日の外国人を対立させて、相手は政府であり
日本人の差別感?であり、これを一方的に糾弾するというような方向
では70年代の解放同盟の轍を踏むだけでしょう。ただ橋本龍太郎氏
がどうして日本遺族会のボスに座っていたか、なんかのナゾが少し
解けたいい示唆もありました。

あと、ここに出てくる在日外国人の皆さまは、猛獣文士さんたちの
(文革で奪権された)中国北京政府・党の指図のままに動いた暴力
主義の”愛国華僑”人士とは全然違うということです(きっぱり)。

そういえばマルクスの事も猛獣さんはどこかで触れていましたね。
マルクスは猛獣さんと、少し立場は違いますが、在英亡命生活者
として後半生を暮らしました。ロンドンに墓があるマルクスは勿論
ロンドンの住人になってインターナショナルの指導もしましたし
死ぬまで革命家であり、当然ドイツ人ですがイギリス政治にも発言
したり(直接的なものではなかろうが)ストライキ等労働組合運動全般
に関しても指導しています。当時のヨーロッパ諸国の共産主義の運動の
小ささとも関係するのですが。

しかし、マルクスと猛獣文士さんたちの違いは、マルクスが「ドイツ
皇帝の手先・スパイ」ではなかった事です。イギリスに於てはイギリス
の労働者ひいては国民の利益にかなう合法則的な発展方向を示して活動
したのです。ここには一点もドイツ的な利害は見られません。ましてや
自分たちにいい顔するドイツ好きの特定の怪しい英国人らを集めて
チョウチン持ちさせたりドイツの政策に合わせて、あっちふらふら、こっち
ふらふら議論を変えたりしなかったということです。当然ですが「ここは
ドイツの領土と同じだ!」などと頑張って、イギリス共産党(の元になる
共産主義者の人士)に「ニセ英共!」なりと打倒を呼びかけ、プロシア
宰相の似顔絵をでかでかと張りだしたり、ガラスに石なげたり、バイクで
選挙運動する共産党員に突っ込んだり、歌舞団を組織してイギリス入り
させて英国人の活動家に負担を掛けさせたりはしませんでした(苦笑)。
またドイツとの「友好貿易」を傘にきて、貿易商社に無体な暴行を働かせ
「我らの赤い赤い心の魂はドイツ皇帝」などと唱えさせ、「忠の字踊り」
を流行らせたり、大学を壊したりもしませんでした。そしてドイツ国内
の党の指導にも神経を最大限傾け、ドイツの反動と全力で闘い、ドイツの
労働者・国民が置かれている立場の中でドイツ人自身が合法則的にその
国を社会発展させるように運動を導きました。ここには「ドイツである
なら何でも美化する」等という身贔屓、国粋主義は一切ありません。
何の事を言っているか、わかりますか?

そしてコミンテルンが解散して以後は、諸国の共産党は独自の立場で
相互に尊重しあいながら、それぞれの国の問題に専念することになりました。
マルクスであろうと、これ(20世紀も半ばですので仮定ですが)以後は
他所の国の革命運動に口出しして「ニセ日中」だとか「宮本修正主義
下僕集団」だとか口出しして、「反修活動」なんてのを非党員をかきあつめ
て繰り出してはならないわけです。そういう、まさにしてはならない行為
にのめり込み、それからまだ反省もせずに、尚且つ時々の”祖国”政府の
風を読みながら「共産主義者」として日本にある、というこの不思議。
これに「一体何様?」と問えば、「在日外国人への理解が足らない」と来た。

この本に多く出てくる在日朝鮮・韓国人たちは言語や教育を奪われる危険
に対して時の保守政権の行政に立ち向かった事はありますが、一般市民に
向けて「ニセなになに」だとか悪口を言ったり、争議する労働組合に暴力
で介入したり、人の葬式の妨害をしにきたりはけしてなさいませんでした。
それをしたのは文革の影響下の在日・日本人紅衛兵たちだけです。これを
同じ枠でくくって、「在日の苦労をわかれ」というのは笑止千万!他国の
外国人やら、文革に無関係なニューカマーの中国人に対し失礼な話です。

|安藤氏?誰でしょうか?安斎庫治と言うような人はいたかもしれない。

安藤彦太郎(1966年除名)「廖承志文集」の件でだいぶ書きました。

|カンボジアを属国化した

属国化したのは中国でしょうが。シハヌークは何故北京に居たの?
飢餓輸出もさせておいて、何を美化しているのでしょうね。誰だった
か、今流行りの歴史の本で、「ベトナムがカンボジアに侵攻したのは
侵略だと、当初自分も思ったが、ポルポト派を追いだしたカンボジア
ではどこを掘っても人骨ばかり、これではベトナム悪いと言えない
自分としてもどう考えてよいか」と述べているくだりを読んだことが
あります。中国の側にたって当初はベトナムを非難していた人でも
真面目にものを見る考える人ならば、ポルポト派が中国の属国であり
カンボジアを無茶苦茶にした最大のファクターは中国の影だと認めますよ。
本国の中国人が、絶対に文革に後戻りするのを拒否するように、本国
のカンボジア人は絶対にポルポト派の虐殺を忘れないだろうし、その
さしがねが中国であることも知っていると思いますが、どうなのかな。

|人間の生活権を離れた内政というものがあるのですか?

人間の生活圏で生活して下さい、人の道からそれて暴力主義に走らない
で下さい。また海の向こうの”祖国”政府の時々の風になびくような
人士ばかりを「友人」だと誤解しない事ですね。

[241] もう申告納税は終わりましたか? 投稿者:大阪の人 投稿日:01/02/07(Wed) 21:59
お久しぶりです。UMKです。
猛獣文士さんのウェブには、未ださして新発見は見受けられない
のではありますが、当方が新発見した項目があるので、御報告
致したいと思います。

猛獣文士さん、せめて「寮生側」のディレクトリの区分けを
まとめてみたらどうでしょうかね?

【1】
|暴力団「日本共産党」の中国人学生に対する暴行に抗議する
|中国留日学生後楽寮自治会 1967年3月2日
【2】
|怒りをこめて抗議  東京華僑総会 1967年3月3日
【3】
|文化界35氏の声明 1967年3月13日
【4】
|善隣学生会館における反中国暴力団
|の凶暴なテロ行為についての声明
|日中友好協会(正統)本部
| 一九六七年三月三日
【5】
|怒りをもち日共に抗議
|京都大学教授 井上清
|1967年3月6日 (善隣学生会館事件真相報告会での挨拶)
【6】
| 中日友好協会から電報
| あなたがたの正義の闘争を断固支持する
|(日本と中国1967年3月13日第1面)
【7】
|善隣学館闘争と我々の今後の闘い
|日中青年学生共闘会議
|(中国研究月報1967年3月号より転載)

それから

|http://members.tripod.co.uk/jcia/bunsho-jpn/ajcp002.htm
|日本共産党修正主義分子の反中国暴挙に厳重抗議する
|1967・3・2人民日報短評

この短評

ぜーんぶまとめて「中国研究月報229号(1967.3)に掲載されて
いますね。中国研究所のウェブの中に、この「月報」なる雑誌の
主な記事の目次の一覧がありました。

最初見たときは、なんだか昔の号はないように見えるのですが
良く探せばこっそり随分前のまで掲載していました。

|229号(1967.3)
|[特集]善隣学生会館事件
| ――善隣学生会館流血事件の意味するもの光岡 玄
|[資料]文化界35氏の声明善隣学生会館問題に関する声明(社団法人中国研究所)
|    日本共産党修正主義集団の反中国暴力行為に抗議する(中国研究所中国語研修学校講師団)
|   「日本共産党」の我々の同学に対する殺人的暴行に抗議する(中国研究所中国語研修学校第2期生)
|    善隣学生会館における反中国暴力団の狂暴なテロ行為についての声明(日中友好協会<正統>本部)
|    怒りをもち日共に抗議(井上 清)
|    日本の修正主義者の中国人学生襲撃事件を糾弾する(孫 平化)
|    暴力団「日本共産党」の中国人学生に対する暴行に抗議する(中国留日学生後楽寮自治会)
|    怒りをこめて抗議(東京華僑総会)
|    華僑学生への支援に感謝し正義の闘争を断固支持する(中国日本友好協会)
|    日共修正主義分子の反中国暴力行為に抗議(中国国際貿易促進委員会等15団体)
|    善隣学生会館闘争と我々の今後の闘い(日中青年学生共闘会議)
|[学会ニュース]現代中国学会経済部会が文化大革命の研究会を開く
|[中研だより]声明(社団法人中国研究所)研究会員例会(2月−2)
|「文化大革命の現段階をどうとらえるか――大連合による権力奪取の意味するもの」――

あれこれ、探して来たように見えますが、結局これだけが元ねたです。
あと「日本と中国」が初出のがあるだけ。

何か客観的資料であるかのような学問的体裁をとっていますが
中国研究所自体が、この中国共産党(を奪権した文革派)にすっかり
飲み込まれた集団でして、

|225号(1966.11)
|[討論]文化大革命とジャーナリズム岩村 三千夫 ・ 幼方 直吉 ・ 新島 淳良 ・ 光岡 玄
|[資料]日中関係をめぐる最近の問題を理解するために(1)
|内外の危機に際し、再び日中友好の促進を国民に訴える(32氏の声明)
|日本各界著名人32氏の声明を支持する中国各界各大衆団体代表52氏の声明
|日本中国友好協会代表団と中国日本友好協会代表団との共同声明
|日中友好運動の刷新についての声明
|趙安博中日友好協会秘書長、王暁雲副秘書長が黒田寿男日中友好協会副会長などに送った支持電。

このように、まるっぽ【中国側の言い分のスピーカー】であります。
また、216号(1966.2)に
「ベトナム戦争の研究 ――ベトナム戦争の本質と民族解放戦争」
なんて論文を書いていた平野 義太郎氏などの一連の人士を

228号(1967.2)では「――日中友好にそう中国研究の妨害者の除名を決定」
として一方的に除名・排除しちゃっています。横暴きわまりない。

そうそう、見ていて笑ったのが295号(1972.9)ですわ。
「三里塚と中国に生きる」加瀬 勉なんてのが登場します\(^◇^)/
三里塚は釣魚島のように、中国の領土だとでも書いているのでしょうか?
それとも、日本の人民に、暴力主義的闘争をけしかけているのでしょうか。
ズサンな編集をしているのでしょうか、この時期の記事にはとりわけ訂正
記事が次の号にでるのが頻発しています。当方のように無学な市井の者が
誤記をするのはありがちな事ですが、せっかく日本政府の文部省から資金
を頂いている社団法人の中国研究所がこれでは恰好がつきませんね。
ところで、文部省はこんな研究団体をよくもまあ資金提供しつづけたもんで
す。中国政府の文部省ならいざしらず。

あと、「日本の修正主義者の中国人学生襲撃事件を糾弾する」(孫 平化)
「華僑学生への支援に感謝し正義の闘争を断固支持する」(中国日本友好協会)
なんて声明があります。以前から猛獣文士さんが中国共産党や政府の人間
の声明や論評をどうしてここに掲載しないのか、訝しかったのですが
是非この孫平化氏の声明や、中日友好協会の(あの天まで江西氏を持ち上げて
いた郭沫若氏の手になるのか?)も上げてください。まさしく「修正主義」だと
いう孫氏の主張やら、対日関係の一手に掌握した中国政府・党側の人士が
どのようにこの時点で声明しているか、がこの事件の一方的な性格を浮き彫りに
していると思うからです。そちらには雑誌資料があるはずですよね。

以上3点
・「中国研究月報」か「日本と中国」でディレクトリをまとめて欲しい
・孫氏の記事を掲載して欲しい
・中日友好協会の「感謝」電報も掲載して欲しい
よろしくお願いします。

P.S.
「人民日報」の日本語ウェブHPがあるのですな。
見ますと残念な事に日中両共産党の「98年合意」の件は過去記事に
みあたりませんでした。これの直後に日本語版HPができたような
いきさつのようです。

で、友好団体の中で、日中友好協会が2つ掲載されていました(苦笑)。
「人民日報(中国共産党中央機関紙)」の立場としては、(正統)も捨
てるわけにいかず、さりとて「98年合意」をふまえて関係修復した日中
友好協会を「ニセ日中」だとか「宮本現代修正主義下僕グループ」だとか
呼び続けるわけにもゆかず、両論併記のような状態で、取りあえず扱う
というおっかなびっくりの状態のようです。中国語版の「98年合意」を
早く見つけてくださいね。これでは日本人がアクセスするような場所に
はあまりありそうには思えませんが、寧ろ現地の中国国内では探せば
きっと両党合意が見つかるんではないか?という希望が見えてきました。
(中国語正文や中国共産党側の発表まで当方が先に見つけるような事に
なれば、猛獣文士さんは恰好がつかないのではないかな?)

[243] 非民主的な党運営の日共配下の民主団体って? 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/02/09(Fri) 14:45
> あれこれ、探して来たように見えますが、結局これだけが元ねたです。
> あと「日本と中国」が初出のがあるだけ。
>

私も、「体験的裏面史」を読んでみたら、大阪の人さんの元ねたの多くがこの本から来ている
のではないかと感じました。

この本の中で気になったことの一つ(気になることだらけの本ですが)に、日本共産党のいう
「民主団体」という用語です。日本共産党が自らの組織運営においては、日本でもっとも民主的で
ない政党の一つであるということは、すでに明らかなので、この「民主」団体とはいったい何なのか、
その考察により、日本共産党が善隣学生会館事件のころ盛んに主張していた

  日本の民主団体に対する中国の干渉

とか、

  在日中国人=華僑には「日本」の民主団体である日中友好協会の運営に口を出す権利はない。

などというものの本質が見えてくるような気がします。
今、それについて、全面的に展開する時間がないので、詳細はまた書き込みたいと思います。

[244] 実質的猛獣文士氏の敗北宣言か?(督促) 投稿者:大阪の人 投稿日:01/02/09(Fri) 17:02
re:243
猛獣文士さんはまったく実質的なHPの趣旨から逸脱したレス
を無意味に繰り返すばかりになってしまったようです。

|私も、「体験的裏面史」を読んでみたら、大阪の人さんの元ねた
|の多くがこの本から来ているのではないかと感じました。

また「言い返し」が始りましたね。ここだけは改めて頂きたい。
ちなみに「裏面史」はここのBBSで入手したと書いた時期より
先には知らなかった本でありました。

|この本の中で気になったことの一つ(気になることだらけの本ですが)
|に、日本共産党のいう「民主団体」という用語です。日本共産党が自
|らの組織運営においては、日本でもっとも民主的でない政党の一つで
|あるということは、すでに明らかなので、この「民主」団体とはいった
|い何なのか、その考察により、日本共産党が善隣学生会館事件のころ
|盛んに主張していた
|
|  日本の民主団体に対する中国の干渉
|
|とか、
|  在日中国人=華僑には「日本」の民主団体である日中友好協会の
|運営に口を出す権利はない。
|
|などというものの本質が見えてくるような気がします。今、それにつ
|いて、全面的に展開する時間がないので、詳細はまた書き込みたいと
   ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
|思います。

一番最後にボロがでています。「全面的な展開」でのレスを下さい。
そんなに大層に全面的な展開しなくても、事実の提示や新資料の発見
ならばいかに当方の認識と違うものでも、それはそれで当方も受け入
れます。【無駄口】ばかりかかれてもね(-_-;)。この箇所には当方の
独自方針に則りレスは遠慮させて頂きます<(_ _)>。

前にも申しましたが、なぜ新展開をそちらは出さないのか。
無駄口ばかりレスするのか。

|「日本の修正主義者の中国人学生襲撃事件を糾弾する」(孫 平化)
|「華僑学生への支援に感謝し正義の闘争を断固支持する」(中国日本友好協会)
|なんて声明があります。以前から猛獣文士さんが中国共産党や政府の人間
|の声明や論評をどうしてここに掲載しないのか

ちゃんとしなさいよ。孫氏の文も、中日友好協会の文も日本語で
でているはずで、これならあなたが今ある資料でOCRして出す
だけで可能でしょうが。あなたがお気に障る日本共産党や日中
友好協会の人士の弁ではない、あなたの大好きな文革派に奪権
されてしまった(修飾語は「文革派」にかかる)中国政府の役人
の発言です。

|中国語版の「98年合意」を早く見つけてくださいね。

これも、どうしたのでしょうかね。発表の日に、人民日報その他の
中国国内の中国語の各紙で発表されているとの事です。この日付で
あったか|なかったか、ここだけでも明らかにする努力を示して
下さい。

P.S.
華僑寮生の件を書くときよりも、日本人の中国研究所やら(正統)
やらの件を書く場合の方が、猛獣文士さんの【かばいたて】は一層熱
が入るようですな。こんな皇国史観の岸昌氏等と仲いい人士をかばう
華僑の猛獣文士さんって、大阪在住の私らには、理解しがたい点があり
ます。関西空港が予定を上回りずんずん沈むという報道をききつつ・・・

[246] Re: 実質的猛獣文士氏の敗北宣言か?(督促) 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/02/09(Fri) 18:48
> また「言い返し」が始りましたね。ここだけは改めて頂きたい。
> ちなみに「裏面史」はここのBBSで入手したと書いた時期より
> 先には知らなかった本でありました。
>

そうですか。9月ごろにそのような書き込みがありました。いわゆるニセ日中の
発想がまったく分からなかった私に、かれらの論理を少し教えてくれた本です。

> 一番最後にボロがでています。「全面的な展開」でのレスを下さい。
> そんなに大層に全面的な展開しなくても、事実の提示や新資料の発見
> ならばいかに当方の認識と違うものでも、それはそれで当方も受け入
> れます。【無駄口】ばかりかかれてもね(-_-;)。この箇所には当方の
> 独自方針に則りレスは遠慮させて頂きます<(_ _)>。
>
> 前にも申しましたが、なぜ新展開をそちらは出さないのか。
> 無駄口ばかりレスするのか。
>

結論から言うと、話が面白くないので、前提を色々積み上げたかったのですが、
そのような論文は別に書いて、HPにアップするように努力することにします。
要するに、日本共産党が何を恐れたのかということです。文化大革命自体は、
たしかに中国人に対して、かなりの程度の苦痛を負わせるものでした。しかし、
当時の世界的な情勢、アメリカを頭にする西側諸国や毛主席をして「社会帝国主義」
といわしめたソ連と中国との関係を考えれば、その様な苦痛を完全に回避できる
選択肢を中国共産党が持っていたのかどうかは、疑問です。

それは別として、文化大革命が災害を及ぼしたのは基本的には中国人と中国に
居住しているして人々に対してであり、その災害が日本人に対して及ぼされたわけでは
ありません。確かに、非常に過激な運動が日本国内でも起こり、かなり悲惨な状況が
生み出されたことはありますが、それは世界的な傾向であり、過激な運動の全てが中国
共産党あるいは毛沢東主席の意図によって発生したのではないでしょう。
文化大革命自体は、基本的に中国国内の運動であり、日本に対する干渉などという面
は、さほど大きな面ではないでしょう。

では、日本共産党が干渉されたといっているのは、何を言っているのか。日本共産党
自体は、日本の政権党からは程遠い勢力であり、干渉される実体を持っていたのか
疑問です。

日本共産党が何を守ろうとしていたのか、何を侵されたときに怒ったのか、それは組織
だと思います。光岡玄の論文では(現在、引用元がないので引用を示せませんが)、日共
の日中友好協会は、日本共産党の選挙や利益を追求するための擬似大衆組織であると指摘
しています。このような組織は、日本共産党自体の党組織も含め、財政的にも、あるいは
専従の党員の肩書きを与えたり、活動の場を与えたりするために必要なもので、まさに
組織は党の命であるわけです。

したがって、党やいわゆる「民主団体」を割られることは、日共指導部にはもっとも憎む
べきことであり、正当防衛権や過剰防衛を行使しても守りたかった。

しかし、日本の党が割れたこと、あるいは、脱党者が出たことは、中国の干渉によるもの
ではないと思います。もちろん、その影響もあるでしょうが、基本的には日本共産党の
内部に、分裂する要因があった。

まとまらない論旨ですが、このようなものが私の分析の骨子になると思います。

> ちゃんとしなさいよ。孫氏の文も、中日友好協会の文も日本語で
> でているはずで、これならあなたが今ある資料でOCRして出す
> だけで可能でしょうが。あなたがお気に障る日本共産党や日中
> 友好協会の人士の弁ではない、あなたの大好きな文革派に奪権
> されてしまった(修飾語は「文革派」にかかる)中国政府の役人
> の発言です。
>

日本と中国の3月13日号に、孫平化の挨拶と、中日友好協会の電報があります。

> |中国語版の「98年合意」を早く見つけてくださいね。
>
> これも、どうしたのでしょうかね。発表の日に、人民日報その他の
> 中国国内の中国語の各紙で発表されているとの事です。この日付で
> あったか|なかったか、ここだけでも明らかにする努力を示して
> 下さい。
>

前に、中華書店に人民日報のバックナンバーがないかどうか問い合わせたところ、
CD−ROM化されたものがあり、お値段は200万円だということでした。
ちょっと高すぎるよね。

[256] Re^2: 実質的猛獣文士氏の敗北宣言か?(督促) 投稿者:大阪の人 投稿日:01/02/16(Fri) 02:28
re:246
|要するに、日本共産党が何を恐れたのかということです。

「敵を知り味方を知れば百戦危うからず」と申します。つまり
「敵」である日本共産党の本質を調査するって事は「敵」だと認知
し、これを打ち破るという目的意識からなら、まあまあたしかに
方法論としては間違っていないかも。だが、ここには陥穽が幾つか
あります。

1)「敵」だとするのが果たして正しい認識だったのか、が未検証。
2)「味方」が何であったのか、の分析がも全然されてない。

|文化大革命自体は、
|たしかに中国人に対して、かなりの程度の苦痛を負わせるものでした。しかし、
|当時の世界的な情勢、アメリカを頭にする西側諸国や毛主席をして「社会帝国
|主義」といわしめたソ連と中国との関係を考えれば、その様な苦痛を完全に回
|避できる選択肢を中国共産党が持っていたのかどうかは、疑問です。

・あきらかに『「文化大革命」簡史』の正史からずれている。

子どもの言い訳みたいですな。森首相がゴルフしながら高校生の船
が沈没した一報を聞き、そのままゴルフして、帰宅して、それから
役所に戻った件で国会で苦しい子どもの言い訳をしていましたが
猛獣文士さんもこれの類いでしょうか。

|それは別として、文化大革命が災害を及ぼしたのは基本的には中国人と中国に
|居住しているして人々に対してであり、その災害が日本人に対して及ぼされた
|わけではありません。確かに、非常に過激な運動が日本国内でも起こり、かな
|り悲惨な状況が生み出されたことはありますが、それは世界的な傾向であり、
|過激な運動の全てが中国共産党あるいは毛沢東主席の意図によって発生したの
|ではないでしょう。
|文化大革命自体は、基本的に中国国内の運動であり、日本に対する干渉などと
|いう面は、さほど大きな面ではないでしょう。

・「革命外交」のために、著しく華僑からの本国送金が減少しました。
・インドネシア、シンガポール、マレーシア、ビルマ、フィリピン
 等の反共条項の国内法や、この時期の中国との断交は、どう説明する
 つもりでしょうか。日共や(!)ソ連の画策でしょうか?(反語)
・1979年になっても、たとえばベトナムに対して、失礼な事を(『中国
 共産党の対外路線の検証』P281)平気で言いました。これは1984年に
 なっても続いたようです(同頁)。
・アジェンデ合法政権をクーデターで打倒した、凶悪な殺人者ピノチェト
 政権をト小兵氏は美化し、この「政権」と国交を結びました(同書P187)。

こうして1)文革の時期ばかりでなく、2)また日本に対してばかりでなく
3)「第三世界」ならば軍事独裁政権までも美化する4)ベトナム等は
公然と「懲罰」などと大国主義的に侵略するし、反党分子を北京に招き
あたかも国賓であるかのようにもてなす、事を働きました。これを

1)文革の時期に狭く限り2)国内の「災害」に限り3)日本共産党を
「小さい」等と侮辱しつつ過小に位置づけ4)文革時期以後90年代半ば
まで続いた無原則で自国の利益だけを追及する外交を賛美していて5)
その全世界に及んだ悪影響を全然見ていない。
これが猛獣文士さんの見方の根本の誤りであります。

そして、最後に、日本の帝国主義を復活させようと願望する人士がよく
言うように、自らの引き起こした災禍を「さほど大きな面ではない」等
と言い逃れしている。

|では、日本共産党が干渉されたといっているのは、何を言っているのか。
|日本共産党自体は、日本の政権党からは程遠い勢力であり、干渉される
|実体を持っていたのか疑問です。

おっと、「では」と先へ進む前に、自ら胸に手をあてて、もっと真剣な
反省と、再びそれを開始しないというあかしをたてるべきですな。

|日本共産党が何を守ろうとしていたのか、何を侵されたときに怒ったのか、
|それは組織だと思います。光岡玄の論文では(現在、引用元がないので引用
|を示せませんが)、日共の日中友好協会は、日本共産党の選挙や利益を追求
|するための擬似大衆組織であると指摘しています。このような組織は、日本
|共産党自体の党組織も含め、財政的にも、あるいは専従の党員の肩書きを与
|えたり、活動の場を与えたりするために必要なもので、まさに組織は党の命
|であるわけです。
|したがって、党やいわゆる「民主団体」を割られることは、日共指導部には
|もっとも憎むべきことであり、正当防衛権や過剰防衛を行使しても守りた
|かった。しかし、日本の党が割れたこと、あるいは、脱党者が出たことは、
|中国の干渉によるものではないと思います。もちろん、その影響もあるで
|しょうが、基本的には日本共産党の内部に、分裂する要因があった。
|まとまらない論旨ですが、このようなものが私の分析の骨子になると思います。

たしかにまとまりがありません。それに光岡氏は味方なんですね(確認)。
あの(正統)事務所にも押し入った、強盗脅迫監禁暴行犯は。

まず「敵」である日本共産党がどのような政党であったか、もっと立花氏の
論とかでなく「日本共産党の70年」のようなしっかりした本で勉強し直し
なさい。あの本で中国との関係をどのように(とりわけ戦前)書いているか。
なぜ命を懸けてプロレタリア国際主義を守って闘っていたのか。何人の人士
が「中国へ一兵も送るな」と書かれた「赤旗(せっき)」を配付、あるいは
隠し持っていたというトガで警察につかまり、拷問され、命を奪われたか。
ここが大前提です。

私が、もし勘違いして、猛獣文士さんのような日本共産党攻撃を始めると
するならば、ここだけは重視して「こんな歴史もある日本共産党の皆さん
であるというのに、一体どうしたことか」というような文脈だけはけして
崩さずに保つでしょうね。そして、誤解が溶けたら、それで仲直り。
ところが、そこの部分が完全に欠落しています。ハナから日本人は「抑圧
民族」で日本共産党は第二次大戦時も無意味な存在で、66年以前も役にたた
ない存在で、中国の毛沢東氏の反対ばかりしてる、だからそれは「敵」で
「何を守ろうとしたのか」と「敵」を分析。ああ、なんてお粗末。
反党分子の雑多な反共の雑言を粗雑に混ぜ受け売りするしか能のない
理論の貧しい組み立て。 何が「社会科学」だ。「悲しい民族」だ。

こうして猛獣文士さんの論の一番の欠落は「なぜ日本共産党が、たとい66
年の両党会談決裂に至っても、「一つの中国」「侵略戦争の反省と不再戦」
という正しい方針を掲げ続けていたかが説明できない事です。だから98年の
両党合意なんて眼中にないし、理解できないのです。

ちなみに、当方は毛沢東氏を悪一色に染めて評価しているのではありません。
また中国共産党を一色に悪と染め上げて表現しているのでもありません。
中国人を一般に悪としているわけでもありません。悪い政策は悪いと申して
よい政策はよいと評価しているのです。最初に先入観を持って「敵」だと
見てないからこのように自由なものの観察ができるのです。予断と偏見に
眼が曇って「敵」などと見るばかりでは見えるものも見えないのですな。

|日本と中国の3月13日号に、孫平化の挨拶と、中日友好協会の電報があります。

それを何故ウェブに上げないのか。何度言えばわかるのか。
そもそも「このHPの趣旨」なるものはなにゆえ棚上げしたのか?

|> |中国語版の「98年合意」を早く見つけてくださいね。
|前に、中華書店に人民日報のバックナンバーがないかどうか問い合わせたところ、
|CD−ROM化されたものがあり、お値段は200万円だということでした。
|ちょっと高すぎるよね。

あなたが「それは見てない」と言い募るから言うのです。200万だろうが
一千万円だろうが関係ない。自己の名誉をかけて掲載しなさい。そもそも
紙の縮刷版が何故ないのか。国会図書館が何故利用できないのか。取れない
という”子どもの言い訳”ばかりに終始しています。森首相とおんなじです。

「だって休みだったんだもん。プライベートだもん。シャワーも浴びずに
終わったらすぐにかえったんだよ。なんでボクが悪く言われるの・・」

「だってだって、高いんだもん。CDROMだよ。200万だよ。ボクのお小遣い
は少ないんだもん。国会図書館にいけないんだもん。資料の探し方がわか
らないんだもん。仕事はあるし、こんなに努力しているのに・・」

|そうですか。9月ごろにそのような書き込みがありました。いわゆるニセ日中の
|発想がまったく分からなかった私に、かれらの論理を少し教えてくれた本です。

「人民日報ウェブ」が日中友好協会を2つ併記して取り上げています。
もう、こういう場所で「ニセ日中」なんて呼ぶのは、中国共産党と政府の
公式見解からはずれていることは明らかです。元(正統)[社団]日中
に関しては、まだ「日中友好協会」と自称し、外務省からの補助金も得て
中国共産党側も無視できない状態のようですが、それにしても「ニセ日中」
などと呼び辱めているのは猛獣文士さんと元(正統)の人士ぐらいです。

|結論から言うと、話が面白くないので、前提を色々積み上げたかったのですが、
|そのような論文は別に書いて、HPにアップするように努力することにします。

「全面的な展開」だとか、結論だとか、論文だとか、いつになったら再構築
できるのでしょうかね。遠大な計画ですな。浜の真砂は尽きるとも、世に
反共のタネはつきまじって所でしょうか。

[262] Re: 大阪さん、勉強不足じゃないの? 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/02/17(Sat) 12:32
> > |日本と中国の3月13日号に、孫平化の挨拶と、中日友好協会の電報があります。
> > それを何故ウェブに上げないのか。何度言えばわかるのか。
> そもそも「このHPの趣旨」なるものはなにゆえ棚上げしたのか?
>

大阪さんは、私のHPを見ないで、いろいろ書き込みをしてるようです。HPのどこに、その記事があるかを
示しても、まだ、ウェブにあげないのかなどと、見当はずれなことを書いている。私は、このHPを、日本
共産党を攻撃する目的のものとはしていないばかりか、大阪さんがこのホームページのBBSで、日本共産党
不破派の宣伝をすることも、かまわないと思っています。しかし、このようなあさっての方向の書き込みは
自粛していただきたい。こちらも、レスを書くのが疲れてしまう。もういちど、華僑青年側の主張の目次
から、日本と中国の3月13日号の1面と2面を見てください。そこに、記事があるでしょう。

> あなたが「それは見てない」と言い募るから言うのです。200万だろうが
> 一千万円だろうが関係ない。自己の名誉をかけて掲載しなさい。そもそも
> 紙の縮刷版が何故ないのか。国会図書館が何故利用できないのか。取れない
> という”子どもの言い訳”ばかりに終始しています。森首相とおんなじです。
> > 「だって休みだったんだもん。プライベートだもん。シャワーも浴びずに
> 終わったらすぐにかえったんだよ。なんでボクが悪く言われるの・・」
> > 「だってだって、高いんだもん。CDROMだよ。200万だよ。ボクのお小遣い
> は少ないんだもん。国会図書館にいけないんだもん。資料の探し方がわか
> らないんだもん。仕事はあるし、こんなに努力しているのに・・」

大阪さんの実年齢は分かりませんが、精神年齢はかなりお若いか、幼いようですね。

> 主権者は日本人だと申しています。主権者としての意識なしにこんな
> 対日干渉を問題にできません。僑居する地に於て、一時的に納税する
> というのと、主権者として納税するということとはわけが違います。
> 納税者らしく日本の地方政治に参政権を持ちたいならば、そのような
> 運動をすべきです。国政に一票でも参与したいならば、日本国籍を
> 取得するしかないでしょうね。華人と華僑というのは違う概念だそう
> ですね。日本政府を打倒するのが願望の愛国華僑の猛獣文士さんへ。

差別なんたらなどというのは私は好みませんが、在日外国人について、もう少し知識を深めてから、
書き込みをしてくれませんか。たとえば、岩波新書で、田中宏著「在日外国人」などという本を読んだら
どうでしょうか。赤旗と日本共産党の出版物もいいけど、たまには視点を変える必要もあるでしょう。

なお、別のことですが、法人税法上、公益法人(社団法人はここに分類される)と人格のない社団等(もう
一つの日中友好協会はここに分類される)は同じ扱いになっています。社団法人になっているために、その点で
優遇されているわけではないようですよ。

税金の使い道について、政府に者を申すのならば、もう少し勉強したほうがいいのではありませんか。

[264] ちゃんと公平にウェブに載せてね 投稿者:大阪の人 投稿日:01/02/19(Mon) 00:00
re:262
|大阪さんは、私のHPを見ないで、いろいろ書き込みをしてるようです。

これは言いすぎです。猛獣さんの次ぐらいにはこれを読んでいますよ。
あなたの家族よりもよく見ているんじゃないかな・・

|HPのどこに、その記事があるかを示しても、まだ、ウェブにあげない
|のかなどと、見当はずれなことを書いている。

猛獣文士さんのお説によると、この「電報」と「孫平化挨拶」が
これだというのですね。表題が「日本と中国」からの引用になる
という猛獣さんの提示されたものと、「中国研究月報」側のウェブ
の中の雑誌論文の題とが微妙に違っていまして、あらためて他に
異文があるなら全部見たいものだと思っただけです。これは同一
だと猛獣文士さんは確認できているのですね? この箇所は
「同一文か、そうではないか」でそれほど大きな争点になるべき
ものではありませんので、そちらが確認できているのであるならば
そう聞けば納得です。ただ【論文名は違います】。違うものを同一
だとするには、現にその資料に当たるしかない。それこそ紙の
図書館の奥に埋もれた文革追従者の言を発掘して、ウェブに呼びだし
あれが何だったのか、確認するというのが猛獣文士さんの当初の趣旨
であったと思います。その点でカサにかかって不勉強だとか見てない
だとかいう事があなたの仕事ではないと思うのですが。

|> 「だって休みだったんだもん。プライベートだもん。シャワーも浴びずに
|> 終わったらすぐにかえったんだよ。なんでボクが悪く言われるの・・」
|>
|> 「だってだって、高いんだもん。CDROMだよ。200万だよ。ボクのお小遣い
|> は少ないんだもん。国会図書館にいけないんだもん。資料の探し方がわか
|> らないんだもん。仕事はあるし、こんなに努力しているのに・・」
|
|大阪さんの実年齢は分かりませんが、精神年齢はかなりお若いか、幼いようですね。

若い者は過激に暴れるのが当然で、どしどしやれとけしかけるのは
毛沢東や周恩来のひそみにならった猛獣文士さんでありました。
当方は、若い、ということを「精神年齢がお若い」などと悪口にして
当てつけたり、これらの無責任な老人のように、「あばれろ」等と
若者の至らぬ点に迎合したりはしたくありませんね。むしろ孔子も
言うように歳相応に知見も備える事が大事でしょうね。これは双方向
なものでありまして、天に吐いたツバがあなたにも振りかかります。

|差別なんたらなどというのは私は好みませんが、在日外国人について、
|もう少し知識を深めてから、書き込みをしてくれませんか。たとえば、
|岩波新書で、田中宏著「在日外国人」などという本を読んだらどうで
|しょうか。赤旗と日本共産党の出版物もいいけど、たまには視点を変
|える必要もあるでしょう。

赤旗と日本共産党の出版物以外の出版物で「98年合意」が読みたいと
何度言えばわかるのですか。さっさと探す実務を進めて下さい。そも
そも読売新聞やら朝日新聞の縮刷版をあさるのも、当方が率先してやり
ました。「発見できません」などとまるでその引用がなかったかのよう
に嫌らしく論難していた件が宮森氏の本の引用のキャプチャに見られま
したね。あのような杜撰な資料収集にて一方的資料だけを集めてそれで
満足しておられた事から、えらい進歩なさった事。そろそろ安藤氏だとか
三好氏だとか、光岡氏だとか、文革の影響にすっかり染まった怪しい
一連の日本人の言ばかりをあてにして論を構築するのが行き詰まった
猛獣さんだというのに。

それから、80年代に渡った国際的な深刻な文革以後の一連の中国の対外
政策の異常なありかたに関して、全然コメントが欠落していますね。

それから、主権者が主権者として発言している、という文をとらえて
「差別」だとか何だとか言いたげな御様子ですが、中国の主権者は
中国人でありまして、日本の主権者は日本国民であります。生まれて
このかたずっと日本に居ながら、かたくなに中国国籍を守るというのは
それなりに思うところあっての自主的態度でしょう。ところで、御自分
がそうして日本国籍を拒否しているのであるならば、日本の内政に
干渉すべきではありません。日本の国籍法は世界でそれほど良いもの
と自慢できるものではありませんが、こないだ読みました鍼灸のお医者
さんは、文革で苦労した後に必死でラジオ講座で日本語を覚え、来日し
て市民権を取得(所謂帰化)したそうです。お奨めも強制もしませんが。
こうしてアパルトヘイトのようなむき出しの差別があるわけでもなかろう
に、自主的に中国籍に拘っておられる猛獣文士さんにしては、なんとまあ
日本政府を転覆する暴力的妄動だとか、日本共産党に対して人民戦争式に
なんでもありで攻撃するだとかには熱心で居られる御様子。これを見る
と、不思議な気持ちが致します。「そんなに気になるなら日本国民になり
一票を投じて、自民党でも公明党でも、日本共産党に反対する政党に入れる
事から始めたら?」ってね。文革の干渉で生まれた日本労働党もあります。
ちょうどいいのじゃない?

[265] Re: ちゃんと公平にウェブに載せてね 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/02/19(Mon) 23:41
> これは言いすぎです。猛獣さんの次ぐらいにはこれを読んでいますよ。
> あなたの家族よりもよく見ているんじゃないかな・・

確かに、これはいえてますね。

> 猛獣文士さんのお説によると、この「電報」と「孫平化挨拶」が
> これだというのですね。

両方とも、もとは中文のものでしょう。原文の資料は見つかりません。日中友好協会
(正統)と中国研究所で、それぞれ翻訳をしているので、文面は異なります。
孫平化氏の挨拶は、3月6日に催された報告会での演説ですが、日本と中国の掲載記事は「要旨」
なので、中国研究月報の記事のほうが正確に翻訳されているようですね。
中日友好協会の電報は、どちらも全訳しています。

> それこそ紙の
> 図書館の奥に埋もれた文革追従者の言を発掘して、ウェブに呼びだし
> あれが何だったのか、確認するというのが猛獣文士さんの当初の趣旨
> であったと思います。その点でカサにかかって不勉強だとか見てない
> だとかいう事があなたの仕事ではないと思うのですが。

私の趣旨をずいぶん勝手に解釈してくれますね。文革追従者だって?????

> 若い者は過激に暴れるのが当然で、どしどしやれとけしかけるのは
> 毛沢東や周恩来のひそみにならった猛獣文士さんでありました。

毛沢東主席の言葉に、革命の三つの宝というのがあります。若く、無名で、貧しい
だったでしょうか???記憶は定かではありません。

> 当方は、若い、ということを「精神年齢がお若い」などと悪口にして
> 当てつけたり、これらの無責任な老人のように、「あばれろ」等と
> 若者の至らぬ点に迎合したりはしたくありませんね。むしろ孔子も
> 言うように歳相応に知見も備える事が大事でしょうね。

在日外国人の問題についての大阪の人さんの見識の浅さは、目を覆いたくなるような
ものですよ。とにかく、龍谷大学教授で、在日外国人の問題について長く関わってきた
田中宏氏の「在日外国人」を読んでみたらどうでしょうか。

> これは双方向
> なものでありまして、天に吐いたツバがあなたにも振りかかります。
> 赤旗と日本共産党の出版物以外の出版物で「98年合意」が読みたいと
> 何度言えばわかるのですか。さっさと探す実務を進めて下さい。

なんという、図々しいことをいうお客なんだろう?「実務を進めろ」って?何が実務
だって。

ま、(気を取り直しまして)、大阪の人さんに命令されたからというわけでもありま
せん(まいっちゃうね)が、国会図書館に人民日報があるかを調べてみました。国会
図書館は、1980年代後半くらい以降の人民日報を所蔵していましたが、「海外版」
でした。(中国)国内版と海外版の相違点は、不明です。調べてみたところ、1998
年6月12日の人民日報海外版の1面に、中日共産党の関係正常化の記事がありました。
内容は、ま、大体赤旗と同じじゃないですか?コピーを請求しましたが、新聞の原紙の
コピーは、即日複写できないということで、入手は月末になりますかね。

> そろそろ安藤氏だとか
> 三好氏だとか、光岡氏だとか、文革の影響にすっかり染まった怪しい
> 一連の日本人の言ばかりをあてにして論を構築するのが行き詰まった
> 猛獣さんだというのに。

安藤氏?誰でしょうか?安斎庫治と言うような人はいたかもしれない。

> > それから、80年代に渡った国際的な深刻な文革以後の一連の中国の対外
> 政策の異常なありかたに関して、全然コメントが欠落していますね。

ベトナムとの戦争のことですか。ベトナムも統一後、多量のボートピープルを
出し、華僑系住民に対する迫害を行ったわけです。カンボジアを属国化したこと
も、抽象的な正義のためでもなく、カンボジア人民の解放のためでもなかったで
しょう。中国とベトナムの戦争は、かなりショックなことでしたが、ベトナムに
対する中国の侵略などといって、日本の中国侵略と同列にすることなでできない
でしょう。この件については、私は中国を支持します。

他に、何かありますか。安保条約を容認したのは、日本やアメリカと国交を正常化
するという政治的選択の論理的延長線上にあるのではないでしょうか。

> > それから、主権者が主権者として発言している、という文をとらえて
> 「差別」だとか何だとか言いたげな御様子ですが、中国の主権者は
> 中国人でありまして、日本の主権者は日本国民であります。

| 今日の日共が排外主義に陥ってしまったのは必然である。

大阪の人さんの言を聞いていると、華僑青年闘争委員会の七・七発言の正しさが
よく確認できますね。

> 生まれて
> このかたずっと日本に居ながら、かたくなに中国国籍を守るというのは
> それなりに思うところあっての自主的態度でしょう。ところで、御自分
> がそうして日本国籍を拒否しているのであるならば、日本の内政に
> 干渉すべきではありません。

かたくなに中国国籍を守るとはどういう意味ですか。
日本国籍を拒否しているとは、誰のことですか?日本の内政とは、何を言っているの
ですか?人間の生活権を離れた内政というものがあるのですか?

> 日本の国籍法は世界でそれほど良いもの
> と自慢できるものではありませんが、こないだ読みました鍼灸のお医者
> さんは、文革で苦労した後に必死でラジオ講座で日本語を覚え、来日し
> て市民権を取得(所謂帰化)したそうです。お奨めも強制もしませんが。

とにかく、そのような薄っぺらな知識で、ごく一部の例をあげて、あるいは、文化
大革命の表面的な知識を天秤にかけて、日本が行ってきた外国人に対する政策を美化
するような妄言は沢山です。

私がお勧めした本を読まないのならば、大阪の人さんとのこのような議論はお断り
します。

[242] Re: お久しぶり 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/02/08(Thu) 11:50
> お久しぶりです。UMKです。

大阪の人さん、お久しぶりです。

> 猛獣文士さんのウェブには、未ださして新発見は見受けられない
> のではありますが、当方が新発見した項目があるので、御報告
> 致したいと思います。
>

資料は集まっていますが、まとめるのが難しい段階に入っておりまして。

> 猛獣文士さん、せめて「寮生側」のディレクトリの区分けを
> まとめてみたらどうでしょうかね?
>
> それから
>
> |http://members.tripod.co.uk/jcia/bunsho-jpn/ajcp002.htm
> |日本共産党修正主義分子の反中国暴挙に厳重抗議する
> |1967・3・2人民日報短評
>

これはリンクを貼るだけで済むので、追加しようかな。

> この短評
>
> ぜーんぶまとめて「中国研究月報229号(1967.3)に掲載されて
> いますね。中国研究所のウェブの中に、この「月報」なる雑誌の
> 主な記事の目次の一覧がありました。
>
> あれこれ、探して来たように見えますが、結局これだけが元ねたです。
> あと「日本と中国」が初出のがあるだけ。
>

私のページのねたの話ですか?資料の出所については、すべて明示してあります。中国研究月報から多くの
資料を得ていることは確かですが、これだけというわけではありません。

> 何か客観的資料であるかのような学問的体裁をとっていますが
> 中国研究所自体が、この中国共産党(を奪権した文革派)にすっかり
> 飲み込まれた集団でして、
>
> このように、まるっぽ【中国側の言い分のスピーカー】であります。

それは、大阪の人さんの立場から見た評価です。

> また、216号(1966.2)に
> 「ベトナム戦争の研究 ――ベトナム戦争の本質と民族解放戦争」
> なんて論文を書いていた平野 義太郎氏などの一連の人士を
>
> 228号(1967.2)では「――日中友好にそう中国研究の妨害者の除名を決定」
> として一方的に除名・排除しちゃっています。横暴きわまりない。
>

組織の方針に従わない人を処分するのは、当然の処置でしょう。

> そうそう、見ていて笑ったのが295号(1972.9)ですわ。
> 「三里塚と中国に生きる」加瀬 勉なんてのが登場します\(^◇^)/
> 三里塚は釣魚島のように、中国の領土だとでも書いているのでしょうか?

なわけないでしょう。中国研究所に申し込めばバックナンバーを入手できます。興味があるのならば
入手してみたらどうでしょうか。

> それとも、日本の人民に、暴力主義的闘争をけしかけているのでしょうか。
> ズサンな編集をしているのでしょうか、この時期の記事にはとりわけ訂正
> 記事が次の号にでるのが頻発しています。当方のように無学な市井の者が
> 誤記をするのはありがちな事ですが、せっかく日本政府の文部省から資金
> を頂いている社団法人の中国研究所がこれでは恰好がつきませんね。
> ところで、文部省はこんな研究団体をよくもまあ資金提供しつづけたもんで
> す。中国政府の文部省ならいざしらず。
>

あいかわらず、反中国の性格は変わっていないようですね。
詳細については、また後で。

[245] 「反中国」というレッテルを返上する 投稿者:大阪の人 投稿日:01/02/09(Fri) 18:25
re:242
どうもです。
まちがっちゃった。
「UMK」というのは、別のトコで使っているハンドルです。
久々のここでの書き込みで、取り違えてしまいました<(_ _)>。

|> また、216号(1966.2)に
|> 「ベトナム戦争の研究 ――ベトナム戦争の本質と民族解放戦争」
|> なんて論文を書いていた平野 義太郎氏などの一連の人士を
|>
|> 228号(1967.2)では「――日中友好にそう中国研究の妨害者の除名を決定」
|> として一方的に除名・排除しちゃっています。横暴きわまりない。
|>
|
|組織の方針に従わない人を処分するのは、当然の処置でしょう。

これは、当方の面識ない平野氏ですが、平野氏の行動や言動をすべて
承知の上で、なおかつ中国国籍あるという猛獣文士さんが御自分の責任
で、それも今の時点でも、こうして言いきる事ができるのでしょうか。

「日中友好新聞」にこれらの自主的自覚的な日本人の立場からの研究を
する人士が中国研究所から排除されちゃったという記事がありました。
日本の文部省管轄の研究機関がこういう事(意見の違いをタテに組織排除)
をしてはいけないと思います。
また、それをうんぬん論評する立場に猛獣文士さんがあるとは思いません。
まして組織排除を「当然の処置」って、えらい”民主的な”かばいだてですよね。

|> そうそう、見ていて笑ったのが295号(1972.9)ですわ。
|> 「三里塚と中国に生きる」加瀬 勉なんてのが登場します\(^◇^)/
|> 三里塚は釣魚島のように、中国の領土だとでも書いているのでしょうか?
|
|なわけないでしょう。中国研究所に申し込めばバックナンバーを入手できます。
|興味があるのならば入手してみたらどうでしょうか。
|
|> それとも、日本の人民に、暴力主義的闘争をけしかけているのでしょうか。
|> ズサンな編集をしているのでしょうか、この時期の記事にはとりわけ訂正
|> 記事が次の号にでるのが頻発しています。当方のように無学な市井の者が
|> 誤記をするのはありがちな事ですが、せっかく日本政府の文部省から資金
|> を頂いている社団法人の中国研究所がこれでは恰好がつきませんね。
|> ところで、文部省はこんな研究団体をよくもまあ資金提供しつづけたもんで
|> す。中国政府の文部省ならいざしらず。
|>
|あいかわらず、反中国の性格は変わっていないようですね。
|詳細については、また後で。

これは、元々上下一つであったものを、2つにわけて、意味をなくした
レスと言えます。この加瀬勉という人士はどうして三里塚をうんぬん
する文章を、この文部省管轄の社団法人研究所の、日本の国家予算も
幾らか配分されているこの雑誌に掲載するのか、ということです。

答えを先に言ってしまうと、日本政府は外国からの干渉という本質を
ほとんど深刻にうけとめず、それが「日本共産党や日本の革新運動を
分断・弱化するのに役に立つ」という党派的で表層的な観点からこれ
を体制内化・利用していた過去の経過があったのです。ナンボ旗を
振っても、火炎瓶なげて暴れても、日本の権力装置としては痛くも
かゆくもなかった。「革命ごっこ」というのはまさしくこれですね。
本質は毛沢東ら文革派による日本への対外干渉行為でありました。
これが、革新民主勢力には少なくない悪影響を与えました。猛獣文士
さんらの人士にも、主に人格的側面に、無意味に悪影響を与えている
と思います。コペルニクス的に考え方を改めないと、現実が見えない
でおられる所以です。

このごろ、江沢民氏ら中国共産党の現指導部を、70年代の周恩来氏や
80年代のト小兵氏らと違い、あまり都合よく反共に利用できないと見
ると、当時のむき出しの干渉行為には目をつぶっていたくせに、今に
なって「その手先」ということで元(正統)[社団]日中をやり玉に
上げるようになってきたようです。産経新聞が連載を始めましたね。

朝鮮半島の情勢が、テポドンの頃と違ってきまして、当面の仮想敵
としては中国をあげるしか軍事費や米軍駐留の根拠を示せない中で
は「外国政府の第五列」というのは恰好のネタでありましょう。
こうして60年代後半から文革がまいた外交上の混乱のタネが日本国民
の軍事費負担の値上げやら米軍駐留やらの重しの正当化につかわれる
というわけです。大変迷惑な事です(-_-;)。
中国研究所も、(正統)も、オウムのように、法人格の社団はせめて
返上・解散して自主的サークルになって運営したらどうでしょうかね。

|あいかわらず、反中国の性格は変わっていないようですね。

よく読んで下さいね。当方はそこらの反中国とは立場が違いますよ。
「一つの中国」は大事です。日本の侵略戦争も事実と認め、不再戦
という立場で軍事費値上げに反対しています。この2点以外に何の
イシューがあるというのでしょうか? これ以外に何か意見がある
のでしたら、中国共産党に言って彼らの方針を変更させるか、それ
とも彼らを打倒して猛獣文士党が中国全土を実効支配することです。
ま、中国に足場のない猛獣文士さんにはお奨めも、止めもしませんが。

猛獣文士さんの方こそ、御自身では日本の革新派・民主派と共感
していると感じておられるようですが、当方から見て、全然その
具体的姿をとった民主派、革新派の姿が見えません。そればかりか
中国人として、現指導部に対しての敬意もどのように払っているのか
疑問です。「毛沢東氏だけが世界を照らす永遠の赤い赤い心の太陽だ」と
そればかりを(日本人のいい加減な「文革派」に吹き込まれ)今も
てっきり信じ込んで、穴蔵の中に潜むワンマンアーミー、という認識です。

だから片方で三里塚闘争に肩入れしてみたり、もう片方で関西空港推進
の岸昌(元大阪府知事)らを擁護する、不思議な二股こう薬集団で
ある日中友好協会とか、中国研究所などにかばいだてするのです。

[247] Re: 「反中国」というレッテルを返上する 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/02/11(Sun) 18:15
> |組織の方針に従わない人を処分するのは、当然の処置でしょう。
> > これは、当方の面識ない平野氏ですが、平野氏の行動や言動をすべて
> 承知の上で、なおかつ中国国籍あるという猛獣文士さんが御自分の責任
> で、それも今の時点でも、こうして言いきる事ができるのでしょうか。

中国研究月報1967年3月号に載っている中国研究所の「声明」で、この除名に
ついて説明しています。処分された人は、平野氏だけでなく、

・平野氏を含む3名の理事と笠原千鶴監事が再選されなかった
・平野氏、笠原氏を含む9名の所員が除名された
・3名の評議員が解任された

ということです。

| 被除名者が主張するように、一般的に特定の思想をもったり特定の組織に属する
| ということでこのような措置をとったのでなく、現代中国研究を具体的に妨害する
| 勢力の構成分子として以上の措置をとった次第であります。
| したがって、これらの諸氏が本研究所の伝統的精神にたちかえるならば、私たちは、
| 喜んでこれを迎えるにやぶさかではありません

といっています。これをみて横暴といえるのか、どうでしょう。

> 「日中友好新聞」にこれらの自主的自覚的な日本人の立場からの研究を
> する人士が中国研究所から排除されちゃったという記事がありました。
> 日本の文部省管轄の研究機関がこういう事(意見の違いをタテに組織排除)
> をしてはいけないと思います。
> また、それをうんぬん論評する立場に猛獣文士さんがあるとは思いません。
> まして組織排除を「当然の処置」って、えらい”民主的な”かばいだてですよね。

日本共産党がもっと民主的な組織だったら、印象はかわっているかもしれませんが、
昨今も某古参幹部が除名されたとか、当時も大量の党員が除名され「反党分子」やら
「盲従分子」になったとかいうところの人たちの話ですから、横暴なんという印象が
出てくる余地がないんですが。

> 答えを先に言ってしまうと、日本政府は外国からの干渉という本質を
> ほとんど深刻にうけとめず、それが「日本共産党や日本の革新運動を
> 分断・弱化するのに役に立つ」という党派的で表層的な観点からこれ
> を体制内化・利用していた過去の経過があったのです。ナンボ旗を
> 振っても、火炎瓶なげて暴れても、日本の権力装置としては痛くも
> かゆくもなかった。「革命ごっこ」というのはまさしくこれですね。

日本の権力装置が本当に「痛たた」と思うのはいつのことですかね。
不死身で最強の日本のお上と、従順で最弱の日本の民。でも、日本の
民もアジア人に対しては結構優越感を持っている。
なんか、悲しい国ですね。

> 本質は毛沢東ら文革派による日本への対外干渉行為でありました。
> これが、革新民主勢力には少なくない悪影響を与えました。猛獣文士
> さんらの人士にも、主に人格的側面に、無意味に悪影響を与えている
> と思います。コペルニクス的に考え方を改めないと、現実が見えない
> でおられる所以です。

これについては、見解の相違です。

> このごろ、江沢民氏ら中国共産党の現指導部を、70年代の周恩来氏や
> 80年代のト小兵氏らと違い、あまり都合よく反共に利用できないと見
> ると、当時のむき出しの干渉行為には目をつぶっていたくせに、今に
> なって「その手先」ということで元(正統)[社団]日中をやり玉に
> 上げるようになってきたようです。産経新聞が連載を始めましたね。

産経新聞を読んでいないので、よく分かりませんが。本物の反中国を
やっているのでしょうか。

> 朝鮮半島の情勢が、テポドンの頃と違ってきまして、当面の仮想敵
> としては中国をあげるしか軍事費や米軍駐留の根拠を示せない中で
> は「外国政府の第五列」というのは恰好のネタでありましょう。
> こうして60年代後半から文革がまいた外交上の混乱のタネが日本国民
> の軍事費負担の値上げやら米軍駐留やらの重しの正当化につかわれる
> というわけです。大変迷惑な事です(-_-;)。

すごいこじつけのように聞こえます。中国がどんなにおとなしい国であっても、
仮想敵国なんてのはかってに定義できるのであり、そのような動きに同調する
日本人民もいる。それを阻止できない「民主勢力」の力量不足を中国のせいに
してはいけないでしょう。

> 中国研究所も、(正統)も、オウムのように、法人格の社団はせめて
> 返上・解散して自主的サークルになって運営したらどうでしょうかね。
>

なんで、法人格を返上・解散するのか、理由が全く分かりませんが。

> よく読んで下さいね。当方はそこらの反中国とは立場が違いますよ。
> 「一つの中国」は大事です。日本の侵略戦争も事実と認め、不再戦
> という立場で軍事費値上げに反対しています。この2点以外に何の
> イシューがあるというのでしょうか?

私は、難しい政策の話をしているんじゃないんです。政策的には「進歩的」なことを
言う人が、言葉の端はしに中国人を軽侮するようなことをいう。こんなのをまあ「反
中国」などという言葉で形容してみただけです。

> それとも、日本の人民に、暴力主義的闘争をけしかけているのでしょうか。
> ズサンな編集をしているのでしょうか、この時期の記事にはとりわけ訂正
> 記事が次の号にでるのが頻発しています。当方のように無学な市井の者が
> 誤記をするのはありがちな事ですが、せっかく日本政府の文部省から資金
> を頂いている社団法人の中国研究所がこれでは恰好がつきませんね。
> ところで、文部省はこんな研究団体をよくもまあ資金提供しつづけたもんで
> す。中国政府の文部省ならいざしらず。

ここのところ、「中国政府の文部省ならいざしらず。」は余計なんじゃないですか。これは
どういう風に読んでも、中国の何かが杜撰だという風にしか読めないですよ。たとえば、
「日中友好協会」を名乗る組織の事務所が中国人の住む建物の一階にあり、そこの所員が
中国人の寮生に対して言葉の端はしにこんな感情をちらつかせていたら、寮生はその組織の
「友好」という文字を本物と思うでしょうか、ニセモノと思うでしょうか。

> これ以外に何か意見がある
> のでしたら、中国共産党に言って彼らの方針を変更させるか、それ
> とも彼らを打倒して猛獣文士党が中国全土を実効支配することです。
> ま、中国に足場のない猛獣文士さんにはお奨めも、止めもしませんが。
>

考えておきます。

> 猛獣文士さんの方こそ、御自身では日本の革新派・民主派と共感
> していると感じておられるようですが、当方から見て、全然その
> 具体的姿をとった民主派、革新派の姿が見えません。そればかりか
> 中国人として、現指導部に対しての敬意もどのように払っているのか
> 疑問です。「毛沢東氏だけが世界を照らす永遠の赤い赤い心の太陽だ」と
> そればかりを(日本人のいい加減な「文革派」に吹き込まれ)今も
> てっきり信じ込んで、穴蔵の中に潜むワンマンアーミー、という認識です。

毛沢東主席は、人間としては本当に面白い人物で、魅力があります。完璧な聖人だった
とは思いませんが。

> だから片方で三里塚闘争に肩入れしてみたり、もう片方で関西空港推進
> の岸昌(元大阪府知事)らを擁護する、不思議な二股こう薬集団で
> ある日中友好協会とか、中国研究所などにかばいだてするのです。

私がこれらの組織を攻撃する理由などないじゃないですか。

[248] Re^2: 「反中国」というレッテルを返上する 投稿者:大阪の人 投稿日:01/02/15(Thu) 04:47
re:247-1
|> このごろ、江沢民氏ら中国共産党の現指導部を、70年代の周恩来氏や
|> 80年代のト小兵氏らと違い、あまり都合よく反共に利用できないと見
|> ると、当時のむき出しの干渉行為には目をつぶっていたくせに、今に
|> なって「その手先」ということで元(正統)[社団]日中をやり玉に
|> 上げるようになってきたようです。産経新聞が連載を始めましたね。
|
|産経新聞を読んでいないので、よく分かりませんが。本物の反中国を
|やっているのでしょうか。

当方の書き込みと、猛獣さんのレスとのつながりが一番激しく
ズレている箇所がここ。よく中身を読みましょう。

|中国研究月報(略)「声明」で、この
|除名について説明しています。処分された人は、平野氏だけでなく、
(略)
|ということです。

|| 被除名者が主張するように、一般的に特定の思想をもったり特定の組織に
|| 属するということでこのような措置をとったのでなく、現代中国研究を具
|| 体的に妨害する勢力の構成分子として以上の措置をとった次第であります。
|| したがって、これらの諸氏が本研究所の伝統的精神にたちかえるならば、
|| 私たちは、喜んでこれを迎えるにやぶさかではありません
|
|といっています。これをみて横暴といえるのか、どうでしょう。

やはり肩もつ中国研究所。そんなに日本権力の文部省に認可されて
研究費もらっている機関に恋々とする理由は? それから受け売りばかり
になっていて、御自分の立場がなにやら危ういのも指摘させて貰います。
また、最初の頃の猛獣さんの対立する意見も併記するような鷹揚な立場
がなくなり、スピーカーとして限定的に一方の言い分を代弁するばかり
で新規の文書の書き込みがなくなってしまいました。日中友好新聞の中の
該当箇所と共に、この項も妙なレスでなく、正式にウェブに上げなさいよ。

それからこの言明は、「日本共産党を離党すること」を暗に強要している
のではないでしょうか。こうして思想信条の自由を脅かすのは日本の現行
憲法に抵触するものであります。言葉は「やぶさかでない」等ときれい事
を述べていますが、排除の論理と差別選別の学問研究への持ち込みです。

|ここのところ、「中国政府の文部省ならいざしらず。」は余計なんじゃないですか。

いらないのは中国研究所なる特異な立場から無意味な”研究”を続ける
異常集団への文部省の助成でありまして、当方は正当な納税者=主権者
としての権利から政府の金の使われかたにチェックを入れているのです。
何を中国人に言われる筋合いがありましょうや?

[252] Re^3: 「反中国」というレッテルを返上する 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/02/15(Thu) 23:52
大阪の人さん、精力的な書き込み、感心しています。

> > 当方の書き込みと、猛獣さんのレスとのつながりが一番激しく
> ズレている箇所がここ。よく中身を読みましょう。
>

何の中身でしょうか。産経新聞を読めということでしょうか。本当に、かみ合わない話です。
何を言っているのか、分かりません。


> やはり肩もつ中国研究所。そんなに日本権力の文部省に認可されて
> 研究費もらっている機関に恋々とする理由は? それから受け売りばかり
> になっていて、御自分の立場がなにやら危ういのも指摘させて貰います。
> また、最初の頃の猛獣さんの対立する意見も併記するような鷹揚な立場
> がなくなり、スピーカーとして限定的に一方の言い分を代弁するばかり
> で新規の文書の書き込みがなくなってしまいました。日中友好新聞の中の
> 該当箇所と共に、この項も妙なレスでなく、正式にウェブに上げなさいよ。
>

大阪の人さんも、勝手な要求ばかりしていますね。では、少し話を整理しましょう。

まず、大阪の人さんが、私のページの元ネタの多くが、中国研究所の中国研究月報1967年3月号から
きている事を発見しました。そこで、大阪の人さんは、

@ 私のページの元ネタが中国研究月報だけ(日本と中国も少しある)と書き込みました。この
 指摘は、正しくありません。

A 大阪の人さんは、中国研究所と社団法人日中友好協会について、いろいろ非難とも批判ともつか
 ないようなことを書き込んだ。その一つが、1967年における「日共系?」会員や役員などの除名
 があった。他に、岸元大阪府知事?と関係があった?社団法人日中友好協会の旧?あるいは現?
 幹部について、その関係自体と、関西空港の事に関する何かがあった。この件について、大阪府民
 ならぬ私には、知識はありません。

  この二つの組織を貶めることによって、その組織の発行する出版物に掲載されている記事や論文など
 の価値を低めようという意味でしょうか。私には、そのように見受けられます。

そこで、関空のことは別にして、中国研究所の所員等の除名について、私は横暴とは思わないといった
訳です。それだけのことです。すると、私がこれらの組織のかたをもつというので、私は、別にかたを
もつわけではないが、私がこの組織に含むところなどあるわけもないのであり、なぜ私が、これらの組織
を攻撃しなければならないのか、全く分からない展開になってくるわけです。なぜ、大阪の人さんに
同調して、私が中国研究所や(社)日中友好協会の攻撃をすることになるのでしょうか。

ところで、中国研究所が文部省から補助金を受けているということですが、ご存知ならば教えてください。
そのくらいの金額の補助金でしょうか。また、日中友好協会のほうも、政府の予算から資金を受け取って
いるのでしょうか。

> それからこの言明は、「日本共産党を離党すること」を暗に強要している
> のではないでしょうか。こうして思想信条の自由を脅かすのは日本の現行
> 憲法に抵触するものであります。言葉は「やぶさかでない」等ときれい事
> を述べていますが、排除の論理と差別選別の学問研究への持ち込みです。

どんな解釈も可能ですが、このような言い方はこじつけとしか見えません。反論するのもばかばかしく
思えます。

> > |ここのところ、「中国政府の文部省ならいざしらず。」は余計なんじゃないですか。
> > いらないのは中国研究所なる特異な立場から無意味な”研究”を続ける
> 異常集団への文部省の助成でありまして、当方は正当な納税者=主権者
> としての権利から政府の金の使われかたにチェックを入れているのです。
> 何を中国人に言われる筋合いがありましょうや?


@ 政府の金の使い方に文句をいうのに、なぜ中国をおとしめる言い方が必要なのでしょうか。

A 納税者=主権者というそばから、中国人に文句を言われることはないというのは、矛盾した
  言い方ですか?私は一応、中国人ですが、日本の税務署に税金も払っていますが。

[257] Re^4: 「反中国」というレッテルを返上する 投稿者:大阪の人 投稿日:01/02/16(Fri) 04:31
re:252
|@ 私のページの元ネタが中国研究月報だけ(日本と中国も少しある)と
| 書き込みました。この指摘は、正しくありません。

まだ「日中友好新聞」縮刷版からの引用がない、という意味です。
公平そうに装っていますが、当初から日中友好協会を無視し続けて
います。

|A 大阪の人さんは、中国研究所と社団法人日中友好協会について、
|いろいろ非難とも批判ともつかないようなことを書き込んだ。その
|一つが、1967年における「日共系?」会員や役員などの除名があっ
|た。他に、岸元大阪府知事?と関係があった?社団法人日中友好協
|会の旧?あるいは現?幹部について、その関係自体と、関西空港の
|事に関する何かがあった。この件について、大阪府民ならぬ私には、
|知識はありません。

三里塚に関しては、お詳しいのでは? お笑いなのはここです。
日本の政治闘争に口を差し挟むくせに、都合悪くなればダンマリ。

|この二つの組織を貶めることによって、その組織の発行する出版物に
|掲載されている記事や論文などの価値を低めようという意味でしょう
|か。私には、そのように見受けられます。

おとしめる、のではなくて、「その存在に相応しいリアルなものの見方
で見る」ということです。なぜ肩を持つのかというのはここ。猛獣文士
さんは関西空港の件と同様に知らないものは「知らない」と言えばいい
のです。それでも、知りもしない日本の社団法人の内実にくちばしを入れ
る。

|そこで、関空のことは別にして、

なぜ別にするのか。大阪の人間には(正統)というのは、この岸昌氏の
名と関空と三題ばなしのようにつながります。あと皇国史観がバックボーン
だとか、ホステスさんから貰ったパンティの話だとか・・(全部彼の
著書にあります)

|中国研究所の所員等の除名について、私は横暴とは思わないといった訳
|です。それだけのことです。すると、私がこれらの組織のかたをもつと
|いうので、私は、別にかたをもつわけではないが、私がこの組織に含む
|ところなどあるわけもないのであり、なぜ私が、これらの組織を攻撃し
|なければならないのか、全く分からない展開になってくるわけです。

猛獣文士さんは日本の政治にくちばしを入れ過ぎる。擁護したり美化し
たりした人士は当方からみて「革新」でも「民主」でもない、正真正銘
の反動派です。これらの人士を美化している限り何言っても馬脚が現れ
ます。

|なぜ、大阪の人さんに同調して、私が中国研究所や(社)日中友好協会
|の攻撃をすることになるのでしょうか。

誰が攻撃しろと申しました。肩もち、美化しなければそれで良い。

|ところで、中国研究所が文部省から補助金を受けているということですが、
|ご存知ならば教えてください。

社団法人各を得ているということは、税制上の優遇があることではないかな。
また「月報」を公的図書館などに入れるのに入れやすいでしょう。
「出」が優遇で減り、「入」が図書館等公的機関に保障されれば、これだけ
で補助を得ていると言われて当然でしょう。他の事は詳しくありません。
自民党の幹部が座ったりしています。おいしい利権ある地位なのでしょうな。
オウム教のように、法人格を失って、対日干渉がない今生き残れるだけの
足場があるかどうかは不明ですが。

|そのくらいの金額の補助金でしょうか。また、日中友好協会のほうも、
|政府の予算から資金を受け取っているのでしょうか。

元(正統)は、社団法人各を得ています。日中友好協会はそのような金は
得ていません。機関紙が第三種郵便ぐらい取得しているだけでしょう。

それにしても任さんの御用商人としての繁昌ぶりは驚くほどですな。
橋爪氏の本や、宮森氏の本にあるとおり、「ガラス一枚*千トン」で
商談が決まったのでしょうな。その陰に多くの心ある零細業者が泣かされ
ていました。

|どんな解釈も可能ですが、このような言い方はこじつけとしか見えません。
|反論するのもばかばかしく思えます。

解釈する前にくちばしを入れない事です。反論する必要はありません。

|@ 政府の金の使い方に文句をいうのに、なぜ中国をおとしめる言い方
|  が必要なのでしょうか。

貶めるためには、中国研究所なる機関が悪い機関であるとしなければ
なりません。「日本の納税者の金が行くのは不適切」だと申しています。
これは悪い機関であるということになるのでしょうか。中国の党と政府
のスピーカーとなっていた事は、ぬぐうべくもない事実であります。それ
なら「革命外交」の中国政府がスポンサーならわかるが、日本の政府が
金を入れるのはおかしいと申したまでです。ちなみに現江沢民指導部の
中国政府の事ではありません。話の始めに「過去の干渉行為に関しては
(サンケイらは)口をぬぐって当時知らんふりしていたくせに、今になって
それを殊更あげつらっている、と申しています。この当時の中国政府の事
であります。

|A 納税者=主権者というそばから、中国人に文句を言われることはな
|  いというのは、矛盾した言い方ですか?私は一応、中国人ですが、
|  日本の税務署に税金も払っていますが。

主権者は日本人だと申しています。主権者としての意識なしにこんな
対日干渉を問題にできません。僑居する地に於て、一時的に納税する
というのと、主権者として納税するということとはわけが違います。
納税者らしく日本の地方政治に参政権を持ちたいならば、そのような
運動をすべきです。国政に一票でも参与したいならば、日本国籍を
取得するしかないでしょうね。華人と華僑というのは違う概念だそう
ですね。日本政府を打倒するのが願望の愛国華僑の猛獣文士さんへ。

[249] Re^3: 「反中国」というレッテルを返上する 投稿者:大阪の人 投稿日:01/02/15(Thu) 04:48
re:247-2
|日本共産党がもっと民主的な組織だったら、印象はかわっているかもしれ
|ませんが、昨今も某古参幹部が除名されたとか、当時も大量の党員が除名
|され「反党分子」やら「盲従分子」になったとかいうところの人たちの話
|ですから、横暴なんという印象が出てくる余地がないんですが。

3つの話を分けて話させて貰います。
1)アプリオリに民主的かそうでないかを議論されていますが
猛獣文士さんはどうして日本共産党が非民主的では困るのですか。
そして非民主主義であると決めつけておられる。私は中国共産党が
どう非民主主義であるか等と言い立てているわけではありませんし
猛獣文士さんは何に対して非民主主義と言いたいのか、それでは
民主主義的な組織が(正統)や(左派)なのか、日本労働党なのか。
そこの所がイマいちわかりづらいですね。

2)おそらく除名の話は、年末年始にあった春日正一の話であろうと
思いますが、この人はある女性と不倫してまして、それを党に隠して
いまして、女性が別れ話をし始めたらつきまとい始めまして、女性が
党中央に抗議に来られて、上田耕一郎副委員長が正式に謝罪した、という
話を針小棒大に猛獣文士さんがその下劣な自らの趣味と品性に合わせて
問題であるかのごとくに取り上げて党非難の口実にしているのですな。
党は正式に調査しまして、事実が明らかになった時点で春日正一氏を除名
しまして、女性との関係ということもあり、表ざたにはせずに処理して
いました。週刊新潮が年末年始にこの件をねたにしていましたが、女性
が手記をコメントしていまして、その中で、党中央の対処は(この女性
自体はまったく党の支持者ではないとのことですが)むしろ好感を持って
受け止めたとまでこもごも書いていました。

3)猛獣文士さんはこの話を、「日共がいかに非民主的であるか」という
話の最近の傍証として持ちだされたわけですが、これってもしかして女性
をかばう立場からではなくて、反社会的な不倫関係を続け、フラれても
つきまといを続け、それを党に隠して、悪いという自覚もありながら続けて
いたという春日氏への奇妙な弁護にもなっていることを指摘させて貰います。
「党の調査」というのは無論所謂査問であります。春日氏がこれを受けた
この事実をもって除名された、これを非民主的というのであるならば、被害
を被った女性はどのように黙殺されようと、構わないということになります。
前まえから、女性とか、障害児とか、歳よりとかに酷薄な猛獣文士さんの
立場でありましたが、とにかく日本共産党に文句を投げつけ、おとしめる為
なら手段を選ばないという事がこのような醜い罵声となりそれを発する猛獣
さんの身にも振りかかって身を穢しているわけです。ほんに下劣なお人です。

P.S.
この件は、まだ悪名高い創価学会でさえネタにしてない、つまらない件なのに
よくもまあ相手をあげつらうためにネタにしたもんですなぁ。聞こえが悪い
話を投げつけて、相手をおとしめるためだけのネタ。感心しますね。
あなたのお歳でこれが持ちだせる神経を。

[253] Re^4: 「反中国」というレッテルを返上する 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/02/16(Fri) 00:08
> 3つの話を分けて話させて貰います。
> 1)アプリオリに民主的かそうでないかを議論されていますが
> 猛獣文士さんはどうして日本共産党が非民主的では困るのですか。

私は、困るなどとはいっていません。いつ、どこでそのようなことを
私が言ったのでしょうか?

> そして非民主主義であると決めつけておられる。私は中国共産党が
> どう非民主主義であるか等と言い立てているわけではありませんし
> 猛獣文士さんは何に対して非民主主義と言いたいのか、それでは
> 民主主義的な組織が(正統)や(左派)なのか、日本労働党なのか。
> そこの所がイマいちわかりづらいですね。
>

民主的でないところでは、組織の方針に従わない人を、十分な反論の機会を与えず、
十分な議論をつくさないで、除名したりすることもあるでしょう。本来、民主的な人や
力のないに対して、そのように権力を振り回して処分を強行するのならば、横暴な話だという
ことになるでしょう。しかし、もともと、民主的でないことを前提にしている人の間での
そのような処置は、横暴というような次元の話ではないのではないかという、印象をもつ
わけです。

> 2)おそらく除名の話は、年末年始にあった春日正一の話であろうと
> 思いますが、この人はある女性と不倫してまして、それを党に隠して
> いまして、女性が別れ話をし始めたらつきまとい始めまして、女性が
> 党中央に抗議に来られて、上田耕一郎副委員長が正式に謝罪した、という
> 話を針小棒大に猛獣文士さんがその下劣な自らの趣味と品性に合わせて
> 問題であるかのごとくに取り上げて党非難の口実にしているのですな。

春日正一氏というよりも、市川さんと聞いています。本名が市川さんで、ペンネームが
春日正一さんでしょうか。

> 党は正式に調査しまして、事実が明らかになった時点で春日正一氏を除名
> しまして、女性との関係ということもあり、表ざたにはせずに処理して
> いました。週刊新潮が年末年始にこの件をねたにしていましたが、女性
> が手記をコメントしていまして、その中で、党中央の対処は(この女性
> 自体はまったく党の支持者ではないとのことですが)むしろ好感を持って
> 受け止めたとまでこもごも書いていました。
>

その事情に関しては、私は全く知りません。私が愛読しているさざなみ通信や、マル共連などの
ページで、このような事件があったことを知っただけです。私が、日本共産党の古参幹部を擁護
する理由など、何もありません。

> この事実をもって除名された、これを非民主的というのであるならば、被害
> を被った女性はどのように黙殺されようと、構わないということになります。
> 前まえから、女性とか、障害児とか、歳よりとかに酷薄な猛獣文士さんの
> 立場でありましたが、とにかく日本共産党に文句を投げつけ、おとしめる為
> なら手段を選ばないという事がこのような醜い罵声となりそれを発する猛獣
> さんの身にも振りかかって身を穢しているわけです。ほんに下劣なお人です。
>

大阪の人さんは、私が言っていないことを勝手に憶測して、その上でいろいろな結論を出してくれ
ます。前提を自分で用意して、その上で推論すれば、どのような結論でも、自由に論証できると
言うことでしょうか。

> P.S.
> この件は、まだ悪名高い創価学会でさえネタにしてない、つまらない件なのに
> よくもまあ相手をあげつらうためにネタにしたもんですなぁ。聞こえが悪い
> 話を投げつけて、相手をおとしめるためだけのネタ。感心しますね。
> あなたのお歳でこれが持ちだせる神経を。

感情的な反論をすればするほど、この事件について、日共側がナーバスになっているという事情が
伺えますよ。私は、この事件について、日本共産党を非難しようも、賞賛しようとも思いませんが。

[258] Re^5: 「反中国」というレッテルを返上する 投稿者:大阪の人 投稿日:01/02/16(Fri) 04:32
re:253
一つ訂正します。春日氏ではなくて市川氏でしたね。<(_ _)>。

|> 1)アプリオリに民主的かそうでないかを議論されていますが
|> 猛獣文士さんはどうして日本共産党が非民主的では困るのですか。
|
|私は、困るなどとはいっていません。いつ、どこでそのようなことを
|私が言ったのでしょうか?

それでは何故ことさらに取り上げて無意味にあげつらうのか。
悪口になると水際立ってくるのが猛獣文士さんの真骨頂です。
それから、非民主的運営の極限は文革です(きっぱり)。
これ読んでいる大方の日本人も、これだけはわかると思いますよ。
たとえ大阪の人と立場や意見が違えども。

|民主的でないところでは、組織の方針に従わない人を、十分な反論の
|機会を与えず、十分な議論をつくさないで、除名したりすることもあ
|るでしょう。本来、民主的な人や力のないに対して、そのように権力
|を振り回して処分を強行するのならば、横暴な話だということになる
|でしょう。しかし、もともと、民主的でないことを前提にしている人
|の間でのそのような処置は、横暴というような次元の話ではないので
|はないかという、印象をもつわけです。

これは劉少奇氏を暴虐の中で虐殺した、某国の某党とその某指導者に
向けて言うべき事です。あるいはスターリンだとか、ポルポトだとか。

|春日正一氏というよりも、市川さんと聞いています。本名が市川さんで、
|ペンネームが春日正一さんでしょうか。

すみません。氏名の取り違えで、当方の書き誤りです<(_ _)>。

|その事情に関しては、私は全く知りません。私が愛読しているさざなみ
|通信や、マル共連などのページで、このような事件があったことを知った
|だけです。私が、日本共産党の古参幹部を擁護する理由など、何もありません。

大筋はこのような経過でありました。あまりの事に猛獣文士さんも
さすがに除名者の市川氏を擁護することはできないと知ったようです。
当方も【名前の取り違え】をしていますから、大きな事は言えない(^^;)
のですが、【除名の理由】も知らずに日本共産党を攻撃するネタに
これを言い立てている猛獣文士さんもいいツラの皮ですな。

|感情的な反論をすればするほど、この事件について、日共側がナーバスに
|なっているという事情が伺えますよ。私は、この事件について、日本共産
|党を非難しようも、賞賛しようとも思いませんが。

ナーバスになるのが当然です。それが人権感覚をまともに持った立場です。
そういえば毛沢東氏は、第三の妻がいる身でありながら、不倫して江青氏
と恋仲になったらしいですな。そして党の会議で批判されたけど、ひっつ
いてしまってどうにもこうにもで、結局第三の妻と離婚したのだとか。
こういう【腐敗分子】が党の指導者であっては感心できませんな。伊東律
も、この腐敗行為が発覚しまして、”北京機関”は党の正規の機関ではな
いと後に規定されましたが、それでも腐敗行為に関しては明々白々の証拠
があって、この”北京機関”の除名の処分に関してはそのまま新指導部に
なっても継承されたのでした。従いまして、挙げればこの男の腐敗行為を
挙げることができるはずですが、日本共産党側は「腐敗分子」だとしか
説明していません。それを伊東氏は悪乗り、悪用して好き放題に喋って
いたのでした。

[263] Re^6: 「反中国」というレッテルを返上する 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/02/18(Sun) 19:38
> ナーバスになるのが当然です。それが人権感覚をまともに持った立場です。
> そういえば毛沢東氏は、第三の妻がいる身でありながら、不倫して江青氏
> と恋仲になったらしいですな。そして党の会議で批判されたけど、ひっつ
> いてしまってどうにもこうにもで、結局第三の妻と離婚したのだとか。

マルクスも不倫をして、私生児をメードに生ませ、それをエンゲルスが自分の子として
届け出て、闇に葬ったということです。岩波新書「人間マルクス」。

かつての日本共産党には、ハウスキーパーなる制度があり、それが党員の性欲の処理のために
使用されていたということです。小林多喜ニの「党生活者」には、党生活者が、シンパらしき
女性の好意に甘えて、愛情を持っていないのにその女性を利用するような場面が出てきます。

日本共産党の正史(たとえば、何とかの七十年などという)には、これらの無名のハウスキー
パーの話は、でてこないそうです。

毛沢東の場合には、自由恋愛です。

男女間の問題は簡単ではないので、単純に理論的に割り切るのは危険だと思います。

> こういう【腐敗分子】が党の指導者であっては感心できませんな。伊東律
> も、この腐敗行為が発覚しまして、”北京機関”は党の正規の機関ではな
> いと後に規定されましたが、それでも腐敗行為に関しては明々白々の証拠
> があって、この”北京機関”の除名の処分に関してはそのまま新指導部に
> なっても継承されたのでした。従いまして、挙げればこの男の腐敗行為を
> 挙げることができるはずですが、日本共産党側は「腐敗分子」だとしか
> 説明していません。それを伊東氏は悪乗り、悪用して好き放題に喋って
> いたのでした。

伊藤律はスパイだという話ではないですか?ところで、対外的に正規の機関であると認識
されていた機関の行為については、あとでその組織の実権を獲得したグループであっても、
責任をもつ必要があります。それがいやならば、別の名前で新組織をつくるべきです。
「日本共産党」という、名前だけで影響力をもち得る組織をまるまる手に入れながら、
それ以前の指導部の行為については、正規の機関でなかったとかいう勝手な決定を内部で
行って、他人事のように語るというのは、卑劣な行為と思います。

[266] よく見ると逃げてばかりの猛獣さん 投稿者:大阪の人 投稿日:01/02/20(Tue) 03:20
re:263
|> ナーバスになるのが当然です。それが人権感覚をまともに持った立場です。
|> そういえば毛沢東氏は、第三の妻がいる身でありながら、不倫して江青氏
|> と恋仲になったらしいですな。そして党の会議で批判されたけど、ひっつ
|> いてしまってどうにもこうにもで、結局第三の妻と離婚したのだとか。

・・だけ当方が書いたら

|マルク
|子とし
|かつて
|処理の
|党生活
|女性を
|の七十
|そうで
|男女間

(あまりに酷い内容なんで行の冒頭だけに割愛させて頂きます。)

|伊藤律
|ると認
|ループ
|新組織
|組織を
|関でな
|は、卑

・・うほほ。これだけ返ってきましたかあ(-_-;)。

順を追って見ましょう。
247番にて元は当方は次のような新たな議論を始めました
大阪>中国研究所のあり方は問題だ

中国研究所は、日本の文部省管轄の社団法人なのに、文革当時からは
奇妙にも紅衛兵もどきの中国政府のスピーカーを買って出ていたのでした。
異様な集団のその異様さを事実を追って明らかにする事は、これが
猛獣文士さんの大きな元ねたの一つであることから言っても重要です。
ところが・・

【247番】
猛獣>最近も日共が非民主的だから幹部を除名する。横暴。

ほらほら、まずは猛獣文士さんが、何ら関係ない話題に脱線。
仕方なく当方が、これに(反論というより一方的に無関係な話題で
誹謗されている点を)説明しつつ答えました。

249番にて
大阪>中国の事でない。日本の中で日共と比べ(正統)や(左派)が
   民主主義的だとでも言うのか(反語)。除名者は隠れて不倫し
   たり、つきまとい行為をしていて発覚した。これを除名は当然だろう。
   女性もこの党の態度は評価。猛獣氏こそ女性差別では?
   毛氏の不倫だって本来許されるべきでない。

ほら、具体的な党活動上の素行や品性、あるべき姿を具体的に問題に
している。この当方の書いたことに、最後の部分だけつまみ読みして

【263】にて
猛獣>マルクスも不倫をして、私生児をメードに生ませ
   小林多喜ニの「党生活者」に女性を利用するような場面が出てきます。
   毛沢東(氏)の場合には、自由恋愛(だから許される)。
   北京機関は正規機関だから、日共は解散改名して出直せ。

ここで注目すべき点があります。猛獣文士さんは日本共産党全体の名誉を
傷つけるという単なる手段としてこの問題を最初に持ちだしている、という
事です。前回もそうでした。タコやイカの墨のようなものか?煙幕を吐いて
逃げているわけです。これは前回も一度ありました(笑)。

大阪>天津歌舞団が日中友好協会と総評とを差別的に相手にし損をさせた。66年
猛獣>宮本氏が女性同伴で大名旅行と言われている。妻ではないだろう。64年
大阪>招待したのは中国側だろう。また施設は中南海の人士向けだ。64年

どうです? とにかくセックススキャンダルに結びつけての論難をしたい
という意図が見え見えです。そして肝心なのは、猛獣文士さんは苦しくなる
とこのようにセックスねたに走ります。んで、内容をご覧になるとわかり
ますが、事実として政治性のある事件ならば認める事は認め、話の噛合せが
合うよう当方は努力しているのですが、猛獣文士さんは一貫してこれをいいっ
ぱなしドロを吐き散らすように放言しているだけだということです。当方は
これまで半年ほど猛獣文士さんの発言を読んで参りましたが、こうして日本
共産党を攻撃するネタとして取り上げるばかりで、たとえば中国の女性の地位
を向上させるとか、日本女性の事でもいいのですが、そのような方向での何か
の活動や知見は全く見受けられない。酷薄で弱者に辛くあたる猛獣さん。
このあたりの猛獣文士さんの無責任さは際立っています。話が長いの
ですが、それは専ら煙幕のため。

日本共産党で申しますと、日本の政党の中では女性の比率が高い政党です。
議員の女性比率も断然第一党でありまして、比率だけでなく女性議員の数
でも半分近くを占めるという現状であります。社会進歩に果たす女性の役割
を認め、戦前から「18歳男女普通選挙権」を掲げて命を懸けて闘ってきた
歴史があります。現に毎年大企業におきまして男女差別賃金の是正の訴訟
の事件がポツポツとありますが、一つの争議や訴訟を支えるだけでもどれ
だけ多くの日本共産党内外の人士の支援があることか。こうして日々の
日本の現実の闘争の中で女性尊重の日本共産党の存在が試されているわけ
であります。なんも知らない異邦人の口を差し挟む事ではない、とするのは
まさしくこの点であります。保育所作りやポリオ生ワクチン輸入運動、介護
問題など枚挙にいとまがありません。

また、「空想から科学へ」にもありますが、女性差別と闘い、「共産主義者
は女性を共有する不道徳者だ」なりというような俗流的な反共に対してこれ
までの科学的社会主義者はデマとまったく反対に、女性の自立と社会参加の
機会のために現実には、世界中で闘って来ました。

猛獣文士さんは気軽だよねえ。とにかく本国は海の彼方だから何を放言して
も【責任が伴わない】ですむ。悪いのは日本人と決めつければすむ。
何か追及されたら「反中国」だと差別者呼ばわりをする。片方で三里塚では
国際空港反対だ!と勇ましく”農民蜂起”に出向いて暴力闘争をする。片方
では自民党やオール与党の日本のボスにすりよって、「無論革新」だなどと
関空を推進した皇国史観論者の岸昌氏を美化する。・・これらに整合性が
なくてもいいんです。その場その場でとにかく日本共産党に打撃を与えれば。
あるいは中国政府の時々の風を読んで迎合する輩に付いていけば・・
心に葛藤はないのかしら?

そもそも、67年2月3月の事件では、最初から「現代修正主義の新旧追従者」
というレッテルが用意されていました。もっと直裁に「宮本修正主義下僕
グループ」なんて3月上旬から用意よく文句が飛び出します。修正主義だ
なりとするのならば、本人は共産主義者でなければなりません。ところが
共産主義者というのは共産党に属するものです。その生粋の共産主義者と
いうのが、”友好貿易”の中国に逆らえない資本主義企業のビジネスマン
だったり、日本社会党やその参加の労働組合だったり、「ML派」等と
称する自称トロツキストであったり、中国共産党の党員ではない寮生だった
りします。こいつら何様? 幼き猛獣文士さんも、非党員であるにも関わら
ず知人から手紙が来て、愛国華僑の心意気? でこの闘争にはせ参じます。

ところが、皆さん、別に共産党員として「修養」しているわけではないし
そもそも金でつられた人士も多かったわけでありまして、ハーメルの笛吹き
よろしくガキを動員したということもありまして、内部でうちわモメも
するわ、華僑の親御さんも心配させるわ、自称トロツキストの皆さんも
本性では「中共なんてスターリニスト」と思っているわでありまして、そ
のうち数年とたたぬまに、「絶縁宣言」だなどと分裂・壊滅してゆくわけ
であります。

猛獣さん、やはり今の地点に立って、天津歌舞団は悪いよ。具体的だよ。
そして沢山のこのような具体的事実の積み上げで、具体的に対日干渉チーム
が中国党政府にあり、日本共産党にあらゆ罪を着せて攻撃したと。この
当方の指摘には、回答不能でありまして、御自身の空想ばかりを反論の
代わりに繰り返されるだけ。そして98年合意はないとか高いとか忙しい
と逃げて探さないでずるずる延ばす(-_-;)。

同じく毛沢東氏の行状も、弁護はできないよ。江沢民氏がもしもこれを
したら、やはり除名ぐらいされてしまうよ(仮定)。いやさ毛沢東時代
であっても、毛沢東以外の人士が毛沢東のような振舞いをしていればそ
れは「腐敗分子」だとまさしく毛沢東氏らに打倒されていた事でしょう。
猛獣さんも、これが宮本氏や不破氏なら面白おかしく攻撃のねたにする
でしょう(仮定)。この非対称性。少しは内省とか疑問とか湧かない?
個人崇拝は党活動と無縁です。また男女関係の腐敗も、現実にあれば、
それは日本共産党であれ中国共産党であれ、通常の社会のルールから外
におかれる例外はありません。あなたの娘があなたの毛沢東弁護論を読
んだらどう思うだろうね。逃げる口上を見つけて投げつける努力だけで
なく、一つひとつ検証して見ることです。

[267] Re: よく見ると逃げてばかりの猛獣さん 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/02/20(Tue) 23:45
> 247番にて元は当方は次のような新たな議論を始めました
> 大阪>中国研究所のあり方は問題だ
> > 中国研究所は、日本の文部省管轄の社団法人なのに、文革当時からは
> 奇妙にも紅衛兵もどきの中国政府のスピーカーを買って出ていたのでした。
> 異様な集団のその異様さを事実を追って明らかにする事は、これが
> 猛獣文士さんの大きな元ねたの一つであることから言っても重要です。
> ところが・・
>

中国研究所が、中国研究を具体的に妨害する組織の構成員として、平野某氏、笠原千鶴氏などを
除名したことは、横暴といえるかどうかという問題。
横暴とは思わない。それだけのことです。他人の感覚を勝手に変えようとしないで下さい。

> 【247番】
> 猛獣>最近も日共が非民主的だから幹部を除名する。横暴。

日共が誰を除名しようと、私は非難も賞賛もしない。ただし、除名の理由は知っていた。
それを知らないと勝手に決め付けたのは、早とちり。

> 249番にて
> 大阪>中国の事でない。日本の中で日共と比べ(正統)や(左派)が
>    民主主義的だとでも言うのか(反語)。除名者は隠れて不倫し
>    たり、つきまとい行為をしていて発覚した。これを除名は当然だろう。
>    女性もこの党の態度は評価。猛獣氏こそ女性差別では?
>    毛氏の不倫だって本来許されるべきでない。
>

男女の問題を、単純な理論で割り切ることはできない。

マルクスも不倫をした。彼も腐敗分子か?この問いにどう答えますか?

> ここで注目すべき点があります。猛獣文士さんは日本共産党全体の名誉を
> 傷つけるという単なる手段としてこの問題を最初に持ちだしている、という
> 事です。前回もそうでした。タコやイカの墨のようなものか?煙幕を吐いて
> 逃げているわけです。これは前回も一度ありました(笑)。

市川氏の不倫の話を脱線させて、毛主席や伊藤律氏の話に持っていったのは、大阪さん。
毛主席が腐敗分子ならば、マルクスも腐敗分子になる。

> > 大阪>天津歌舞団が日中友好協会と総評とを差別的に相手にし損をさせた。66年
> 猛獣>宮本氏が女性同伴で大名旅行と言われている。妻ではないだろう。64年

妻子やお付きの人たちを10人もつれて、貧乏な中国のおごりで豪遊した。これは、病気療養
という名目。病気療養で豪遊するな。妻子といっているのだから、妻でしょ。ただ、宮本百合子
さんではない。

宮本顕治氏は、宮本百合子さんの夫ということが、かなりのキャラクターを占めているのだから、
これはどうしても気になる点だよね。

> 大阪>招待したのは中国側だろう。また施設は中南海の人士向けだ。64年

海南島または広東省の保養地。中南海は北京の一角だよ。


> 日本共産党で申しますと、日本の政党の中では女性の比率が高い政党です。
> 議員の女性比率も断然第一党でありまして、比率だけでなく女性議員の数
> でも半分近くを占めるという現状であります。

社民党のほうが女性の強い党に見えますが。党首も女性だし。共産党で、女性党首など
考えられないですね。

> 社会進歩に果たす女性の役割
> を認め、戦前から「18歳男女普通選挙権」を掲げて命を懸けて闘ってきた
> 歴史があります。

毛沢東主席も、女性は天の半分を支ているといっています。社会主義国中国では、女性が
働ける環境が、日本よりも進んでいるでしょう。少なくとも、思想的には。

> 現に毎年大企業におきまして男女差別賃金の是正の訴訟
> の事件がポツポツとありますが、一つの争議や訴訟を支えるだけでもどれ
> だけ多くの日本共産党内外の人士の支援があることか。こうして日々の
> 日本の現実の闘争の中で女性尊重の日本共産党の存在が試されているわけ
> であります。

そのようなことをしているのは、日本共産党だけではありません。なんでも、自分の手柄にしてしまう
共産党。それに、このような話は、一番上の問いに対する解答にはなっていません。マルクスは腐敗分子
ですか?

> また、「空想から科学へ」にもありますが、女性差別と闘い、「共産主義者
> は女性を共有する不道徳者だ」なりというような俗流的な反共に対してこれ
> までの科学的社会主義者はデマとまったく反対に、女性の自立と社会参加の
> 機会のために現実には、世界中で闘って来ました。

だから、マルクスの不倫については、どう説明するの?

> > 猛獣文士さんは気軽だよねえ。とにかく本国は海の彼方だから何を放言して
> も【責任が伴わない】ですむ。悪いのは日本人と決めつければすむ。
> 何か追及されたら「反中国」だと差別者呼ばわりをする。片方で三里塚では
> 国際空港反対だ!と勇ましく”農民蜂起”に出向いて暴力闘争をする。

共産党は、三里塚の農民に追い出されたから、恨み骨髄ですか?でも、三里塚空港の場所の決定と、
土地の有無を言わせぬ収用は、とうてい民主的なものではなく、農民が反対するのは当然のことでした。
今では、政府のほうでも、当時の手続きの落ち度を認めているでしょ。今ごろ認めても、遅いけどね。

[250] Re^4: 「反中国」というレッテルを返上する 投稿者:大阪の人 投稿日:01/02/15(Thu) 04:49
re:247-3
|> これ以外に何か意見がある
|> のでしたら、中国共産党に言って彼らの方針を変更させるか、それ
|> とも彼らを打倒して猛獣文士党が中国全土を実効支配することです。
|> ま、中国に足場のない猛獣文士さんにはお奨めも、止めもしませんが。
|>
|考えておきます。

あれれ。「一つの中国」「第二次大戦への反省と非再戦」この2つ以外の
別の特殊な考え方をお持ちだと公言されるのですね。それは一体何ですか。
日本の占領ですか? ポルポト派のような傀儡政権を日本に建てて、飢餓
輸出でもさせて、日本人を奴隷にし、数百万数千万の内戦やテロでの虐殺
でもしないとダメですか。こわやこわや。日本帝国主義のしたことを裏
がえしにしてそのままお返しするというのは、妄想としては中国人には痛快
でしょうが、あまりおおっぴらに公言なさらぬがよかろうと思いますね。

|> 猛獣文士さんの方こそ、御自身では日本の革新派・民主派と共感
|> していると感じておられるようですが、当方から見て、全然その
|> 具体的姿をとった民主派、革新派の姿が見えません。そればかりか
|> 中国人として、現指導部に対しての敬意もどのように払っているのか
|> 疑問です。「毛沢東氏だけが世界を照らす永遠の赤い赤い心の太陽だ」と
|> そればかりを(日本人のいい加減な「文革派」に吹き込まれ)今も
|> てっきり信じ込んで、穴蔵の中に潜むワンマンアーミー、という認識です。
|
|毛沢東主席は、人間としては本当に面白い人物で、魅力があります。完璧な
|聖人だったとは思いませんが。

ここも話が繋がっていません。御自分は革新派でも民主派でもないけれど
毛沢東派であると。現中国共産党政権と距離を置く立場で、今も毛沢東氏
の文革が正しいと、そうおっしゃるわけですね。そして67年当時には猛獣
文士さんは、中国共産党の文革に基づく対日干渉はなかった、と一所懸命
指摘しているのに、その一方で今も日本の文革化、内乱の教唆は必要だと
思っておいでのようです。そうではない、というのなら、それをもっと
証明するような文言を読ませて貰いたいものです。あなたの書く話からは
そうした怪しい暴力闘争の話ばかりが読み取れます。まさに当方の話の
裏書きではないでしょうか。

|> だから片方で三里塚闘争に肩入れしてみたり、もう片方で関西空港推進
|> の岸昌(元大阪府知事)らを擁護する、不思議な二股こう薬集団で
|> ある日中友好協会とか、中国研究所などにかばいだてするのです。
|
|私がこれらの組織を攻撃する理由などないじゃないですか。

岸昌氏が大阪で何をしたか、もっと勉強して見ることですな。
自分の所の石原氏には腹を立てたりするのに、全く滑稽です。
日本人にもいますよ。森氏は情けないと思うけれども、自民党の
自分の地方のボスには投票するって人。全国的な、あるいは全体的な
パースペクティブが見えてないで、目前のニンジンにほだされる人が。

|どういう風に読んでも、中国の何かが杜撰だという風にしか読めないですよ。
|たとえば、「日中友好協会」を名乗る組織の事務所が中国人の住む建物の一
|階にあり、そこの所員が中国人の寮生に対して言葉の端はしにこんな感情を
|ちらつかせていたら、寮生はその組織の「友好」という文字を本物と思うで
|しょうか、ニセモノと思うでしょうか。

ああ、この話につながるわけね。よろしい。私が寮生党員、あるいは寮生の
党組織と連絡つける中国共産党の中間機関であったとしましょう。どうする
か? けして手をださせません(きっぱり)。張り紙など勝手にさせません。
そして日本共産党中央と中国共産党中央とで話を付けるように中国共産党
の中央に上申しますね。そんな、関東軍じゃあるまいに、現場で下っぱが
事件を起こしてどうしますか。そして不幸にも偶発的に事件になっても
大きくなるまえに(28日か1日のあいだに)会談を持ち、話しあいで解決
します。何なら寮生を一時退去させたってかまわない。だいたい張り紙したり
した元のはなしが「毛議長」だとか、寮生が見たわけでもないのに見てきた
ようなウソをどこからか吹き込まれているわけです。言うことを聞かない寮生
がいたら、本国にら致送還しちゃってでも問題を大きくさせないでしょうね。
しかし実は問題を主導したのは猛獣文士さんの知らない中国共産党の対日
干渉チームの指導でありました。

・・そして文革派に、そのことを罪とされて私は断罪されるでしょうね。
陶鋳氏のように日本共産党に対して外交の儀礼や党間関係を律する通常の
原則を守った人士は誰でもスパイだとか現代修正主義の手先だとか罪を
捏造されて、打倒されたわけです。激励しにきてどうしますか。
ソ連ともっと仲よくて、正真正銘の社会民主主義な日本社会党に頼って
どうするのですか。「党間関係の原則」という共産党員の中のルールを
猛獣文士さんに講釈しても無駄なのかな。とにかく党員が党の原則に則って
活動しているならば、こんな寮生をそそのかして暴力事件なんて主導させる
のはおかしいのです。そしてそのおかしい行動をとったのが文革に奪権され
組織ごと狂ってしまった当時の中国政府と党だったのでした。話の辻褄は
こうして98年の両党合意で円環構造を閉じ、決着します。

まさしく「中国の何かが杜撰だ」ったわけです。単に杜撰なばかりでなく
そそのかしをやり、豊富に資金をやり、命令通りに組織分裂や破壊活動を
働かなかった人士は、たとえば貿易業ならその契約を一方的に破棄して首
を締め上げる。言うことを聞く者には、任氏のように御用商人に取り立てる。
あからさまな差別選別、懐柔と恫喝の干渉行為を政府ぐるみで働いたのでした。
これは「党間関係を律する原則にあいいれないやりかた」であったと中国
共産党自身が認めて、真剣な総括と是正をなさった事でした。おしむらくは
その場に居合わせなくて猛獣文士さんに徹底されてないということ。これだけ
です。

猛獣文士さんは、矢尽き刀折れ、最後に、「自分が今言われたような徹底的な
言われ方を、日本共産党や日中友好協会の人士からしたら寮生は暴れるだろう」
等という時間と空間を超越した珍論を今度は持ちだしたわけです。私は当時は
東京に居なかったし、中国との国際友好運動なんて当方の知ったことではない
わけで、おあいにくですが、おそらく日中友好協会の人士や、わざわざ出張って
協会本部事務所の防衛に挺身した日本共産党の人士を今の時点の私とのやりとり
から逆算して類推するのは、まったくおかしな仮定であります。

それから、当時の中国の党機関の側の、寮生や、まだ17歳の猛獣文士さんたち
への人命軽視と配慮のなさも、何か思い致す事はないのでしょうかね。
暴力的衝突へかりたてて、無駄に負傷者を、身内にも出させて、中国共産党
への懐疑や疑念は浮かばないのでしょうかね。この誤りの根源は毛沢東氏らの
発動した文革でありましたが、江沢民氏らがこれを収拾しました。今になって
江沢民氏らに何か反旗を翻すのではなく、じっくり毛沢東氏らの誤りを
御自分の胸に手をあてて、我が事として受け止める必要があるのでは?

あと、文革中に、華僑の本国の家族や帰国した元華僑が迫害されたという
件が田中氏の論文やら、小説ですが、「大地の子」等にあります。本国の
中国人と、いわゆる「華人・華僑」というのはアイデンティティに於ては
違うものをもつというような話を本で読んだことがあるのですが、その辺り
の率直な言明も頂きたいですね。もはや本国に家族のつながりもなく、祖国
である中国ということは二次的な事に棚上げされていて、むしろ日本に於て
日本のニセ左翼暴力分子らと共謀、共闘してあばれた猛獣文士さんの来歴
から、「反修反スタ」で第一義的に打倒の対象が日共で、そのダメージを
与えるためにならなんでもござれの手段を選ばぬ誹謗中傷が一番重要だと
いうことなのでしょうか。

[254] Re^5: 「反中国」というレッテルを返上する 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/02/16(Fri) 01:05
> あれれ。「一つの中国」「第二次大戦への反省と非再戦」この2つ以外の
> 別の特殊な考え方をお持ちだと公言されるのですね。それは一体何ですか。
> 日本の占領ですか? ポルポト派のような傀儡政権を日本に建てて、飢餓
> 輸出でもさせて、日本人を奴隷にし、数百万数千万の内戦やテロでの虐殺
> でもしないとダメですか。こわやこわや。日本帝国主義のしたことを裏
> がえしにしてそのままお返しするというのは、妄想としては中国人には痛快
> でしょうが、あまりおおっぴらに公言なさらぬがよかろうと思いますね。
>

大阪の人さんの想像力の豊かさだけは認めます。話が、どんどんふくらんでいって、
あらぬ方向にさまよいだしていく。

> > ここも話が繋がっていません。御自分は革新派でも民主派でもないけれど
> 毛沢東派であると。現中国共産党政権と距離を置く立場で、今も毛沢東氏
> の文革が正しいと、そうおっしゃるわけですね。

残念ですが、そのようなことは、話題にもなっていません。

> そして67年当時には猛獣
> 文士さんは、中国共産党の文革に基づく対日干渉はなかった、と一所懸命
> 指摘しているのに、その一方で今も日本の文革化、内乱の教唆は必要だと
> 思っておいでのようです。そうではない、というのなら、それをもっと
> 証明するような文言を読ませて貰いたいものです。あなたの書く話からは
> そうした怪しい暴力闘争の話ばかりが読み取れます。まさに当方の話の
> 裏書きではないでしょうか。
>

怪しい暴力闘争とは、どの部分でしょうか。暴力論については、前にも話題になりましたが、
その後、私の暴力というものに対する認識は、基本的に変わっていません。そんなに、認識が
どんどんかわっていくような歳でもないのですが。

> 岸昌氏が大阪で何をしたか、もっと勉強して見ることですな。

名前も知らない元知事のことで、いろいろ言われても、なんとも答え様もありません。私は、
大体において、不勉強な人間ですから。

> 自分の所の石原氏には腹を立てたりするのに、全く滑稽です。

石原氏は、好きなタイプでないことは確かですね。

> 日本人にもいますよ。森氏は情けないと思うけれども、自民党の
> 自分の地方のボスには投票するって人。全国的な、あるいは全体的な
> パースペクティブが見えてないで、目前のニンジンにほだされる人が。
>

不適切な例えでしょう。日中友好協会は私のボスではありませんが。

> |どういう風に読んでも、中国の何かが杜撰だという風にしか読めないですよ。
> |たとえば、「日中友好協会」を名乗る組織の事務所が中国人の住む建物の一
> |階にあり、そこの所員が中国人の寮生に対して言葉の端はしにこんな感情を
> |ちらつかせていたら、寮生はその組織の「友好」という文字を本物と思うで
> |しょうか、ニセモノと思うでしょうか。
> > ああ、この話につながるわけね。よろしい。私が寮生党員、あるいは寮生の
> 党組織と連絡つける中国共産党の中間機関であったとしましょう。どうする
> か?

寮生の党員なんていたのでしょうか?初耳だな。

> けして手をださせません(きっぱり)。張り紙など勝手にさせません。

手はだしていないはずですね。手をだしたのは、「ニセ」日中と呼ばれていた組織の
所員のMKという人ではないですか?
壁新聞を張ることと手をだすことを、意図的に混同しているのでしょうか?

> そして日本共産党中央と中国共産党中央とで話を付けるように中国共産党
> の中央に上申しますね。そんな、関東軍じゃあるまいに、現場で下っぱが
> 事件を起こしてどうしますか。

「日中友好協会」は日本共産党のシタッパと呼んでふさわしい組織だったようですが、寮生の
自治会は、中国の党との指揮系統の関係はありませんよ。華僑総会との関係が最も強いでしょうが、
華僑総会とて、中国共産党の下部組織ではありません。この辺、毎度のことですが、大阪の人さん
の知識不足はフォローしきれないものがありますね。

> そして不幸にも偶発的に事件になっても
> 大きくなるまえに(28日か1日のあいだに)会談を持ち、話しあいで解決
> します。

2月28日の深夜、民青などのバスに分乗した数十人の男達が会館に乱入したときに

| 華僑青年連誼会のLP主席は、かれらに話しあいを要求したが、かれらはとりあわず「ここは日本だ、
| おまえたちじゃりは出てゆけ!」「大国主義は出てゆけ!」などと罵倒した。(光岡論文)

とあります。話し合って通じる相手ではなかったんでしょう。

> 何なら寮生を一時退去させたってかまわない。

善隣学生会館は、前にも説明しましたが、旧「満州国」の留学生会館であり、満州国政府の拠出金による
財団法人だったわけです。満州国の予算というのは、つまりは中国人の血税を日本軍国主義が搾り取った
ものですから、これは中国に返還されるべきものであるわけです。大阪の人さんは、このことをお認めに
ならないのですか?橋爪氏の著書では、この点が意図的にか、ぼかされていて日本の財閥が金を出したと
いうことになっているのには驚きましたが。当時のGHQもこの事実を認めています。善隣学生会館は、
日中国交回復が実現するまでの間、暫定的に日本の財団法人として日本側が管理しているものであり、
第一の目的は中国人学生の寮であるわけです。第二の利用方法として、日中友好のための組織などが使用
する建物であるわけです。

中国共産党と日本共産党がボス交して、寮生を退去させ、「日中友好協会」を保護したいなどというのは、
本末転倒な議論ですね。

> だいたい張り紙したり
> した元のはなしが「毛議長」だとか、寮生が見たわけでもないのに見てきた
> ようなウソをどこからか吹き込まれているわけです。言うことを聞かない寮生
> がいたら、本国にら致送還しちゃってでも問題を大きくさせないでしょうね。

当時の華僑の状況についても、説明しました。過去ログを読み直したほうがいいのではありませんか。

> しかし実は問題を主導したのは猛獣文士さんの知らない中国共産党の対日
> 干渉チームの指導でありました。
> それこそ、見たわけでもないのによく言いますね。

以後、毎度の物語が続いています。とりあえず、あらぬ方向のお話なので、レスは割愛させていただきます。

[261] Re^6: 「反中国」というレッテルを返上する 投稿者:大阪の人 投稿日:01/02/16(Fri) 06:10
re:254
|次は、中国にたいする毎度の中傷ですか?
|面倒なので、次の段落はカットします。

あれ? カットしちゃうのですか。片方で日本の国政にくちばしを
入れておいて、もう片方で、このように逃げる。

これは#251の話で

|3)一方、ト小兵氏らは「ビンのふた論」などと言い、日米安保条約を賛美
|して、ソ連への真空地帯を作らない”反覇権主義のフタ”だとか、日本軍国
|主義を(日本人民が復活阻止する力がないと侮りつつ)復活を抑止するフタ
|だとか、日本が米軍のくびきの下にあることの容認の発言を繰り返していま
|した。こうして日本共産党と対立している間に、単に日本共産党反対をいう
|ばかりでなく、本格的に日本政治にクチバシを入れて、あれこれ干渉していた
|中国党政府でありまして、中曽根だとか田中だとかも盟友だとホメまくり、
|日本の右傾化をある意味で賛美し、つっかえ棒として支えさえした事実も忘
|れる事ができません。これが中国からの干渉の80年代的な局面でした。
|日本労働党などは、この中国の風を機敏に読み、自民党の一部をふくむ日本
|共産党以外との大連立などというオール与党体制を率先して吹聴していたし
|公明党や社会党が日米安保条約を認める政党に転落するのを促進したのも
|実は中国共産党でありました。

元は#247番の猛獣文士さんの言

|日本の権力装置が本当に「痛たた」と思うのはいつのことですかね。
|不死身で最強の日本のお上と、従順で最弱の日本の民。でも、日本の
|民もアジア人に対しては結構優越感を持っている。
|なんか、悲しい国ですね。

に対して述べた個所です。重要な猛獣文士さんへの反論ですね。
文革当時だけでなく、文革時に開始された対日干渉と無原則な
外交が文革以後も長期に渡って続けられたのでした。

アジアの中での日本の位置は、あまり良い位置ではありません。
それは過去の侵略戦争への根本的な反省を現政権である自民党や
日本の保守反動層が曖昧に認めずに言い逃れしているからです。
よくその点をドイツと比較されます。

しかしながら、この現体制を80年代に補完し、つっかえ棒として
役割を果たした反共野党の「オール与党体制」に関して、はっきり
申して当時のト小兵指導部の中国共産党の介在を抜きに語る事が
できない事も厳然とした事実です。”ビンのふた”として有効だと
言いきったト小兵氏でありました。現代日本に於ては日米安保条約への
態度が、もっともするどくその政党の保守か革新かを分ける分水嶺
であります。ここに介入した中国党政府をの事を忘れてしまって
ああだこうだと日本政府の反動性をいいたてるムシのいい猛獣文士さん
の態度を当方が突いているわけです。

何が「悲しい国」ですか。他国にしゃしゃりでて、クチバシを入れて
国政革新の運動の邪魔ばかりしているのが中国政府と党だった(過去形)
というのに。

それはそうと、猛獣文士さんは、当時の中国党政府の盟友である創価学会
に対してはリンクも張らず、言及することもなく、避けておいでのよう
ですが、1980年の「社公合意」だとか、公明党右転落だとか、中国との
かかわりが深いのになぜ「友」としないのでしょうか。

また、自民党も日中友好協会や中国研究所の偉いさんにドカっと座って
いる人士がいるし、67年の事件の時もいち早く宇都宮氏らは声明を
発していたりして”友人”のはずですが、これもリンクを張って
ない。どうしてこのような差別選別をするのでしょうかね。ちなみに
宇都宮氏は、のちに対中国貿易の団体の長にも収まるのですが、この
時期の不健全な対中貿易の事を”隠花植物”だと発言して物議をかもし
ていたりしますね。

自国の国家的利益だけを優先する「白猫黒猫」主義の外交政策を是とする
ならば、是非持ち上げて、リンクも張っておけばよいのに。彼らも訪中
した時は、「文化大革命は偉大だ」とか「紅衛兵は立派だ」とかきっと
言っていますよ。天安門事件の時は「それ日共もあれと同根」などと
反共演説を後にぶつくせに。

[259] Re^6: 「反中国」というレッテルを返上する 投稿者:大阪の人 投稿日:01/02/16(Fri) 04:33
re:254
|大阪の人さんの想像力の豊かさだけは認めます。話が、どんどんふくらん
|でいって、あらぬ方向にさまよいだしていく。

悪口を言い始めたら、生き生きしてきますね。

|> 岸昌氏が大阪で何をしたか、もっと勉強して見ることですな。
|名前も知らない元知事のことで、いろいろ言われても、なんとも答え様もありません。

日本の政治闘争に介入しておいて、「知らない」で済むと思うの?

|寮生の党員なんていたのでしょうか?初耳だな。

いる、とも、居ないとも、明らかになっていませんが
「影響があったのは確かだ」と猛獣文士さんも言明したでは
ありませんか。この段になって寮生らは中国共産党とは無関係
であるという話をえらい強調しているけれども。影響があった
ならば、それを指導した中間機関があったことでしょう。
仮定の話だというのに、一所懸命に否定されるのは何故?

|「日中友好協会」は日本共産党のシタッパと呼んでふさわしい組織
|だったようですが、寮生の自治会は、中国の党との指揮系統の関係
|はありませんよ。華僑総会との関係が最も強いでしょうが、華僑総
|会とて、中国共産党の下部組織ではありません。この辺、毎度のこ
|とですが、大阪の人さんの知識不足はフォローしきれないものがあ
|りますね。

華僑総会自体が、親北京派と親台北派とがあったということですね。
その親北京派の華僑総会の指導の下にあったと。自爆していませんか
このルートで中国共産党と政府からの指導があったということですね。

また、造反派だとかいって、正規の中国共産党の指導ルートを飛び越え
て学生や年端のゆかないガキに別ルートから”指導”を入れるのがこの
時期の毛沢東主義の「奪権闘争」の常法でしたね。その意味では正規の
指導ルートなんて意味をなさないのかも知れない。

|(光岡論文)
|とあります。話し合って通じる相手ではなかったんでしょう。

ほうほう。また強盗の暴力学生の親分の”論文”の引き写し。

|善隣学生会館は、前にも説明しましたが、旧「満州国」の留学生会館
|であり、満州国政府の拠出金による財団法人だったわけです。満州国
|の予算というのは、つまりは中国人の血税を日本軍国主義が搾り取った
|ものですから、これは中国に返還されるべきものであるわけです。大
|阪の人さんは、このことをお認めにならないのですか?橋爪氏の著書
|では、この点が意図的にか、ぼかされていて日本の財閥が金を出した
|ということになっているのには驚きましたが。当時のGHQもこの事
|実を認めています。善隣学生会館は、日中国交回復が実現するまでの
|間、暫定的に日本の財団法人として日本側が管理しているものであり、
|第一の目的は中国人学生の寮であるわけです。第二の利用方法として、
|日中友好のための組織などが使用する建物であるわけです。
|中国共産党と日本共産党がボス交して、寮生を退去させ、「日中友好
|協会」を保護したいなどというのは、本末転倒な議論ですね。

当方が
> 何なら寮生を一時退去させたってかまわない。
と書いたら、一気呵成にここまで書くということは、だいぶ会館に固執
しているようですが、何も猛獣文士さんの御指摘を待つまでもなく、
旧満州の政府や財閥の拠出金であったわけです。だから必ず中国政府に
返還されるべきものであります。「敵に一歩も譲らぬ」というメンツや
すでに「日共は敵なり」という思いがあるから、こうなるわけですな。
そして大切な寮生や、大切な日本の友好協会の人士を危険にさらした。
これが中国共産党の当時の文革派の誤りでありました。
まだ、人命軽視があるということもお気づきにならないわけです。

|当時の華僑の状況についても、説明しました。過去ログを読み直したほ
|うがいいのではありませんか。

いつ「毛議長」と書いたと証明できたのでしょうか。ちゃんと証明して
みて暮れと当方が書いても、「それは争わない」と取り下げたのは猛獣
文士さんではないのか。デマであったことは明白です。「議長」なんて
どうでもいい。「毛一派」なんですから。党内民主主義を「奪権」とか
でメチャクチャにした中国共産党の毛沢東氏でありました。正しい規定
は「毛一派」であります。

[251] Re^5: 「反中国」というレッテルを返上する 投稿者:大阪の人 投稿日:01/02/15(Thu) 04:50
re:247-4
|> 答えを先に言ってしまうと、日本政府は外国からの干渉という本質を
|> ほとんど深刻にうけとめず、それが「日本共産党や日本の革新運動を
|> 分断・弱化するのに役に立つ」という党派的で表層的な観点からこれ
|> を体制内化・利用していた過去の経過があったのです。ナンボ旗を
|> 振っても、火炎瓶なげて暴れても、日本の権力装置としては痛くも
|> かゆくもなかった。「革命ごっこ」というのはまさしくこれですね。
|
|日本の権力装置が本当に「痛たた」と思うのはいつのことですかね。
|不死身で最強の日本のお上と、従順で最弱の日本の民。でも、日本の
|民もアジア人に対しては結構優越感を持っている。
|なんか、悲しい国ですね。

ここも、話は3つぐらいあります。

1)第一に、日本政府に「痛たた」と思わせるために中国人の猛獣文士
さんがなにか願望やらその実現のために行動をするのは慎まれるのがよい。
今の日本政府は下関条約等の植民地支配からは一応脱していまして、帝国
主義として諸国人民から打倒される、というものではありません。
当方は森現政権に対して、あなたとは別に、なんとか退陣させて、より
国民にとり苦労を軽減する政府を持ちたい、作りたいという考え方ですが
日本政府に「痛たた」と言わせるために猛獣文士さんが何か働いたとする
ならば、あなたと共に何かをするつもりはありません。それこそ紛れもない
「革命の輸出」であります。私はこれと闘う事になるでしょう。

2)アジアの諸国人民の中に、猛獣文士さんが御自分を位置づけているのは
どうかな? アジア諸国は今の江沢民政権には、まだしも安堵しているよう
ですが、対局としまして文革当時の「革命外交」や「愛国華僑の鼓舞政策」
にはものすごい敵意と反発があることを肝に命じておくべきでしょうな。

3)一方、ト小兵氏らは「ビンのふた論」などと言い、日米安保条約を賛美
して、ソ連への真空地帯を作らない”反覇権主義のフタ”だとか、日本軍国
主義を(日本人民が復活阻止する力がないと侮りつつ)復活を抑止するフタ
だとか、日本が米軍のくびきの下にあることの容認の発言を繰り返していま
した。こうして日本共産党と対立している間に、単に日本共産党反対をいう
ばかりでなく、本格的に日本政治にクチバシを入れて、あれこれ干渉していた
中国党政府でありまして、中曽根だとか田中だとかも盟友だとホメまくり、
日本の右傾化をある意味で賛美し、つっかえ棒として支えさえした事実も忘
れる事ができません。これが中国からの干渉の80年代的な局面でした。
日本労働党などは、この中国の風を機敏に読み、自民党の一部をふくむ日本
共産党以外との大連立などというオール与党体制を率先して吹聴していたし
公明党や社会党が日米安保条約を認める政党に転落するのを促進したのも
実は中国共産党でありました。

結論:
よく他人事のように、「悲しい国」だ等と言えるものだ。
江沢民氏は、これら対日干渉行為を全体として見直す考えを示して
いるようです。こんなバカな方針では「一つの中国」や「戦争の反省
にたった不再戦」という方向が日本に未来永劫でてこないと知ったからです。

元旦の「しんぶん赤旗」では、98年合意以来、来る人ごとに何度も、中国
党と政府の指導者が日本共産党と会談を持ち、会談した内容が持ち帰られ
て指導部の中でよく討議され、次に来る指導者は前回の別の指導者との
会談の中身をもふまえていて、新たな意見の交換が進むという具合になって
きたと不破氏は党の外交の充実を例年になく大きく取り上げて対談のネタに
していました。

早く、不可知論を克服して(^^;)人民日報やその他の中国国内の98年合意の
報道を見つけて、それに則してモノを考える事を覚える事です。

[255] Re^6: 「反中国」というレッテルを返上する 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/02/16(Fri) 01:28
> 1)第一に、日本政府に「痛たた」と思わせるために中国人の猛獣文士
> さんがなにか願望やらその実現のために行動をするのは慎まれるのがよい。

そのような忠告を、大阪の人さんから受けるいわれはありません。火炎瓶をなげたことが
日本の権力機構にとって痛くないというので、

@痛くなかったというのは本当かどうか。(権力機構に聞いたのですか?)
A痛くしたほうが良かったのかどうか?
B痛くした方が良かったと仮定して、では本当に痛くしてやる為にはどうすればよいのか。

という、論理的な展開の先を述べただけです。言い方は、少しイヤミだったかもしれませんが。
しかし、私の願望=心の中の話にまで大阪の人さんにどうこう言われるいわれはないのはもちろん、
私の行動についても、大阪の人さん(長いHNですね)が日本国籍を持っているという理由だけで、
私にどうこう指図するというのは、大きな勘違いとしかいいようがありません。大阪さんががんばら
なくとも、日本には法令もあり、それを守る権力もあるわけです。その許容する範囲で、私がどう
行動しようと、大阪さんに何か言われる理由はありません。

> 今の日本政府は下関条約等の植民地支配からは一応脱していまして、帝国
> 主義として諸国人民から打倒される、というものではありません。

そのような断定を、前提の論証なしに持出して、どうしようというのでしょうか。日本にいる
外国人に、日本国に対する忠誠を、一人一人宣誓させたいのですか?日本が帝国主義でないと
いうのならば、その辺の理由をもっと詳細に書くべきではありませんか?

> 当方は森現政権に対して、あなたとは別に、なんとか退陣させて、より
> 国民にとり苦労を軽減する政府を持ちたい、作りたいという考え方ですが
> 日本政府に「痛たた」と言わせるために猛獣文士さんが何か働いたとする
> ならば、あなたと共に何かをするつもりはありません。それこそ紛れもない
> 「革命の輸出」であります。私はこれと闘う事になるでしょう。

ばかばかしくて、話になりません。闘って下さい。

> > 2)アジアの諸国人民の中に、猛獣文士さんが御自分を位置づけているのは
> どうかな? アジア諸国は今の江沢民政権には、まだしも安堵しているよう
> ですが、対局としまして文革当時の「革命外交」や「愛国華僑の鼓舞政策」
> にはものすごい敵意と反発があることを肝に命じておくべきでしょうな。

次は、中国にたいする毎度の中傷ですか?
面倒なので、次の段落はカットします。

> > 結論:
> よく他人事のように、「悲しい国」だ等と言えるものだ。
> 江沢民氏は、これら対日干渉行為を全体として見直す考えを示して
> いるようです。こんなバカな方針では「一つの中国」や「戦争の反省
> にたった不再戦」という方向が日本に未来永劫でてこないと知ったからです。
> 未来永劫でないその先にあるものが知りたいですね。

> 元旦の「しんぶん赤旗」では、98年合意以来、来る人ごとに何度も、中国
> 党と政府の指導者が日本共産党と会談を持ち、会談した内容が持ち帰られ
> て指導部の中でよく討議され、次に来る指導者は前回の別の指導者との
> 会談の中身をもふまえていて、新たな意見の交換が進むという具合になって
> きたと不破氏は党の外交の充実を例年になく大きく取り上げて対談のネタに
> していました。

しんぶん赤旗は読んでいないので、そのような情報は伝わってきません。

> > 早く、不可知論を克服して(^^;)人民日報やその他の中国国内の98年合意の
> 報道を見つけて、それに則してモノを考える事を覚える事です。

私は、現中国の政権と距離を置いているわけでも、密接しているわけでもありません。
いろいろ、想像をたくましくして、勝手に私の思想などを捏造しないよう、希望して
おきます。

[260] Re^7: 「反中国」というレッテルを返上する 投稿者:大阪の人 投稿日:01/02/16(Fri) 04:34
re:255
|そのような忠告を、大阪の人さんから受けるいわれはありません。

ほう。火炎瓶ではダメなら、もっと強力な武器でテロを?
サリンでも撒きますか? オウム教のように。
まったく過激派の考えることはわからない。

|> 今の日本政府は下関条約等の植民地支配からは一応脱していまして、帝国
|> 主義として諸国人民から打倒される、というものではありません。
|
|そのような断定を、前提の論証なしに持出して、どうしようというのでしょうか。
|日本にいる外国人に、日本国に対する忠誠を、一人一人宣誓させたいのですか?
|日本が帝国主義でないというのならば、その辺の理由をもっと詳細に書くべきで
|はありませんか?

繋がってない。つながってない。文脈を追って読んで下さいね。
引用文の前にあなたが「アジア人民を」うんぬんと書くからです。
帝国主義敵侵略国家か、そうでないか、ということは、猛獣文士さんの
ような粗雑な規定では判断することができません。どうやら猛獣文士
さんは日本政府を打倒する事、ポルポト政権のようなものを日本に
うちたてることが日本の解放だと考えているようです。

|> 当方は森現政権に対して、あなたとは別に、なんとか退陣させて、より
|> 国民にとり苦労を軽減する政府を持ちたい、作りたいという考え方ですが
|> 日本政府に「痛たた」と言わせるために猛獣文士さんが何か働いたとする
|> ならば、あなたと共に何かをするつもりはありません。それこそ紛れもない
|> 「革命の輸出」であります。私はこれと闘う事になるでしょう。
|
|ばかばかしくて、話になりません。闘って下さい。

何がばかばかしいか、説明できないでしょ。あなたがバカバカしいのです。

|> > 2)アジアの諸国人民の中に、猛獣文士さんが御自分を位置づけているのは
|> どうかな? アジア諸国は今の江沢民政権には、まだしも安堵しているよう
|> ですが、対局としまして文革当時の「革命外交」や「愛国華僑の鼓舞政策」
|> にはものすごい敵意と反発があることを肝に命じておくべきでしょうな。
|
|次は、中国にたいする毎度の中傷ですか?
|面倒なので、次の段落はカットします。

これまた上下の文は一つだったのを分けて、「反中国」だなりと
勝手に解釈しているわけです。猛獣文士さんの認識が「無謬の中国政府」
という公式が、現実の歴史とずれているのです。

|未来永劫でないその先にあるものが知りたいですね。

まず98年合意から出発しなさい。

|しんぶん赤旗は読んでいないので、そのような情報は伝わってきません。

無知を自慢しない事です。

|> 早く、不可知論を克服して(^^;)人民日報やその他の中国国内の98年合意の
|> 報道を見つけて、それに則してモノを考える事を覚える事です。
|
|私は、現中国の政権と距離を置いているわけでも、密接しているわけでも
|ありません。いろいろ、想像をたくましくして、勝手に私の思想などを捏
|造しないよう、希望しておきます。

67年当時の毛沢東絶対化と、「革命外交」の落とし子としか言いようがない
と思いますがね。

[239] 任さん、みつけた! 投稿者:大阪の人 投稿日:01/01/08(Mon) 01:18
菅原幸助著 「日本の華僑」 朝日新聞社刊 1979年
(昭和54年9月30日初版)P102
中国貿易
新しい華僑の活躍舞台として近年、「日中貿易」が大きくクローズアップされてきた。横浜市松影町3丁目にある中国貿易公司株式会社も、中国人が経営する新しい貿易会社として注目される代表的な商社である。
社長は任政光さん(39)。十年前、山下町に夫妻で小さな中国民芸品などを売る雑貨屋を開いた。翌年、中国と直接直接取引ができる貿易商の認可をとり、任さんは初めて中国へ商品の買い付けに行った。美術工芸品、食品雑貨、中国服や靴など、あらゆる品を仕入れた。友人や同士にも共同出資を呼びかけた。全社員が株主である。資本金を五千万円に増資して長崎にも支店を出した。従業員は三十人になった。五十二年(引用者注1977年)の年商は6億を越えた。毎年倍々と売り上げを伸ばしてきた。
中国貿易は、春秋二回、広東省広州市で見本市「広州交易会」が開かれる。そこで必要なものを注文する。半年先の交易会までの需要の見通しをつける。生産面では、日本のように品物をどんどん生産し、その上で売り込み先を探す、という見込み生産ではない。注文を受けてから、それだけ生産するという計画生産だから、発注後の追加注文が難しい。中国貿易公司は今のところ、輸入が主力だが、近い将来、日本製品の中国輸出もやる方針だ。「なにしろ、八億人を越える巨大なマーケットだ。これからの中国貿易はどこまで伸びるか、天井知らずです。予想も出来ない大飛躍の時代が必ず来ます」と任社長は言う。彼がこの仕事を始めることになったのは学生運動で大けがをして、というひょんな動機からだった。
父は任在培といい、福建省の人。若いころに長崎に来て中華そば屋を開いていた。日本人の女性を妻とし、その間に政光さんは長男として生まれた。やがて、日本大学経済学部に入学、東京都文京区(当時の小石川区)にある善隣学生会館(在日華僑学生寮)にいたとき、日本共産党青年部と在日華僑学生の間に乱闘事件が起こる。若い彼も、これに巻き込まれ、ヘルメットをかぶって乱闘し、三ヶ月の重傷を負って、横浜市内の病院に収容された。そこで、横浜華僑の人たちと親しくなり、母国の話をしているうちに「中国貿易」が頭の中でひらめいた、という。
華僑貿易の日本での業績は、明治後期までが繁栄期だった。その後、下向線をたどる。戦後、再び台湾貿易を中心に活況をみせるが、高度成長時代に入り、再び日本企業の資本攻勢に押されて、頭打ちだった。田中訪中(47年)以後、中国大陸との経済交流が再び活発化し、脚光をあびる。53年には新日鉄の上海製鉄所建設など、民間企業の大型取引が始って、新しい繁栄をめざして華僑の貿易業者も増えている。
「長崎、神戸、大阪の業界は、新しい中国貿易時代に備え、着々と態勢を整えている。神奈川の業界は、対米経済、欧米貿易にならされたためか、中国に顔が向いていない。言葉や人的交流の面で有利な横浜華僑は、もっと中国貿易に目を向けるべきだ」
春の広州交易会から帰ったばかりの任社長の意見である。


おお、こんな所に(゜〇゜;)任君ではないか。
1)中国政府に認められ、所謂”友好貿易”のドンに収まって、大もうけしたみたいですな。
2)任君もヘルメットをかぶって大活躍した(つまりは一方的被害者づらするわけには行かない)と自任しているようですな。
3)お怪我、ご快癒なにより。

[240] Re: 任さん、みつけた! 投稿者:猛獣文士 投稿日:01/01/08(Mon) 23:08
大阪の人さん、今日は。

現在、着々と資料を収集しておりますので、どうぞご期待ください。

> > おお、こんな所に(゜〇゜;)任君ではないか。
> 1)中国政府に認められ、所謂”友好貿易”のドンに収まって、大もうけしたみたいですな。
> 2)任君もヘルメットをかぶって大活躍した(つまりは一方的被害者づらするわけには行かない)と自任しているようですな。
> 3)お怪我、ご快癒なにより。

任さんについて、このような書物があるとは知りませんでした。書物の表題からすると、小生、必ず購入していても
おかしくないようなものですが、記憶にありません。

この本の記述には、いろいろ不正確なところがあると思われます。しかし、まあ、死ななくて本当に良かったと
思いますね。全治三ヶ月ですから、転んで目を負傷した森下事務局長よりも、ずっと大怪我だった訳で、、重体
というのも大げさな言い方ではなかったということです。もう一人、重体になった近野さんはどうしたか、心配
ですが。

内ゲバ殺人が1967年に発生しなかったのは、単なる偶然の幸運でしょうか。

[238] しばしの冷却期間 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/24(Sun) 01:14
re:235
re:236
re:237
猛獣文士さん、しばらく読みに来るのを遠慮しますわ。

読んでいて、当方の参考になるお話がなくなって来ました。
本は、「多い」とか「高い」とか言って買わないし(-_-;)
自分で知っておくべきだった「4つの敵」は根拠が曖昧
だとか「不破氏が不心得」だとかいいはじめた(アキレタ)。
主催者として、半年ぐらい御自分一人でもっと真面目に
資料をあつめ、吟味し、自己の中でもっと咀嚼してから
何か意味あるレスを下さい。あわてなくても、当方は
数ケ月はインターバルあけますからね。もしかしたら
ROMぐらいはするかも。

きっとお忙しいのでしょうな。
いま「大地の子」のダイジェストを再放送しています。
ちょうど「文革」時代のシーンです(;_;)
残留孤児の主人公が、愛国に燃えて帰国した元留日華僑の
青年に日本語を教わるという感動的なシーンやってました。
育ての親も、元華僑も、みな迫害されたというのが
なかなかよくできています。(こんな箇所に意味ないレス
をつけないで結構ですよ。まっしぐらにあなたは御自分の
67年春の事件の真相に向かいなさい。釘さして置かないと
無限に脱線するばかり、読みに来た人もうんざりでしょうな)

ちなみに、当方が解明したかった事は当方の手で解明できました。

> 当方が指摘しているのは、1)対日干渉チームがあり2)日本共
> 産党攻撃をその最大の目標として3)その本国の文化大革命の手
> 法そのままになんでもありで4)日本の運動の内部に手を入れて
> 干渉してきた、ということ。これに5)一部の華僑学生などが動
> 員され、6)後楽の事件を主導したに違いないということです。
> おおよそ1)から5)までは証明が終わりました。
> 7)中国共産党現指導部は1から4までをさらっと「原則とあい
> いれないやりかた」だと認めたということも付記しておきます。

御自分でお分かりになりますか? あなたが5)そのものです。
自覚はないでしょうが、読む人にはよくわかるようにこの論戦では
強調しておきました。ツボにはまった点としては

|> 東大本に「万歳」の経緯は詳しいです。まあ、当方やら日本共産党
|> の人士が、当時の新島氏に「<日共>という語も入れて置いて暮れ」
|> と頼んでも、新島氏はそれに従う事はないはずで(^^;)彼の主観と
|> しては、公正無比に編集している積もりであろうと思いますが。
|>
|ごく、自然な疑問点として、毛沢東主席が1966年7月21日に、何らか
|の講話を行なったとして、なぜその講話の内容が、甲乙丙丁および
|教育革命という5種類のテキストが存在するのか。それから、甲乙丙丁
|の異本といいますが、本当に異本はこの4種類だけですべてなのか
|どうかということです。ところで、もし毛主席が文化大革命に反対
|するものとして、日本共産党を挙げていたのならば、1966年7月の
|段階で、日本共産党が文化大革命に反対するような行動をあからさま
|にしていなければなりません。この辺の事情が、今ひとつ不明ですね。

こうして「飛ぶ矢は飛ばす」で幾らでも疑問はでてきます。
この論理構造では地球が回っているか太陽が回っているかも
今でも疑問です\(^◇^)/。どうしましょう!?

(ああ、この”いいまわし”に関してレスするのもお辞めなさい。
無駄です。あなたはまっしぐらに67年春の事態を直視しなさい!)

[168] 懲りない点、注目する点 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/08(Fri) 17:40
猛獣文士さん、クリスマス商戦たけなわ、お忙しい中御苦労さまです。

|忙しいので詳しい話はできません。暴力の定義も怪しいままに、
|暴力主義と言うレッテルを貼っていただき、感心していますが、
|とりあえず、私は暴力主義「なるもの」の信奉者ではないと思います。

すぱっとその一言だけ聞けたら、また先にすすめます\(^◇^)/。
再度申しますが、何か独自の定義として「暴力主義」の定義を
どうこう唱えあうのは間違っています。なぜなら定義に外れた行為
をどう扱うのか、双方の定義に食い違いがあるからと言い逃れして
いいのかどうか、ということがあります。従いまして、暴力主義か
どうか、自身の拠って立つ立場として基本線を打ち出す事は重要です
が、その「定義」なんて広辞苑などに委ね万人が承認する線にする
のがよいというのが当方の考えです。

|1970年7月7日の盧溝橋事件の記念集会における華僑青年闘争委員会の発言
|の要旨があります。革共同中核派の機関紙前進に掲載されていたものです。
|http://genko.system.to/jrcl/chkk/f0491a2.html

「革命的共産主義者同盟全国委員会(派)」略して”中核派”でしたね。

ところで、どうしてこの集会に華僑青年の皆さんが参加している
のでしょうか。そしてこの集会の主催者はどのような団体でどの
ような主旨で集まっていて、華僑青年の皆さんは”決別”という
お話のようですが、結局この集会自体はどのようなスローガンを
かかげ、どのような決議を上げたのでしょうか。また当面の行動
として集会参加者が話題にしたのはどのような事件、課題だったの
でしょうか。そしてそこから袂をわかった華僑青年はどのような
指針の元に行動し、どのような実績をあげ、どのような事件を引き
起こし、誰が逮捕されたり、誰が負傷した、誰が死亡なさったり
したのでしょうか。

当方、中核派とか革マル派とか聞きますと、人殺し集団という印象
が強いです。「革命的暴力何が悪い」路線と申しましょうか。
隠密の殺人部隊を擁し、散発的な”ゲリラ”闘争を引き起こし
その”成果”を勝ち誇って自らの機関紙にるる犯行声明やら
殺人ルポを掲載する人士だと理解しております。

野坂あきゆき氏は70年代当時このシンパだったようですが、90年代
ごろになり、市民無差別テロを正当化する彼らと「袂をわかった」と
いいます。週刊文春のコラムでそれを読みました。野坂氏の論は
立場の違いを越えて、(当方などは何を今更という感もあったけど)
それなりに真面目さが伝わってくるものでありました。

この華僑青年の団体の「袂のわかちかた」は、こうした野坂氏の
「わかちかた」とはいささか違うようですな。何というのか、
「君たちは軟弱だ、帝国主義日本と同列だ、だから袂をわかつ」
という主旨に読めました。そして、返す刀でこの集会にはいない
(おそらく共催はしない(^^;)でしょう)日本共産党の、50年代の
「第6回全国協議会」の方針を突然持ちだし、それをも”串刺し”
に批判しています。つまり「日本帝国主義=日本共産党=中核派」
と「同列なり」と彼らは批判しているように読めました。

それから、まあ暴力学生に何を言ってやっても無問題(^^;)ですが
「君たちは」と何か”テーゼ”を”国際決定”として言い渡す国際
民主集中制の上部団体のような口調で発言している事です。デミトロフ
や劉少奇がコミンテルンで発言する際もこんな高飛車な口調は
少なくとも公式には用いないであろうと思えるほどの高姿勢ですな。
(続く)

[173] Re: 懲りない点、注目する点 投稿者:猛獣文士 投稿日:00/12/09(Sat) 16:07
大阪の人さん今日は、

> すぱっとその一言だけ聞けたら、また先にすすめます\(^◇^)/。
> 再度申しますが、何か独自の定義として「暴力主義」の定義を
> どうこう唱えあうのは間違っています。なぜなら定義に外れた行為
> をどう扱うのか、双方の定義に食い違いがあるからと言い逃れして
> いいのかどうか、ということがあります。従いまして、暴力主義か
> どうか、自身の拠って立つ立場として基本線を打ち出す事は重要です
> が、その「定義」なんて広辞苑などに委ね万人が承認する線にする
> のがよいというのが当方の考えです。
>

広辞苑の定義を採用するということなので、引用します。

| ぼうりょく【暴力】乱暴な力。無法な力。「―行為」「―を振るう」―・かくめい
| 【暴力革命】武力によって遂行される革命⇔平和革命。―・だん【暴力団】暴力に
| 訴えて私的な目的を達しようとする反社会的団体。(広辞苑第五版p2443)

とあります。なるほど、これでは、話がかみ合わないはずですね。最初の暴力の「乱暴
な力。無法な力。」という定義の中に、すでに暴力は悪いものであるという価値判断が
入っているように見えます。人間や人間の団体が悪いものを使用することを放棄しない
ならば、その人や団体は悪いもの、または悪いものになる可能性があるというわけです。

私が暴力という言葉で意味しようとするものは、強制力、あるいは、日本共産党も使用
していた「実力」という概念です。

| ....日中友好協会事務局員をはじめ支援団体員は、不当な暴力にたいして正当な
| 防衛の権利を行使、かれらが会館内につくったバリケードを実力で排除するなど、断
| 固としたたたかいをすすめました。(1967年3月3日付の赤旗紙の一面)

この文章を見ると、華僑学生側の「暴力」を「実力」で排除したとあります。暴力と
いう言葉に悪いものという印象が強く入っているので、自分達の行為は実力であると
言い換えているわけです。しかし、どのような強制力が正しいもので、どのようなもの
が不正なものであるかは、立場によって変わります。だから、暴力という言葉から、
価値判断を取り除いて、単なる概念として把握しなければ、話がかみ合わないという
ことです。

このように価値判断を除去して「暴力」という場合、日本でも他の国でも、公認の暴力が
存在していることは明らかです。広辞苑流に言えば「無法でない、法に基づいた力」と
いうことになるのでしょうか。それは、警察や軍隊です。

これらの暴力機関は、日本を統治している権力に支配されています。権力はどのような
場合でも悪いものであるとはいいませんが、過去において、少なくとも、いくつかの国
の権力は、ある部分の人間にとってとてつもなく悪いものであった例があることは、否
定できません。戦前、日本軍国主義に依拠していた日本の権力は、少なくとも朝鮮や中
国の一般人にとって、言葉で表すのが難しいくらい極悪なものでした。

仮に、ある国を支配している権力が、許容範囲を越えて悪いものである場合、その国に
住んでいる人は、その権力に対して、どのようなことをする権利をもっているのかとい
う問題があります。これについても、いろいろな考え方があると思います。ごく大雑把
に分類すると、

 1.権力自体が善悪の判断を受ける対象ではないので、無条件に従うべきである。
 2.平和的な手段でのみ、権力を矯正する権利をもつ。
 3.平和的な手段で矯正が不可能ならば、暴力的な手段を用いいる権利をもつ。

というような考え方があると思います。これについては、いかがでしょうか。

>
> ところで、どうしてこの集会に華僑青年の皆さんが参加している
> のでしょうか。そしてこの集会の主催者はどのような団体でどの
> ような主旨で集まっていて、華僑青年の皆さんは”決別”という
> お話のようですが、結局この集会自体はどのようなスローガンを
> かかげ、どのような決議を上げたのでしょうか。また当面の行動
> として集会参加者が話題にしたのはどのような事件、課題だったの
> でしょうか。そしてそこから袂をわかった華僑青年はどのような
> 指針の元に行動し、どのような実績をあげ、どのような事件を引き
> 起こし、誰が逮捕されたり、誰が負傷した、誰が死亡なさったり
> したのでしょうか。

当面の課題は、当時、国会に上程されていた「出入国管理法案」を粉砕することだった
と思います。当時の日本は現在のように国際化されておらず、日本に住んでいる外国人
といえば、戦前、植民地として、日本国籍を強制していた朝鮮人や台湾人がほとんどで
あり、これらの人びとは、サンフランシスコ講話条約によって、日本国籍を喪失したと
いうことです。この国籍の剥奪の過程には問題があると思います。出入国管理法案とい
うのは、字義どおりに解釈すれば、外国人が日本に入国したり、日本から出国すること
を管理する法律ですが、実際には、日本に住んでいる在日朝鮮人や在日中国人に対する
治安規制を強化するものでしかなかったわけです。

華僑青年闘争委員会としては、ハンストなどをして、この法案に抗議しました。また、
1960年代後半のいつだったか、自殺した華僑青年がいまして、遺書とも思えるメモに
「出入国管理法案に抗議する」とはしりがきがあったというような事件があったはず
ですが、うろ覚えなので、はっきりしません。

なぜ、華僑青年闘争委員会が、このような発言を集会でしたのかですが、ちなみに、
正式な集会名は「七・七盧溝橋事件三十三周年、日帝のアジア再侵略阻止人民大集会」
だそうです(7月13日前進縮刷版)。入管法反対運動を新左翼に依拠して闘おうと
もっていた華僑青年たちが、集会の準備作業の過程で、新左翼諸党派の人びとの「革命
的な気概」の奥に潜んでいる差別意識に気付いて、あるいは、入管法の意味を理解して
いない(と思えた)ので、こんな人たちとは入管闘争や、それを含む社会を変えていこう
とする運動はいっしょにはできないということで、ケツをまくったということではない
でしょうか。資料が不完全なので、これくらいしか言明できませんね。

ついでですが、八派連合というのは、@中核派、Aブント、BML派、C第四イン
ター、D社労同、E共労党、F解放派、Gフロントの八党派で、革マル派は入ってい
ません。

>
> 当方、中核派とか革マル派とか聞きますと、人殺し集団という印象
> が強いです。「革命的暴力何が悪い」路線と申しましょうか。
> 隠密の殺人部隊を擁し、散発的な”ゲリラ”闘争を引き起こし
> その”成果”を勝ち誇って自らの機関紙にるる犯行声明やら
> 殺人ルポを掲載する人士だと理解しております。
>

大阪の人さんが中核派をそのように理解していることは、私も理解できます。しかし、
日本には、共産党というのは人殺しだとか、ごろつきだとか考えている人もいます。
最近、ソフト路線で、必死にこのような印象を打ち消そうとしているように見えます
が。余談ですが、いっそのこと、民主党などが言うように、党名を変更したらどうで
しょうか?

> 野坂あきゆき氏は70年代当時このシンパだったようですが、90年代
> ごろになり、市民無差別テロを正当化する彼らと「袂をわかった」と
> いいます。週刊文春のコラムでそれを読みました。野坂氏の論は
> 立場の違いを越えて、(当方などは何を今更という感もあったけど)
> それなりに真面目さが伝わってくるものでありました。
>

袂を分かったというのは、それまで深く付き合っていたということでしょうか。野坂
昭如氏のような政治的に無色の文化人が付き合っていたということは、逆に1970代に
おける、いわゆる「新左翼」の影響力の大きさを感じさせます。

> この華僑青年の団体の「袂のわかちかた」は、こうした野坂氏の
> 「わかちかた」とはいささか違うようですな。何というのか、
> 「君たちは軟弱だ、帝国主義日本と同列だ、だから袂をわかつ」
> という主旨に読めました。そして、返す刀でこの集会にはいない
> (おそらく共催はしない(^^;)でしょう)日本共産党の、50年代の
> 「第6回全国協議会」の方針を突然持ちだし、それをも”串刺し”
> に批判しています。つまり「日本帝国主義=日本共産党=中核派」
> と「同列なり」と彼らは批判しているように読めました。
>

「日本帝国主義=日本共産党=中核派」は、違うのではないですか?
ま、日本共産党にはまったく期待してはいないが、中核派など(八派
連合)には、それなりの期待を残していたというか。善隣会館事件を
経験している華僑青年が、日本共産党に期待することはないでしょう。
これは、善隣学生会館事件の真相とは別の話ですが。

> それから、まあ暴力学生に何を言ってやっても無問題(^^;)ですが
> 「君たちは」と何か”テーゼ”を”国際決定”として言い渡す国際
> 民主集中制の上部団体のような口調で発言している事です。デミトロフ
> や劉少奇がコミンテルンで発言する際もこんな高飛車な口調は
> 少なくとも公式には用いないであろうと思えるほどの高姿勢ですな。
> (続く)

華僑青年も若かったですから。その頃の青年は、酒場で酒を飲んでも、こんな口調で
議論していたように覚えていますが。最近の日本人の青年は、変わりましたね。

[178] Re^2: 懲りない点、注目する点 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/09(Sat) 19:15
|| ....日中友好協会事務局員をはじめ支援団体員は、不当な
|| 暴力にたいして正当な防衛の権利を行使、かれらが会館内につ
|| くったバリケードを実力で排除するなど、断固としたたたかい
||をすすめました。(1967年3月3日付の赤旗紙の一面)
|
|この文章を見ると、華僑学生側の「暴力」を「実力」で排除したとあ
|ります。暴力という言葉に悪いものという印象が強く入っているので、
|自分達の行為は実力であると言い換えているわけです。しかし、どの
|ような強制力が正しいもので、どのようなものが不正なものであるか
|は、立場によって変わります。だから、暴力という言葉から、価値判
|断を取り除いて、単なる概念として把握しなければ、話がかみ合わな
|いということです。
|
|このように価値判断を除去して「暴力」という場合、日本でも他の国
|でも、公認の暴力が存在していることは明らかです。広辞苑流に言え
|ば「無法でない、法に基づいた力」ということになるのでしょうか。
|それは、警察や軍隊です。

ああ、今度はこの手できましたか。
これって、トリックです。寮生らはこの場合何を言っていますか。
自分は暴力をふるった事さえ口をつぐんで、「やられた」とばかり
言います。これが嘘のつき方の見本です。そして「やられた」のは
中国人学生だけのように意図的に文章を編集しています。これを
トリックと言います。

主導して攻撃する戦略なのと、目の前のバリケードを排除するなど
の行動を主とした行動の(バリケード構築した寮生らは暴力をふる
って来たでしょう)戦術とは別です。前回「突破者」の件で宮崎氏
に則して言及しましたが、党の指導で主導して暴力をふるう戦略に
従った箇所はなかったでしょう。

|この文章を見ると、華僑学生側の「暴力」を「実力」で排除したと
|あります。暴力という言葉に悪いものという印象が強く入っている
|ので、自分達の行為は実力であると言い換えているわけです。しか
|し、どのような強制力が正しいもので、どのようなものが不正なも
|のであるかは、立場によって変わります。だから、暴力という言葉
|から、価値判断を取り除いて、単なる概念として把握しなければ、
|話がかみ合わないということです。

これは文章の読み方の読み違いです。主たる暴力が28日以後すでに
華僑学生側からふるわれていました。それは監禁するバリケードに
代表されます。あなたの”強制力”という解釈にはバリケードにて
同じビルの同居人を一方的に閉じこめるとか、共有トイレにいくとか
弁当をとるとかをさせないのは含まれないのでしょうか。寮生たちが
弁当食えない、トイレに行けない状態だったのではありません。これ
がすでに暴力です。それを排除する実力行使でありまして、警察が
厳正にこれを実行しない中で、地裁の仮処分なども示しながらの行為
でありまして、寺尾氏の本やら、黒田氏ら主催の集会やらですっかり
洗脳されなければ、普通の判断つけばわかります。

|このように価値判断を除去して「暴力」という場合、日本でも他の
|国でも、公認の暴力が存在していることは明らかです。広辞苑流に
|言えば「無法でない、法に基づいた力」ということになるのでしょう
|か。それは、警察や軍隊です。

ほう。現行犯なら一般人でも逮捕できますよ。急迫不正な攻撃とどう
対処するかということです。従いまして、警察がそれを否として検挙
し法廷で争う気があればそれで堂々と正論を掲げて戦えます。その際
急迫不正さに関して、上記のように部屋の中にいるものに、外からバ
リケードで閉じこめたり、トイレも行かせないのが現実にありました。
また、民間人ですが、ガードマンという職業もあります。何も問題あり
ません。

むしろ、文革中は、紅衛兵やら造反団に、臨時の革命的暴力権として
その裁判権やら罰の執行権力まで濫用させているのが中国本土のありの
ままの姿です。これとリンクしこれの持ち込みが寮生らの行動でした。
赤軍派の「ソウカツ」も”強制”ばかりじゃなく裁判権まで行使して
います。砂間氏らも空港で、ある種の”裁判”されまして、罰の執行
として暴行されました。”裁判”なので”判決”が残っています。
http://members.tripod.co.uk/jcia/bunsho-jpn/ajcp010.htm
華僑会の声明や寮自治会の声明も、どことなく判決ですよね。
3月1日の日中友好協会の声明は、むしろ抗議はありますが、どこを
読んでも判決らしくありません。

以後、議論はあらぬ方向にいきますので、割愛します。
それから、サイクリック式なのか(^^;)沢山前の方のカキコが消えて
しまっていますね。アーカイブしないのでしょうか。

[179] Re^3: 懲りない点、注目する点 投稿者:猛獣文士 投稿日:00/12/09(Sat) 20:00
> 主導して攻撃する戦略なのと、目の前のバリケードを排除するなど
> の行動を主とした行動の(バリケード構築した寮生らは暴力をふる
> って来たでしょう)戦術とは別です。前回「突破者」の件で宮崎氏
> に則して言及しましたが、党の指導で主導して暴力をふるう戦略に
> 従った箇所はなかったでしょう。
>

沢山、ありますよ。よく読んでみたらどうでしょうか。

> これは文章の読み方の読み違いです。主たる暴力が28日以後すでに
> 華僑学生側からふるわれていました。それは監禁するバリケードに
> 代表されます。あなたの”強制力”という解釈にはバリケードにて
> 同じビルの同居人を一方的に閉じこめるとか、共有トイレにいくとか
> 弁当をとるとかをさせないのは含まれないのでしょうか。寮生たちが
> 弁当食えない、トイレに行けない状態だったのではありません。これ
> がすでに暴力です。それを排除する実力行使でありまして、警察が
> 厳正にこれを実行しない中で、地裁の仮処分なども示しながらの行為
> でありまして、寺尾氏の本やら、黒田氏ら主催の集会やらですっかり
> 洗脳されなければ、普通の判断つけばわかります。
>

まず、監禁についてですが、警官が何度も現場にきて、実際に監禁があったとは認めていません。
また、当時の資料によれば、日中友好協会事務所には、二つの出入口があり、裏口は完全に通行
可能な状態であったとされています。写真も残っています。監禁はなかったと思います。

> ほう。現行犯なら一般人でも逮捕できますよ。急迫不正な攻撃とどう
> 対処するかということです。従いまして、警察がそれを否として検挙
> し法廷で争う気があればそれで堂々と正論を掲げて戦えます。その際
> 急迫不正さに関して、上記のように部屋の中にいるものに、外からバ
> リケードで閉じこめたり、トイレも行かせないのが現実にありました。
> また、民間人ですが、ガードマンという職業もあります。何も問題あり
> ません。
>

仮に、華僑学生側にも暴力行為があったにしろ(なかったのではないかとおもいますが)、
日本共産党側の暴力部隊が華僑青年と支援の日本人に棍棒などで襲いかかり、頭部に重傷
を負わせたのは、警官が両者の間に入って、華僑青年側が後ろを向いてさがったときなの
だから、このような行為は正当防衛にはあたらないというのが、寺尾の言っている法的解釈
です。私もそう思います。だから、日本共産党のこのときの暴力は、合法的ではないのです。

以後、議論はあらぬ方向にいきますので、割愛します。

> それから、サイクリック式なのか(^^;)沢山前の方のカキコが消えて
> しまっていますね。アーカイブしないのでしょうか。

上の行の[過去ログ]というリンクをクリックすると、以前の書き込みを見ることができます。

[182] 裏口開いてたら弁当なぜ 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/09(Sat) 22:01
|まず、監禁についてですが、警官が何度も現場にきて、実際に監禁が
|あったとは認めていません。また、当時の資料によれば、日中友好協
|会事務所には、二つの出入口があり、裏口は完全に通行可能な状態で
|あったとされています。写真も残っています。監禁はなかったと思います。

裏口を開けていれば、バリケードを築いてもいいと言うことでしょうか。
裏口を写した「写真」なるものが、「日本と中国」の方には掲載されて
いますね。時間と空間を超越して、写真はいつでも写せます。トリミング
だって可能です。そもそも裏口が開いているのならば、どうして弁当と
称して弁当と共に搬入したという防具のヘルメットを摘発されるので
しょうか。「弁当をいれさせろ」という当然の要求も「いれさせろ」と
言わないと実現できない状況を監禁と言わないのは言葉のトリックです。

|仮に、華僑学生側にも暴力行為があったにしろ(なかったのではない
|かとおもいますが)、日本共産党側の暴力部隊が華僑青年と支援の日
|本人に棍棒などで襲いかかり、頭部に重傷を負わせたのは、警官が両
|者の間に入って、華僑青年側が後ろを向いてさがったときなのだから、
|このような行為は正当防衛にはあたらないというのが、寺尾の言って
|いる法的解釈です。

うしろを向いた瞬間、なんて劇的なお話ではありますが、バリケード
築城が悪いことだと、反省納得して撤去作業中に襲ったぐらいの事で
なければそれは卑怯だとか不法だとか言いうるものではありません。
バリケードで封鎖した(強制ですね)ままじゃない。それから、一言。
華僑学生ばかりでなく反共オールスターズの総出演です。忘れてあげ
ては困るね。

ひるんだすきに排除する、という事なんじゃない? あたりまえです。
また警官が現認して法の行使をまともにしない中で、東京地裁の仮処分
命令という手段を講じる事になったと思います。国会議員や弁護士が
現場で注意しても、共産党の言うことには応じないのが警察です。
それでも嫌がおうでも裁判所の命令となれば、動かざるを得ない。
そうやって動かぬものをこじ開けるようにして排除したのでした。
無論この行動で不当逮捕された者はいません。合法的な活動であったと
逆に警官は認めざるを得なかったのです。逆に、34階の寮部分の
不法監禁だとか、不法侵入だとか、部屋の通行の不自由を止めろだとか
そういう仮処分はどうしてでていないのか。本部事務所に対する攻撃
でその目的は本部事務所への嫌がらせと退去でしょう。これが暴力主義
でなくて何ですか。

|以後、議論はあらぬ方向にいきますので、割愛します。

何を逃げているのですか。文革とのかかわりをどうしてこのように
避けて、今の時点で事件を美化したりトリミングしたりするので
しょうか。この段で「あらぬ方向」と猛獣文士氏がいうのは

|むしろ、文革中は、紅衛兵やら造反団に、臨時の革命的暴力権として
|その裁判権やら罰の執行権力まで濫用させているのが中国本土のありの
|ままの姿です。これとリンクしこれの持ち込みが寮生らの行動でした。
|赤軍派の「ソウカツ」も”強制”ばかりじゃなく裁判権まで行使して
|います。砂間氏らも空港で、ある種の”裁判”されまして、罰の執行
|として暴行されました。”裁判”なので”判決”が残っています。
|http://members.tripod.co.uk/jcia/bunsho-jpn/ajcp010.htm
|華僑会の声明や寮自治会の声明も、どことなく判決ですよね。
|
|3月1日の日中友好協会の声明は、むしろ抗議はありますが、どこを
|読んでも判決らしくありません。

という箇所です。パレスチナがどうだとか、時間と空間、課題を
超越して「歴史のイフ」をならべたてて、美しい民族主義革命の
お話をぶつためにはいくらでも議論ができるけれども、本家本元
の文革の非道なお話、しかも大いにリンクした議論には「あらぬ」
方向と逃げるのでしょうか。

あなた方は「反修」という言葉を使いませんでしたか。本来的には
これは共産党間の特殊な術語です。これを大衆的に教え込み、誰か
れかまわず暴力闘争するのを合理化したのが中国共産党の当時の姿
でした。「修太郎」と呼ぶ罵倒語をあなたは口にしたことはありま
せんか。これもこの語の派生語です。文革は密接な問題なのですよ。
その持ち込みを「認めるかどうか」で「認めない者」が修正主義だ
なりと言っていた。言わせていたのは中国共産党の文革路線です。
あなた方はこの中国共産党の誤った大衆動員戦法に扇動されていた
のです。これはツケを持ち込むなら中国共産党に持ち込むべきです。
あなたはこの点、一切中国共産党に言及していません、おかしい。

ちなみに日本共産党とソ連共産党との間でも現代修正主義に関して
フルシュチョフ指導部と論争していますが、日本の党の影響下の
大衆や労働組合員には「反修」などという党の路線を押し付けたり
はしていないと思います。そんなの無原則に大衆運動に降ろすのは
中国流です。

[183] Re: 裏口開いてたら弁当なぜ 投稿者:猛獣文士 投稿日:00/12/09(Sat) 23:04
> 裏口を開けていれば、バリケードを築いてもいいと言うことでしょうか。
> 裏口を写した「写真」なるものが、「日本と中国」の方には掲載されて
> いますね。時間と空間を超越して、写真はいつでも写せます。トリミング
> だって可能です。そもそも裏口が開いているのならば、どうして弁当と
> 称して弁当と共に搬入したという防具のヘルメットを摘発されるので
> しょうか。「弁当をいれさせろ」という当然の要求も「いれさせろ」と
> 言わないと実現できない状況を監禁と言わないのは言葉のトリックです。
>

民青や日本共産党の部隊が押しかけて、何度も華僑学生に暴行を加えたので、バリケードを築いたのです。
大体、三月二日の時点で、日中友好協会の事務所内には何人の人間がいたのでしょうか。大量の弁当の差し
入れが必要なほど、多数の動員部隊がいたわけでしょう。その上、会館の周囲には500名の動員部隊が包囲
していた。いったい、これのどこが監禁といえるのでしょうか。協会の事務所内にいた人たちは、どこから
入ったのですか?

弁当(実はヘルメット)の差し入れについてですが、会館側はまず会館で差し入れ物を受け取り、それから
日中友好協会の事務室にいる部隊に渡すと主張したということです。前日も同じ方法で弁当を差し入れたと
いうことです。ところが、中身がヘルメットだったので、日本共産党側がそれを拒否した。一体、なぜ、
ヘルメットを弁当と偽って差し入れようとしたのでしょうか。このような嘘は、正当防衛のために許される
ものですか?

また、バリケードの位置の問題ですが、光岡論文には、次のような記述があります。

| 「日中友好協会」事務室には、会館玄関へ通ずる入口と、階段をおりて地下食堂、地下便所、それから会館横の往来
| に通ずる入口の二つがある。華僑学生が暴力犯人の逮捕を要求したり、武装暴力団の突撃を阻止するために2時間半
| ほどバリケードをきずいたのは、玄関へ通ずる入口の方だけであり、反対側の入口には全然手をつけていない。した
| がって「日中友好協会」事務局内部のものが、地下便所なり地下食堂へ行く道はつねにあけてあり、地下から外部へ
| の出入もさまたげられていたわけではないのである。しかも会館外側の公道を数百名の日共党員で固めているもとで
| は食事もとることができず便所へもゆけない不法監禁状態にあったとは到底云えないはずである。『赤旗』紙もこの
| 点については都合が悪いと感じたらしく、地下食堂を通って会館横の道路へ抜ける道路については、数回にわたって
| のせた見取図では全然ふれていないのである。

三月十日付けの赤旗紙には、善隣会館の見取り図が書かれていて、バリケードの場所は一箇所になっています。
このことは、上記の光岡論文の主張に一致しています。ところが、重要論文集6に掲載されている同年7月11日の
「日本社会党に質問する」という記事では、同じように見取り図が掲載され、わざわざ、裏口のほうにバリケード
の図が描き加えられています。しかし、同記事に添付されている写真にで、バリケードは一種類しかありません。
こういうのを、捏造とか、偽造とか言うのだと思います。しかし、指摘をうけたから、さっさと図を描き直すと
いうのも、なんとも素直な人たちではありますね。

以後、議論はあらぬ方向にいきますので、割愛します。

> という箇所です。パレスチナがどうだとか、時間と空間、課題を
> 超越して「歴史のイフ」をならべたてて、美しい民族主義革命の
> お話をぶつためにはいくらでも議論ができるけれども、本家本元
> の文革の非道なお話、しかも大いにリンクした議論には「あらぬ」
> 方向と逃げるのでしょうか。
>

大阪の人さんはパレスチナの問題には興味はないようですね。これが日本共産党の意識と同じならば、やはり、
党名を変更することが適当と思われます。

以後、議論はあらぬ方向にいきますので、割愛します。

[218] Re^2: 裏口開いてたら弁当なぜ 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/16(Sat) 08:28
re:183
|民青や日本共産党の部隊が押しかけて、何度も華僑学生に暴行を加え
|たので、バリケードを築いたのです。

不思議な事です。押しかけてこられたら、どうして悠長にバリケード
だとかピケラインを構築できるのか、ということです。

日中友好協会側は、室内にカメになる事で、室内へ押し寄せる寮生側
に対抗するためにバリケードを構築する必要があったし、扉をへだてて
いますので、内側からそれを作る事が可能でした。寮生側はそれに
対抗して、今度は外部から遮断するという挙にでました。こうして
トイレにも通行できない状態になったわけです。

部隊が押しかけてきて、それに対処するためにバリケードを作ると
いうのならば、たとえば寮生たちは3、4階の自室にたてこもり
それぞれの部屋の内側からバリケードを作らざるを得なくさせられて
しまうのではないでしょうか。押しかける日中友好協会側に対して
対抗しつつ、日中友好協会事務所の扉のすぐ前に扉を封鎖する形で
バリケードを構築するって所が不思議ね。

|なぜ、ヘルメットを弁当と偽って差
|し入れようとしたのでしょうか。このような嘘は、正当防衛のために
|許されるものですか?

アホじゃない。「ヘルです」と言えば、通したでしょうか。身近に
身の危険があるなら、ヘルメットぐらい入れますよ。入れるとか
入れないとかを前に立ちはだかって押し問答するって所が身の危険
の最たるところでありまして、不法なバリ封鎖の証拠でありまして
制圧されかけていたのならば、そんな
検問できる余裕はないはずです。また、何度も申しておりますが
日中友好協会側が主導してこの事件を起こしているのならば、どうして
ヘルメットぐらい【前々から用意して持ち込んでいない】のでしょうかね。

もう3度ぐらいこの用意の件では当方が書いていますが猛獣文士さん
は一度も具体的で納得ゆくこの【用意】の件の解明はされてないね。
あなたの好きな現場の状況の検分ですよ。主導して引き起こした暴力
ならば主導した側は用意よく武器やら防具やら置いてあるはずです。
丸太なんてなかなか用意しないと使えないよね。やはり寮生らが
中国の資金援助も貰って用意していたのでは?

[186] 裏口開いてたら弁当なぜ2-1 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/11(Mon) 17:23
re:183
|民青や日本共産党の部隊が押しかけて、何度も華僑学生に暴行を加え
|たので、バリケードを築いたのです。大体、三月二日の時点で、日中
|友好協会の事務所内には何人の人間がいたのでしょうか。大量の弁当
|の差し入れが必要なほど、多数の動員部隊がいたわけでしょう。その
|上、会館の周囲には500名の動員部隊が包囲していた。いったい、これ
|のどこが監禁といえるのでしょうか。協会の事務所内にいた人たちは、
|どこから入ったのですか?

弁当が「大量」かどうかは存じません。「裏面史」で橋爪氏は
1日に”集会”を終えた寮生らは扉を鉄棒でたたき壊そうとする
挙にでたそうです。これは挑発に乗って出てきて対決しない
事務局員らの態度に業を煮やしたせいでしょうか。彼らの筋がき
では事務局員らは暴徒として寮生らに不法に暴力を振るわなけれ
ばなりませんが、筋がきどおりに進展しないのに怒ったのでしょう。
そして、橋爪氏らは、まず最初に扉を壊して侵入しようとする寮生
らを阻止するために、事務所内に、内側からバリケードを構築した
とあります(P22)。
2日に丸太でゴンゴンと扉を突き壊して侵入しようとしたとあります。
この後に(内部のバリケードにより阻止されてから)、外部に
出入り不能なバリケードを寮生らが築城したようです(P38)。

本部事務所内には、28日から以後、たしかに人員は増えていて
「18人」いたと橋爪氏は述べています。28日夜には事務員が
5人で残業していたということですから、何とか中に入る事が
できたのは、できたのですな。窓からでも入ったのか?2つの扉
を封鎖して、にらみ合っている状況なのは見て取れます。この扉
は日中友好協会の扉です。核心は本部事務所への攻撃であります。
「でていけ」というのに従わないということは、ある意味でろう城
でありまして、見方を変えますと監禁されたとも言えます。
しかしこれらはいくら見方を変えましても「寮生らを監禁」したと
は言えません。さすがに彼ら寮生らも自分が「監禁されている」等と
は言えませんでした。”監禁”ならもっとショッキングになり
平和に暮らしていた留日華僑の他の皆さんを、もっと大量に動員
できるいい旗印になったのに、彼らは残念な事でした。

「何度も押しかけて」来たのならば、出入り口にバリケードでは
なくて2〜3階階段にバリケードを築城すればよかったのでは?
フロアごとにトイレだってあるし、トイレにいけない等と言われ
て仮処分食らう事もなかったでしょうね。

で、室内の橋爪氏らが、決死の覚悟でうってでて、1)内部のバリ
ケードをのけて2)扉をうちから開き、3)寮生側のバリケードを
撤去したら4)長い棒や消火器、放水などで攻撃されたが5)寮生
や反共オールスターズの何人かはバリケードの上に乗っていて6)
机等を撤去したら、その上から転落した、とあります(P39)。
机の上にいて棒で小突いたりしていた人は、転落したのですな。
確かに後頭部をうつ事です。

要するに1)最初は本部事務所内部からバリケード2)外部からは
鉄棒や丸太でゴンゴン3)外部に寮生らがバリケード4)内部バリ
ケード撤去後扉あけ、外部バリケードを強制撤去5)攻防6)双方
が負傷
という経過のようです。この経過には、部屋から外にでて、あばれ
る本部事務局員の姿はなく、一貫して本部事務所の前の通路で華僑
学生らが大暴れしたということがわかります。

橋爪氏のルポでは外部の日本共産党の人士の事が、歌をうたって
応援してくれたというような事しか記述がありません。たしかに
20人弱の負傷というのは、双方が棒もって数百人で殴り合ったと
いうのにしては少ないです。500人余りの暴徒が手に手に木刀や何
かを持って総力で襲撃する図を想像してください。20数人の負傷
ですむと思いますか。しかも寮生側で重傷(?)なのは10人足らず。
当方青柳氏や赤旗主張の論で、もっと棒切れぐらい持って双方やり
あったのかと思っていたぐらいですが、考えて見れば青柳氏らの
論の中で当然とされた棒もってる者には棒でという手段もあまり
とられている風には思えなくなってきました。

ところで猛獣文士さんは「日中友好新聞」縮刷版からの引用はなぜ
しないのでしょうか。3月15日付け「赤旗」でも、「在日華僑学生
らの襲撃事件について北京放送などのわが党と日中友好運動に対す
る攻撃に反論する」だとかもっと具体的な論文を紹介して下さい。
「赤旗」では67年5月24日の「日中友好協会本部襲撃事件に対する
日本社会党の「通達」について。でも、再度くわしく解明していま
す。これをまずお読みになり、公平に公開してください<(_ _)>。
あと「『事情調査』の名による真実の歪曲-日中友好協会本部襲撃事件
にかんする社会党本部の『参考資料』について」という論文も6月
4日付けででています。日本共産党出版局編の重要論文集でいうと
5と6にあたります。
日中友好新聞の縮刷版でいうと67/3/13日号記事や67/4/10号記事
あるいは67/5/1号外です。

[194] Re: 裏口開いてたら弁当なぜ2-1 投稿者:猛獣文士 投稿日:00/12/11(Mon) 23:04
>
> 弁当が「大量」かどうかは存じません。「裏面史」で橋爪氏は
> 1日に”集会”を終えた寮生らは扉を鉄棒でたたき壊そうとする
> 挙にでたそうです。これは挑発に乗って出てきて対決しない
> 事務局員らの態度に業を煮やしたせいでしょうか。彼らの筋がき
> では事務局員らは暴徒として寮生らに不法に暴力を振るわなけれ
> ばなりませんが、筋がきどおりに進展しないのに怒ったのでしょう。
> そして、橋爪氏らは、まず最初に扉を壊して侵入しようとする寮生
> らを阻止するために、事務所内に、内側からバリケードを構築した
> とあります(P22)。
> 2日に丸太でゴンゴンと扉を突き壊して侵入しようとしたとあります。
> この後に(内部のバリケードにより阻止されてから)、外部に
> 出入り不能なバリケードを寮生らが築城したようです(P38)。
>

一言で言いまして、この本は期待はずれでした。でもまあ、ここまでは
書いてある。しかし、三月二日の赤旗紙の記述とは同じではない。さらに、
その前の、たとえば、中国映画会のときのトラブルについての記述もない。
インディアンに襲われた白人の手記のような奇妙な描写です。

壁新聞が風で破れたなど、たわけているとしか思えないしね。

> 本部事務所内には、28日から以後、たしかに人員は増えていて
> 「18人」いたと橋爪氏は述べています。

これは、「裏面史」にはないようですね。直接、聞いたのですか?

> 28日夜には事務員が
> 5人で残業していたということですから、何とか中に入る事が
> できたのは、できたのですな。窓からでも入ったのか?2つの扉
> を封鎖して、にらみ合っている状況なのは見て取れます。この扉
> は日中友好協会の扉です。核心は本部事務所への攻撃であります。
> 「でていけ」というのに従わないということは、ある意味でろう城
> でありまして、見方を変えますと監禁されたとも言えます。
> しかしこれらはいくら見方を変えましても「寮生らを監禁」したと
> は言えません。さすがに彼ら寮生らも自分が「監禁されている」等と
> は言えませんでした。”監禁”ならもっとショッキングになり
> 平和に暮らしていた留日華僑の他の皆さんを、もっと大量に動員
> できるいい旗印になったのに、彼らは残念な事でした。
>

おかしなレトリックはやめて欲しい。

> で、室内の橋爪氏らが、決死の覚悟でうってでて、1)内部のバリ
> ケードをのけて2)扉をうちから開き、3)寮生側のバリケードを
> 撤去したら4)長い棒や消火器、放水などで攻撃されたが5)寮生
> や反共オールスターズの何人かはバリケードの上に乗っていて6)
> 机等を撤去したら、その上から転落した、とあります(P39)。
> 机の上にいて棒で小突いたりしていた人は、転落したのですな。
> 確かに後頭部をうつ事です。
>

これも裏面史には見当たらない記述ですね。3月2日の襲撃(民青側の)のときの部隊は、
川上徹氏や宮崎学氏のような専門的なゲバルト部隊によっているので、「室内の橋爪氏ら
が、決死の覚悟でうってでて」と彼が言っているのならば、私は彼橋爪氏というのは大変
な嘘つきだとしか思えないですね。写真を見ると、朴訥そうな正直そうな人だけど、党の
ためならばそんな嘘をつくだろうか。

> ところで猛獣文士さんは「日中友好新聞」縮刷版からの引用はなぜ
> しないのでしょうか。

先ほども書いたのですが、日本共産党の資料は、見出しだけは勇ましいのですが、中身は退屈な
断定の繰り返しなんですよね。これらの文献には、赤旗紙とはことなる情報が記載してあるのかな?
長々と本が届くまで待って、内容に失望するのではないか????

[219] Re^2: 裏口開いてたら弁当なぜ2-1 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/16(Sat) 08:30
re:194
|> ところで猛獣文士さんは「日中友好新聞」縮刷版からの引用はなぜ
|> しないのでしょうか。
|
|先ほども書いたのですが、日本共産党の資料は、見出しだけは勇まし
|いのですが、中身は退屈な断定の繰り返しなんですよね。これらの文
|献には、赤旗紙とはことなる情報が記載してあるのかな?長々と本が
|届くまで待って、内容に失望するのではないか????

今、気付いたのだけれど、この当方の質問と、猛獣文士さんの応答と
はかみ合っていませんね。

「日中友好新聞」は日中友好協会の発行になる新聞で、分裂前にその
名を「日本と中国」から改題したものです。日本共産党発行の出版物
であるかのように言うのは、

1)その見分けもつかない
2)意図的にその2つの団体をわざと混同させる表現をとった。
3)あまりに猛獣文士さんがこの点について回答不能に陥ったので、
あらぬ方向への返事になってしまった

のどれでしょうか(^^;)(^^;)。

[200] 本に書いてあっても見えない、読めない 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/13(Wed) 16:45
re:194
その場にいなかった猛獣文士さんですが、さすが東京在住だという事で
大阪在住の当方よりは土地勘はあると見えます。しかし問題の核心は
猛獣文士さんが、寮生(任氏でしたっけ)らが負傷した時の当時の状況
は伝聞推定でしかない、ということです。これは当方と50歩百歩です。

|> 「18人」いたと橋爪氏は述べています。
|これは、「裏面史」にはないようですね。直接、聞いたのですか?

なかなか、橋爪氏のこの事件に関する記述は前後話が飛びまして
猛獣文士さんが読みにくいと非難するのは一定の根拠があると思います
が、P38に「事務局内の18人の生命の危険は、自力で取り払う必要がある」
というくだりがあります。そして、この記述が痛々しいのは、この人が
3年あまりもの間、この事件以後苦労させられ続け、暴行の現実の危険
の中で緊張し通しで事務所を維持し続けた結果であると当方は見ました。
ほんに猛獣文士さんは怪我人とか、心に傷を受けた人とか障害児とか病人
に対しては酷薄な事を平気で言われるね。むしろ当方が和歌山の
風物や徐福の話で、「一中国人として読んで不快な本ではない」と
本全体を評しているのを「一言で言いまして、この本は期待はずれで
した。」と言われる。目先のソリューションに都合のいい部分だけを
探していては全体が見えてこないということの表れでしょうか。

|インディアンに襲われた白人の手記のような奇妙な描写です。

この言は、重大なトリックを感じます。”インディアン-白人”。
こうして(無実の寮生vs侵略者日中友好協会)という嫌な類推
を読者に委ねてしまう、これは危険なパンドラのはこを開ける
議論ですよ。そして何故それがそうなのかの論証が抜けていて
エモーションに訴える所なんてそのさいたるところです。

|おかしなレトリックはやめて欲しい。

論証ぬきに、一行で返すのは、無礼なばかりでなく、あなたの
心証を悪くし、あなたの言論活動全体を自ら傷つけることになりますよ。
どのようにレトリックで、何が事実と違うのか、中国から資金提供うけ
ていたような特定の人士の本によらずに、ちゃんと証明してください。

|これも裏面史には見当たらない記述ですね。3月2日の襲撃(民青側の)
|のときの部隊は、川上徹氏や宮崎学氏のような専門的なゲバルト部隊に
|よっているので

川上徹氏は、宮崎氏のような、”暴力部隊”じゃないと思うけどね。
彼は、新聞くばりの任務も、「ボクのような知的任務ばかりしていた
者には苦痛で残酷な仕打ちだ」というようにコボしていました。また
宮崎氏の任務は、暴力闘争を主導することではなくて、現に暴れている
暴力学生を鎮圧して暴力を排除する事に限られています。彼は時折その
任務から逸脱しては、指導機関から”指導”入れられ、しまいにそれが
嫌になって、学校もやめて学生運動から離れていきます。

|、「室内の橋爪氏らが、決死の覚悟でうってでて」と彼
|が言っているのならば、私は彼橋爪氏というのは大変な嘘つきだとしか
|思えないですね。写真を見ると、朴訥そうな正直そうな人だけど、党の
|ためならばそんな嘘をつくだろうか。

だからさ、見てきたように猛獣文士さんが言うのは滑稽ですってば。
あなたは黒田氏や三好氏の報告集会に参加して、彼らの言をまとも
にうけて、それから全てを構築しているんですよ。当方もこの「裏面史」
を見るまでもっとすごい争いをしているとばかり思っていた。
ガラスが割られ板を張った本部事務所の窓も「見てない」んでしょう?
あなたは変にそこに「居た」から、記憶が変容しちゃうんじゃない。

[204] Re: 本に書いてあっても見えない、読めない 投稿者:猛獣文士 投稿日:00/12/14(Thu) 16:27
> re:194
> その場にいなかった猛獣文士さんですが、さすが東京在住だという事で
> 大阪在住の当方よりは土地勘はあると見えます。しかし問題の核心は
> 猛獣文士さんが、寮生(任氏でしたっけ)らが負傷した時の当時の状況
> は伝聞推定でしかない、ということです。これは当方と50歩百歩です。
>

いいでしょう、これは認めましょう。で?

> なかなか、橋爪氏のこの事件に関する記述は前後話が飛びまして
> 猛獣文士さんが読みにくいと非難するのは一定の根拠があると思います
> が、P38に「事務局内の18人の生命の危険は、自力で取り払う必要がある」
> というくだりがあります。

なるほど、このくだりをよく読んでいませんでした。たしかに、あの本は私が読んで、
愉快な本ではありません。いろいろ、読み飛ばしているのかも知れません。

> そして、この記述が痛々しいのは、この人が
> 3年あまりもの間、この事件以後苦労させられ続け、暴行の現実の危険
> の中で緊張し通しで事務所を維持し続けた結果であると当方は見ました。

> この言は、重大なトリックを感じます。”インディアン-白人”。
> こうして(無実の寮生vs侵略者日中友好協会)という嫌な類推
> を読者に委ねてしまう、これは危険なパンドラのはこを開ける
> 議論ですよ。そして何故それがそうなのかの論証が抜けていて
> エモーションに訴える所なんてそのさいたるところです。

そのような感情は当方にはありません。また、彼の目には、華僑学生が自分たちと同じ人間として
写っていたのかどうか、全体としてそこが疑問に思えます。この本の記述を眺めても、人間としての
寮生の姿、あるいは支援の日本人の姿がまったく浮かんできません。それは、彼の目に、それらの
人々が人間として写っていなかったからではないかと思うのです。だから、インディアンに襲われた
白人の手記のようだと思ったわけです。たしかに、インディアンに襲われたときのハリウッド映画では、
人間は白人だけで、インディアンは不可解な襲撃者・野蛮人となっています。

> 川上徹氏は、宮崎氏のような、”暴力部隊”じゃないと思うけどね。
> 彼は、新聞くばりの任務も、「ボクのような知的任務ばかりしていた
> 者には苦痛で残酷な仕打ちだ」というようにコボしていました。また
> 宮崎氏の任務は、暴力闘争を主導することではなくて、現に暴れている
> 暴力学生を鎮圧して暴力を排除する事に限られています。彼は時折その
> 任務から逸脱しては、指導機関から”指導”入れられ、しまいにそれが
> 嫌になって、学校もやめて学生運動から離れていきます。
>

川上氏や宮崎氏は、善隣学生会館事件に何らかの形で関与しているのではないかと思われる記録が残って
います。川上氏の場合は、著書「査問」で、善隣学生会館でのゲバに関与したということを言っています。
宮崎氏については、大阪の人さんも時々除いていると思われるマル共戦フォーラムで、ある人が、早稲田大学
新聞の1967年5月または6月の号で、宮崎君が善隣学生会館に参加したというような、(革マルの嫌がらせ)
記事があったという書き込みがありました。国会図書館で3時間ほど探しましたが、残念ながら検索できません
でした。しかし、その人が見たといっているので、多分どこかにあるはずです。


> だからさ、見てきたように猛獣文士さんが言うのは滑稽ですってば。
> あなたは黒田氏や三好氏の報告集会に参加して、彼らの言をまとも
> にうけて、それから全てを構築しているんですよ。当方もこの「裏面史」
> を見るまでもっとすごい争いをしているとばかり思っていた。
> ガラスが割られ板を張った本部事務所の窓も「見てない」んでしょう?
> あなたは変にそこに「居た」から、記憶が変容しちゃうんじゃない。

黒田氏や三好氏の報告会に参加したかどうかは覚えていないですね。ただ、彼の記述と、当時の赤旗の記述と
反対側の主張の記述をあわせて読んでいったとき、あるいは、その後出てきた資料などをあわせてみて、
どうも怪しいなと思われるわけです。しかし、いろいろな関係者にインタビューするのが理想ですね。
そのような意味では、橋爪氏にも、今後、直接、お話を聞く機会もないとはいえませんから、断定はしない
ことにしましょう。

[209] Re^2: 本に書いてあっても見えない、読めない 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/15(Fri) 02:22
re:204
|また、彼の目には、華僑学生が自分たちと同じ人間として写って
|いたのかどうか、全体としてそこが疑問に思えます。

いつの時点からでしょうか。橋爪氏の心に深い傷を付けたのは。
猛獣文士さんが観察した時の当時の本部事務所はひっそりとして
いて、張り紙も、品よく節度を守ってしていたとのこと。
やはり70年の退去まで、数百回という攻撃に曝されれば、どんな
人でもホヤホヤの柔らかい心でいるわけにはまいりません。

|この本の記述を眺めても、人間としての寮
|生の姿、あるいは支援の日本人の姿がまったく浮かんできません。
|それは、彼の目に、それらの人々が人間として写っていなかったか
|らではないかと思うのです。だから、インディアンに襲われた白人
|の手記のようだと思ったわけです。たしかに、インディアンに襲わ
|れたときのハリウッド映画では、人間は白人だけで、インディアン
|は不可解な襲撃者・野蛮人となっています。

寺尾氏の本は、講談調ですし、三好氏の演説は「殲滅」なんて言葉
がでてきて剣呑ですし、光岡氏の論は印象薄いですね。

|川上氏や宮崎氏は、善隣学生会館事件に何らかの形で関与している
|のではないかと思われる記録が残っています。

応援で来ていた可能性はあると思います。全都動員ぐらいかけて
ないと生命の危険がという危機感はあったはずです。ただ大立ち回り
していたら宮崎氏が自著にかかないはずはないので(^^;)指導のまま
に行けと言われてやってきたけれど、嫌だと思ったか、中国人相手
というのは不慣れで乗り気になれなかったか、歌をうたってスクラム
組んで、仮処分命令が出たら帰ったのかも知れない。川上氏は得意の
演説ぶっていたか? とにかく何でもかんでも八面六臂で宮崎氏ら
が登場して、どこでも大活躍ということではないはずです。なぜなら
そんなに人員に困ってないからです。宮崎氏も、東大闘争などにかり
出されていたときに、顔見知りでない労働者部隊が大勢いたとか、
将来役人にさせるために公然活動等をさせないで温存していた党員が
いたとか指摘しているでしょう。何でもかんでも暴力闘争で決着つけ
るとなっていたら、それこそ文革時の中国のように、勉強しないで
宮崎氏に続けとばかりそういう人士も武闘にかりだしていたでしょう
ね(反語)。民青同盟は、60年ごろに、やっとこ組織復活しまして
60年代前半には倍々ゲームで組織を大きくして、数百だったのが数万
を擁するに至ります。東京で一万ぐらいはかき集めたら居たはずです。
全員に宮崎氏のような任務をさせたわけではありません。それこそ
彼が語る名前がでてくる数人でしょうね。

そうそう、宮崎氏の著書では、朝鮮大学の学生が活動家の鏡の
ように登場します。でも中国人の学生の活動家の事は見なかった。
重信の事で雑誌のコメントでも、ニベもなく吐き捨てていました。
あまり好き嫌いなく、敵味方こだわらずに付きあう宮崎氏なのに
これはどうしたことでしょうね。やはり宮崎氏にしても

理想の党運営 >日本共産党の現状 >文革・ポルポト・スターリン

という”黄金の法則”が通用するのではないでしょうかね?

[203] Re: 本に書いてあっても見えない、読めない 投稿者:猛獣文士 投稿日:00/12/13(Wed) 23:49
私は、橋爪氏の「裏面史」の内容の真実性には、ひどく疑わしい部分があると考えて
います。それについて、今は詳細に語る時間がないのですが、大阪の人さんに議論
する気があるのならば、少しづつ議論していくことについて、当方に異議はありません。

ただし、私はマルクスレーニン主義あるいは科学的社会主義(?)の路線について、
日本共産党と論争する気はないし、そんなことには興味はありません。したがって、
そんな議論が満載されている論文でこのホームページを一杯にして、事件の事実関係を
埋もれさせるようなことをする気はありません。

しかし、文献については、張香山の記者会見や、日中合意など、現在まで、大阪の人さん
の推薦する文献については、入手できた範囲でホームページに掲載しています。内容が
偏っているなどといわれるのは、筋違いな非難であると認識しています。また、今後も
具体的に文献を推選していただければ、私の処理能力が許し、文献の重要性について合意
でき、著作権上の問題をクリアした範囲で、ホームページに掲載したいと考えています。

以上の点、お断りしておきます。

[215] Re^2: 本に書いてあっても見えない、読めない 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/16(Sat) 08:25
re:203
|ただし、私はマルクスレーニン主義あるいは科学的社会
|主義(?)の路線について、日本共産党と論争する気は
|ないし、そんなことには興味はありません。

まず、第一に、日本共産党は修正主義なりというのが、寮生
やら(正統)やら、(左派)の最大の攻撃理由でした。
そうしますと、現象としてのこの事件の検討をするのに、
何が修正主義なのか、いやさ相手を「修正主義」と一方的に
呼び辱めようと試みた中国党がいかに内部問題不干渉という
原則に照らして無原則であり、根本はアメリカ帝国主義との
妥協という自らの方針を勇ましい言辞に粉飾した極左日和見主義
であったかということを証明しなければならないからです。

第二に、日中友好協会が「ニセ日中」だから敵対なのだという
理由の根本にもかかわるからです。事実関係としましては
以前に当方の手でBBS内で暴露しましたが、1千万以上もの
資金持ち逃げをも含む、(正統)旗揚げ時のいかさまの件が
あります。同様に、66年夏ごろの天津歌舞団のぬけがけ無料公演
などの日本社会党や総評などへの組織分裂と、日中友好協会への
中国からの直接の嫌がらせと資金費消の攻撃があった事やら
日中貿促やら国貿促やらで、この後楽の事件と同時期に発生した
暴力事件でも「修正主義」などという言質が確認されているから
です。このリンクがどのように関連あるのか。また「25氏
声明」に基づく3千万国交回復署名運動の方針がどうして
(正統)では帳消しにされ、日中友好協会では維持されたかと
いうこと等の大衆運動の路線にもかかわります。

第三に、猛獣文士さんみずから、ことあるごとに、このかん
パレスチナがどうとか、ベトナムがどうとか、しまいには
19世紀のイギリスだとか、明治時代の石川啄木の詩まで持ち
だして、勇ましい国家論や革命論をふっかけています。憲法と議会が
ある国と言えども帝国主義になるからどうとか、ブルジョア法
の中で弁護士を立てて非暴力的に争うという事を殊更に困難視
してみたりするだとか、しまいに重信房子氏は魅力的だとか
もはや黙過しがたい正真正銘の極左日和見主義者の本性をまるだし
にされて議論されていることです。(当方の#161参照)

どうして、「ただし、私はマルクスレーニン主義あるいは科学
的社会主義(?)の路線について、日本共産党と論争する気は
ないし、そんなことには興味はありません。したがって、そん
な議論が満載されている論文でこのホームページを一杯にして、
事件の事実関係を埋もれさせるようなことをする気はありません。」
などと逃げておれるのでしょうか。御自分で始められた議論を
御自分で決着つけられる必要があると思いますが。自分が発言
した事がどれほど深刻な相手への中傷であるか、その根拠にた
いして御自分がどれほど根拠薄弱に、人の口まねを一知半解で
していたか、そして最後に、あなたの革命論がどれほど海外在
住の外国公民の立場として【内政干渉】であり【革命の輸出政
策の黒い手】の無自覚な手先から脱しえず、危険な存在なのか
ということも明らかにできるのではないかと思うからです。

あと、「見取り図」などは、(正統)機関紙に掲載された寮生
側の主張だけが図として採用されていて、日本共産党やら日中
友好協会側の主張が掲載されていません。自分の主張の中で
つまみ食い的に

|三月十日付けの赤旗紙には、善隣会館の見取り図が書かれていて、
|バリケードの場所は一箇所になっています。このことは、上記の
|光岡論文の主張に一致しています。ところが、重要論文集6に掲
|載されている同年7月11日の「日本社会党に質問する」という記事
|では、同じように見取り図が掲載され、わざわざ、裏口のほうに
|バリケードの図が描き加えられています。しかし、同記事に添付
|されている写真にで、バリケードは一種類しかありません。こう
|いうのを、捏造とか、偽造とか言うのだと思います。しかし、指
|摘をうけたから、さっさと図を描き直すというのも、なんとも素
|直な人たちではありますね。

などと主張するのでなく、図を示せということです。

[210] Re^2: 本に書いてあっても見えない、読めない 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/15(Fri) 02:23
re:203
|ただし、私はマルクスレーニン主義あるいは科学的社会主義(?)の路線につ
|いて、日本共産党と論争する気はないし、そんなことには興味はありません。
|したがって、そんな議論が満載されている論文でこのホームページを一杯にし
|て、事件の事実関係を埋もれさせるようなことをする気はありません。

ほう。「極左日和見主義者の中傷と挑発」が一定の効果をあらわして
いますね。民主集中制がどうとか、さざなみの議論がどうとか、あるいは
伊東律氏がどうとか「査問」がどうとか、こういう議論がいかにこの
HPの趣旨からの逸脱であるか、そういう議論が猛獣文士さんの思想的傾向
として骨絡みに日本共産党憎しで、雑多な反共人士の論をごちゃごちゃに
全身に身にまとった状態かを表現していて、骨は折れますが当方としては
「でるわでるわ」と、いい争えばあらそうほどに極左日和見主義と党分裂
策動の申し子たる姿の暴露になると思い、お相手していたのですが、ね(^_-)。

|しかし、文献については、張香山の記者会見や、日中合意など、現在
|まで、大阪の人さんの推薦する文献については、入手できた範囲で
|ホームページに掲載しています。内容が偏っているなどといわれるの
|は、筋違いな非難であると認識しています。

蒐集されている文献が、当初のあなたの思惑に添うて、「日本共産党vs寮生」
という図式からのみ集められていたから、その全体像が歪むと申しています。
まあどんどん歪んでも、元がおかしい状態だったのが、現実の姿に近づくの
であれば、当方は困ったりするものではありません。当方の指摘を受けて一
定の当然の措置として、張香山氏インタビュー記事や、「東風西風」の訂正
やら、猛獣文士さんが硬直した路線一本槍ではない対応をされた事は評価し
ています。それが議論を断絶させない当方の判断です。

あらためて申します。「日修」とか「反修」とか「修太郎」という言葉は
当時用いられていたそうですが、猛獣文士さんはそれを”What is 修太郎?”
と思いつつ、未消化なまま口にしたりしませんでしたか。

あなたが現実に見られた善隣学生会館の67年春ごろの状況で、あなたが
「敵である修正主義者宮本顕治」という似顔絵を見て不思議がるくだり
は当方には非常に印象的でした。そういう、参加者の目前の事件の件で
そこにいた「誰々がどう暴行した」という具体的な非難の方がもっと強く
でていてもいいはずなのに、たとえば現場に来ていた松本善明議員などに
対する似顔絵ではなくて「修正主義の下僕たる宮本」の似顔絵が出ている。
どうして、高校でたての彼らが、一足飛ばしにそこに行くのでしょうかね。
彼らが、祖国を愛する故の行動という事で、”ここは中国の領土だ”と
言わんばかりに「でていけ」などと高姿勢になるのでしょうかね。

いつぞやあなたは言われた。1)映画会を会館内でしたときのトラブル
2)青年大交流不参加3)訪日中国劇団の公演の妨害4)「毛議長」
5)中国発行雑誌の普及の妨害(他にありましたっけ?)
これらが寮生の機嫌をそこね、態度を硬化させ、反目しあっていたので
反目する双方なら、どちらかが退去するべきであり、そもそも中国の
ものである会館であるからニセに転落した日中友好協会はでていくべきで
あり、民事訴訟だ何だといいつつ居座り続けている事自体が、たとい
事務所の事務員自体は非暴力であれダメだと。そして、居る事自体が
間違いな日中友好協会本部事務所であるから、石を投げ、2階の会議室
や物置部屋への通行もいちいち妨害し、正面入口はピケを張り、裏口
から出入りでき地下のトイレに行けるのだか一階のトイレに行けないのも
当然で我慢しろと。そして窓ガラスが何度も何度も投石や襲撃時の棒等
での破壊によりガラスを入れられなくなったのも日中友好協会側が日本
共産党の指導に従って修正主義を実行し、反中国の手先であったせいで
そのような反中国の日中友好協会の本部事務所ならば、窓に板を打ち付けて
光を遮られるのも当然で受忍の範囲の事。嫌ならさっさと出ていけと。
偽張り紙なんかも貼られて当然だと。国法に違反しなければ、公序良俗
なんていい加減な無視できるものなのだと。

また、寮生は30人程度、家族を含めて60人ほどの34階の住人であり
ましたが、日本社会党や(正統)や、(左派)や、ML派、あるいは
友好商社と言われる商社の社員なども動員して、会館内の語学校の施設を
破損し、不法占拠し、机椅子を武器に徴発しても、中国の大義のためには
やむを得ない事で受忍の範囲だと。

そして中国共産党のエージェントと目される人士が寮生を指導していた
らしきことも確認されたのですね。廖承志事務所の孫平カ氏が事件の頃
に後楽に激励と指導をしに来ていますね。寮生と応援加勢のオールスター
ズの負傷者に対して、非常に手回しよく中日友好協会等を通じて中国党
側の激励と称賛のメッセージがきていますよね。

また、(左派)というのは、前年に毛沢東主義を信奉し、日本共産党の
組織原則をやぶったとして除名された人士ですよね。いつのまにか復刊?
している「日本と中国」紙には「革命戦士」などの広告がでるようになって
いますよね。

そうそう、分裂組織(正統)には、分裂直後から中日友好協会から、「あ
なたがたが(正統)です」と即刻認知が打電され、「偽日中」とされた
残された日中友好協会や、日中貿促などは友好や貿易の全てのルートを
即刻断絶されてしまいますよね。このせいで、経営が立ち行かなく零細業者
がいることもおかまいなしに。

こうしたすべての事が、当方不思議で不思議で仕方がありません。
一体どうしてなのでしょうかね。直前には、国貿促の事務局員が
一方的に解雇を言い渡され、その組合事務所に暴漢がやってきています。
「事件」の直前には、これだけの攻撃をされれば、もういつ潰されても
仕方のないぐらいの日中友好協会が、持ちこたえて大会を開催し
(正統)が方針も決められないうちに、路線の上からは、どちらが従来
どおりの本物日中友好協会であるか、天下に示すようなしっかりした
方針を決定していますよね。そしてそれをまさに発表するかという直前に
この「事件」は起きています。なぜなんでしょうかね。

[201] 本にあっても見えない、読めない2 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/13(Wed) 16:46
re:194
|先ほども書いたのですが、日本共産党の資料は、見出しだけは勇まし
|いのですが、中身は退屈な断定の繰り返しなんですよね。これらの文
|献には、赤旗紙とはことなる情報が記載してあるのかな?長々と本が
|届くまで待って、内容に失望するのではないか????

あなたの友好協会本部側の資料の提出しかたには著しい偏りがあります。

|* 反党盲従分子の暴力にたいする断固たる反撃は、正当防衛権の当然の行使である(赤旗紙1967年2月19日主張欄)
|* 反党盲従分子の暴力には正当防衛を(赤旗紙1967年2月21日付論文)
|* 1967年3月2日赤旗紙1面「中国留日学生日中友好協会に卑劣な攻撃」
|* 1967年3月3日赤旗紙1面「日本人民への不当な干渉許さず」
|* 松本膳明「真実をつくりかえることはできない」(赤旗紙1967年3月7日付論説)
|* 日中友好協会襲撃の真相(赤旗紙1967年3月7日付記事)
|* 「これが人間のすることか」1967年3月10日赤旗紙2面
|* 1967年3月10日赤旗紙1面「計画的襲撃の証拠は歴然」
|* 中島健蔵の転落について・三十五人の「声明」に反論する(赤旗紙1967年3月15日付論説)
|* 「井上清の中傷に答える」1967年5月4日赤旗紙文化欄
|* 三年近く、干渉と暴力から本部事務所をまもりぬく/橋爪利次(中国覇権主義とのたたかい、144-152ページ)
|* 宮森繁「日中友好協会本部襲撃事件(実録中国『文革』礼賛者たちの節操より)」
|* 宮本顕治「毛沢東との最後の会談」(「週刊朝日」昭和52年6月24日号)

「赤旗」縮刷版以外には「週刊朝日」の記事だけだったではないですか。
「赤旗」だって、「重要論文集」にあるものは、引用もまともにしない。
そもそも「日中友好新聞」縮刷版だとか、友好協会パンフレットだとか
そういう側の主張をまずは丹念にあたって、これで公平か? もう見逃し
の部分はないか、というほど取材して、それから自己の主張の元となった
素材も合わせて普通は【双方の主張】とするのです。「赤旗」記事を見て
も宮本氏の論を見ても、少しでもまともにそれを検討するならば、これが
【中国共産党の路線に従った日本人、中国党の廖承志事務所の者や中日友好
協会の対日チームの組織、日中友好協会、分裂組織(正統)、日本社会党】
など、様々な面々が登場する政治事件であることがわかるはずなのですが、
猛獣文士さんはそれをあたらない。たとえば日本社会党だってもっと声明な
どで、あれこれ言っています。資料が残っていればいいのだけど。

結局「寮生vs日本共産党」という有り得ないあなたの空想の構図に合わ
せて全てを構築しているから、この構造物はいびつに歪むのです。
後づけで、「寮生」にも「日本共産党」にもかかわらない、中国共産党
と日本共産党との98年合意や、張香山氏のコメントを入れざるを得ない
事がそもそも破綻のあらわれです。「毛沢東最高指示」だって
「読売」の「東風西風」だって、全部当方がみつけなければならなかった。
「国家の主席」だって、あなたは永遠の国家主席が毛沢東氏だと信じて
いたぐらいです\(^◇^)/。そして御自分の構図にあてはまらない事は
「実に、コメントする気にもなれない内容」と消化不良を起こして
しまいます(^^;)(^^;)(^^;)。そこで立ち止まって思考が停止して
しまってはいけません。「中国共産党の事は知らない」だって?
とぼけるのもほどほどにしてください。「極左日和見主義者」という
のは、まさに現在のあなたの、自覚はないでしょうが客観的姿です。

|長々と本が
|届くまで待って、内容に失望するのではないか????

長々と待たせたのは、おそらく本屋のシステムのせいでありまして
橋爪氏のせいでも日本共産党のせいでも、はたまた当方のせいでも
ありませんが、できればこの問題までこのウェブにのせて、それを
当方になげつけるのだけは許してくださいませんか。最初から用意
して持っていてもしかるべきだと当方は思いますが、ね(^_-)。

[187] 裏口開いてたら弁当なぜ2-2 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/11(Mon) 17:24
re:183
|また、バリケードの位置の問題ですが、光岡論文には、次のような記
|述があります。
|
|| 「日中友好協会」事務室には、会館玄関へ通ずる入口と、階段を
||おりて地下食堂、地下便所、それから会館横の往来に通ずる入口の
||二つがある。華僑学生が暴力犯人の逮捕を要求したり、武装暴力団
||の突撃を阻止するために2時間半ほどバリケードをきずいたのは、
||玄関へ通ずる入口の方だけであり、反対側の入口には全然手をつけ
||ていない。したがって「日中友好協会」事務局内部のものが、地下
||便所なり地下食堂へ行く道はつねにあけてあり、地下から外部への
||出入もさまたげられていたわけではないのである。しかも会館外側
||の公道を数百名の日共党員で固めているもとでは食事もとることが
||できず便所へもゆけない不法監禁状態にあったとは到底云えないは
||ずである。『赤旗』紙もこの点については都合が悪いと感じたらし
||く、地下食堂を通って会館横の道路へ抜ける道路については、数回
||にわたってのせた見取図では全然ふれていないのである。
|
|三月十日付けの赤旗紙には、善隣会館の見取り図が書かれていて、
|バリケードの場所は一箇所になっています。このことは、上記の
|光岡論文の主張に一致しています。

ああ、あのM氏、光岡氏ですか。あの人の論をまだ真実なりと
おっしゃるのですか。だとすると、(正統)本部事務所を十八時間
監禁脅迫した件は光岡氏が正しかったということですね? 
(正統)本部幹部は日中貿易でたんまり儲けていたというあれは。

|ところが、重要論文集6に掲
|載されている同年7月11日の「日本社会党に質問する」という記事
|では、同じように見取り図が掲載され

ちゃんと、本文全体を掲載してから文句を書いて下さい<(_ _)>。
あなたのつまみぐいでは困るんです。

|同じように見取り図が掲載され、わざわざ、裏口のほうに
|バリケードの図が描き加えられています。しかし、同記事に添付
|されている写真にで、バリケードは一種類しかありません。こう
|いうのを、捏造とか、偽造とか言うのだと思います。しかし、指
|摘をうけたから、さっさと図を描き直すというのも、なんとも素
|直な人たちではありますね。

猛獣文士さんは、実際に見たのでしょうか。後から、春休みに行って
黒田氏らのレクチャーを聞いただけの猛獣文士さんがこれを見てきた
ように言うのは、ちょっと滑稽です。当方はまず第一に日本共産党側
の資料を提出して貰いたいと思います。次に、日中友好協会の発表を
出して貰いたいと思います。それから「華僑報」やら「東風」も
だしてください。順番はどうでもいいのですが、耳を揃えてちゃんと
提出してください。BBSにて当方が解明する件の方が多いのは
いささかみっともないね。

|以後、議論はあらぬ方向にいきますので、割愛します。
|以後、議論はあらぬ方向にいきますので、割愛します。

パレスチナ問題は、最初に当方が指摘しましたが「あらぬ方向」です。
しかし文革は「あらぬ方向」ではありません。逃げない事です。
正面から文革やその「革命外交」対日干渉チームの人命軽視政策や
華僑の大衆動員政策を直視し、それを批判する事が今後の猛獣
文士さんの言論活動、わけても「3国人」発言等とたちうちする
際には必要になってくるでしょうね。そうでなければ、ある意味で
石原氏らの論に「中国の黒い手」という裏書を与えてしまいます。

|大阪の人さんはパレスチナの問題には興味はないようですね。これ
|が日本共産党の意識と同じならば、やはり、党名を変更することが
|適当と思われます。

党名はともかく、確かに興味ありません。今度の”世界革命の焦点”は
パレスチナですか? 猛獣文士さんは日本にいるよりベッカー高原に
いくのがいいのでは? そして長い髪を夕日にかざしてカラシニコフを
手に微笑む写真を家頁にのせて、最後はなつかしい日本に帰り着き、
高槻のホテル前で逮捕されるのでしょうか。(あらぬ方向ですのでこの項
の反論は無用です\(^◇^)/)でも重信氏らも「毛沢東思想で武装した」
ということですからあながち「あらぬ方向」ではないんですがね。

[193] Re: 裏口開いてたら弁当なぜ2-2 投稿者:猛獣文士 投稿日:00/12/11(Mon) 22:23
>
> ああ、あのM氏、光岡氏ですか。あの人の論をまだ真実なりと
> おっしゃるのですか。だとすると、(正統)本部事務所を十八時間
> 監禁脅迫した件は光岡氏が正しかったということですね? 
> (正統)本部幹部は日中貿易でたんまり儲けていたというあれは。
>

どの人の言は真実でないとかいうことでなく、内容の問題でしょ。

> ちゃんと、本文全体を掲載してから文句を書いて下さい<(_ _)>。
> あなたのつまみぐいでは困るんです。
>

赤旗紙の記事は、見出しだけは、「真実はどうのこうの」とか「動かすことのできない」
とか勇ましいのだが、内容を見ると、論理的な組み立ても、もっともらしい証拠もない
断定だけで、内容は殆ど同じなのでねえ。量は多いのだけど。
華僑側が襲撃者だ、という文言を100回も200回もくりかえしても、意味はないしね

> |同じように見取り図が掲載され、わざわざ、裏口のほうに
> |バリケードの図が描き加えられています。しかし、同記事に添付
> |されている写真にで、バリケードは一種類しかありません。こう
> |いうのを、捏造とか、偽造とか言うのだと思います。しかし、指
> |摘をうけたから、さっさと図を描き直すというのも、なんとも素
> |直な人たちではありますね。
>
> 猛獣文士さんは、実際に見たのでしょうか。後から、春休みに行って
> 黒田氏らのレクチャーを聞いただけの猛獣文士さんがこれを見てきた
> ように言うのは、ちょっと滑稽です。当方はまず第一に日本共産党側
> の資料を提出して貰いたいと思います。次に、日中友好協会の発表を
> 出して貰いたいと思います。それから「華僑報」やら「東風」も
> だしてください。順番はどうでもいいのですが、耳を揃えてちゃんと
> 提出してください。BBSにて当方が解明する件の方が多いのは
> いささかみっともないね。
>

何を見たというのですか?赤旗紙の複数の記事を見ているのです。借金取りじゃないんだから、
耳をそろえて出してくれとかいわれてもね。しかし、私は善隣会館については、少なくとも
大阪の人さんよりは知っていると思いますよ。

> パレスチナ問題は、最初に当方が指摘しましたが「あらぬ方向」です。

なんで、ベトナム戦争があらぬ方向ではなく、パレスチナがあらぬ方向なのか、納得の行くように
話してくれますか?

> しかし文革は「あらぬ方向」ではありません。逃げない事です。
> 正面から文革やその「革命外交」対日干渉チームの人命軽視政策や
> 華僑の大衆動員政策を直視し、それを批判する事が今後の猛獣
> 文士さんの言論活動、わけても「3国人」発言等とたちうちする
> 際には必要になってくるでしょうね。そうでなければ、ある意味で
> 石原氏らの論に「中国の黒い手」という裏書を与えてしまいます。
>

文化大革命を批判すれば、過去の罪業はチャラになると思っているのならば、
南京大虐殺とチベット問題をチャラにしたがっている最近の風潮と同じだね。
ま、日本共産党は、大衆とともに歩むのだから、あまり人と違ったことを言うのも
はばかれるか。

> |大阪の人さんはパレスチナの問題には興味はないようですね。これ
> |が日本共産党の意識と同じならば、やはり、党名を変更することが
> |適当と思われます。
>
> 党名はともかく、確かに興味ありません。今度の”世界革命の焦点”は
> パレスチナですか? 猛獣文士さんは日本にいるよりベッカー高原に
> いくのがいいのでは? そして長い髪を夕日にかざしてカラシニコフを
> 手に微笑む写真を家頁にのせて、最後はなつかしい日本に帰り着き、
> 高槻のホテル前で逮捕されるのでしょうか。(あらぬ方向ですのでこの項
> の反論は無用です\(^◇^)/)でも重信氏らも「毛沢東思想で武装した」
> ということですからあながち「あらぬ方向」ではないんですがね。

カラシニコフを手に微笑む重信さんは魅力的でしたね。いまはずいぶん老けたけど。
苦労したんでしょうね。でも、オードリーヘップバーンでも、カトリーヌドブーヌ
でも、皆年をとるのだし、年をとって、20代の頃のセクシーさが失われたといって、
本人を責める人もいないよね。

[228] Re^2: 裏口開いてたら弁当なぜ2-2 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/17(Sun) 23:06
re:193
|> しかし文革は「あらぬ方向」ではありません。逃げない事です。
|> 正面から文革やその「革命外交」対日干渉チームの人命軽視政策や
|> 華僑の大衆動員政策を直視し、それを批判する事が今後の猛獣
|> 文士さんの言論活動、わけても「3国人」発言等とたちうちする
|> 際には必要になってくるでしょうね。そうでなければ、ある意味で
|> 石原氏らの論に「中国の黒い手」という裏書を与えてしまいます。
|>
|文化大革命を批判すれば、過去の罪業はチャラになると思っているのならば、
|南京大虐殺とチベット問題をチャラにしたがっている最近の風潮と同じだね。
|ま、日本共産党は、大衆とともに歩むのだから、あまり人と違ったことを言うのも
|はばかれるか。

このコメントに関してレスポンスするのは、これで3度目になりますが
重要なターニングポイントになるかも知れないので、再度言及します。

浅井基文氏の「中国をどうみるか」(高文研刊2000/11/20)で反中国の
日本の潮流に関して、彼は3つの類型をあげています。(P24)「3中国
批判に見る三つのパターン」として
1)「実情無視・無知」型の中国批判
2)「自分のことは棚にあげ」型の批判
*「中国の人権」に”こだわる”保守政治家
*「人権・民主」を念仏がわりに唱える人々
3)「ためにする議論」型の非難
というのを挙げています。浅井氏の日米安保条約や日本の軍事化に
対する鋭い筆鋒をつねづね尊敬して読ませてもらっていた当方と
しましては、この中国の専門家の言葉で当方の中に「反中国」な点
があるならば反省しなければと思ったからです。よく読みました。
でも、少なくとも当方の議論はこの3点には当てはまりませんね。

まずは、中国が悪いと当方が言っているわけではありません。
今「中国の黒い手」政策がなされていると申しているわけでも
ありません。今の江沢民氏の中国は、猛獣文士さんのたわ言を
はるかに追い越して先に進んでいます。では何が問題か。

66年以後、文化大革命の直接の影響の下に対日干渉作戦をとった
毛沢東氏らを美化し、その政策に居直り、その主張であった
極左日和見主義からの日本共産党や自覚的民主勢力の日本における
日中友好のための努力をねじ曲げて誹謗中傷し、そこに留まらずに
日本共産党の打倒に資するならば、誰とでも手を結び、どんな
手段にでも訴え、日本の正真正銘の反動勢力を美化するに至った
その毛沢東氏、ト小兵氏らの政策を、何の反省もないまま踏襲して
いまだに護持している猛獣文士氏のあきれた素顔を暴露している
わけです。

冒頭に引用しなおした当方の「逃げない事です」の言をよく
お読み下さい。あなたが今後日本において、他の方向で様々な
日本の本物の反中国の反動人士と何かの論戦をなさるおつもりならば
是非ともその反動人士に負けないために、避けて通れない課題が
あるということを述べています。浅井氏は次のように述べています。

|1972年までの関係が正常ではなかった時代、それでも日中の交流
|は心ある人々の努力によって細々とではあっても続けられた。し
|かし、軽べつと脅威についての気持ちがないまぜになって作り上
|げられた中国についてのイメージがうち消されるということにま
|ではならなかった。そして66年に毛沢東がはじめた文化大革命は、
|それまでの軽蔑とおそれがないまぜになっている多くの日本人に、
|あらたに「中国はわけのわからない国」という印象をつけくわえ
|ることになった。

浅井氏は直接言及していませんが、ここに72年以前の「井戸ほり人」
の話で出てくるのは、日中友好協会をはじめとする思想信条を越えた
数は少ないが献身的に活動していた人士の事だと思います。けして
32氏声明に基づいて組織を分裂させ日本共産党等を排除してその後
内部抗争だけをしていた一部の者の事ではありません。

また、72年の日中国交回復以後に、どうしてこのような「作り上げ
られた中国についてのイメージ」が「打ち消される事にまでならな
かった」のかというと、それこそ25氏声明に基づく国交回復3千万
署名運動のような、日本人の心を耕す運動を敵視して潰してしまった
文革時の毛沢東氏の対日干渉チームの短慮の賜物だということです。
これは国交回復後も、毛沢東氏の死去後も、勇気を持って見直しさ
れるというよりも、対ソ戦略やら「安保ビンの蓋」論やら、長期の
戦略に欠けた中でパワーポリティクスに目が奪われて長い間放置さ
れ、むしろ日中友好協会や日本共産党を敵視し反共オール与党勢力
と野合する事でその芽を摘む事に努力?してきた結果です。

そうそう、猛獣文士さんが「思想家」だと言っていた寺尾五郎氏は
むかし「38度線の北」という北朝鮮は理想の国家だなりという本を
書いていまして、「率先して帰国運動の援護射撃を引き受けた」人
だと「朝鮮総連と収容所共和国」という本で李英和氏が書いています。
この本は見たことありませんが、親文革の前は、親北朝鮮だった人
なのですな。

[222] Re^2: 裏口開いてたら弁当なぜ2-2 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/16(Sat) 08:32
re:193
|文化大革命を批判すれば、過去の罪業はチャラになると思って
|いるのならば、南京大虐殺とチベット問題をチャラにしたがって
|いる最近の風潮と同じだね。ま、日本共産党は、大衆ととも
|に歩むのだから、あまり人と違ったことを言うのもはばかれるか。

猛獣文士さんは、世の中のみさかい、区別が付かなくなって
きたようです。時々、極左日和見主義の立場から「大衆政党」
などという方向で悪罵を投げられる。もう片方で「民主集中制」
に関しても文句を付けておられた。もう片方でベトナム戦争に
対して日本共産党の支援の仕方は本物でないというような見方
を展開され、修正主義のせいだとされ、反中国のせいだとされる。
そして「(闘う姿勢のない)修正主義に陥ったから寮生に暴力を
ふるった」「日共には専門のゲバルト組織があった」とされる。
そして今度は、サピオ誌の小林よしのり氏らと同然だという。
おいたわしい限りです。

まずは南京事件は日中が戦争している時の事で、チベットの件は
どう間違っても新中国成立後の事で、この2つを「チャラ」に
する議論は”時間”を飛び越えた議論をしている事は誰しも
異存のない事実ですよね。

ところで「文革」は1960年代後半に始まり、71年、76年、81年と
節目がありまして、次第に否定されていくのですが「10年の災害」
と中国党政府自身がお決めになった事実ですよね。
後楽の善隣学生会館内の1階の日中友好協会本部事務所への寮生ら
破壊分子が襲撃した事件も66年秋から始まり、67年春に山場を迎え
70年に一応の終結を見るまで続く事件です。この「文革」と事件と
は非常に関連していまして、「チベット-南京」のごときタイムラグ
がありません。【まっしぐらに直接因果関係としてつながります】。

時間軸だけとりましても、このようにサピオ的な反中国論は”離れ”
ていますが、わが論は”同時”であります。またサピオの皆さんは
反中国もねちっこいですが「左翼」批判もねちっこいです。これと
同然と見なして「串刺し批判」したつもりでしょうか? 何か猛獣
さんの胸の中で、プチっと切れた理性の線があるのではないかな?

せめて『「文化大革命」簡史』程度の認識には立ってください<(_ _)>。
せっかく中国共産党自身がここまで歴史を直視しているっていうのに
猛獣文士さんの言葉の中には中国人民の文革時の苦労や恨み、涙が
伝わってないのでしょうか。

[220] Re^2: 裏口開いてたら弁当なぜ2-2 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/16(Sat) 08:31
re:193
猛獣文士さんは原文を引用せずに次のように書いています。

|> ちゃんと、本文全体を掲載してから文句を書いて下さい<(_ _)>。
|> あなたのつまみぐいでは困るんです。
|>
|赤旗紙の記事は、見出しだけは、「真実はどうのこうの」とか「動かす
|ことのできない」とか勇ましいのだが、内容を見ると、論理的な組み立
|ても、もっともらしい証拠もない断定だけで、内容は殆ど同じなので
|ねえ。量は多いのだけど。華僑側が襲撃者だ、という文言を100回も
|200回もくりかえしても、意味はないしね

|何を見たというのですか?赤旗紙の複数の記事を見ているのです。

意味がないなら、その意味なさを表現するために掲載するべきです。
あなたがそうかくばかりで、一切掲載してないのは、あなたが真実に
対して臆していると取られますよ。

それから、【66年2月4日論文】は、事の発端です。これに付随して
3国訪問に於て【ベトナム党】や朝鮮労働党とコミュニケを発表して
います。また中国共産党とも、発表直前までいったコミュニケが
ありました。この周恩来氏らが関与した日中両党コミュニケの内容
が「日中両党会談始末記」小島優著、新日本出版という本にあります。

こういう経過をBBSではなくウェブの上に是非上げて下さい。

なにか「ベトナム戦争に日本共産党はベトナム支援に消極的で
実は米帝や日本反動派と結託し、ソ連とも結託し、ベトナムの
闘いを邪魔している、真にベトナムを援助し、社会主義と民族解放
闘争の支援をしているのは中国だけだ」なりという中国党やら
寮生らの暗黙の前提があるのですが、これを実地に反証するには
このような資料の提示が不可欠です。寺尾氏も三好氏も、寮生
側の者はみなこのような根拠ない悪罵を投げかけています。
これに対して日本共産党側が反論している箇所の掲載がどこにも
ない。言われっぱなしでありまして、これでは読みに来た人に
この三好氏、寺尾氏、光岡氏らの論のウソが蔓延してしまいます。

猛獣氏のHPの趣旨は、後楽の善隣学生会館の67年(から始まり
70年ごろまで続くのですが)の事件の解明であるはずです。
しかしながら、三好氏、寺尾氏、光岡氏、黒田氏、趙安博氏、廖
承志氏、周恩来氏、孫平化氏、新島氏、その他北京放送だとか
北京の紅衛兵だとか、日本社会党の通達だとか、これらは全部
日本共産党がベトナム戦争に対して米帝の見方であるとか、修正
主義であるという悪罵を差し挟んでいます。差し挟むというより
そういう(修正主義だから)寮生に攻撃した、とする最大の根拠
とさえしているフシがあります。ここに対して反論している文
を掲載せずに、経過に関する記事だとか、事務員さんである山下
文男の手記だとかでお茶を濁しているのでは、いわれっぱなし
ということになります。「これは無関係」等と逃げるべきでは
ありません。事実経過に関する論文でも【「在日華僑学生らの襲撃
事件について、北京放送などのわが党と日中友好運動にたいする
攻撃に反論する」(67/3/15 日本共産党重要論文集5)】は最低
でも掲示すべきです。

あなたが見ただけでは不十分です。きっちり掲載してくだだい。

[208] Re^2: 裏口開いてたら弁当なぜ2-2 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/15(Fri) 02:21
re:193
|赤旗紙の記事は、見出しだけは、「真実はどうのこうの」とか「動かす
|ことのできない」とか勇ましいのだが、内容を見ると、論理的な組み立
|ても、もっともらしい証拠もない断定だけで、内容は殆ど同じなので
|ねえ。量は多いのだけど。華僑側が襲撃者だ、という文言を100回も
|200回もくりかえしても、意味はないしね

ジャーナリスティックな記事にあまり重きを置いてないというか、
最強の部隊は不破氏らの書記局の論説委員だったのかも知れません。
これこそまさしく日本共産党が何に力を入れていたかを表してい
ます。(正統)は写真班やら相手方のカメラマン撃退部隊に力を
入れ、写真改竄に力を入れ32氏声明や35氏声明などの人あつ
めに力を入れ、暴力主義的な人民戦争ごっこに力を入れていると
見えます。寺尾氏や三好氏らも日本の進路に関してまともに路線
をどうするとか、綱領のためにマルエンやレーニンを翻訳して独
自に出版するとか、その中身をしっかり読み込んで独自に哲学や
経済学を解明する話はあまり聞きません。ですので、勝負は論文
ですわ。66年で申しますと2/4、5/11、8/8、8/20、10/24、12/23。
67年で申しますと1/24、2/9、2/14、2/17、3/15、3/19、4/29、
5/19、7/3、7/7、8/21、10/10。新聞記事だけ追ってもなかなか
本性が見えてこないんです。

|何を見たというのですか?赤旗紙の複数の記事を見ているのです。
|借金取りじゃないんだから、耳をそろえて出してくれとかいわれて
|もね。しかし、私は善隣会館については、少なくとも大阪の人さん
|よりは知っていると思いますよ。

「順番はどうでもよい」に力が入っています。「日本共産党vs寮生」
という構図ばかりに囚われて日中友好協会の人士を無視していると
いうのは、マト外れでしょうか。新聞の名前の件でも、あまりに気軽
に流してレスポンスされるので、「これって日中友好新聞や友好協会
の名前を守って頑張っていた人がこれを読んだらどう思うだろう」と
察するに余りあるものが。

|なんで、ベトナム戦争があらぬ方向ではなく、パレスチナがあらぬ
|方向なのか、納得の行くように話してくれますか?

ベトナム戦争はあらぬ方向ではありません。しかしベトナム戦争の
第一義的な当事者であるベトナム党の人士は、「日本共産党は修正
主義だ、我々と共に闘うか、我々の敵か?」等と高姿勢におっしゃる
事はありませんでしたね。言ったのは中国党とその影響うけた人士
ばかり。パレスチナのPLOも、かなり意見に違いはありますが
だからと言って「日本の共産党は修正主義だ」なりと日本に向けて
党破壊やら「選挙きちがい」やらという論評を加えたりはなさいま
せんでした。黒い手を伸ばしてきて、逆に日本社会党やら公明党や
ら反共の人士も接着してオール与党体制で安保条約賛成でもオッケー
で日本共産党反対だけを一致点として頑張っていたわけです。

|文化大革命を批判すれば、過去の罪業はチャラになると思ってい
|るのならば、南京大虐殺とチベット問題をチャラにしたがってい
|る最近の風潮と同じだね。ま、日本共産党は、大衆とともに歩む
|のだから、あまり人と違ったことを言うのもはばかれるか。

「南京事件とチベット問題をチャラ」? ああ、サピオ誌とか
あの手のお話でしょうか。どこをどのように読んで、日本共産党
の文献に”チベット”がでてきたのでしょうか。教えて下さい。
それから南京事件や、このあいだ一応の解決つけた花岡事件やら
置き忘れてきた毒ガス爆弾の始末の事件やらで、具体的に日本
共産党がどんな政策を取っているか、御自分で調べて見るのが
いいと思います。当方をびっくりさせるような”反中国政策”を
党綱領やら大会決定やら、中央委員会決定やら、議員の質問の発言
やらの中からセレクトして突きつけて見て下さい。当方が見つけ
た「最高指示」やら「98年合意」やらのお返しとして、説得できる
具体的な「日本共産党が反中国」というのを指摘してみて下さい。

66年ごろから、中国共産党が党の正規の運営が崩されて、異常な
事態の中で党間原則を踏み破り、攻撃をしかけてきた事実がある
と言っているのです。今、本当に中国共産党の路線が「黒い手」
でないといういう事を証明するのは、まさしく当時攻撃をかけて
きていた中国党の皆さんなり、そのその手足となった留日華僑
の皆さんなりが、「それは原則を破った文革時の、原則にあいいれ
ないやり方で、真剣に総括して是正の措置を取った」と表明すれば
いいのです。原則にそれをうちたてないで、何か革命論やら国家論
やら、パレスチナがどうとか重信は美人だとか、裁判や憲法は
あっても意味ないとか言い出すから、問題は「極左日和見主義者の
中傷と挑発」だということになります。大阪弁でいいますと「その
まんまやんけ」という事です。

文化大革命こそがまさに今回の善隣学生会館の問題の核心です。
時期から言っても、寮生らの主張から言っても、紅衛兵らの
主張と寮生らのリンクぶりから言っても、文革以外のファクター
がこれを引き起こしたとは考えられません。「この眼でみた
文化大革命」という本の著者が「反修」だとか言って、この会館
の事務所攻撃に加わったり、意味なく外部の日本人なのにひと月
あまりも「足止め」を口実に寝泊まりしています。「この眼で
みた【なに】」でしたっけ?

|カラシニコフを手に微笑む重信さんは魅力的でしたね。

「一杯の水」理論と申しましてね。中身を超越して魅力をうんぬん
する気にはなりません。

|いまはずいぶん老けたけど。

老人を軽視する風潮もいかがなものか。重信氏の場合は、日本の
国民の苦労と共に歩む気がなく、他人事、よそ事で、他国で食客
ぐらしをしていまして、無差別殺人を喜々として実行していた仲間
でありまして、苦労知らぬまま無駄に年齢を重ねた醜さを感じる
事はあります。

|20代の頃のセクシーさが失われたといって、
|本人を責める人もいないよね。

大人の顔は自分の責任です。猛獣さんとはだいぶ観点が違いますが。

[206] 内容の問題 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/15(Fri) 01:57
re:193
|どの人の言は真実でないとかいうことでなく、内容の問題でしょ。

そうですか。光岡氏は敵ではないと。それでは猛獣文士さんは
何を基準に「敵」と「味方」を分けているのでしょうか。

生涯一度でも中国と友好した、ということでしたら、日中友好協会
にいた人士は全員味方ですね。毛沢東氏が党主席として党大会に
正式に祝賀の電報を寄せているわけですから、そしたら日本共産党
も全体として敵だとしてはなりませんね。誰ですか「民主集中制」
とか、立花氏の本がどうとか、反中国な御意見を吐くのは。

67年春の時点で、寮生の味方であったということだけが真なら
それが金めあてであっても、後に裏切っても、別の思惑から同舟
していた者であっても、全部オッケーなんですか、たとえば(左派)
の代表であって山口県にいた福田正義氏は、その後に明らかにされ
るように日本帝国主義の侵略を美化して活躍していた事実を隠して
いたそうです。それでも(左派)ですから(正統)の中核として
「反修」に頑張っていたはずです。従って彼は味方ですね。そして
アルバニア盲従に行って中国は覇権主義だとか、いろいろ愉快な
コメントを吠えていますが、やはり「あの春の味方」なんですね。
新島氏も「中国革命の幻想を捨てる」なんて言っていますが、や
はり「あの春の味方」なんですよね。このあたりはっきりさせま
しょうよ。誰が味方なんですか。

また、アプリオリに中国共産党は寮生の味方だとされているように
読んでいるんですが、これは間違いありませんね。激突したら
即激励の祝電を送っているのですが、激励電報を貰ったら、即
味方で、絶対に祖国中国の指導党である中国共産党は無謬である
絶対に中国人の学生の味方なり、と思っておられるのですか?

例の華僑政策の本に田中氏が書いていますし、他の本でもいろいろ
指摘されていますが、たとえば華僑というのは中国本土から見たら
「出稼ぎ家庭」のような見方なんですな。そして出稼ぎ家庭には
帰ってくる故郷の家族がいるわけですよね。そしてその本国の人
も華僑と呼ばれるらしいですな。そして、あろうことか文革時に
はこの国内華僑に対して「ブルジョアジー」だとか「外国スパイ」
だとか迫害がかなり広範に加えられたというではないですか。
そのせいで「送金しても家族の身のためにならない」と海外から
の送金が激減したりしたそうですね。これは中国政府が味方と
いうよりも、客観的には一番の敵だったと言う見方もできますね。
あるいは、89年の天安門の事態はどうなんでしょうか。答えを
問い質してあなたの見解を聞くために書いている事ではありませ
ん。「絶対にいつでも味方と言えるか」という問いです。
理論的、抽象的な提起です。あらためて67年当時の中国党の挙動
なんですが、猛獣文士さんはどう思いますか。

寮生の学業と身の安全を守るために、何かし残した課題はないか
あるいは、不作為と申しますか、取るべき行動を意図して取らない
でずんずんと衝突事件、負傷者発生にむけて仕向けたという疑い
はありませんか。今や文革が絶対で、紅衛兵が絶対で、これを
認めないと中国人にあらずとか、反中国だなりというお話は
もうタガをはずして議論してもいいと思うのです。公式に中国党
自身が「10年の災害」と呼ぶ事態だったわけです。また寮生の
事件は未解明の部分もあるわけですが、中国共産党自身は自ら
律する党の原則を自分で文革時に「あいいれないやり方」であった
としているわけです。ここで真剣に総括したり是正の措置をとって
いる中国共産党を、昔も今も無謬なりと言ってしまうと、それって
現在の中国共産党の中央常務委員会の面々の面目丸つぶれという
事になりはしませんでしょうか。一体江沢民氏はそうしてないがしろ
にしちゃっても構わないのでしょうか。日本の極右は天皇が好きなん
ですが天皇にもいろいろ格があるらしく明治や昭和は偉いのだが
明治以前はなよなよしていてダメだとか、大正や平成は嫌いだとか
言っています。猛獣文士さんも永遠の中国の主席は毛沢東氏でたと
えば劉少奇氏や江沢民氏らは格下で認めないというようなスタンス
なのでしょうか。

こういう視点からこの事件を検討してみるのも、一つの見方では
ないかという気がします。

[169] 華僑政策の誤りの日本の訂正はいつから 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/08(Fri) 17:41
この決別宣言が発せられたのが1970年の時点であることも注目です。

つまり「中核派」などと華僑青年はずっと行動を共にしていたと
言うことです。つまり、「(今は)とりあえず、私は暴力主義
「なるもの」の信奉者ではないと思います。」と猛獣文士さんは
発言されましたが、1970年7月までは決別せず、行動を共にしてい
たということです。これは、中国の文革時の揺れた華僑政策の中
で突出して揺れた一時期と見事に符合します。

そして、先の野坂あきゆき氏のような、市民への暴力許すまじと
いう【万人に通じる公理】からの決別ではなく、独特の観点から
「足りない」とか「闘争してない」とか「勝手気まま」だという
お話でありまして、そこには「暴力主義反対だ」というような観点
は見受けられません。そればかりか「日本帝国主義=日本共産党
=(中核派をはじめとする)反共諸党派の学生」という独特の論
を展開し、「日本帝国主義とのたたかい」という課題はまだ独自に
自分たちが保持しているという口ぶりであることも見て取れます。

そして「日本帝国主義」という際に、戦前のむき出しの侵略戦争
を実行していた天皇制日本と、民主憲法を建前としては掲げ、この
建前を市民のものとして「憲法を暮らしに活かす」という民主的
で平和的な闘争の道が開けている戦後の日本とを区別せず(驚)
日本国内に於て、その差異をいっきに捨象して戦前そのままに戦え、
自らその先頭に立つと宣言している、ものすごい発言です。これは
日本政府を転覆する暴力主義的闘争を、中国共産党が主導し、華
僑学生や在日朝鮮人学生や、日本の学生が、皆この国際指導に従
って闘争するべきであり、この観点がない故に「信用できない」
という事ですよね。

主に東南アジア各国内の華僑の世界革命にむけた反政府活動への
動員という文革時華僑政策は、68年頃には、即中止されていくの
ですが、こと日本に於ては、1970年に及んでこれだということは
ものすごく特殊にこの暴力主義的活動、世界革命の反政府活動と
いう方針は温存されているということを驚きをもって確認でき
ました。

あと在日朝鮮人や韓国人に聞いてみたいものです。「華僑学生は
あなた方が日本帝国主義との戦いを日本に於て中国共産党の国際
指導に服して戦前の非合法時のように、暴力主義的に、政府打倒
まで戦うべきだと言っている、どうする?」ってね。

そうそう、1972年になって、この反動日本政府と中国とは国交
を結び、パンダを送って(北爆の基地として機能し続けるこの
国の現政権を)友好の相手と美化してしまったのでしたね。この
あとわずか2年ですね。まだベトナム戦争も続いているってのに
あーあ。無原則も窮まれりですな。せっかく華僑学生諸君が国際
通達として聖なる対日本反動政府打倒戦争を宣言したっていう
のに。ハシゴを2階に上ったら、震源地たる中国政府自らがこの
ハシゴを持って帰っちゃったわけだ\(^◇^)/。

だからと言って、別にこの1970年の時点に戻って、中核派の人士
とヨリを戻して共闘する方向で自己批判しちゃあいけないんです
が、ね(^_-)。

とにかく猛獣文士さんは自己の言葉で堂々と暴力主義と自分との
関係を分けられました。これは良いことです。この建前をあらゆる
立場、見地に土台として据えることをお奨めします。そうすれば
見えなかったものも見え、気付かなかった事も気付けるかも知れ
ません。そして手を結ぶ事ができなかった意外な友人ができる
可能性も開けてくると思います。

[176] Re: 華僑政策の誤りの日本の訂正はいつから 投稿者:猛獣文士 投稿日:00/12/09(Sat) 17:33
> この決別宣言が発せられたのが1970年の時点であることも注目です。
>
> つまり「中核派」などと華僑青年はずっと行動を共にしていたと
> 言うことです。つまり、「(今は)とりあえず、私は暴力主義
> 「なるもの」の信奉者ではないと思います。」と猛獣文士さんは
> 発言されましたが、1970年7月までは決別せず、行動を共にしてい
> たということです。これは、中国の文革時の揺れた華僑政策の中
> で突出して揺れた一時期と見事に符合します。
>

ずっと行動を共にしていたというのは、正しくないでしょう。華僑総会は、創立以来、
一度たりとも「内政不干渉」の原則を崩したことはありません。華僑青年闘争委員会と
いうのは、華僑のなかの非常に過激な人たちで、当時の全共闘運動などに大きなシンパ
シーを感じていた人たちですが、1960年代後半から1970年代前半の頃、日本に住んでた
青年の一定の割合の人たちは、いわゆる「新左翼」運動に共感していたのですから、華僑
青年の間にこういうような人がいたこと自体、不思議ではありません。

入管法に対して、華僑青年闘争委員会がハンストなどの抗議運動を行い、その行動を新
左翼の人たちが支持したので、反対集会の主催者に華僑青年闘争委員会も参加して、集
会を開いたということでしょう。手許にある前進紙には、

| この七・七集会は、すでに三月段階で、華僑青年闘争委員会から入管体制粉砕東京
| 実行委員会に働きかけがあり、正式には五・一四の「五四運動五十一周年、入管体制
| 粉砕・華青闘防衛労学市民そう決起集会」の席上、華青闘の特別報告の中で提起され
| たものであった。革共同は、この華青闘の提起にこたえ、七・七集会の圧倒的成功を
| 華青闘とともにかちとっていくことを決めた。

とあります。5月14日にも、同様の、これよりも小規模の集会が開催されたと推測され
ます。なお、文化大革命が終わったのは1976年です。中共がこれを10年の災害と総括し
たのは、1981年ではないでしょうか。「見事に符合します。」というのは、こじつけで
しょう。

> そして、先の野坂あきゆき氏のような、市民への暴力許すまじと
> いう【万人に通じる公理】からの決別ではなく、独特の観点から

たとえば、イスラエル市民に対するパレスチナ解放機構の暴力について、どう思います
か。1970年ごろの話ですが、アラファト議長が、イスラエルのスクールバスを攻撃した
パレスチナ解放機構の暴力についてインタビューされたとき、「たしかに、このような
攻撃は正しいとはいえない。しかし、はるかに多くのパレスチナの児童が、イスラエル
によって殺されている点にも注目するべきである」というようなことを言っていたのを
思い出します。

> 「足りない」とか「闘争してない」とか「勝手気まま」だという
> お話でありまして、そこには「暴力主義反対だ」というような観点
> は見受けられません。そればかりか「日本帝国主義=日本共産党
> =(中核派をはじめとする)反共諸党派の学生」という独特の論
> を展開し、「日本帝国主義とのたたかい」という課題はまだ独自に
> 自分たちが保持しているという口ぶりであることも見て取れます。

暴力主義というのは、暴力を使用する必要がないのに、暴力を使用して他者の立場をね
じ伏せようとすることと解釈しています。また、私は、暴力主義の信奉者ではないとい
いましたが、暴力主義反対とはいっていません。では、どのようなときに、暴力を使用
するべきなのかについては、非常に難しい問題と思います。たとえば、日本の侵略をう
けたときの中国人が、武力を用いて日本軍に抵抗するのは間違いなく正しいと思います。
しかし、歴史となった事件でなく、自分が生きている現在で、武器を取って戦うべきか
そうでないかを判断するのは、それぞれの個人の責任であり、後で考えてそれが正し
かったかどうかは、歴史の検証ではないでしょうか。

>
> そして「日本帝国主義」という際に、戦前のむき出しの侵略戦争
> を実行していた天皇制日本と、民主憲法を建前としては掲げ、この
> 建前を市民のものとして「憲法を暮らしに活かす」という民主的
> で平和的な闘争の道が開けている戦後の日本とを区別せず(驚)
> 日本国内に於て、その差異をいっきに捨象して戦前そのままに戦え、
> 自らその先頭に立つと宣言している、ものすごい発言です。これは
> 日本政府を転覆する暴力主義的闘争を、中国共産党が主導し、華
> 僑学生や在日朝鮮人学生や、日本の学生が、皆この国際指導に従
> って闘争するべきであり、この観点がない故に「信用できない」
> という事ですよね。
>

私は、議会制民主主義に依拠した権力が、いつでも正しいとは思いません。たとえば、
阿片戦争で当時の清国を攻撃したイギリスには、立派な議会制民主主義がありました。
1856年から1860年までのアロー号事件で中国を侵略し、イギリスと共に円明園
を略奪破壊したフランスでは、1848年に財産制限のない普通選挙制度が成立してい
ました。

これに抵抗した清国の政府は帝政だったし、その後中国で起こった太平天国、義和団な
どの抵抗運動も、議会制民主主義思想とは無縁のものでした。しかし、私は、イギリス
やフランスの暴力が正しかったとも、温和だったとも思いませんし、中国の抵抗運動が
まちがっていたとも思いません。なぜか、義和団の鎮圧には、日本軍も参加していまし
た。中国を侵略した日本にも、普通選挙制度がありました。

当時、ベトナム戦争でベトナムを侵略していたアメリカにも、現在と同じ議会制民主主
義制度がありました。いずれの侵略でも、戦争は議会の承認のもとに、あるいは議会の
意思決定によって、行なわれています。ナチスの政権も選挙で成立したものです。しか
し、ロシア革命における(レーニンの)革命政権は、選挙で成立したものではないし、中
国の政権も(国民政府も共産党政府も)キューバの政権だって、選挙で成立した政権で
はありません。

議会制民主主義がないほうがいいとは言いませんが、これをもって政権の執行する政策
の正しさの根拠にすることはできません。

> 主に東南アジア各国内の華僑の世界革命にむけた反政府活動への
> 動員という文革時華僑政策は、68年頃には、即中止されていくの
> ですが、こと日本に於ては、1970年に及んでこれだということは
> ものすごく特殊にこの暴力主義的活動、世界革命の反政府活動と
> いう方針は温存されているということを驚きをもって確認でき
> ました。
>

確認するのは主観的な作業ですから、なんとも言いませんが、論理の飛躍としか思えま
せん。

> あと在日朝鮮人や韓国人に聞いてみたいものです。「華僑学生は
> あなた方が日本帝国主義との戦いを日本に於て中国共産党の国際
> 指導に服して戦前の非合法時のように、暴力主義的に、政府打倒
> まで戦うべきだと言っている、どうする?」ってね。
>

悪質なデマをとばさないようにしてください。

> そうそう、1972年になって、この反動日本政府と中国とは国交
> を結び、パンダを送って(北爆の基地として機能し続けるこの
> 国の現政権を)友好の相手と美化してしまったのでしたね。この
> あとわずか2年ですね。まだベトナム戦争も続いているってのに
> あーあ。無原則も窮まれりですな。せっかく華僑学生諸君が国際
> 通達として聖なる対日本反動政府打倒戦争を宣言したっていう
> のに。ハシゴを2階に上ったら、震源地たる中国政府自らがこの
> ハシゴを持って帰っちゃったわけだ\(^◇^)/。
>

メチャクチャな議論には付き合いかねます。このような言辞をふんだんに吐いておきな
がら、反中国ではないというのは理解に苦しみます。中国がアメリカと最後まで戦争し
て、核兵器を打ち合い、6億人にうちの3億人が死んで、最後に勝利するまで、やるべ
きだったというのですか。

また、大阪の人さんは、中国共産党と、日本共産党で、ベトナム戦争の勝利(こういう
言い方が通ずるかどうか分かりませんが)に多く貢献したのはどちらだと思っているの
ですか?日本共産党のほうが中国共産党よりも貢献したと思っているのですか?

> だからと言って、別にこの1970年の時点に戻って、中核派の人士
> とヨリを戻して共闘する方向で自己批判しちゃあいけないんです
> が、ね(^_-)。
>
> とにかく猛獣文士さんは自己の言葉で堂々と暴力主義と自分との
> 関係を分けられました。これは良いことです。この建前をあらゆる
> 立場、見地に土台として据えることをお奨めします。そうすれば
> 見えなかったものも見え、気付かなかった事も気付けるかも知れ
> ません。そして手を結ぶ事ができなかった意外な友人ができる
> 可能性も開けてくると思います。

可能性には期待しています。なお、いわゆる新左翼は多くの誤りを犯したことは認めま
すが、私はかれらを犯罪者と同格に考えているものではありません。最後に、大阪の人
さんに次の詩をプレゼントします。


|   ココアのひと匙(さじ)
|
| われは知る、テロリストの
| かなしき心を――
| 言葉とおこなひとを分ちがたき
| ただひとつの心を、
| 奪(うば)はれたる言葉のかはりに
| おこなひをもて語らんとする心を、
| われとわがからだを敵に擲(な)げつくる心を――
|しかして、そは真面目にして熱心なる人の常に有(も)つかなしみなり。
|
| はてしなき議論の後の
| 冷(さ)めたるココアのひと匙(さじ)を啜(すす)りて、
| そのうすにがき舌触(したざは)りに
| われは知る、テロリストの
| かなしき、かなしき心を。

[160] 「原典中国現代史」はなかなか詳しい 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/06(Wed) 15:39
|大阪の人さんに聞きたいのですが、中国の文化大革命における紅衛兵らの
|極端な行為、ポルポト派の無謀な政策と常軌を逸した虐殺行為、このよう
|な行為について、批判することと、善隣学生会館の事件の事実関係の認識
|とは別のものです。大阪の人さんの書き込みから、上の内容(文革、ポル
|ポト批判)や、政治路線としての中国共産党の誤りへの批判を取り除くと、
|華僑青年側が襲撃したという断定の繰り返ししか残らないのです。果たし
|て、暴力的な襲撃で、事務所を移転させることが可能でしょうか?

そういうこと(文革、紅衛兵、ポルポト中国衛星政権)と無関係な
寮生だったら平和に暮らしているのではないでしょうか。「でていけ」
などと壁新聞に張りだすのが文革流であることは、HPの冒頭であなた
も認めておられるでしょう。67〜68年頃の一時期だけ中国の華僑政策
はそれまでとっていた隣国との平和友好政策から掌をかえして、華僑
(それは中国国籍を持たない中国系も含めて華僑とされている)が革命
に蜂起せよというまさに「革命の輸出」政策に変ったと研究者が報告
しています(岩波書店「原典中国現代史」7巻 台湾・香港・華僑華人
1995/7/27 第三部華僑華人より)。

この研究者は「愛国華僑」という擁護を用いています。P249で
「66年、文化大革命の開始とともに、「海外関係」を持つ国内華僑は、
潜在的なスパイとして迫害された。その一方で、、外交は世界革命推
進の道具となり、華僑・華人の居住国に対する政策も、関係改善より
も革命を目指すものとなった。中国は「愛国」的な華僑・華人に対し、
居住国の「反動」政府を打倒するよう呼びかけたのである。」
「しかし、「愛国華僑」を革命に動員する政策は、67-68年のわずか
一年ほどの期間行われただけで、中国政府の機能が正常化するととも
に放棄された」と指摘しています。

日本の華僑の政策では、佐藤政府打倒というような事を気軽に口にする
事と同時に、政権党の打倒ばかりでなく、日本共産党の打倒という
スローガンも掲げさせたのではないですか。そして政府への「打倒」
等というスローガンは穏当ではありませんから直ちに撤回されますが
「日修打倒」などというスローガンは、(スローガンだけだとたわ言
ですが)政府権力への無原則なすり寄りとも相まって以後の華僑人士
の中で、ちいとも撤回されずに残されてきたのではないでしょうか。
この「相手国政権打倒」というのと「日本共産党打倒」というのは
本質的には同根の「革命の輸出政策」でありまして、日本支配層が
国の独立という課題に鈍感で反共政策を優先させたから許されただけ
ですが、ある国の中で別の国の公民がなすべきことではありません。

[185] Re: 「原典中国現代史」はなかなか詳しい 投稿者:猛獣文士 投稿日:00/12/10(Sun) 15:28

> 日本の華僑の政策では、佐藤政府打倒というような事を気軽に口にする
> 事と同時に、政権党の打倒ばかりでなく、日本共産党の打倒という
> スローガンも掲げさせたのではないですか。そして政府への「打倒」
> 等というスローガンは穏当ではありませんから直ちに撤回されますが
> 「日修打倒」などというスローガンは、(スローガンだけだとたわ言
> ですが)政府権力への無原則なすり寄りとも相まって以後の華僑人士
> の中で、ちいとも撤回されずに残されてきたのではないでしょうか。
> この「相手国政権打倒」というのと「日本共産党打倒」というのは
> 本質的には同根の「革命の輸出政策」でありまして、日本支配層が
> 国の独立という課題に鈍感で反共政策を優先させたから許されただけ
> ですが、ある国の中で別の国の公民がなすべきことではありません。

華僑総会の方針として佐藤政府打倒とか佐藤政府打倒とか言うものはありえないと思います。
もし、そのような文献、資料がありましたら、紹介してください。

華僑総会のスローガンとして、考えられるのは、「佐藤XXXXのXXXX反対」というようなものです。
たとえば、

佐藤反動内閣の中国敵視政策反対

とかです。

[217] Re^2: 「原典中国現代史」はなかなか詳しい 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/16(Sat) 08:27
re:185
|華僑総会の方針として佐藤政府打倒とか佐藤政府打倒とか言うもの
|はありえないと思います。もし、そのような文献、資料がありまし
|たら、紹介してください。
|華僑総会のスローガンとして、考えられるのは、「佐藤XXXXのXXXX反対」
|というようなものです。
|たとえば、
|佐藤反動内閣の中国敵視政策反対
|とかです。

田中氏の論考にもありますが、別に「華僑総会」がどうのという事
ではないのかも知れません。しかし正規の党の指導ルートが破壊され
ている事が明白なわけですから、華僑総会が正規の会議で決定しなく
ても、日本向け北京放送や、人民日報や、その代理人をかってでていた
「革命戦士」や「毛沢東思想研究」やその類いのものも含めて
どこかに「中国の黒い手政策」があれば、それは革命の輸出の
暴力主義的方針が持ち込まれたと見ていいのではないかな。
たとえば華僑総会とは別に「造反団」だとか「革命委員会」だとか
「紅衛兵」だとか「華僑総会(左派)」あるいは革命(愛国)的華僑
なになにとか、日中青学なになにだとか(^_-)そのような団体の
方針として、持ち込まれ、事実上華僑総会がそれを統制せず(できず)
に暴走していたら、それはやはり革命の輸出政策と言われて当然です。

とりわけ、最後に指摘しましたが、きちんと正規の代表機関である
華僑総会がその指導力を終始行使でき、統制でき、その力を行使して
いたのかどうか、ということは重要な観点です。不作為とか黙認とか
そういう形での消極的な路線転換の導入であっても、民族団体として
の統制する責任に関しては逃れられません。

[227] Re^3: 「原典中国現代史」はなかなか詳しい 投稿者:猛獣文士 投稿日:00/12/17(Sun) 01:40
> とりわけ、最後に指摘しましたが、きちんと正規の代表機関である
> 華僑総会がその指導力を終始行使でき、統制でき、その力を行使して
> いたのかどうか、ということは重要な観点です。不作為とか黙認とか
> そういう形での消極的な路線転換の導入であっても、民族団体として
> の統制する責任に関しては逃れられません。

華僑総会について、何か非難したいのであれば、もっと、しっかりとした論拠によって、
具体的な議論を展開するのが良いでしょう。

いいがかりのような話をして、潔白であることを自分で証明しろなどという目茶目茶な
議論は、大阪の人さんの「品性」と「知性」を疑わせることになりますよ。

[189] 専門家の著書です 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/11(Mon) 17:30
re:185
|華僑総会の方針として佐藤政府打倒とか佐藤政府打倒とか言うもの
|はありえないと思います。もし、そのような文献、資料がありまし
|たら、紹介してください。

まずは、「原典中国現代史」をお買い求めになることです。
それから、華僑総会の方針というのは、何に記録として残されて
いるのでしょうか。当方は存じません。上記の本の研究者が
そう指摘しています。彼女に具体的反論は挑んでください。

ちなみに、中公文庫の「中国 -歴史・社会・国際関係」という本
の中で中嶋嶺雄氏(東京外大の学長)も中国の革命の輸出路線に
関しては指摘しておりまして、東南アジア諸国にとり、中国は
”すでに前科者”(P192)であると述べています。そしてそう
した革命外交の結果として日本共産党との関係断絶も位置づけて
(P213)いました。これは(P137)にて、先に中ソ対立の項目で
上げていた事実を、再び革命の輸出の項目でだして来ている著者
の観察眼の慧眼におどろかされます。単に中ソ対立していただけ
でなく、反ソの同盟カンパニアをしてまわり、それを認めない者
は”敵”として攻撃をしかけてきたということですな。

|華僑総会のスローガンとして、考えられるのは、
|「佐藤XXXXのXXXX反対」というようなものです。
|たとえば、
|佐藤反動内閣の中国敵視政策反対
|とかです。

それはよいことです。今そうであることはおそらくそうでしょう。
過去に、一度も、絶対にない、かどうかは、当方はなんとも言えません。

「原典」の執筆者田中恭子氏(静岡県立大教授)は「文革期の特徴
ある華僑政策が現れた時期は、外交部や僑務委員会を含めて中国政府
全体が崩壊状態にあったため、この政策がはたして中国の公式政策で
あったのかどうか、疑問がもたれている。しかし、決定過程が正常で
なかったにせよ、国営メディアを通じて表明され、在外外交公館など
の政府機関によって実施された政策であるから、やはり公式政策と見
なすべきであろう」「ただし、混乱状態を反映して、この政策の全体
像を系統的に示した公式文書は存在しない。しかし、共産党と政府の
公式メディアに表れた報道や評論は、一致して以前の現地化促進政策
とは異なる政策を示している。人民日報に掲載された姚登山記者会見
は、その代表的なものである。」と記しています。

田中氏も中嶋氏も、そこいらの反中国人士とはわけが違いますよ。
頑張って反論してみて下さい(^o^)/。

[190] Re: 専門家の著書です 投稿者:猛獣文士 投稿日:00/12/11(Mon) 17:46
> まずは、「原典中国現代史」をお買い求めになることです。
> それから、華僑総会の方針というのは、何に記録として残されて
> いるのでしょうか。当方は存じません。上記の本の研究者が
> そう指摘しています。彼女に具体的反論は挑んでください。
>

とにかく、本代がかさみますね。また、本を収納する場所も大変です。
しかし、そのようなことを公の書物でいっているとしたら、非常に悪質
なデマとしか言いようがありませんね。華僑総会とは、中国の政策が
もっとも過激だったころ、非常に緊密な付き合いをしていました。私の
認識は正しいと思いますよ。

華僑総会の機関紙は華僑報でしょうね。

> ちなみに、中公文庫の「中国 -歴史・社会・国際関係」という本
> の中で中嶋嶺雄氏(東京外大の学長)も中国の革命の輸出路線に
> 関しては指摘しておりまして、東南アジア諸国にとり、中国は
> ”すでに前科者”(P192)であると述べています。そしてそう
> した革命外交の結果として日本共産党との関係断絶も位置づけて
> (P213)いました。これは(P137)にて、先に中ソ対立の項目で
> 上げていた事実を、再び革命の輸出の項目でだして来ている著者
> の観察眼の慧眼におどろかされます。単に中ソ対立していただけ
> でなく、反ソの同盟カンパニアをしてまわり、それを認めない者
> は”敵”として攻撃をしかけてきたということですな。
>

東南アジアのことは知りませんが。

> それはよいことです。今そうであることはおそらくそうでしょう。
> 過去に、一度も、絶対にない、かどうかは、当方はなんとも言えません。
>

過去においても、そうでしょうね。

> 田中氏も中嶋氏も、そこいらの反中国人士とはわけが違いますよ。
> 頑張って反論してみて下さい(^o^)/。

中嶋氏がいくつか、偏った本を書いていることは知っています。どれほどのものかは
知りませんが。田中氏については、知識がありませんね。

[221] Re^2: 専門家の著書です 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/16(Sat) 08:32
re:190
|> まずは、「原典中国現代史」をお買い求めになることです。
|> それから、華僑総会の方針というのは、何に記録として残されて
|> いるのでしょうか。当方は存じません。上記の本の研究者が
|> そう指摘しています。彼女に具体的反論は挑んでください。
|>
|とにかく、本代がかさみますね。また、本を収納する場所も大変です。
|しかし、そのようなことを公の書物でいっているとしたら、非常に悪質
|なデマとしか言いようがありませんね。華僑総会とは、中国の政策が
|もっとも過激だったころ、非常に緊密な付き合いをしていました。私の
|認識は正しいと思いますよ。
|華僑総会の機関紙は華僑報でしょうね。

あれ、中国語の「大地報」という新聞もあるのではないかな?

|「在日華僑の発行している中国語新聞『大地報』(67年)1月18日号
|は、この華僑学生の行動を詳細に報道し、これを称賛していた」
|(「在日華僑学生らの襲撃事件について、北京放送などのわが党と
|日中友好運動に対する攻撃に反論する」67年3月15日)

とあります。こんな事をしていたら、やはり黒い手だといわれて
も仕方ありませんね。あ、猛獣さんは中国語はものにならなかった
ので読めなかったのだったっけ。

|東南アジアのことは知りませんが。

日本も、東南アジアも、中国国内の華僑も、僑務委員会という
通常の外交部署ではない部署で中国共産党としては一括で扱って
方針を出していたはずですが、日本だけが特別なのかな。

|過去においても、そうでしょうね。

たとえば、「華僑報」なり「大地報」なり「東風」なりの
具体的な記事や、大会決議などの具体的な証明をつけて
「これこのとおり」と事実を示す事ですね。とりわけ
「過去も昔も一貫して」と証明するのは難しいですよ。

|> 田中氏も中嶋氏も、そこいらの反中国人士とはわけが違いますよ。
|> 頑張って反論してみて下さい(^o^)/。
|
|中嶋氏がいくつか、偏った本を書いていることは知っています。どれ
|ほどのものかは知りませんが。田中氏については、知識がありませんね。

ほう。中嶋氏は偏っているのですか(゜〇゜;)。どのように?
何度も訪中させて貰っていますよ。それに当方の見たところ
かなり博識で、あまり「チベットがどうこう」とか「南京事件は
まぼろしだ」とか「従軍慰安婦は好き好んで商売していた」等と
絶叫するような風体ではないと見ましたが。この「偏っている」
というのも、個人攻撃でありまして、猛獣文士さんが読みもせず
に(この場合当方の言だけを薄弱な根拠として)鵜呑になさって
いるようにしか取れません。具体的な何が偏りなのか、示してから
書くべきだ。あなたは「インディアン-白人」だとか、この「偏り」
だとか、このごろエモーションに訴える事が増えてきましたね。
#184では「この宮本さんというのは、宮本武蔵ではなく」なんて
あなた、よいお歳をして、全く(・・;)
少し御自戒ください。

[181] 文学的な粉飾と現実のイカサマ 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/09(Sat) 21:05
【文学の贈り物】
石川啄木ですか。
いちおう”文学”だけ、お返しして置きます。

(どちらか)
・集英社ギャラリー世界の文学10 1991年刊
 神子博昭訳 「ヒューペリオン」 ヘルダーリン
・河出書房新社 ヘルダーリン全集(3)1983年刊
 手塚富雄訳 「ヒューペリオン」

1967年の日本という特殊を介さずに、どこでもいつでも
革命というのは同じだとするのは理論と言えるのでしょうか。

【特殊写真技術に長けた(正統)と華僑】
さて、事件に戻ります
「日中友好新聞」縮刷版によりますと(1967年4月3日付け)
大熊陽子署名の「この目で見た真相」という手記がありまして
「東風」という出版物と「華僑報」という出版物とがあり
それを協会本部の人に見せられて、ホウと思ったそうです。
何にホウと思ったかというと、この2つの出版物はどちらも
華僑側の出版物なんですが、同一と思われる写真が掲載され
ていまして、その写真に日中友好協会の人士がヘルメット姿
でいる写真が掲載されているらしいのですが、そのヘルに
「東風」では「日中」と書かれてあり、「華僑報」では
「日中友好」と書かれていたというのです。つまりどう見て
も同一写真なのに字がおかしい、と。
これをもって写真の偽造だとこの大熊氏は指摘しています。
この時期の「東風」「華僑報」のアーカイブはありますか?

あと「日本と中国」縮刷版の方なんですが、1967年7月3日号
で「許すな反中国」という記事で、3つの写真を載せています。
一番上は日中戦争時の日本軍の中国人への迫害シーンであと2つ
は善隣会館内での事件の写真だといいます。こうした手口って
ナチスなみですね。

【これは文革のためか?】
猛獣文士さんが手にしていた「中国覇権主義とのたたかい」を
図書館から借りてまいりまして、改めて読んで見ました。
猛獣文士さんが引用された「3年守り抜く」の一つ前に(P142)
1966年夏ごろの天津歌舞団訪日の事件が書いてありました。
同じ橋爪氏の手になる手記です。

名古屋の日中友好協会が受け入れ窓口になって天津歌舞団を受け
入れたのですが、いきなり「出演料は90万円」と言われて、
名古屋の友好協会はものすごく苦労したそうです。90万円も
取られるならば有料で開催せざるを得ません。また、宿泊施設
も全部名古屋日中友好協会持ち。ところが、チケット売ろうと
してみたら全然売れません。売れないで当然です。天津歌舞団は
日本社会党と愛労評の側に、日中友好協会に断りなく公演を引き
受けていて、そちらはノーギャラで受けていて、そのため社会党
系は(未だ分裂していませんが分裂・ぬけがけ的に)無料公演と
いうことになり、有料公演をひらかせられて努力もしたが結局
190万の赤字になったのだそうです。この当時、友好協会の
事務局専従者は一人で、この人の月づきの専従者手当てが5千円
だった時の事だそうです。

中国との友好運動って、こんな事をどうしてせにゃならんの?
特殊に文革の時の状況なのか、普段から華僑の人士や中国人と
商売しようとしたら、こうやってトコトンむしられてしまうと
いう普遍的な事象なんでしょうか?

あるいは「鉄腕飯」な中国社会主義の金に困らぬ人士の金銭
感覚は、困難に屈せずに闘っている資本主義の国に組織の人士の
ボランティア精神を平気で喰ってしまう無神経さに至っているの
でしょうか。

猛獣文士さんが甘いロマンにひたって語る中国共産党の対日干渉
チームの作戦って、どれもひどいね。石川啄木なんか、これを
美化するために使われたら可哀想だ。

[184] Re: 文学的な粉飾と現実のイカサマ 投稿者:猛獣文士 投稿日:00/12/09(Sat) 23:44
> 【文学の贈り物】
> 石川啄木ですか。
> いちおう”文学”だけ、お返しして置きます。
>
> (どちらか)
> ・集英社ギャラリー世界の文学10 1991年刊
>  神子博昭訳 「ヒューペリオン」 ヘルダーリン
> ・河出書房新社 ヘルダーリン全集(3)1983年刊
>  手塚富雄訳 「ヒューペリオン」
>
> 1967年の日本という特殊を介さずに、どこでもいつでも
> 革命というのは同じだとするのは理論と言えるのでしょうか。
>

文学のお返しは有難う御座います。「1967年の日本という特殊を介さずに、どこでもいつでも
革命というのは同じだとする」というのは、誰に対する批判でしょうか?

>
> 猛獣文士さんが甘いロマンにひたって語る中国共産党の対日干渉
> チームの作戦って、どれもひどいね。石川啄木なんか、これを
> 美化するために使われたら可哀想だ。

お金のことを何度もいわれるので、私も少々下品になって、伊藤律氏の回想録を引き合いに出させてもらいます。
彼の回想録には、次のような部分があります。

|  宮本が病気静養のため、中共の招待で広東省の有名な温泉従化(ツォンホワ)に長期滞在したことがある「人民日報」
| に写真入で出た。この従化温泉は最高級の保養地で、プールつきの別荘がある。しかも宮本は妻子を同伴し、さらに
| 侍医、看護婦、護衛、秘書・上田耕一郎など総勢10人近い人数を連れていった。まさに大名旅行である。
|  中国の労働者は月平均五〇元(約六〇〇〇円)の収入に耐え、社会主義建設に努力しているのに、これほど贅沢な厄介
| を平気でかけるとはまさにブルジョア気取りではないか。この記事を見て、獄中の私に警護の公安兵が真顔で質問した
| ものだ。「日本共産党の幹部は欧米式に妻子を同伴して特権的な生活をするのか?」。私はただ赤面するのみであった。

この宮本さんというのは、宮本武蔵ではなく、もちろん宮本顕治氏です。そして、同伴していた奥さんは、あの有名な
宮本百合子さんではないようですね。

[188] Re^2: 文学的な粉飾と現実のイカサマ 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/11(Mon) 17:25
re:184
猛獣文士さんが指摘された件は、完全に説明できます。

|  宮本が病気静養のため、中共の招待で広東省の有名な温泉
|従化(ツォンホワ)に長期滞在したことがある「人民日報」に
|写真入で出た。この従化温泉は最高級の保養地で、プールつき
|の別荘がある。しかも宮本は妻子を同伴し、さらに侍医、看護
|婦、護衛、秘書・上田耕一郎など総勢10人近い人数を連れて
|いった。まさに大名旅行である。

何か、悪い事でしょうか。大名旅行しても、外貨が中国に入る
ならば中国としては悪くないはずです。ノドから手がでるほど
外貨が欲しいでしょうし、それを封鎖されていたのが当時(63
年)頃の世界情勢でした。そして、たしか中国政府みずからが
これを招待したはずです。「中国党へ、ミヤモトがいくから
よろしく大名旅行させよ」なんて”通達”して、それにかいがい
しく”盲従する”必要は一切ないはず。おそらく日本で静養する
よりか安上がりだった(円と元の格差)のでしょう。

|  中国の労働者は月平均五〇元(約六〇〇〇円)の収入に耐え、
|社会主義建設に努力しているのに、これほど贅沢な厄介を平気
|でかけるとはまさにブルジョア気取りではないか。

「この記事を見て」っていつ”見た”んでしょうかね。63年当時
は”友党”であったはずで、「中国国民の所得の何十倍もの贅沢
なブルジョア気取りの生活を海外の党の客にもてなしている」と
いうようなお話が63年に中国国内ででるわけがない(きっぱり)。
この保養所は、おそらく中南海の中国政府・党幹部の人士のため
のものでありまして、中国党がそもそも人民から見たら雲の上の
暮らしをしていたわけで、それら全部ひっくるめて秘匿していた
でしょうし。「見た」とするならば、文革時に「いかに日本の党
がブルジョアか」という憎悪を扇動するために、中国党が後から
脚色を加えて流したものではないかな。

そして、「ブルジョアきどり」なのは、中国の食客は皆そうです。
伊藤氏も逮捕軟禁されるまでは「北京機関」の幹部としてそうして
もてなされていたはずです。こんな所で他人の件に赤面するよりも
自ら反省すべき点がもっとあったはずです。
(正統)幹部だって、天安門の上で中国党幹部とならんでパレード
を見学して、美酒に酔いしれたんではないでしょうかね。
「日中友好裏面史」の中で、橋爪氏は、大躍進政策が中国国内で
破滅的な飢饉を来していたまさにそのときに、中国党政府の招待で
招かれ、もてなされ、美酒に酔った自らの過去を振り返り、
「北京でそれを知らずに、私たちは中国の躍進ばなしを聞いては
拍手し、豪華な中国料理の御馳走の接待を受けて感謝していたの
である」(P239)と反省を語っています。このような視点が大事
ですね。そしていずれにせよ、その豪華な接待は中国党と政府が
”みずから進んでした接待”だということです。もっと身に添う
た普通の付きあいをすればいいのに。これこそブルジョアきどり
の中国党政府の面目なのではないでしょうか。

いわば中国党・政府は「政権党」なのであり、もしも日中友好する
としたら、今後は何か窓口としての党政府だけを相手にするのでは
なく、(中国政府の外交窓口であり、文革時は干渉の斬り込み隊長
でもあった中日友好協会なんかも同列)、中国民衆がどうか、中国
の国民の暮らしにとってどうかという事に視点を変えるべきだと。
そういう教訓ではないかな。だから(正統)がその分裂させたいき
さつが誤りであることを認めさせさえしたら、別にこれに取って代
わって”貿易や何やらを全部窓口を日中友好協会や日本共産党に渡せ”
等という金めあての方針は押し付けないわけです。これが「中国の
政権党と日本の野党との関係」です。わかって貰えましたか。

|この宮本さんというのは、宮本武蔵ではなく、もちろん宮本顕治
|氏です。そして、同伴していた奥さんは、あの有名な
|宮本百合子さんではないようですね。

宮本百合子氏とは50年ごろすでに死別していて、60年代には再婚し
子どもが二人いたはずです。
先日「知ってるつもり」で蒋介石の話を見ました。毛沢東氏も4人
ぐらい妻があり最後の妻は江青氏ですが、最晩年には”秘書”を
寵愛し、2番目の妻のヘアスタイルを看護婦らにもさせて懐かしん
だという話です。死別で再婚ぐらいは許してもいいんじゃない?

浜田(元やくざ)こういち氏が予算委員会の委員長をしていた時に
日本共産党の正森議員の質問中に、やはり宮本氏を、突然「人殺し」
と質問の内容と無関係にデマっていまして、彼はその職を辞めさせ
られました。ちなみに浜田氏はこの猛獣文士氏の言と同じく名前違
いをこっそり潜ませて「ミヤザワケンジ氏」などと発言しています。
猛獣文士氏のデマはこれと同列の悪意だけしか見えませんね。真の
日中友好とは何か、また襲撃事件の真相はどこにあるかと関係ない
点で不まじめ、かつ底意のすけた漫罵です。いつぞやのマル共BBS
で宮本氏の朝日ジャーナルのインタビューを「敵ながら」と一応
評価していた猛獣文士さんの姿から、あきらかに転落しています。

当方の金の話は肝心の対日干渉チームの資金の事も関連しますから
それが”下品”なのは、それが事実なら中国盲従の連中が下品な
ことを証明するだけです\(^◇^)/。特に日本社会党は67年ごろ
にソ連に無心しに行って、「うちは中国からも貿易などの名目で
資金提供を受けている(がお金は苦しい)」等と報告していたそう
です。この件は「干渉と内通の記録」という不破氏の新日本出版から
でている本に詳しいです。

[195] Re^3: 文学的な粉飾と現実のイカサマ 投稿者:猛獣文士 投稿日:00/12/11(Mon) 23:23
> 何か、悪い事でしょうか。大名旅行しても、外貨が中国に入る
> ならば中国としては悪くないはずです。ノドから手がでるほど
> 外貨が欲しいでしょうし、それを封鎖されていたのが当時(63
> 年)頃の世界情勢でした。そして、たしか中国政府みずからが
> これを招待したはずです。「中国党へ、ミヤモトがいくから
> よろしく大名旅行させよ」なんて”通達”して、それにかいがい
> しく”盲従する”必要は一切ないはず。おそらく日本で静養する
> よりか安上がりだった(円と元の格差)のでしょう。
>

大阪の人さん、たわけているのですか?本気ですか?宮本氏の手記に、1964年に中国の好意で、海南島で
療養したといっているのですが、これは広東省、同じかどうかは分かりません。しかし、中国が日本共産党
の幹部を好意で招いて、料金を請求するのですか?
信じられないが、領収書でも残っていたら、信じてもいいです。

このくだりは、どういう風に読んでも、中国の負担で、宮本一行が豪遊したということでしょ。

> 「この記事を見て」っていつ”見た”んでしょうかね。63年当時
> は”友党”であったはずで、「中国国民の所得の何十倍もの贅沢
> なブルジョア気取りの生活を海外の党の客にもてなしている」と
> いうようなお話が63年に中国国内ででるわけがない(きっぱり)。
> この保養所は、おそらく中南海の中国政府・党幹部の人士のため
> のものでありまして、中国党がそもそも人民から見たら雲の上の
> 暮らしをしていたわけで、それら全部ひっくるめて秘匿していた
> でしょうし。「見た」とするならば、文革時に「いかに日本の党
> がブルジョアか」という憎悪を扇動するために、中国党が後から
> 脚色を加えて流したものではないかな。
>

憎悪を扇動するためかどうか知らないけど、日本共産党の人びとは、中国で特権的な
暮らしをしていたらしいですね。それを聞くと、いまでも憎悪を感じますが。

> そして、「ブルジョアきどり」なのは、中国の食客は皆そうです。
> 伊藤氏も逮捕軟禁されるまでは「北京機関」の幹部としてそうして
> もてなされていたはずです。こんな所で他人の件に赤面するよりも
> 自ら反省すべき点がもっとあったはずです。

野坂参三氏は滅茶苦茶だったらしいですね。善隣学生会館事件の時期は、「日本共産党は中国のような
前近代的な党じゃない」などと選挙演説していたらしいが。
西沢隆二氏もあまり、よく書かれていない。徳田球一氏は、野坂氏などをいましめて、質素な生活を
しようとしていたらしい。宮本顕治氏も、獄中の伊藤律氏を訪れて、ひどいことを言ったらしいですよ。

> 等という金めあての方針は押し付けないわけです。これが「中国の
> 政権党と日本の野党との関係」です。わかって貰えましたか。

何を言いたいのか分かりませんね。今、仕事から帰って疲れているのか、頭が働かない。

>
> 宮本百合子氏とは50年ごろすでに死別していて、60年代には再婚し
> 子どもが二人いたはずです。
> 先日「知ってるつもり」で蒋介石の話を見ました。毛沢東氏も4人
> ぐらい妻があり最後の妻は江青氏ですが、最晩年には”秘書”を
> 寵愛し、2番目の妻のヘアスタイルを看護婦らにもさせて懐かしん
> だという話です。死別で再婚ぐらいは許してもいいんじゃない?
>

悪いとは言っていません。人の国に療養に行くのなら、遠慮しろといっているのです。中国が観光産業
を奨励して、お金を払っていくのならば別だけどね。領収書があるのならば、この件については、
引っ込めますが。

> 猛獣文士氏のデマはこれと同列の悪意だけしか見えませんね。真の
> 日中友好とは何か、また襲撃事件の真相はどこにあるかと関係ない
> 点で不まじめ、かつ底意のすけた漫罵です。いつぞやのマル共BBS
> で宮本氏の朝日ジャーナルのインタビューを「敵ながら」と一応
> 評価していた猛獣文士さんの姿から、あきらかに転落しています。

週刊朝日です。

>
> 当方の金の話は肝心の対日干渉チームの資金の事も関連しますから
> それが”下品”なのは、それが事実なら中国盲従の連中が下品な
> ことを証明するだけです\(^◇^)/。特に日本社会党は67年ごろ
> にソ連に無心しに行って、「うちは中国からも貿易などの名目で
> 資金提供を受けている(がお金は苦しい)」等と報告していたそう
> です。この件は「干渉と内通の記録」という不破氏の新日本出版から
> でている本に詳しいです。

不破氏の本には食傷気味でして。

[197] 下劣な品性をさらす猛獣氏に1 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/13(Wed) 02:18
re:195
あーあきれた。とにかく驚きましたわ。手段を選ばず、また
自国の指導者の独裁ぶり、特権ぶりも、全部相手に背負わすのですな。

|大阪の人さん、たわけているのですか?本気ですか?宮本氏の手記に、
|1964年に中国の好意で、海南島で療養したといっているのですが、こ
|れは広東省、同じかどうかは分かりません。

はれ? 伊藤氏は何年の何の話をしているのでしょうか?
療養の時と、66年の3国歴訪以外にどんな訪問があったのかな?
宮本氏は結局「北京機関」には加わっていませんから、療養ぐ
らいしか訪中してないはずだけど。66年の時は、あっちこっち
ベトナムに行ったり、北朝鮮に行ったりしていますが、女性は
一人も連れてないし(歴訪時の写真あり)、そもそも会談もあま
りうまく行かなかったので陶鋳氏ぐらいしか、まともに歓迎して
もらってないはずですが。何が豪遊でしょうか。日付は63年じゃ
なくて64年でしたか? だいたいそのあたりで一回療養しにいって
いますね。

||  宮本が病気静養のため、中共の招待で広東省の有名な温泉
||従化(ツォンホワ)に長期滞在したことがある「人民日報」に
||写真入で出た。この従化温泉は最高級の保養地で、プールつき
||の別荘がある。しかも宮本は妻子を同伴し、さらに侍医、看護
||婦、護衛、秘書・上田耕一郎など総勢10人近い人数を連れて
||いった。まさに大名旅行である。

ところで、いつの事はは存じませんが、別に、革命前の時期の事
ではないですよね。とすると、中国の国内に、豪遊できる特殊な
施設があったということですね? とすると、宮本氏が確かに
豪遊?したとして、宮本氏のためだけの施設なんでしょうかね?
それは、中南海の党幹部用の施設なんじゃないでしょうかね。
そして、そうでなければ、いかな高級施設であれ、運営できない
でしょうね。それこそ反右派闘争とかで、「ブルジョア施設なり」
ということで閉鎖されているはずですが? 閉鎖されてないと
いうことは、どのようにしたか、抜け道で中南海の特権層(含む
毛沢東氏)の為に営々と営まれていた施設があったと言うこと。
”憎悪”を感じるなら、この利用者全員に公平に感じるべきです。

|憎悪を扇動するためかどうか知らないけど、日本共産党の人びとは、
|中国で特権的な暮らしをしていたらしいですね。それを聞くと、い
|までも憎悪を感じますが。

呼ばれた”客”をどうもてなすかは、”亭主”の思惑や甲斐性や
見栄が関連すると思います。誰が亭主であったのでしょうか。
主権者国民たる中国人民に選ばれたのか、武力で君臨していたの
か、いずれにせよ中国人民を代表して中国共産党と中国政府がもて
なしたわけです。ある意味で、猛獣文士さんがおっしゃる事は
わからないでもない気がしますが、それは国内の困難を何も知ら
せずに、客に見栄ばかり通した、残酷で虚栄に溺れた国内指導者
の醜い姿を曝すばかりです。誰が中国の国内指導者だったので
しょうかね? 客のせいにするのですかね?

そういえば、中国共産党の幹部の皆さんは、国内では学校もロクに
運営できない状態に陥れて、「勉強はし過ぎるとよくない」とか
いいながら、ちゃっかり子弟や孫をフランスやらアメリカに留学
させていますね。こういうノーメンクラツーラの方々の為の特権
的な施設であったわけだ。普通、そっちを憎むのが先じゃない?

そして、もしかしたら見栄と虚栄から、【無料招待】したのかも
しれませんし、それ以上に「北京機関」と対立していた宮本氏で
すから、できれば彼も懐柔して、この日本党の指導者も、丸ごと
いいなりに取り込むという深謀遠慮からの策略だったのかも。
毛沢東氏なら、それぐらいの事はやりかねませんね。

(この項、あまりに猛獣文士さんが下劣なので、続けます)

[198] 下劣な品性をさらす猛獣氏に2 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/13(Wed) 02:19
re:195
|> 等という金めあての方針は押し付けないわけです。これが「中国
|> の政権党と日本の野党との関係」です。わかって貰えましたか。
|
|何を言いたいのか分かりませんね。今、仕事から帰って疲れてい
|るのか、頭が働かない。

1つは、日本社会党は中国からもソ連からも資金提供を受けていた
という事ですよ。飲み込みの悪い方だ。日本共産党は綱領確定以後
は外国から金を貰う活動はしていない、ということです。ソ連の
キヨスクのような所に行けば、日本ではなかなか手に入らない「社会
新報」なんかが売られていたそうです。それはソ連が丸ごと買い取り
していたのですな。中国は貿易商社の輸出入の形を取りながら、その
利権で社会党を大いに儲けさせていたということです。ちなみに「日本
共産党にソ連資金が還流している」、という新聞報道等がありまして
「これは!」と驚いて、日本共産党は、崩壊したソ連共産党の書庫に
調査チームを差し向け、調べた結果、野坂参三氏が延安からの帰国
の際に日本に直行せず訪ソして、デミトロフにあい、ソ連党のエー
ジェントとして活動しはじめたという事実を掴みます。ま、野坂氏
は現実には綱領策定にもほとんどタッチしてないし、綱領確定以後は
宮本体制の中ではほとんど何も理論的活躍していないので、党内に
深刻な影響はないのですが。野坂氏はそういう経過でソ連から党に
内密に数百万ドル単位で資金提供を受け、何かに使っていたらしい。
この事実と、あとソ連国内で、日本人の共産主義者を「敵のスパイ」
と讒言したかどで(当然ウソです。スターリン=ベリヤにおもねって
の事らしい。またこの日本人はこの嘘証言のため「敵」とされ銃殺
されました。)98歳ぐらいでしたが、きっぱり除名されています。
党の調査に対して(これは川上氏らと同じ査問(^^;)ですが)不誠実
で横柄な態度だったそうです。このあたりの事が「干渉と内通の記録」
にはるる資料も付けて解明されています。

もう一つは、中国共産党の、このような”政権党”としてのパワーを
よく認識して、「それが相手国の人民にとって利益に適うか、自国の
人民にとって利益に適うか」という事を中心にして、たとえ中国党の
政策であっても、批判する時は批判するし、”客”としてもその供応
の中身も”政権党のすること”として無批判には今後は受けない、と
いうことです。だいたいこの反省は、国内恐怖政治を隠して日本党と
友好関係を持っていたルーマニアのチャウシェスク政権崩壊まで、か
の国内での暴政を察知しえなかった事の反省として日本共産党はその
態度を持つように(89年ごろから)なったはずです。逆に言えば、い
つ中国共産党が人民に暴政を敷くか、監視し続けるよと。それを察知
し、中国人民に彼らが打倒され、別の政権が人民によって樹立された
らその時にはフリーハンドで、即座にその党との友好を始める事がで
きるということです。60年代の中国党のように、黒い手でそれを主
導はしませんが。資金供与されていたら、批判が自由にできません。

さいごに、(正統)の幹部や、昔の(左派)、日本労働者党、日本
労働党などは、天安門の上で毛沢東氏の隣にたたせて貰ったり、無論
ことさらに豪華な宴会でもてなしてもらっていたはずです。これは
北京放送や、人民日報に載っているはずです。彼らは豪華な宴席を
どのように反省しているでしょうか。とりわけポルポト派に飢餓
輸出させながら、国内の飢饉を乗り越えていた時期の彼らの宴会の
反省は。彼らはピンピン元気なのに訪中していますね。

|悪いとは言っていません。人の国に療養に行くのなら、遠慮しろと
|いっているのです。中国が観光産業を奨励して、お金を払っていく
|のならば別だけどね。領収書があるのならば、この件については、
|引っ込めますが。

何の遠慮なんでしょうか。まずは伊藤氏のいう”大名旅行”の内実
をつぶさに見なければなりません。10人で行けば大名旅行? 妻
を連れていけば大名旅行? 妻や側近がいるということは、むしろ
他の身の回りの世話をする人を中国側が省略できたというむしろク
リーンで質素な証拠じゃない? 宴会して暴れたとか、看護婦さん
に悪さしたとか、そういうお話かと思ったが(反語)。最初に宮本
百合子でない”女性の同伴”というお話が根本にあって「大名旅行」
という悪意ある宣伝材料になっていますが、妻同伴であることが判
明すれば、これはむしろ逆になります。ちなみに奥さんは、宮本百
合子の秘書だった人で、百合子研究の世界ではかなり有名*です。
また子は2人いましたが、一人は重度の障害ある子で、奥さんにし
たら旦那は病気になるは子は手がかかるわ、生涯に何度もないとい
う大ピンチの時だったでしょうね。(*筆名:大森すえこ)

”領収書”はあるかどうか知りませんが、タダより怖いものはない
という事を猛獣文士氏のこの高姿勢に重ねて痛感します。客をもて
なすのも、それが病気療養であっても、後からつべこべ”借り”を
恩に着せるためかと。ここにあらためて、前の文言を再録します。

> 猛獣文士氏のデマはこれと同列の悪意だけしか見えませんね。真の
> 日中友好とは何か、また襲撃事件の真相はどこにあるかと関係ない
> 点で不まじめ、かつ底意のすけた漫罵です。

[199] Re: 下劣な品性をさらす猛獣氏に2 投稿者:猛獣文士 投稿日:00/12/13(Wed) 16:39
10名の人員の高級保養地での長期滞在。相手側の好意だから相手側の責任ですか。

なかなか、面白い発想ですね。その割には、歌舞団の公演で赤字が出たことは
よく覚えている。

下劣な品性とは良く言うものです。このようなくだらない話題で悪罵合戦をしている暇は
ありません。

[216] Re^2: 下劣な品性をさらす猛獣氏に2 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/16(Sat) 08:26
re:199
|10名の人員の高級保養地での長期滞在。相手側の行為だから相手側の責任ですか。

「相手側の行為」なんて言い方はしていません。
招待したのは”亭主”で招かれたのは”客”だと申しています。
亭主が身の程に相応しくないやり方をした可能性はあると申して
いるだけです。亭主は中国共産党やその政府です。中国人民は
ストレートに中国共産党や政府を批判できない状態なのでしょうか。
そうであるならば、よくありがちな事ですが、こうした形で
”招かれた客”なのに、亭主よりむしろ客を恨んだり憎悪の対象として
やり玉に上げたりします。正常な反応(批判)が身に危険を
招くわけですが「修正主義の手先日共」だというのなら、そちらを
憎むのは代償行為としてガス抜きになります。

|なかなか、面白い発想ですね。その割には、歌舞団の公演で赤字が
|出たことはよく覚えている。

そうそう。赤字がでた件に、何か猛獣文士は対抗したつもりでこのネタを
出してきて、ヤブヘビになっちゃったのでしたね\(^◇^)/。あまりの
下劣さにこの件を忘れてしまう所でしたわ(^^;)。

天津歌舞団の件で重要なのは、この赤字が”作られた”赤字な事です。
猛獣文士さんも御自分の事業をされているのですから、この事態の
経過はいかに道徳がないかはわかるでしょう。
1)日中友好協会に飲食代、宿泊費を分担させる
2)日中友好協会に、ギャラを、請求する
ここまでは、いいでしょう。
どうして
3)抜け駆けに、社会党や総評に対して同じ公演を、無料で
開くのでしょうか。いかに社会主義の「大鍋の飯」を喰っている
官僚主義者であろうとも、こんなやり方をすれば日中友好協会の
公演が赤字になることぐらいはわかるのではないかな?

あなたの会社に、何かの契約があって、あなたはその運賃と代金を
支払って仕入れたとしましょう。ところがその契約先の業者は
あなた宛のあなたのチャーターした便に、あなたに内緒で別向け
の荷を潜ませ、別の業者に、その商品を無償おためし品として
ばらまいたらどうなりますか? あなたの仕入れた荷物は売れず
にあなたは過大な運賃も支払わされ、あなたは赤字を抱える事に
なりますね。あなたの家族もむごい苦境に陥るでしょうね。
こんなやり方を取る中国共産党であり、日本社会党であったと
いうことですよ。日本社会党は、(正統)の中の一方の中心で
黒田氏や穂積氏が現職の国会議員でもありました。

|下劣な品性とは良く言うものです。
|このようなくだらない話題で悪罵合戦をしている暇はありません。

あなたが下劣である、というのは本当です。自覚がなければ
胸に刻んでおいた方がよいでしょう。これは1)猛獣文士さんの
個人的属性なのか2)社会主義中国の「大鍋の飯」「鉄椀飯」な
非効率や官僚主義から来る無知と無原則から来るのか3)華僑・
中国人のそもそもの属性なのか5)文革時の干渉攻撃の一環とし
て仕組まれた毛沢東流、紅衛兵流の一種の戦争行為なのか
どれに当てはまるのか、という事が疑問です。どれでしょうかね。
けして下らない悪罵ではありません。あなたが「インディアン-
白人」のようだとされた橋爪氏が指摘している事実です。「中国
覇権主義とのたたかい」をごらんください。

[211] 不破氏の本はだめですか? 投稿者:大阪の人 投稿日:00/12/15(Fri) 02:24
猛獣文士さんが、先に手にした「中国覇権主義とのたたかい」を最近手
にして(図書館でかりた)読んでいます。これと「3つの覇権主義」と
は重複する部分の多い本であり、猛獣文士さんがしきりと不破氏の本は
嫌だと言われるのも一定の根拠があるのかも知れません。

つまり、「中国覇権主義」の方は、読みやすい数々の現象面のエピソード
が豊富な本ですが、その半年後にだされた「3つの覇権主義」の方は不破
氏の執筆部分だけをセレクトしただけではなく、覇権主義や大国主義によ
る日本共産党への攻撃、内通者や組織分裂との闘いの中での日本共産党の
基本的態度のようなものを描いていると思います。読みやすいのは前者で
より理論的なのは後者です。従い日本共産党の独習指定文献には後者が
組み込まれています。

一方、「3つの覇権主義」では、その中心が中国党との”社会的戦争”
の部分でありまして、これに比しては、北朝鮮の党との関係なんか
やりとりで激しい応酬はあるものの、ずっと上品なものであったと
言うことがわかります。たとえば直後にずっと仲が悪くなるのですが
在日朝鮮人を動員して日本共産党攻撃などは朝鮮はしかけてきませんし
北京空港事件の半死半生の負傷者を、手厚く治療し、数年後の対立の時
にも、これをお大臣だ豪遊だと、品性下劣に悪宣伝には用いてない
ということがあります。

「極左日和見主義者の中傷と挑発」は猛獣文士さんに「マルクスレーニン
主義あるいは科学的社会主義(?)の路線について、日本共産党と論争す
る気はない」(^^;)と言わしめるほど、非常に突っ込んだ理論的な解明です。
まだ日本党は路線の問題だと感じていたあらわれかとも思います。今の
時点で振り返りますと、中国党にとって路線はほとんど「何でもあり」で
して、あれほど反米といっておきながら、コロっとニクソンと握手して
しまう。「あの反米スローガンは?」と聞かれると「あんなの10年も前の
事」と笑って言い切ってしまえる。地政学的な世界観と申しましょうか
自国の目先の利益を第一に、ベトナム戦争を自国の危機だと捉え、自国
にとって有利なのは何か、という事だけに目がいっていた事が根本に
あったと思います。

猛獣文士さんは「日本共産党と中国共産党と、どちらがベトナムに貢献
したと思っているのだ」と言われました。お金の額の事のようです。
「中国覇権主義とのたたかい」で申しますと5、6のベトナム党との
首脳会談のあたりの記述をご覧下さい。特にP31あたりの記述を。
P33〜34あたりで、不破氏が彭真氏との事前折衝での中国から出された
ベトナムの状況に関する認識を自分の目でみて確認したのだと言って
います。これは劉少奇、周恩来両氏らとの正式会談や、毛沢東氏との
おまけの会談までずっと日本党の自信の根拠になっています。また
ベトナムと中国はベトナム戦後、急速に関係が悪くなっていくのです
が、一貫して日本党とベトナム党とは「最も親愛な」関係でした。
ベトナム製の万年筆が後楽の本部に物品販売用に置いてあるのを
寮生の支援で来ていた日本人らが本部に侵入した際に踏みにじった
という小エピソードもありました。万年筆が戦争に役立つか?と言われ
ればそれは何とも言えません。しかし日本人の心を集めてベトナム
侵略の基地日本を変え平和憲法の建前の通った国にする、という当時の
日本党の路線をベトナム党はまんざら嫌ってはいなかったようで
「これが日本党の修正主義だ、もっと金ださんか! 鉄砲もって
応援せんか!」とは言わない所を見ますと、今の時点から見て
「自国にもアメリカが攻めてくる」と自国中心に恐れた日和見主義
の裏返しが中国にあった事を想定する事は、比較的容易です。これは
抽象的な論ではなく、歴史の検証としてです。方や水爆戦争も辞さず
方や無原則にアメリカを「アジアの平和のプレゼンスをもたらす」と
美化。こんな両極端しか政策がなかったというのでしょうか。そうでは
なくて、哲学的には主観的観念論、実践的には旧態依然たる水滸伝やら
三国志演義の延長線での世界分割的な大国主義に深刻に陥った、この
時期でありました。この時期は毛沢東氏が死去して、転換します。

あまりに極端な「世界革命の路線」は67年ごろにちょいと突出しただけ
で、毛沢東氏らも即刻ひっこめざるをえませんでした。
国内の文革は、66年から70年頃までの内乱状態から、71年の林彪死亡
の事件を経て下放による権力闘争の小康、毛沢東氏らの死去に始まる
4人組失脚と経過します。歴史決議がやっと81年。これで国内的には
無実の罪に陥れられた多くの人士が名誉回復され「改革開放」の路線
に向かいます。中国党はこうしてまた秩序を回復し、破壊された党
の組織も回復し、党の原則は何だったのか、自ら探求する中で一つ
の未解決の問題にゆきつきました。日本共産党との関係断絶の問題
です。

85年ごろに、ト小兵氏の指導部が一度は関係回復を試みました。
しかし全面的な意見交換を始めてみますと、中国党にとって
未解決な原則からの逸脱がものすごく大きい。解決の責任を会談
の当事者がまだ持っていないという事件の重大さ、逆に言えば
事件を過小にみくびっていた中国党の態度でありました。

また、指導部がかわりました。今度は文革の頃や対日干渉の頃に
はむしろ迫害されていたような人士が中国党中央常務委員会の多数
になりました。再び日本党との関係正常化の動きが始ります。
この消息を捉えた不破氏らは即座に関係回復の手段を講じます。
日米防衛協力の指針の改訂がでてきて、その範囲に台湾を含める
かどうかという緊要な問題もでてきました。日本党は選挙で
この当時かなり前進しました。中国党にしてみたら、あまり
85年の当時と変らず留日華僑などへの周知徹底としては何も用意
なく臨んだ折衝でしたが、それでもトントンと事が運びました。
でも、国内では文革は決着つけているということがあります。
取りあえず国内で周知徹底する手段は講じました。国内TVの
ニュースや人民日報他の全国紙にいっせいに全文を載せました。

しかし留日華僑の皆さんへの周知徹底はまだあらわれていません。
なぜなら、この対日干渉の当時の中国党追随者が日中の交流の
日本側窓口や中国側窓口に居座っていて、彼らの存在意義は
というと反日本共産党一本しかなく、この意義によって寧ろ
日本側の自民党政治の下で、結構重用され、反共同盟の接着剤
として国内で機能していた功績で飯を喰っていたからです。

対日干渉の最大の窓口であった中日友好協会も、一応中国党
の中央常務委員会の決定で、中連部からトップダウンで降りて
きた方針ならば従わざるを得ません。中日友好協会側は日本党
が「おとがめなし」だというのなら、残っていた干渉当時の人士
も別に地位は脅かされません。一種の公務員ですから、ここが
保障されるならば、ヒラリと98年両党声明の線で合意して
日中友好協会との関係をおっかなびっくり復活させます。